求められていないアドバイスは○○○でしかないということについて

ワハラとかセクハラとかいろ
んなラスメント(嫌がらせ)
ありますけど。

 

わりと最近出てきた言葉

 

エイジハラスメント

 

……というのがあります。テレビドラ
マになったりして、「エイハラ」とか
略されることが多いですかね。

 

エイハラというのは、年齢(エイジ)
を理由に嫌がらせすることです。特徴
としては、誰でも被害者にも加害者に
もなりうるということといわれていま
す。(まあ、セクハラもパワハラもそ
うだといえばそんな気もしますが)

 

典型的な例としては「若いやつらは何
もわかってないんだから」とかいうお
じさんとか、「年寄りは引っ込んでろ」
という若手とか、そんなことですよね。

そして、最近そんな状況をとくに職場
周りで複雑にしているのが、年功序列
の崩壊とか、年齢による役職定年とか
定年再雇用とか、そんな雇用形態の変
ですね。ちょっと前部下だったのに
今は上司だとか、再雇用になったとた
んに扱い変わったりとか。

 

そんな状況であるにも関わらず、どう
しても口を挟んでアドバイスしたくな
るおじさんが後をたたないので、エイ
ハラとか言われたり、エイハラにはエ
イハラで返されたりするんですよねえ。

 

でね、

 

これは実は職場に限らず、音楽という
現場でも起こりうることですよね。
まれてもいないアドバイスやらダメ出
やらする人いますよね。当人はアド
バイスのつもりでもハラスメントとし
か思われていない日本人(のおじさん)
のなんと多いことか。

 

とにもかくにも、本当に求められても
いないアドバイスをするのはやめたほ
うがいいですね。嫌がられるだけでな
く、せっかく音楽(や仕事や色々)に
前向きな人のモチベーションを奪って
しまうことにもなりかねません。

 

糸井重里という人が、人が成功するこ
とに対する協力のなかでいちばんすご
のは「じゃましないこと」だという
ようことを以前言っていたのですが、
これは確かに言えると思うのですよね。

 

何か人に(頼まれてもいないのに)ア
ドバイスしたくなったら、「じゃまし
ないじゃましない」心の中で唱える
といいかもしれません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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セッションはビリヤニである?

の日は、一人で昼食を食べようとそレストランに行ったのだが、最近人気なのか、店には行列が出来ていた。

 

やれやれ、俺は思った。別の店にしよ
うか? 迷ったが、その日はその店の
物料理を食べてみたかったので、行
列に加わることにした。

 

その店は、インド料理の店で、名物料
理というのはビリヤニというインド風
の炊き込みご飯のようなものなのだが、
これが美味いのだ。何度か他の店で食
べて好きになったのだが、最近この店
のビリヤニの評判を聞いて来てみたの
だった。

 

なんだお前か。突然声をかけられて俺
は目を上げた。

 

俺の前で列に並んでいたのは、例の同
だったのだ。お、おう。俺は驚いて
返事をした。

 

俺と同僚は、ほとんど一緒に昼食に出
かけたりしない出張中を除いては、
だが。出張で一緒にいる時が多いので、
せめて出張中でないときは、極力別行
をとるようにしているのだ。
だが、偶然というのはあるものだ。
まずい空気が流れかけた。

 

その時、列が動いて俺たちが列の先頭
になった。店のインド人(だと思う)
店員が、おふたりさん? と聞いて
きた。あ、いや……俺と同僚が答える
暇もなく店員は俺たちを先導して2人
けのテーブルに案内した。

 

俺たちはしかたなくそのまま席につい
た。俺は予定通りチキンビリヤニを注
文し、同僚はバターチキンカレーとラ
イスを注文した。いつも出張先では一
緒に食事をすることの多い同僚との席
なぜか気まずい。

 

俺は、最初に出てきたサラダを黙々と
食べて会話にならないようにした。同
僚も同じようにサラダをつついている。
妙な話だが。

 

さいわい料理はほどなくやってきた。
なんだそれ? と同僚は俺のビリヤニ
を見て言った。

 

