「繰り返し」て「ヒネる」は作曲の基本?

し前に、アドリブ・ソロを
弾く時に
短いフレーズを長くし
ていくには、
回繰り返して、
それから3回目にちょ
っとヒネ
ってやる、というのがいいよ、
というお話をしました。今日の
お話は、
その続きになります。

 

このやり口というか(笑)手法をお勧
めするのは、実はこれが「作曲」の定
石的な手法だからなんですね。アドリ
ブのソロを弾くのも、即興的に作曲す
ることな訳ですから、有効な手法なの
は、まあ当たり前といえば当たり前な
んですが。

実例で説明した方が早いと思いますの
で、たとえば、スタンダード・ナンバ
ーの「マイ・ファニー・ヴァレンタ
ン」
を見てみましょうか。この曲、以
前にも取り上げたりしてまして、まあ
私の趣味ということではありますが、
また今回のテーマにぴったりの構成
してるんですね。

 

聴いてみましょうか…▼▼▼

 

聴けばすぐにわかると思いますが、
ーマの冒頭8小節でまず同じメロディ
が繰り返され、3回目にメロディーの
後半を「ヒネって」いますよね。次の
8小節も、メロディーは変わりますが
(音形は同じ)同様な繰り返しとヒネ
リでできているのがおわかりになると
思います。

 

サビに入ると、繰り返されるメロディ
ーの頭の1音だけスケールを昇ってい
きますがパターンは同じという、微妙
味付けがされたりしてます。著作権の
関係で楽譜を載せるわけにいかないの
ですが(作曲者のリチャード・ロジャ
ーズは1979年没)、お手元に「黒本」
などお持ちの方は確認してみてくださ
い。

というわけで、2回繰り返してヒネる
のがフレーズ作りというかメロディー
作りの定石パターンである、というこ
とがおわかりいただけましたでしょう
か?専門的にいうと「モチーフ展開」
ということになりますかね。

 

て、ことで。ご参考になれば幸いです。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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すべての練習と本番は「直結」するのか?

日のお話は、音楽の演奏に
ついての
「練習」「本番」
関係についてで
す(なお、ここ
では個人単位でやる練
習に話を
絞りますね)。

 

練習にもいくつかあるので、もちろん
本番を想定した練習というのもありま
よね。ライブなどで曲を演奏すると
したら、曲の構成を覚えたりとか、テ
ーマを演奏するためにメロディを覚え
たりとか、そういうのはきたるべき本
番をちゃんとこなすための練習ですよ
ね。

 

一方、具体的にそういった本番をピン
ポイントにまでは想定しない練習とい
うのもありますよね。フレーズ(ジャ
ズの教則本によくのっているリック
どとよばれるもの)を弾いてみたり、
あるいは理論的なことを覚えるとかね。

 

そういった後者のような練習(という
勉強に近い?)をですね、好きでよ
くやる人もいると思うんですが。でも、
そういった特定の場を想定しないもの
でも、人間一度覚えようとしたり練習
したりすると、実際の現場にすぐに持
ち込もうとしたくなるんですよね。

 

私も、そんな経験はもちろんあるんで
すけど。でも、だいたい満足するよう
な結果にはならないんですよね。失敗
することの方が多い。

もちろんそれでもどんどんやってみる、
という行き方もあるとは思うんですけ
どね。その一方で、いったん忘れてみ
る。意識をそこから離してみる、とい
うのもあるんじゃないか?というのが
今日の趣旨でして。

 

最近、村上春樹さんの「職業としての
小説家」という本を読んだのですが、
その中で、
「…とにかく小説家を志す人のやるべ
きは、素早く結論を取り出すことでは
なく、マテリアルをできるだけありの
ままに受け入れ、蓄積することである
と僕は考えます。」
「全体をそっくりそのまま記憶するの
は難しいから…(中略)…そこにある
個別の具体的なディテールをいくつか
抜き出し、それを思い出しやすいかた
ちで頭に保管しておくように心がけま
す。」

…と書いているんですね。これって、
アドリブ・ソロを演奏しようというよ
うな人もそうなんじゃないかな、と思
ったわけなんですよね(実際、ジャズ
にも造詣の深い著者は、この後にジャ
ズの即興演奏の話をもちだしたりもす
るんですが)。

 

パット・マルティーノというギタリス
トがいて、「マイナー・コンバージョ
ン」という演奏の(理論的な)考え方
を提唱(??)しているのですが、そ
のマルティーノさんも、「実際に本番
の演奏をする時にはマイナー・コンバ
ージョンのことは忘れる」というよう
な趣旨の発言をしていたのを読んだ記
憶があります。

 

フレーズを練習したり、理論的な考え
かたを取り入れた練習(勉強)をした
りした後、いったんそれは(頭の中の)
引き出しにしまっておいて、いったん
寝かせておく、ということが実は結構
大切なんじゃないか、と最近ときどき
思います。
では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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「本物」議論は生パスタびいきみたいなもの?

