ああいう意味、こういう意味

まさらこんなことを言うのも
なんなんですが、言葉というのは
難しいもので。

 

たとえば「猛犬注意」なんていうサイ
が家の前に出ていたとすると、表面
上の意味「猛犬がいるから気をつけ
てね」ということではありますが。

 

別の意味としては「気安く中に入るん
じゃねえよ」とか「泥棒に入ろうなん
てことを考えんなよ」という警告でも
あるわけですね。

 

前に誰かが書いていて、私の好きな例
としては、空地があってそこに「売地
にあらず」というサインが出てたそう
でして。まあ、普通に読めばそのとお
り、土地の持ち主は売る気がないとい
うことですが。

 

でも、それは「高けりゃ売るよ」とい
意味だったりもするわけです。その
サインの下に持ち主の電話番号とかが
書いてあれば絶対に

 

ま、そんな風に、その言葉の本当の意
を、特にやりとりをする中で理解す
というのは難しいことだったりしま
すよね。

 

セッションとかやっていても、ソロを
弾いてる人音量上げたり、細かく
を詰込んだり、同じフレーズを何度も
繰り返したり音域をオクターブ上に
上げたりとかしたとき、単純に、

 

ああ、この人はそう弾きたいんだな

 

と思うだけではその人の意図というの
伝わっていないわけで、

 

みんなで盛り上がりたいんだな

 

理解して反応しないといけないわけ
ですが。

 

でも、そうやって考えてみると、これ
はこれでなかなか高度な要求とも思え
るわけですね。

 

そんな、日常の言葉にしても音楽にし
ても、なかなかコミュニケーションと
いうのは難しい。というしごく当たり
といえば当たり前のことを考えまし
たとさ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

昭和の画角、令和の画角

、地上波のテレビ放送という
のはナログでしたが、今はデジ
タルになっていますよね。

 

といっても、地上波デジタルへの
完全移行終了したのが2011年(震災
被災地域を除く)でしたが、地デジの
放送じたいは 2003年から始まってい
ました。

 

なので、もう20年以上経つわけです
ね。

 

で、

 

昔のアナログ放送時代の画像を録画し
たものを、YouTube などで今見ると、
気がつくのは、もちろん画質の差もあ
るわけですが、もう一つ

 

画角の問題

 

というのがあります。画角というのは
画面(スクリーン)の縦横比のことで
すね。

 

アナログ時代テレビの画角というの
4:3(1.33:1)でしたが、今のデジ
タル放送では16:9(1.78:1)なんです
よね(長い方がもちろんです)。

 

感覚的にいうと、昔のテレビ今より
正方形に近くて、逆に今のテレビ
より横長なわけですね。

 

なので移行前後映像混在すると色
問題(?)が起るわけでして。デジ
タル放送昔の映像を流すと、画面の
両端が黒くなっていたりとか、逆に
のテレビに新しい映像を流すと、上下
に黒い部分が出たりとか。

 

今でも 1980年代とかのテレビ映像を
現行のテレビで放送する時はそんなこ
が起きているわけです。テレビ局
そのまま黒い部分を流すんじゃなくて、
をつけたりとか、あまり気にならな
いような工夫をしてますけど。

 

そしたら、最近、それを逆手にとって
というか、昔のテレビの画角の CM
が流れてるのを見たんですよ。あくま
で(おそらく)昔の雰囲気を出す手法
としてなんですけど▼▼▼

 

なんか、昭和的というか、20世紀的
というか、そんな感じしますよね。ま
「ナレーション下條アトム」という
テロップなんかも、(もちろんナレー
ションそのものも)かなり貢献してま
すが。

 

昭和レトロとか、平成レトロとか、そ
んなトレンドがあって、音楽にもある
わけですが。音楽の場合だと当時の音
を再現するにはああして、こうしてと
色々工夫するんだと思うんですが。

 

テレビには、「画角」という一発でら
しさを表現する手があるなあ、と、改
めて思いました。まあ、ある種オール
ド・メディアの反則技ではあります
けどね。

 

そんなある日のテレビ視聴ではありま
した。

 

追記:画角の問題は、映画の世界を考
え出すともっと複雑多岐に渡るのです
が、それについては、たとえばこちら
の記事(とそこで紹介されている動画)
などをご覧ください。「Perfect Days」
が 4:3 の画角だというのはこれ読んで
初めて気がつきました▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)