ビリヤニっていうんだ。まあ混ぜご飯
みたいなもんだな。お米はインドの
スマティっていうお米で、知り合いの
カレーフリークのベーシストによると
お米の中でもGI値が低くて健康的なん
だそうだ。俺は説明した。

 

ふーん。健康的かなんかしらんが、俺
はそんなごたごたした食い物はごめん
だね。ジャムセッションとかやってる
奴の好きそうな食いもんだな。同僚は
例によってジャムセッションをディス
り始めた。

 

その同僚は何を食べているかとみると
チキンカレーとライスのみだった。し
かも、ライスにカレーをかけて食べる
わけでもなく、カレーはカレーで口に
運び、ライスはまた別に口に入れてい
る。

 

変な奴だ。俺は何か言おうと思ったが
どうせまた、ギターのデュオがそれぞ
独立しながらお互いを引き立てあって
いて、とかどうとか言われそうなので、
黙っていた。

 

どう、料理おいしい? 誰かが声をか
けた。いつもいる店員のインド人のお
さんだった。時々、テーブルにきて
話しかけたりするのだ。

 

おいしいよ。俺は答えた。同僚は無視
して自分のカレーを口に運んでいた。

 

お客さん、うちのカレーは別々じゃな
くてよく混ぜて食べたほうがおいしい
よ。店員のおじさんは、同僚を見て言
った。ほら、こうして……

 

そういうとおじさんは、同僚のカレー
をライスの上にかけて、混ぜてしまっ
。さらに本来俺のビリヤニの添え物
のはずのライタ(ヨーグルトサラダ)
その上にぶちまけた。

 

おいしいよ。食べてごらん。おじさん
はそういうと呆然とする同僚を残して
去っていった。俺は笑いをこらえるの
必死だった。

 

気を取り直した同僚は、憮然としなが
らも皿の上で混ぜ合わされたカレーを
食べ始めた。そのまま止めずに食べ続
けたところを見ると、別に味に文句は
ないらしい。

 

俺がその店の常連になったのは言うま
でもない。

 

このお話はフィクションですので、
実在のインド料理店やランチタイムや
ビリヤニとは関係ないと思います。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

指板の音がわかる! と思ったときの落とし穴?

るとき、あるセッションで
ベーを弾くことになりまして。

 

私、ベースは時々弾くことは弾くんで
すけど、メインはギターなのであくま
でサブ楽器なわけです。なので、ベー
スでアドリブソロを弾くなんて話にな
ると、

 

指板上の音がちゃんと把握しきれてい
ない

 

……わけです(よく考えればもちろん
わかるんですけど、とっさには難しい
ということです)なので、限られた
でソロを弾くことになるわけですが。

 

でも、案外それが良かったりするんで
すね。どういうことかというと、音数
を絞らざるをえないので、その分、他
のプレイヤーとのコミュニケーション
に脳のパワーを振り向けられるのです。

 

あと、(これはギターでももちろん言
えるのですが)指板上の広い範囲で音
がある程度把握できたりしていると、
どうしてもその音をなるべく下から上
まで使ってやろうという妙な「色気」
が出てしまったりもするんです。

もちろん指板の上を自由に飛び回って
演奏できるのは素晴らしいことでは
のですが、弾き気が出すぎてセッシ
ョンで重要な他のメンバーとのコミ
ニケーションがおろそかになる危険
あるんですね。

 

で、

 

アドリブセッションの経験がなかった
り、初心者だったりする方には「ドと
レの2音から始めましょう」とお伝え
したりしているわけですが。

 

とはいえ、いつまでもずっと2音だけ
でやりましょうということもないので、
次第に使う音数を増やしていくことに
なります。ただ、その時に、必ず言う
のが、

 

3音(4音でも5音でも一緒)使える
からといって全部使わないといけない
ということではないですよ

 

……ということなんですよね。

 

真面目で、上達の意欲の強い人ほど
べての音を使うことをマスターしてや
ろうという「弾き気」が勝ってしまい
やすくなりがちなんですね。でもそう
するとパラパラとした手癖フレーズに
なりやすくて、他のプレイヤーとのコ
ミュニケーションという観点が抜け落
ちやすくなるわけです。

 

そんなわけで、超初心者でも、それな
りに弾ける人でも、似たような落とし
穴はあるのだよなあ、というお話でご
ざいました。お気をつけくださいね。

 

※もちろん、指板全体を使えるように
なる練習はしない方がいい、というこ
とではありませんので、お間違えなく。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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その演奏は「ときめきを生む」か?