きどき、人が演奏した動画と
かお勧
めや紹介をしている動画と
かについて、
「こんなのは本物の
○○じゃない」
かいうコメント
とかでディスる人がい
るんですけ
どね。

 

「こんなのは本物のファンクじゃない」
とか「本物のブルーズはこんなんじゃ
ない」とか、ね。

 

人間なので、物事についても演奏につ
いても好き嫌いが生じるのは仕方ない
と思うんですけどね。ただ、「好き⇔
嫌い」と「本物⇔ニセ物」というのが
パラレルかといわれると、どうなんで
しょうかね。

 

話は全く音楽から離れるんですが…

 

最近は、パスタの店で、うちは「生パ
タ」なんだぞ、的な打ち出し方をす
るところが多いような気がするんです
が。乾麺じゃない本物の生パスタです
よー、って感じでしょうか。たしかに
もちもちした歯触りとか、独特の物が
あるとは思うんですけどね。

でもね、

 

思うにですね、同じパスタでも生パス
タと乾麺のパスタというのは、2つの
別の食べ物であるという気がするんで
すよね。どっちが本物ということでは
ない異なる食べ物。それぞれに特徴が
あって、人によって、あるいはその日
の気分で好みは色々に分かれるんじゃ
ないかと思うんですよね。

 

「こっちが本物の○○」「あっちがニセ
物の○○」なんて議論は、結局そんなレ
ベルの話なんじゃないか。

 

なんてことを、ランチに生パスタ食べ
ながら思ったのではありました。残念
ながら「その」生パスタはあまりおい
しくなかったんですけどね(涙)……

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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フレーズ作りは「繰り返し」て「ヒネる」?

の前もやりましたが、今回
もまた、
アドリブでソロなどを
とるときに、短
い単純なフレー
ズを展開して、より長
くて複雑
(というほどでもないですが)
なモノにしていく手法のお話で
す。

 

なんでもいいですが、短いフレーズ
あるとしましょう。「ドーレー」でも
「ドレミー」でもいいんですが、これ
まず1回弾いて、それから、もう1
回それを繰り返すんですね。

 

「ドレミー、ドレミー」とか、そんな
感じですね。

 

で、その後にもう1回弾くんですけど、
こんどは、この「ドレミー」のパター
ンをちょっとばかり崩すというか、
ネってみるんですよ。ちょっとだけ
ズムを変えてみたり、余分な音を加え
てみたりしましょう。

 

たとえば、
「ドレミー、ドレミー」ときて
「ドレーミーミミー」といってみる
とかね。

そうすると、ほら4小節のフレーズが
一つでき上がります。そんな感じで、
短いフレーズのタネをより長いフレー
ズに「育てる」わけですね。

 

この前お話した「アプローチ・ノート」
を組み合わせてもいいですね。上の例
でいえば
「(シ)ドレレ♯ミーミミ―」
みたいな感じでしょうかね。

 

長めのフレーズを弾かなきゃという時
に、あれもこれもと音を詰め込んだり
するととりとめなくなりかねないので、
こんな考え方を知っておくといいです
よ。

ピンと来たら試してみてください。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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ターゲットにアプローチ(恋バナではありません)

さんは、アプローチ・ノー
という
言葉を聞かれたことは
ありますか?

 

ノートというのは紙を束ねてあるあれ
じゃなくて、音符という意味ですね。
アプローチというのは「近づく」とい
う意味ですから、2つ合わせて「近づ
いていく音」ということになりますね。

 

近づいていくって何に近づいていくの
でしょう?

 

それはね、「ターゲット・ノート」
んですね。

 

ターゲットというのはご承知のとおり
「標的」ということです。なので、タ
ーゲット・ノートは「標的となる音」
ということです。

 

ターゲットとなる音は、フレーズの骨
格となる音です。その骨格となる音に
向けて、アプローチ・ノートはその半
音下とか上などから「近づいて」行く
んですね。この手法をクロマチック・
アプローチとかと言うこともあります
ね。クロマチックというのは「半音の」
という意味です。

 

いつも、音数を絞って頭の中で鳴って
いる音をそのまま歌うようにフレーズ
にしましょうなどとよく書いたりして
いますよね。で、それが出来るように
なると人間欲が出てきて音数を増やす
方向に行きたくなるのですが、そんな
時にやみくもに音数をぱらぱら増やし
てもあまり良い結果にならないことが
多いんですね。

そうではなくて、すでにあるフレーズ
を骨格として利用して、そのフレーズ
の音を「ターゲット」にして、そこに
半音上とか下から「アプローチ」する
ことでフレーズを彩るという考え方を
してみてはいかがでしょう。

 

半音を使ったアプローチだとスケール
から外れてしまうのでは?とか、心配
になる方もいるかもしれませんが、
の音が長くて小節頭などの強拍などに
きてしまわないかぎり問題はおこりま
せん。

 

ジャズなどでは定石となるやり方です
が、他のジャンルでも有効な考え方で
すよ。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストがクリント・イー○ト○ッドだったら

て…。始めるか…。

 

クリント・イー○ト○ッドだ。クリン
トでいい。いまだに○リー・キャラハ
とかダーティ・○リーとか呼ぶ奴が
いるが、いつの話をしてるんだ。70年
代だぞ、あれは。

 

昔はプレイヤーもやってたが、今はほ
とんどディレクション専門になりつつ
あるな…。もう90近いしな。歳はとり
たくないもんだ。おまえいくつだ?59
若いな。

 

まあいい、プレイする奴はこっちに来
て並べ。…みんな日本人か?日本人と
いえば、ケン・ワタナベは元気か?あ
と、あの若い奴、ニノミヤとかいうの
はどうしてる?なんでもバック・スト
リート・ボーイズの日本版みたいなの
でやってるんだろ?元気でやってる?
そうか…。よろしく言ってくれ。

 

ドラム、ベース、ピアノ、ギター…。
サックスはアルトとテナーか。ソロ
取るのは?4人?ベースソロはないの
か?びびってるのか、おい?なんなら、
俺の息子を呼んで代わりにやらせたっ
ていいんだぞ。

 

