この前の音楽理論の話に関連す
るようなしないような話なんです
が。
たとえばドレミのミの音がどんな音か、
なんて話になったりしたとしてですね。
メジャースケールの3つ目の音で、理
論ではメディアントという名前で呼ば
れたりもして、この音がスケールがメ
ジャーかマイナーかを決めるポイント
になっていてとか。
理論的に語ることや知識を得ることは
今やわりと(とても?)簡単にできる
わけです。
今、ChatGPT に尋ねてみたら、
「メディアントは、スケール内での安
定感や転調の効果をもたらす重要な音
とされています。また、コード進行や
メロディ作りにおいても重要な役割を
果たします。」
……という返事が返ってきました。
なんですが、
そのミの音を、たとえばアドリブ・ソ
ロを弾く時に効果的に使えるか、とい
うときに、上に書いたような知識だけ
を頼りにできるかといえば、まずでき
ないですよね。
やはり、実際に何度も弾いてみて、そ
の音が自分の感覚と結びついていない
と使えないわけですね。響きとか、喚
起されるイメージとか、もしかしたら
色とか。
それも、他の音やリズムやハーモニー
との関連においてね。
音楽理論を知ることはムダなこととは
思えませんが、そういう実践上の感覚
と結びつかないと結局、使えるように
はならないということですよね。
人工知能の世界やら、最近では言語の
習得のしくみの研究やらでいう「記号
接地問題」というのがあるんですが、
なにやらそれに近い話ではあるよなあ、
と思ったりしております。
てことで。
では、また ( ̄▽ ̄)