づけって、得意ですか皆さ
んは?

 

は自慢じゃないですが、あまり得意
ではありません。いつも机の上が散ら
かってたり、余計なものであふれてる
から片づけろと言われてます。読みか
けの本なんかもあちこちに散らばって
るのをちゃんとしまえとか。

 

まあ、確かにそうなんですけどね。

 

ところで「片づけ」といえば今や
こんまり
ですよね。

 

近藤麻理恵(こんまり)という人の
が、アメリカでベストセラーになった
のがもうしばらく前で、アメリカで最
も有名な日本人の一人といえるのかも
しれません。これを読んでいる皆さん
のなかにもんまりファンがいる可能
性は高いのではないかと。知らんけど。

 

最近では、ネット配信の番組があった
り、YouTubeでもいろいろ配信してる
みたいですね。ブームも落ち着いたの
かな?

 

ところで、彼女の片づけのキーワード
は、

 

「これは、ときめきをもたらすか?」

 

という問いかけなんですね。英語では、

 

“Does this spark joy?”

 

と訳されているようです。喜びがスパ
ークするか? というわけです。

 

ときめくものは残し、ときめかないも
のは処分する、というわかりやすい基
が受けているポイントになっている
ようですね。

 

で、

 

思ったんですが、ジャムセッション
どで、アドリブソロを演奏するときな
んか、コード進行はこうだから、とか
スケールはこうだから、とか、色々と
考えてしまいがちになりません? で
もだいたいそうやって考え過ぎたソロ
てなんだかうまくいかない場合が多
ですよね。それってときめきます?

 

そんなとき、今弾いてるこのソロは、
自分に「ときめきをもたらしているの
か?」という問いを思い出してみるこ
とも必要かもしれません。ときめかな
ようであれば、いったんそれは「
づけてしまう」という行き方、それも
ありではないか。

 

なんてことを散らかった部屋で考えた
のでありました。あー、片づけなきゃ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

弾かずに聞く1日を過ごす?

から、われわれがジャムセ
ッション
をするときの三原則
ついて書いたり
していますが……

 

その中に、

 

弾かずに聞く

 

……というのがあるわけですね。

 

ジャムセッションなのに弾くなという
のが面白いというか凄いですが。その
くらい周りの音を聞くつもりになれ
いうことなわけですけど、そうはいっ
ても、それがなかなかできない、とい
う人も多いとは思います。

 

原因はもちろん、演奏という行為にど
うしても気持ちが行ってしまうという
メンタルな問題にあったりするわけで、
そのためにはなるべく選択肢を絞り込
みましょうとか、そんなお話をこれま
でもしてきたわけですが。

 

ただ、その一方、ふだんわれわれは
くということを、実は結構なおざり
している、ということも大きいかもと
思いまして。あれ?「なおざり」「お
ざなり」?どっちでしたっけ?

 

ま、それはともかく、

 

普段できていないことをいきなりジャ
ムセッションとかバンドでの演奏の場
でやれといっても、そう簡単にできる
もんでもないかもしれませんよね。

 

なので、日常生活の中で、もっと周り
を聞くことに集中してみる時間を増や
すことから始めるといいのでは、と思
うんですよね。自分の周りから聞こえ
てくるさまざまな音に注意を振り向け
てみるわけです。

例えば、オフィスにいてもですね、
んな音が聞こえてくるわけです。同僚
話し合う声やら、電話の対応とか。
人間の声以外にもいろんな音、PC
アラート音、電話の着信音プリンタ
が印刷するときの音とか。あと、空調
の音とかね。

 

に出ればまた別の色んな音が聞こえ
てきますよね。の音、人の歩く足音、
公園に行けば鳥の声子供の声、時に
飛行機ヘリコプターの飛ぶ音 etc.,
etc.……

 

普段気がつかない音に気がつくことも
あると思いますよ。

 

まあ、あまり音ばかりに集中していて
危険な場合もあるでしょうから、ほ
どほどに、スキマの時間などにするの
がいいと思いますけどね。

 

よろしかったら、お試しくださいませ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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自分へのご褒美は何が良いか?