いいか、これからやるのは「枯葉」だ。
もともとフランスの曲だが、いまやジ
ャズのスタンダードになっちまった。
イントロマイルズのスタイルでいく
ぞ。ピアノとベースがリフを弾いてる
ところにホーンがからんでいくあれだ。
コードGm69。マイルズは俺の好き
なモンクに冷たかったが、あの「枯葉」
は名演だ。

 

テーマはサックス、そうだな、アルト
に頼もうか。テナー絡みたければ勝
手にからめ。だが、やり過ぎるなよ。
エンディングは普通にケツ4つの繰り
返しで最後はリットで終わる。

 

シンプルな構成で転調もないが、バカ
にしてると迷子になるぞ。ソロをとる
奴は自分が曲のどこにいるか見失わな
いように気をつけろ。

 

調子に乗ってだらだら長いソロを弾く
んじゃないぞ。いいか、どんなに長く
ても3コーラスが上限だ。それ以上や
ったら楽器を吹っ飛ばされても文句言

うな。

ぼんやりしてる奴はな、途中でわから
なくなるんだ。「自分は今2コーラス
目なのか?それとも3コーラス目かな」
ってな。こっちもディレクションに夢
中で忘れちまうかもな。このマグナム
が火を吹くと楽器は一発で吹っ飛ぶ。
運がよければセーフだ。さあ、どっち
だ?

 

…なんてことにならないようにしてく
れ。またしょうもないジョークを言っ
ちまった。

 

じゃ、いいか?やるぞ。

 

Go ahead, make my day. ( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストがス○バの店員だったら

んにちは! ジャムセッショ
へようこそ!

 

はじめまして。私、バリス……じゃな
かったセッションホストの☆森といい
ます。

 

みなさんのオーダーは、「グランデ・
シャッフル・ブルーズ・テーマ3コー
ラス・ウィズ・ブレイク・ダブルギタ
ーソロ・ハープソロ・キーボードソロ・
エクストラ・ホット・スイートホーム
シカゴでお間違いありませんでしょ
うか?

 

それでは、こちらのドラムセットの前
にお並びいただけますか〜? はい、
みなさん張り切っていらっしゃいます
ね。楽しんでいってくださいね。

 

ボーカルの方、こちらスイートホーム
シカゴは通常キーEのブルーズでお出
ししておりますが、よろしいですか?
はい、ありがとうございます。

 

あと、テーマの3コーラス目にはブレ
イク入りますけど、こちらも大丈夫
でしょうか? 大丈夫? かしこまり
ました。あとハーモニカは? あ、
持参ですね。ありがとうございます。
後ほど50円値引きいたしますね!


ギターのお2人とキーボードの方、
ントロはどちらの方が弾かれますか?
あ、はいキーボードですね。かしこま
りました。ケツじゃなかった終わり4
小節でよろしいですか? はい、あり
がとうございます。ドラムベース
方も大丈夫ですか?

 

こちらのギターの方、なにかお探しで
しょうか? え、ピックを失くした?
そうですか。こちら季節のおすすめ
ウィンター柄のピックです。来年の
の絵入りなどはいかがですか?
可愛くないですかー? はいお会計
150円になります。

 

この曲はブルーズですので、とくに問
題はないとおもいますけど、ソロを弾
くときは気をつけないとだらだら続け
てしまうので、盛り上げ盛り下げの
リハリをつけて、熱いうちに次の方に
まわしてくださいね。

 

エンディングは、最後 Sweet Home〜
の所でリットしてChicago〜となって
そのままAトレーンエンディングとな
りますがよろしいでしょうか?

 

あと、キーボードはいつもピアノだと
思うんですけど、今日はオルガンでも
ご用意できますが、どうされますか?
ピアノでOK? かしこまりました。

 

今回見学の前列のみなさん、この演奏
とても熱くなりますので、やけど
どには十分にお気をつけくださいね。
え? いつも演ってるから大丈夫?
ですよねー。念のためでしたー。

 

それでは、スイートホームシカゴ、こ
ちらのドラムのカウントからお出しい
たします!

 

ごゆっくり〜  ( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストがキャビン・アテンダントだったら

様、本日は私どもの Water-
melon 
Man のセッションにご
参加いただき、
まことにありが
とうございます。

 

本日演奏予定の Watermelon Man
作曲はハービー・ハンコック、グルー
ヴはややラテン風味を加えたファンク
よりの8ビートとなっております。
奏時間は順調に参りますと約8分を予
いたしておりますが、ソリストのノ
リ具合等によりましては数分の差が出
る場合がございますので、何とぞご了
承ください。

 

私は、本日のセッション・ホストを務
めます、☆渕と申します。どうぞよろ
しくお願いいたします。当セッション
のリズムセクション、ドラムは○村、
ベースは△沼、パーカッションは□田
が後方に位置しております。またピア
は●澤、ギターは▲山、アルトサッ
クスは■本でございます。

 

テーマはサックスの■本が演奏し、
につきましてはサックス、ギター、
ピアノ、ベースの4名を経由し、後テ
ーマはギターとなる予定でございます。
ただし、ベースソロ関しては、ベーシ
スト当人がまだ迷っており、ソロを見
合わせる可能性もございます。その際
は、セッションホストの指示に従い、
落ち着いて演奏を続けていただけます
ようお願いいたします。

 

またソロ回し終了の後、後テーマの前
にドラム、パーカッションを交えた
バースが予想されておりますのでご注
意くださいませ。

 

イントロはベース先行で離陸いたしま
して、そこにドラムとピアノが加わる
形となります。エンディングにつきま
しては、テーマのブレイク後にリット
がかかりまして、そのまま着陸する見
込みとなっております。

