音楽を聴いていると、いろいろ
と感情が呼び起こされますよね。
ハッピーな曲だなとか、悲しい曲だな
とか、なんだかおどろおどろしい曲だ
なとかね。
われわれが普段聴いている曲というの
は、その多くがいわゆる西洋音楽を基
礎にしていますね。もちろんそこにエ
スニックな味付けとかが加わることも
あるわけですけど。
じゃあ、そうやって曲を聴いて呼び起
こされる感情というのは、世界中万国
共通のものなんでしょうか?
それともそういう音楽の仕組みになら
されている地域の人だけのものなんで
しょうか?
文化的、後天的に得られたものなのか、
より根源的な(?)脳の働きによるも
のなのか? これはなかなか難しい問
題なわけですが。
何より、それがどちらかを科学的に実
証するエビデンスが非常に乏しい、と
いうのが実態のようです。とはいえ研
究する人がいないわけではないようで
して。
2009年にドイツ他の研究者が発表した
に住むマファ族という部族の西洋音楽
を聴いたことのない人たちを被験者と
して、彼らに西洋音楽を聴かせたんだ
そうでして。
そして、その音楽がどのような基本的
感情(喜び、悲しみ、恐れ)を表して
いるか、人の顔写真を見せて選んでも
らったそうです。
そうした実験の結果、カメルーンの山
奥の人たちも、基本的には西洋の人た
ちと同じ感情を音楽から感じとったそ
うなんですね。つまり西洋人が楽しい
(悲しい)と思う曲はカメルーンの人
も楽しい(悲しい)と感じた、という
結果が得られたとのことです。
メジャー(長調)の曲の多くは楽しく
感じたし、マイナー(短調)曲には怖
いイメージを感じたそうです。
ということは、
少なくともある程度は音楽にこめられ
た感情を理解するのは文化的なモノ越
えて、人類に共通するといえそう、で
はありますね。
そんなわけで、ミュージシャンの皆さ
んは、安心して世界制覇をめざして下
さいね。(そんな話か?)
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)