日の続きなんですが。

 

自分へのご褒美というものに関しては
ちょっと気を付けたほうがいいよ、と
いう話でした。

 

ご褒美の設定の仕方によっては、ご褒
美を得ることが目的化すると、逆効果
になりかねない、ということでしたが、

 

じゃあ、どんなご褒美ならいいのか?

 

という疑問が浮かびますよね。なので、
そのお話をしましょうか。

 

結論から言いますと、昨日も書いたの
ですが、内発的な動機付け、「自己効
力感」につながるものなら良いんじゃ
ないか、ってことですね。

 

自己効力感というのは心理学用語で、
”self-efficacy”の訳語です。定義とし
ては、

 

人が何らかの課題に直面した際、こう
すればうまくいくはずだという期待
(結果期待)に対して、自分はそれが
実行できるという期待(効力期待)や
自信のこと

 

……をいいます。ま、早い話「僕(私)
ってできる子」という自信ですね。

 

なので、自分が習慣化しようと考えて
いることで少しでも進捗・進歩があっ
たら、それをポジティブなものとして
自分にフィードバックすることをご褒
美にすればいいのではないでしょうか
ね。

日記に付けるでもいいし、カレンダー
に○を付けるだけでもいいかもしれま
せん。コツのようなものとしては、
分に厳しくしないことです。

 

マジメな人は、この程度で自分に甘い
評価をしてはいけない、などと思いが
ちですが、ほんの1ミリでも前に進め
れば、ゼロではないので褒めましょう。

 

こちらの記事は、Facebook友達の方
に教えていただいたのですが、要はこ
ういうことではないかと▼▼▼

 

ご参考になれば幸いです。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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自分へのご褒美にご用心?

か新しいことをやろうとか、
習慣化
しようとか、思うことあ
りますよね。

 

新しい曲マスターしようとか、毎日
時間を決めて楽器の基礎練習をしよう
とかね。

 

で、それが簡単にできたり習慣化でき
たりできればよいのですが。なかなか
そううまくいかないことも多いわけで
す。それで、いろんなやり方を工夫
たりするわけですが。

 

そんな工夫というか方策の1つとして

 

自分へのご褒美

 

というのを考えたりすることもあると
思うのですが。

 

実は、この「自分へのご褒美」という
やつがくせ者だ、というのが今日のお
話でございます。

ものごとを行動に移すときの動機づけ
というのは、「内発的な動機づけ」
「外発的な動機づけ」の2種類あると
いわれます。内発的な動機づけという
のは、自分がそのことを「やれる」と
いういわゆる「自己効力感」に裏付け
られたものですね。

 

一方、外発的な動機づけというのは、
早い話やったことへの外部からの見返
り、報酬です。お金とか賞品とか名誉
とかそんなものですね。で、こういう
外発的な動機付けというのは、それが
得られなくなったとたん

 

やる気がなくなってしまう

 

ということが起こりやすくなります。

 

なので、まずその「ご褒美」がそもそ
自分のコントロールできるものか
いうことが問題になりますね。

 

さらに、そもそもこの自分へのご褒美
を何かの行動の見返りとして自分に与
えるということ自体が、

 

そのご褒美となるモノゴトを手に入れ
ための言い訳になっていないか?