演奏に当たりまして、安全上の注意事
項のご案内をさせていただきます。
曲はワンコーラスが16小節ブルーズ
進行の変形となっており、単純で分か
り易い構造となっておりますので、
きな混乱は想定いたしておりません。

 

しかしながら、ソロの盛り上がりにと
もなうベーシストの安易なドミナント
ペダルや、ソリスト自らの不用意な
リリズミックな仕掛けなどにより、
リストがロストする可能性が皆無とは
いえません

 

その場合は、ドラムのフィルインやバ
ッキングのブレイクなどをよく聴いて、
演奏を止めないようにご協力ください
ませ。また最終的には私の指示に従っ
ていただきますようにお願いいたしま
す。

 

最後に、極端に長いソロは、リズム隊
に負担をかけ、他のソリストを白けさ
せ、さらには観客の皆様の不興を買う
恐れがありますので、どうかご注意く
ださい。

 

10分足らずの行程ではございますが、
楽しいセッションになるように努めま
すので、お気を楽にお持ちになり、
ラックスして演奏に臨んでくださいま
せ。

 

それでは、イントロはベースからお願
いいたします。どうぞ〜  ( ̄▽ ̄)

 

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「ずらす」と「戻す」はワンセットで?

ドリブのソロを演奏すると
きなどに
ソロを面白くするには、
すこし「ずら
す」といいよ、な
んてことをだいぶ前
に書きまし
た。

 

その時は、フレーズの入りをきまじめ
に(?)小節の頭から始めないで、少
し前や後ろにずらしてみるといいよ、
というようなことを例にとりました。

 

アウフタクトってやつですね。ですが、
音楽を演奏するときの「ずらし」のテ
クニックというのは、それだけではあ
りません。

 

たとえば、フレーズの音の使い方を、
その曲の調性にあったスケールから意
図的にずらす、ということがあります。
たとえばCメジャーの曲のなかで、D♭
メジャーのスケールを意図的に弾くと
いうようなことです。いわゆるアウト
フレーズというものですね。

 

あるいは、4拍子の曲に、あえて3拍
子とか5拍子のフレーズをのせてしま
というやり方。ポリリズムと呼ばれ
ますが、そんな「ずらし」方もありま

すね。

他にも色々あるのですが、そうやって
「ずらし」てやると、基本的には聴く
側の興味や注意を喚起することになる、
つまりはある種の「緊張感」を生むの
で、演奏は「盛り上がる」方向に行き
ます。演奏のストーリーに合わせて、
そんなテクニックを使うわけですね。

 

でね、

 

大事なのは、「ずらし」たスケールや
リズムををずれたままほっておいては
いけない、ということです。アウトフ
レーズなら元のスケールに戻るとか、
ポリリズムなら元の4拍子のリズムに
戻してやるとかですね。

 

ずれたままでは、聴いている側にとっ
ては単なる「でたらめ」あるいは「破
綻したソロ」ととられてしまいます。
どこかで「ずらし」たモノを「戻し」
てやるということが必要になるのです
よね。なので、そういった「ずれ」の
落ち着つく先、つまり「落とし所」を
常に考えておく必要があるんですね。

 

聴き手の注意を惹きつけるには、ある
種の驚きが必要です。しかし、その注
意を維持するには「ずれ」(意外性)
と「落ち着き」との間の行き来で納得
感を生む必要があるわけですね。

 

ちょうど、年の初めに普段言わないよ
うな「一年の計」をぶちあげても、落
とし所を考えておかないと、結局破綻
するのと一緒ですかね。ちょっと、違
うか。

 

良いお年を  ( ̄▽ ̄)

 

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カノン進行の恋?

回は、カノン進行に関する
発見について発表したいと思

ます。…なんちゃって。

 

カノン進行については、以前にもブロ
グに書いたりしてまして。パッヘルベ
ルの「カノン」ていう曲があって、そ
こから生まれたコード進行なんですけ
ど。

 

そのコード進行が日本人に好まれてお
り、J-POPにはこの進行を使った曲が
山ほどありますというようなお話をい
たしました。で、たまたまアラカンセ
ッションで休み時間にこの進行を誰か
が弾き始めたら、みんなが加わって止
まらなくなった、という。まあ、お気
楽な話だったんですが。ご興味のある
方はこちらをどうぞ。

 

でね、

 

2016年の末にとても流行った、あの
星野源の「恋」なんですが。これにつ
いても最近ブログに書きまして、曲の
中でほんの1音だけ使われているブル
ーノートの話でした。こちらですね。

 

…なんですが、さて、

 

この「恋」ですが、J-POPの曲らしく、
イントロ、Aメロ、Bメロ、Cメロ(サ
ビ)、Dメロ(大サビ)、間奏とアウ
トロのリフ、という複雑な構成(まあ、
J-POPでは普通ですが)になってまし
て、コードの動きも目まぐるしいんで
す。なんですが、何気なくギターでぽ
ろぽろ弾いていたらなんと…

サビ(Cメロ)はカノン進行(の変形)
じゃん、

 

…ということに気がついてしまった、
というわけなのですね。とても速い曲
なのでカノンらしくはないのですが実
、って感じですね。

 

えーホント?という方は、YouTube
カノン進行をひたすら繰り返している
動画がたくさんあると思いますので、
合わせて歌ってみてください。「胸の
中にあるもの〜」という所です。(た
だし、「恋」のサビは最後のところで
進行が変わるので、4小節分余ると思
いますが)。

 

というわけで、そんな所にももしかし
たら、「恋」という曲の人気の秘密が
あるのかもというお話でした。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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「裏コード」と「音楽の悪魔」

さんは「裏コード」って用
語を聞い
たことはありますか?
何ですかね、裏
コードって?裏
ってことは表があるん
でしょう
か?

