C Jam Blues はキーFでもC Jam Blues か?(続き)

の曲のキー(調)の話の
続きです。

 

ご承知の通り1オクターブの中には12
の音があります。で、その1つ1つを
基音(ルート)、つまり「王様の音」
(ドの音)にした音階が存在するわけ
です。理屈からいえば、そのどれもが
各音同じインターバルでならんでいる
ので、どれが良くてどれが悪いという
ものではないのですが現実として……

 

楽器によって得意なキーと苦手(とい
うかあまり得意でない)キーがある

 

……ので話は厄介です。もちろん弾き
手の習熟度合いにもよるわけですけど
ね。

 

ギターなんかは、AとかDとかEとかG
とかといったシャープ系のキーが得意
(開放弦が使いやすいというメリット
もあります)で、FとかB♭とかE♭
かいったキーは苦手という人が多いで
しょう。

 

ピアノなどの鍵盤楽器CとかFとかG
とかいった、シャープやフラットの数
の少ないキーが得意、というかそこら
へんのキーが弾きやすいという人が多
いと思います。

 

で、一方管楽器は、いわゆる「移調楽
器」が多いので譜面に書かれる音と実
音に違いがあります。だいたい譜面
シャープもフラットもないCメジャー
で書かれていても出る音B♭だった
E♭のスケールだったりするので、
フラット系のキーのほうが演奏が楽
んですよね。

 

そんな色んな楽器が入り混じってアン
サンブルで演奏しようというとき、
のキーを1つに決めるというのは、実
は結構悩ましい問題になるのですよね。

そして、

 

もう一つ、「ヴォーカル」という存在
が話をややこしくすることがあります。

 

いたとき、コメントで「得意な曲は、
ヴォーカリストが違うキーをリクエス
トする」と書かれた方がいらっしゃい
ましたが、ヴォーカルが入ると基本的
にバンドはその人の指定したキーに合
せるのが普通なんですね。

 

なので、「ドレミの歌」が「ミファ#
ソ#の歌」になることも起こりうる
ですね ( ̄▽ ̄)

 

……で、一番最初の C Jam Blues
話が戻るんですが。実はこの曲に歌詞
ついて歌われることがあるんですよ
ね。となると、それこそヴォーカルの
人の音域によっては F Jam Blues に
なることも起こりうるのでは?……と
心配になるのですが……

 

実は、この曲に歌詞がついて歌われる
時には、Duke’s Place というタイト
になるんですね。▼▼▼

 

……というわけで、一安心(何が?)

 

まあ、サッチモもキーCで歌ってま
すけどね(笑)

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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