 

という問題もあるのです。

 

つまり、たとえば練習が何日間か続け
られたら、普段は体重を気にして食べ
ないスイーツを食べていいことにする
というご褒美を設定するとしましょう。

 

そうすると、どっちが目的でどっちが
手段か逆転を起こしてしまいやすく
なりますよね。そして、そもそもその
ご褒美というのは、自分の意志の弱さ
の現れになるので、自己嫌悪を引き起
こしたりして、結局モチベーションダ
ウンにつながりかねないと思うんです
よね。

 

怖いですね。

 

そんなわけで、「自分へのご褒美」
設定する場合は、どうぞ十分にご注意
くださいませ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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世の中は色んなサイクルで溢れている

前まだ会社に勤めていた頃の
ですが。

 

ある同僚の人が長めの休みをとってい
るのに気づいたのですね。1週間くら
い。2月の頭の話なんですが。

 

その時期に、長期(というほどでもな
いかもしれませんが)暇とは珍しい
と思ったのですが、よく考えてみたら、
その人は中国の方でして。ちょうど

 

春節(旧正月)

 

のお休みに合わせて里帰りされていた
のでした。

 

中国の人にとっては、新暦の正月より
春節が大切ですからね。中国が経済的
な大国になるにつれて、春節による
民大移動もマスコミの話題になること
が増えましたね。

 

で、

 

ちょっと思ったのですが、中国の人の
1年のサイクルって、そういう意味で
われわれとはちょっと違ってくる
でしょうね。微妙に(?)重心が違っ
てくるというかね。

 

人間の生活というか活動というのは、
色々なサイクルに支配されているとい
うか従っているわけですよね。1時間
のサイクル、1日のサイクル、1週間
のサイクル、1ヶ月のサイクル。それ
から、ひとそれぞれのバイオリズム
か、朝型夜型の違いとか。

 

それに加えて1年のサイクルの違い
いうのもあるんだと改めて思ったわけ
ではありました。日本にもゴールデン
・ウィークというのがあるし、考えて
みれば、北と南の半球の違いだって関
係してくるかもしれません。

 

そして、

 

音楽というのも基本的にはサイクルに
従っているわけです。多くは4つのビ
ート(もちろん変拍子もありますが)
の繰り返しですが、それをそのまま
と感じるか、さらに分割して8つ
16とかで感じるかの違いだったり、
さらにそこに3連の感じ方がからんだ
りして。

 

そんなこんなで、色々なグルーヴとい
うものが生まれてくるわけなんですね。
色々と語りだせばキリがありませんが
音楽をやる以上、そんな様々なサイク
ルを感じられるように、今一度注意を
払ってみよう、とまあちょっとだけ思
ったのではありました。ちょっとだけ
かよ。

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

シカゴのギタリストだったテリー・キャスという人について

カゴという名前のバンドが
あります。

 

デビュー時、バンド名は Chicago 
Transit Authority (シカゴ交通局)
といっていました。1969年のデビュ
ーアルバム
のタイトルも同じだったん
ですが、ヒットしたこともあって本物
のシカゴ交通局から文句が来たんでし
ょうか、ぐに単に Chicago となり
ました。

 

3管のホーンセクションを持つこのバ
ンドはブラッド・スウェット&ティア
ーズなどと並んで、ジャズやロックや
その他のポップスなどの色んな音楽ジ
ャンルの境を超えたバンドとして、人
気を博し、すぐにスターになりました。

 

そのシカゴの創立時のメンバーで、
タリストでありリードヴォーカリスト
3人のうちの1人だったテリー・キャ
ス(Terry Kath)という人がいます。

 

創立時のメンバーということは、今は
メンバーじゃないわけですが、この人
の場合、別に脱退したというわけでな
く、拳銃の事故(ということになって
います)で1978年に亡くなってしま
ったんですね。なんでも、弾が入って
いないと思って自分の頭に向けて引金
を引いたら1発残っていたんだとか。

▲テリー・キャス

そんな悲劇的な死に方をしたので、そ
ニュースを聞いたときは結構ショッ
クを受けた覚えがあります。というの
は、私にとっておそらくギターを始め
たころ、一番影響を受けたギタリスト
だったからでして。

 

もちろん70年代前半にはいろんなギタ
リストがひしめいていて、ジミー・ペ
イジやらリッチー・ブラックモアやら
ジミヘンやら他にも多くの人がいたわ
けなんですけどね。の場合、たまた
まシカゴにはまってしまい、そのため
テリー・キャスのギターに影響を受け
た、ということなんですが。

 