 

以前「音楽の悪魔」お話をしまして
覚えていらっしゃいますでしょうか?
「トライトーン」という日本語に訳す
と「三全音」、全音3つ分の開きのあ
る音程のことでした。度数でいうと、
「増4度」(減5度)という音程です。

 

このトライトーンが西洋中世の音楽に
おいては、とても評判の悪い音程だっ
たそうで、教会音楽などでは忌み嫌わ
れていて「音楽の悪魔」とまで言われ
たとかいう話でしたね。

 

で、このトライトーンという音程が実
はいわゆるセブンスコード(C7 とか
G7 とか)に含まれており、こうした
コードが不安定に響く要因になってい
るというお話しもしました。なので、
たとえばG7だったら完全4度上のCな
どのコードに「解決」したくなるわけ
ですね。

 

さて、

 

今取り上げたG7というコード上のト
ライトーンは3度のBの音と7度のF
の音なわけですが、実はこのBとFの
音を3度と7度の音として含むセブ
ンスコードがもう一つ存在するんで
すね。それがD♭7というコードなん
です。

図をみていただくと分かります(C♭
の音はBと同じ音であることにご注意
ください)が、D♭7の場合、Fが3度
の音でBが7度の音というG7と逆の
関係になっています。でも同じ2つの
音(トライトーン)が含まれている
とにはかわりませんね。

 

ということは、

 

D♭7とG7はお互いに役割を入れ替え
ことができるんですね。なので、通
常のG7→Cというところを、D♭7→C
という進行にしても、D♭7→G♭のと
ころをG7→G♭としても良い、という
ことな訳です。「代理」できるわけで
すね。

 

この関係を業界では(笑)「裏コード」
の関係にあるといいます。裏コードを
用いた場合、「半音上からドン」と行
くのでいわゆる「アウト」な響きがし
ますが、どちらにしても強い解決感
生まれるのは一緒です。(追記:ちな
みに英語では Tritone substitution
といいます。「トライトーンによる代
理」ってことですね。)

 

ジャズやボサノバなどでは、そんなア
ウト感のある響きが好まれるので特に
よく使われます。ここにいわゆるII-V
(ツー・ファイブ)という概念をから
ませたりすると、話はさらに複雑に
るのですが、長くなるので、今日はこ
こまでということで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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続・コード記法統一議員連盟?

(今回のお話もフィクションです)
京の議員連中はいまだに
ージャ言
を使うというのを思
い出して、俺は
あわてて言い直
した。

 

ダーマスさんいますか?」

 

マスダ議員の秘書は不審そうな視線を
俺に送りつつも、内線電話を取った。

 

副幹事長のイーアオさんがお見えで
すが」

 

(やめてくれ、その呼び方)

 

…と俺は思ったが口には出さず、背中
にムズムズ感を感じたまま、秘書に促
されるままに、議員の部屋に入った。

 

「マ…じゃなかったダーマスさん。総
裁からすでにお願いもきてると思いま
すが…」俺はストレートに切り出した。

 

「その『お願い』とやらにははっきり
お断りの返事をしたと思いますがね」

 

「どうして、そこまでこの法案にこだ
わるんですか?こんな規制をしたとこ
ろで、ロックの連中はどうせ3コード
かセブンスコードくらいしか使わない
んだ。困るのは仲間のジャズマンたち
じゃないですか?」

 

「ロック?そんなことはどうでもいい。
われわれは正しい統一されたコードネ
ームの表記を法制化したいという信念
で行動しているだけだ。ジャズだろう
がロックだろうがフォークだろうが何
だろうが関係なくね」

 

「おっしゃることはわからないじゃな
いが、党内のコンセンサスもちゃんと
とれていないし、このままでは党が分
裂しかねないですよ」

 

「コンセンサス?知ったことか。われ
われは正しいと思ったことをやる。分
裂?上等じゃないか。連立与党内でも
野党の一部にもわれわれと志を同じく
する者たちはいるんだ。この流れはだ
れにも止められない…」

 

マスダ議員は俺を睨みつけ、滔々とし
ゃべり続けた。

 

(狂ってる?いや、何かおかしい…)

 

俺は精神を集中した。この部屋の中に
なにかおかしなモノがないか?その時
あるものに俺は気がついた。

 

「そうか、それだ!」

 

おれは、部屋の隅にあった青色のギタ
ー用のコーラスエフェクタに飛びつき、
電源を引っこ抜いた。

そのとたんに、フリーズしたようにマ
スダ氏の話がストップした。

 

俺は秘書を呼んで言った。

 

セキュリティーを呼んでくれ!」

 

「な、なんだ、どうした。なんで副幹
事長のあんたがここにいる?」マスダ
氏が急に夢から覚めたような顔で俺に
問いかけた。

 

「もともとドラマーのあなたの部屋に
こんなギター用のエフェクタがあるの
が変だと思ったんだ。しかも楽器もな
いのに電源が入っている。おそらく、
見た目とはちがって、何か精神を狂わ
す信号を発していたに違いない。幸い
効力を発するのに少し時間がかかるん
だろう。私の頭がおかしくなる前に気
がついて良かった

 

入ってきたセキュリティーの男に俺は
そのエフェクタを渡して「これを詳し
く調べるように言ってくれ」と指示し
た。

 

「おそらく私たちの内部撹乱を狙った
統一ロックミュージシャン革命武装戦
のしわざでしょう。誰か内部のもの
が奴らと通じている可能性が高い…」

 

厄介なことが始まったものだ。俺は思
った。ロックの連中との戦いは思って
いたよりも長くつらいものになりそう
だ…

 

(To be continued ?)

