モノゴトについて語る時、それ
はAかBかのどっちかだよ、とい
ういい方で話を進めること結構あ
りますよね。
そんなときすぐに納得して、そうだ、
だからこっちだ、というように決定で
きる人ですか? 皆さんは?
私は、どうもそういうのって昔から苦
手というか、そもそも2つのうちのど
っちかだっていうのはホントかな?
とか考えてしまうんですよね。
人間の脳というのは記憶を書き換えて
しまうものらしいので、昔からこうだ
とかいう話も結構あやしかったりしか
ねませんが、それだと話がどんどんや
やこしくなるので、ここではまあそう
いうことだと思ってください。
で、そんなとき、私の考えがどういう
方向に向かうかというと、AでもBで
もない行き方(とかやり方とか)が実
はあるんじゃないかとか、そんなこと
を少なくとも一度は考えずにいられな
いんですよね。
まあ、それは優柔不断とか、あまのじ
ゃくとか、そういう奴だよねといわれ
ることにも繋がりかねないわけですけ
どね。
なので、
音楽、例えばコード理論の話なんかで、
コードは盛り上がりか落ち着きかのど
ちらかの2種類で捉えるんだ
とか言われると、なるほどと思う一方
で、え? でもホントに2種類しかな
いのかな?とか思ったりもするわけで
すね。
もちろん、リアルタイムでどんどん進
行していくセッションの中とかでアド
リブでソロを弾くなんて時に、二択よ
り多い選択肢で考えていられない、と
いう理屈や実用上の有用性を否定する
わけではないんですけどね。
でも一方で、そういう二択でこうだ、
という考え方に対して、一度は一歩引
いて考えてみる、というあり方は大切
にしたいとも思うわけです。
え? めんどくさい奴?
皆さんは、いかがですか?
てことで。
では、また ( ̄▽ ̄)