で、まあわかりやすい話ですが、大ヒ
ットした「長い夜」(25 or 6 to 4)
という曲のギターソロなんかに影響を
受け、高校で軽音に入って、同じよう
シカゴ好きの仲間とシカゴのコピー
バンドをやって文化祭で「長い夜」を
やったりしたこともあったんですね。
▼▼▼

そういえば、テリー・キャスの影響で
クライベイビー(ワウ・ペダル)を買
ったりもしたなあ……(遠い目)。テ
リー・キャス、亡くなったのは、32歳
になる直前だったということで、若か
ったですね。

 

そんなテリー・キャスについて、UCR
(Ultimate Classic Rock) という
ック音楽サイト
が、リー・キャスが
シカゴに残した曲
(自ら作曲したり、
歌ったり、リードギターを弾いたりし
た曲)のトップ10という記事が出てい
るのが目に止まったんですが▼▼▼

 

……よく見たら大分前の記事ですね。
ま、別にこれから彼の曲が増えるわけ
じゃないのでいいんですがね(汗)こ
の記事に上げられている曲を聞くと、
いやあ懐しいですなー。第1位はやは
り「長い夜」ですよね。

 

で、

 

シカゴのホーンセクションがバンドに
ジャズの風味(?)を与えているとし
たら、テリー・キャスのギターは、バ
ンドに荒々しいロックなテイストを与
えていました。そんな意味でも、絶妙
バランスだったと思うんですよね。

 

上の記事の6位に上げられているファ
ースト・アルバムの中の「フリーフォ
ーム・ギター」という曲(?)なんか、
全面的にギターのハウリング(フィー
ドバック)サウンドですからねー。

 

そんなわけで、久しぶりにテリー・キ
ャスの歌やギターで昔の想い出に浸っ
ているという極めて個人的なお話でご
ざいました。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

<

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人間は「音」に飼われる家畜である?

れは、どこかで読んだ受け売
の話なのですが。

 

ベストセラーになった『サピエンス全
史』という本がありますね。私まだ読
んでいないのですが(汗)。▼▼▼

 

で、その中に、農耕社会が発達したの
は、人間(ホモ・サピエンス)が小麦
や稲、ジャガイモといった植物を栽培
化したのではなく、逆にホモ・サピエ
ンスがそれらの植物に「家畜化」され
たのだ、という論考があるそうです。

 

ははあ。

 

こういった「視点」の転換って面白い
ですよね。視点を変えるだけで、何か
新しいものが見えてくる気がします。
しかもその視点が人間ではない「作物」
のものだったりするわけで。

 

そんな視点の転換を音楽でもしてみた
らどうか、というのが今日のお話でご
ざいます。

 

つまりですね、人間というのは、「音」
が自分を世界に響き渡らせるために飼
いならした家畜ではないかという視点
はどうかな、と。「家畜」という言葉
が強過ぎるようなら「メディア」(媒
介)とか呼んでもいいかもしれません
が。

そして、そのため(音が人間を通じて
鳴り響くため)の「仕掛け」「音楽」
ではないかと、そう考えてみてはどう
かと思うわけです。人間が音を操作す
ることで「音楽」が生まれる、という
のではなく、ね。

 

そう考えてみることで、自分の出す音
つまり演奏する音に対する意識がどう
変わるか、とか。それによって演奏そ
のものがどう変わるか、とか。そんな
ことを考えたり、実際に試してみたり
しても面白いのでは、などと思ったり
するわけでございます。

 

この話の続きじゃないですが、ボーッ
そんなことを考えるのも、ときには
いのかもしれません。

 

て、ことで。

 

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ボーッと生きるわたくし?