 

 では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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コード記法統一議員連盟?

(今回のお話はフィクションです)

 

「青井です」俺は総裁秘書
に告げた。

 

「お待ちです」

 

俺はそのまま総裁室に入っていった。

 

「お呼びでしょうか?」
「ちょっと面倒くさい話が起こってし
まってね…」連立与党日本ジャズ統一
党総裁にして現音楽庁長官が俺を待ち
かまえていた。

 

「はあ」

 

「うちの関西議員連盟と東京の間で、
ちょっともめ事になっている」

 

「もめ事ですか?」

 

「そうだ。東京の議員を中心にコード
の表記の乱れを統一するための議員立
をする方針が発表されたのは知って
いるね?」

 

あれか…。俺は思った。若手のしょう
もない思いつきをよく議論もせずに議
員立法するなどと言い出せば、もめる
のも当たり前だ。せっかく、ロック系
ミュージシャンの活動の封じ込めが着
々と進行しているのに、身内に火種を
抱え込むとは…。

 

「ちょっと拙速でしたね」

 

「私もそう思う。根回しが不十分すぎ
た。関西の連中は、東京が勝手にメジ
ャー7thコードを必ず△7と書けとか
イナー7th♭5をø7と書くなとか、なん
でいちいちいわれなあかんねん、とい
って怒っている」

 

「まあ、統一できるにこしたことはな
いですが、みんなそれぞれに事情をか
かえてますからね。それに地域によっ
ては、△7とか書くと『このサンカク
野郎』とかいわれていじめられるとか
ともいわれてますし、完全統一は難し
いでしょう。ある程度の『ゆれ』は許
容しないと

 

「うむ。なので、今回の議員立法の話
はいったん先延ばしにするように、東
京の連中に伝えたのだが、今度は東京
側が反発して、法案提出を強行しよう
としている」

 

「ははあ」

 

「すまんが、なんとか説得してもらえ
ないか。このままだと党が分裂しかね
ない。コード記法統一議員連盟を超党
派で作るとかいってるらしい」

やれやれ、俺は暗い気持ちになりなが
ら総裁室を出た。連立与党といえば聞
こえはいいが、もともと○○党が単独
過半数を取れなかったのにつけ込んで
与党に紛れ込んだマイナー政党なのだ。
内輪もめしてる余裕などないはずなの
がなぜわからないのか?

 

俺は、2フロア下のマスダ衆議院議員
の部屋に向かった。今回の議員立法の
件の東京側の中心人物だ。

 

「マスダさんいますか?」俺は秘書に
言った。言ってしまってすぐに、俺は
間違いに気がついた。しまった。

 

「はい?」秘書が不審そうな顔をして
俺をみた…

 

 

  ( ̄▽ ̄).oO(続きます)

 

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コードネームの魑魅魍魎

れわれが普段セッションとか
で演奏している音楽つまりいわゆ
るポピュラー・ミュージックとい
われる音楽では「コードネーム」
あるいは「コードシボル」とい
うものが使われます。楽譜などを
みると、Cだとか、Dmaj7とか、
Gm7♭5とか、A7sus4(9)とか
書かれているあれですね。

 

こうした音楽にはつき物の「コード進
行」を簡便に示すのに考えだされたも
ので、どうも20世紀の初頭あたりにア
メリカで考え出されたモノのようです。

 

で、確かに便利なことは確かで、特に
ジャズの世界では、テーマのメロディ
にコードネームが付けられたものが、
リードシートなどと呼ばれて配られて
それで演奏をするというのが定着しま
した。セッションなどでも、そんなや
り方が踏襲されていますね。たしかに
便利な発明であったと言えるでしょう。

 

ですが、

 

問題はですね「表記のしかたにバラつ
きがありすぎる」ということなんです
ね。

単純なCとかGとかA♭くらいならいい
のですが、マイナーコードになったと
たんにAmをA-と書く人が出てきたり
します。そのほか、

 

Cmaj7はC△7とかCM7
Cm7♭5はCø7
Cdim7はC°7
Caug7はC+7
C9はC79とかC7(9)
C7♯9はC7+9

 

…などと、色々に書かれるわけです。
中にはC7altなどというわけのわから
ないモノまで出てきます。C7にオル
タード・テンション(♭9とか♯9とか
♯11とか♭13とか)を適宜つけて弾い
てねという意味ですが。

 

ま、何年かそんな譜面を見ているとだ
いたい勘が働くようになってくるので
すが、慣れない人がそんなバラバラな
表記にさらされると、混乱してしまい
ますよね。見るのもいやになってしま
うかもしれません。

 

誰かなんとかしてくれませんかね?

 

セッション的には、まずメジャー、マ
イナー、ディミニッシュ、オーグメン
の基本となる部分がはっきり分かる
こと。7度については7thなのかメジャ
ー7thなのか(どっちでもなくて6thな
のか)がはっきり分かること。そこら
へんが押さえられていればまずOK
んですけどねー。

 

コードネームを見てそういった単純化
ができる人はそもそも初心者じゃない
しなー。

 

やれやれ。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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「集中の呪縛」から逃れるには?

間、好きでやっているかど
うかは別にして
(苦笑)どうし
たって集中して何かを
やらなき
ゃいけない時はありますよね。

 

なんか、集中力の持続時間が短い
だと自分では思うのですけどね。何か
を始めたつもりが、いつの間にか別の
ことやってるとか、よくあるんですが
(汗)ま、でも必要に駆られてなんと
か集中しようとすることもたまに(ほ
んとか?)あります。

 

そんなときは、まあ仕事の書類とかそ
の日のブログの記事とか、何かをある
時までに完成させなきゃいけないとか、
そんな状況な訳ですね。で、集中して
何かが完成して、締め切りに間に合っ
て、めでたしめでたし、となるわけで
すが……

 

とはいえ、そんな集中が必要な場合で
、どこかでその集中を弱めて、短い
時間でもいいので「他人の視点」とか
「より俯瞰した視点」というのを取り
込むことをした方が良いのでは、とよ
く思うんですよね。

 

人間、「集中」「視野狭窄」てのは
ウラハラな関係ありますからねー。時
には、「自分」から離れた視点でモノ
を見たり、人のアイデアを取り込んで
みるというのは、大切だと思います。
ときどき意識してそれをやると、急に
視界が開けてくる気がすることがあり
ますよ。

 

で、さて、

 

人のアイデアを取り込むといえば、
楽のセッションなどでの演奏でも
のプレイヤーのフレーズなどを、ちょ
っとだけとり入れてみるだとか、さら
それに反応して展開してみるだとか
そんなやりとりがあると、聴いていて
楽しいですね。

 

なんですが、一方で分の楽器の操作
だけに集中していると、そういう演奏
はなかなか難しいです。なので、そん
集中の呪縛から一度分を引き離す
必要があるわけです。

 

意識的にね。

 

とはいえ、なじみのない曲をやる時と
か、まだ習熟していない楽器を演奏す
る時などは、最初からあまりあれもこ
れもと手を出しても収拾がつかなくな
りかねませんよね。

 

なので、そんな時はまずは1回の演奏
で1回は他の人と何がしかのやりとり
を意識してやってみる、というところ
から始めてみるのが良いかもしれませ
ん。他の人のフレーズに1回は反応し
てみるとか。逆にこちらから何か仕掛
けてみるとか。

 

自分の演奏に、プラスワンでそうした
反応ワザ(?)を加えてみる、そんな
ところから始めよう、というわけです。

 

いかがでしょう?

 

て、ことで

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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演奏テクニックの「原価率」

価率という考え方がありま
す。

 

特に製造業やお店を経営していらっし
ゃる方はよくご承知だと思いますが、
売上に対する原価(商品を作ったり手
に入れたりするためにかかる費用)の
割合ですね。

 

飲食店を例にとれば、食材の仕入れの
費用、ということになります。それが
実際に売れる価格の何パーセントなの
というのが原価率で示されるわけで
す。原価率が低ければ、利益は大きく
逆に原価率が高ければ利益は低くなる
ということになりますね。

 

これも飲食店を例にとると、一般的に
飲食店の原価率は30%くらいが理想
とか良く言われます。現実にそんなに
低いのかどうか良く知りませんが、そ
れでも50%を超えることはあまりない
のだと思います。

 

なので、実はわれわれが外食して払う
金額のうち実際の食材の費用は1/2以
なわけです。自分の払っている金額
がまるごとその食べ物の費用だと、払
う側は考えがちなんですけど。(残り
はお店の粗利になるわけですが、もち
ろんそこから人件費とかもろもろの経
費が出ていくので、全てがお店の儲け
になるわけではありません)

 

で、

 

なんとなく、これって音楽の演奏での
テクニック的な要素の果たす割合と似
ているなー、と思ったんですね。

例えばライブでの演奏がどの程度受け
るかと考える時に、演奏のテクニック
が果たす役割って3割程度なんじゃな
いか。それ以外のライブ全体のコンセ
プトとか、選曲とか、プログラムの構
とか、プレイヤー同士やプレイヤー
とオーディエンスとのコミュニケーシ
ョンだとか、その他もろもろの果たす
割合が実は大きいのではないか。

 

逆にいえば、そういった部分が小さく
てテクニックの割合が高い演奏という
のは、実は儲からないというか、仕組
みとして成功していないのではないか。
(ここでいう儲からない、というのは、
オーディエンスの心に残らないという
意味ですが)逆に、普通「失敗」とと
らえられるようなことでさえ、実は心
に残る要素になりうるんじゃないか。

 

そんなことを会社での会議中に思った
りしたのことがありました。←仕事し
てるのか?

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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シン・ゴジラでジャムってみた

2016年に大ヒットした映画と
いえば「君の名
は。」「シン・
ゴジラ」ですよね。

 

アラカン界隈でも(アラカンだから?)
かなりの勢いで話題となった「シン・
ゴジラ」。そのサントラの中の曲でセ
ッションしてみたい、という話が持ち
上がりまして。

メンバーからリクエストで上がってき
た曲に関しては、極力現場で実現させ
というのを方針としておりますので、
アラカンセッションでやってしまいま
した。

 

この曲「EM20_Jerry_GZM / 情報
供与」
というタイトルがついておりま
す。CDお持ちの方は7曲目ですな
( ̄▽ ̄)

 

アラカンといえば、昔の懐しい曲ばか
りやっているかといえば、そうではな
のです(←なぜ偉そうにする?)

 

てことで、どうぞ。

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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弾いてダメなら「引いて」みる?

間、何かを作り上げようと
か生み出そうとするとき
は、今
あるものに「何を加えて完成さ
せるか」という発想になりがち
ですよね。

 

どんなを加えていって、を完成さ
せようとか、どんな調味料を加えて
料理を美味しく仕上げよう、とか。

 

音楽でも同じようなことは起こります
よね。この曲にはどんなパートがどん
フレーズやらどんなバッキングを足
したら良いアンサンブルになるのか、
今はいったい何が足りないのか? と
か。そんな発想で曲を作り上げようと
することが多いのではと思います。

 

ところが、

 

実際にはそういった足し算的な発想
行こうとすると、結構行き詰まってし
まうことも多いのですよね。楽器の
がかぶってしまって、ケンカしてし
まうとか、ソロで音を詰め込もうとし
すぎて訳がわからなくなってしまう
か、そんなことが色々おこります。

 

絵の具使いすぎると、絵がグレー
なってしまうのと同じようなことで、
飽和状態になってしまうのですね。

 

なので、特にセッションのような事前
に綿密な構成を考えるのが事実上難し
いような演奏の場合、何を加えないで
すますか、とか、この音は別に弾かな
くてもいいだろうとか、そんな発想で
考えていくのが正解になる場合も多い
わけです。

 

このソロはそんなに長く必要はあるの
か? そのギターコード6つの弦す
て鳴らす必要はあるのか? そのフ
レーズにそんなに音を詰め込むべきな
のか?

 

足さずに引くことで、実際の演奏がす
っきりして、良い結果を生むことが実
はままあります。

 

何かを足そうとするなら、そこに十分
スキマや空間があることを確認する
のが先決かも……しれません。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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C Jam Blues はキーFでもC Jam Blues か?(続き)

の曲のキー(調)の話の
続きです。

 

ご承知の通り1オクターブの中には12
の音があります。で、その1つ1つを
基音(ルート)、つまり「王様の音」
(ドの音)にした音階が存在するわけ
です。理屈からいえば、そのどれもが
各音同じインターバルでならんでいる
ので、どれが良くてどれが悪いという
ものではないのですが現実として……

 

楽器によって得意なキーと苦手(とい
うかあまり得意でない)キーがある

 

……ので話は厄介です。もちろん弾き
手の習熟度合いにもよるわけですけど
ね。

 

ギターなんかは、AとかDとかEとかG
とかといったシャープ系のキーが得意
(開放弦が使いやすいというメリット
もあります)で、FとかB♭とかE♭
かいったキーは苦手という人が多いで
しょう。

 

ピアノなどの鍵盤楽器CとかFとかG
とかいった、シャープやフラットの数
の少ないキーが得意、というかそこら
へんのキーが弾きやすいという人が多
いと思います。

 

で、一方管楽器は、いわゆる「移調楽
器」が多いので譜面に書かれる音と実
音に違いがあります。だいたい譜面
シャープもフラットもないCメジャー
で書かれていても出る音B♭だった
E♭のスケールだったりするので、
フラット系のキーのほうが演奏が楽
んですよね。

 

そんな色んな楽器が入り混じってアン
サンブルで演奏しようというとき、
のキーを1つに決めるというのは、実
は結構悩ましい問題になるのですよね。

そして、

 

もう一つ、「ヴォーカル」という存在
が話をややこしくすることがあります。

 

いたとき、コメントで「得意な曲は、
ヴォーカリストが違うキーをリクエス
トする」と書かれた方がいらっしゃい
ましたが、ヴォーカルが入ると基本的
にバンドはその人の指定したキーに合
せるのが普通なんですね。

 

なので、「ドレミの歌」が「ミファ#
ソ#の歌」になることも起こりうる
ですね ( ̄▽ ̄)

 

……で、一番最初の C Jam Blues
話が戻るんですが。実はこの曲に歌詞
ついて歌われることがあるんですよ
ね。となると、それこそヴォーカルの
人の音域によっては F Jam Blues に
なることも起こりうるのでは?……と
心配になるのですが……

 

実は、この曲に歌詞がついて歌われる
時には、Duke’s Place というタイト
になるんですね。▼▼▼

 

……というわけで、一安心(何が?)

 

まあ、サッチモもキーCで歌ってま
すけどね(笑)

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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C Jam Blues はキーFでもC Jam Blues か?

C Jam Blues という有名
ジャズの
ブルーズの曲がありま
して。かのデュ
ーク・エリント
の曲なんですが、題
名で分か
るように、キーCのブルーズ

ございます。

 

いたってシンプルな作りの曲でして、
テーマで使われる音は「ソ」と「ド」
のたった2音、というシンプルさなん
ですね。なので、初心者のブルーズ入
門としてもよく演奏されます。

 

もちろん、曲がシンプルだといっても、
弾く人によっては、めいっぱい音詰め
込んだソロにもなるのが面白いところ
なんですけどね。YouTubeかなんかで
オスカー・ピーターソンという人の C
Jam Blues を検索して見るとなかなか
笑えます。すごいんですけどね、なん
というか、そうなるかって感じで。

 

あ、話が脱線した。元に戻しましょう。

 

で、この C Jam Blues キーをFでやっ
たとしたらこれは C Jam Blues なん
ろうか、という極めて哲学的な疑問
が浮かんだんですよ。昼休みにとある
方の Facebook 投稿を読んでいた時な
んですが。それはもはや F Jam Blues
なのではないのか?なんてね。

 

あと、「ドレミの歌」をキーC以外で
歌ったとしたら、それはもはやドレミ
の歌じゃないのではないか?とか。こ
れはおそらく、固定ド派移動ド派
間で論争が起きそうです。

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普通のわれわれが聴く音楽というのは
調性のある楽曲がほとんどですから、
曲を聴く場合、何がしかの決まったキ
ーで弾かれているわけなんですね。

 

ある曲をどのキーでやるかというのは、
として悩ましい問題であったりもす
るのですよねー。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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