ォルター・ミティという人
物がいま
して……。といっても
架空の人ですが。

 

ジェイムズ・サーバーというアメリカ
の作家の生み出した人物(ごく短い
編小説の登場人物)で、この人の最大
の特徴は、

 

いつも白昼夢を見ている

 

……ということなのですね。現実のこ
とよりも、ボーッと空想の世界に浸っ
てしまうわけです。▼▼▼
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このウォルター・ミティの話は映画化
もされ、ダニー・ケイが主演しました。
邦題は『虹を掴む男』でしたかね。最
近(2013年)ベン・スティラーの主
演・監督でリメイクもされたようです。
(そっちは私観てないですが)▼▼▼
https://amzn.to/2FXRiQn

 

でね、

 

最近、『チコちゃんに叱られる』とい
う番組が人気で、「ボーッと生きてん
じゃねえよ」というセリフが流行って
ますよね。でも、ボーッと生きるとい
うのは、そんなに悪いことなのか、と
思うんですよ。最近。

 

なんでかというと、

 

私自身が結構ボーッと生きている

 

からなんですね。

 

何かに集中しなくちゃいけないとき
んか、いつの間にかボーッと他のこと
を考えていたりするんです。なので、
ちょっと気になってたんですが。集中
力散漫すぎるんじゃないか、とか。も
っと集中する訓練した方がいいんじゃ
ないか、とか。

 

で、

 

色々とネットなどで検索してみると、
はとくに、白昼夢を見てるような
ーッとした状態というのは否定的に見
られていたのですが、最近ではだいぶ
風向きが変わってきているようです。

 

ウォルター・ミティの話が書かれた時
代(1940年前後)もそうだったと思
われますが、白昼夢は単なる現実
逃避で、下手をすると人格障害を引き
起こすとかいわれていたようです。と
ころが、最近では逆に脳の処理能力が
高いゆえに起こる現象などと言われて
いるのだとか。

 

「白昼夢はまだ起こっていない事につ
いての記憶を構築している」というこ
とを言っている研究者もいて、白昼夢
を見ることによって、人は実際に物事
が現実のものになった時に適切な対処
ができるようになるのだとか。

 

かなり手のひら返しな感じの価値観の
変化ですが、まあ話半分くらいにして
も、どうもボーッと夢想にふけるとい
うのは、少なくともそんなに悪いこと
ではなさそうです。

 

そんなわけで、安心して夢想に耽ろう
かと思ったんですが、ちょっと問題な
のは、

 

ときどき、ジャムセッションしていて
もボーッと別のことを考えていること
がある、

 

ってことなんですけど(あ、言っちゃ
った)。んー、そこは気をつけないと
ですね。

 

ま、ちょっと覚悟はしておいてもらい
ましょうか(オイ)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

自分の音楽を「遺す」?

分史なんていう言葉が一般
的に使われるようになったのは、
1980年代以
降かと思うのです
が。

 

自分の一生や半生を文章化して遺す、
できればそれを自費出版……なんてい
うことをされる方って、結構いらっし
ゃるんですね。

 

そういえば、私の義理の父も自分史の
手書きの原稿を遺していました。亡く
なった後に、ワープロソフトで打ち直
して親族に配ったのを思い出します。

 

もちろん、誰もがそんな文章を書くこ
とが得意というわけではないでしょう
けどね。そんな人のために(?)最近
では、頼むとインタビューなどの取材
をして1冊の雑誌として構成してくれ
「親の雑誌」なんていうサービスも
登場しているようです▼▼▼

 

しかし、自分史を書籍化するにしても
雑誌を編集してもらうにしても、誰も
がやりたいことかどうかは別ですよね。
何かそれ以外に人が遺していける物は
ないか、と思ったりしてまして。色々
と考えてみたのですが、私が考えると
どうしても音楽がらみになります。

 

たとえば、音楽を演奏して、それを音
源として遺す、というのもありですよ
ね。ただレコーディングって、知識と
技術が必要になってきますけどね。最
近は、DTM なんていう行き方もあり
ますね。

 

考えてみると、その手前自分で作曲
(作詞ももちろん)をするところから
やってみるのも良いかもしれません。
曲ができれば、それを譜面として遺す、
自分で演奏して遺す、だれかに演奏
てもらって遺す、いろんな遺し方が考
えられますよね。

作曲って難しい?もちろん、難しくや
ろうとすればいくらでも難しくもなる
わけなんですが、鼻歌を譜面に書き起
すのだって作曲です。そんな気楽な作
曲をする習慣を身に付けていく中で、
遺したい曲も出てくるのかな、とも思
います。

 

別に、自分の人生を歌にして遺そうと
気負う必要もなく、好きなことを淡々

と歌にしたって良いですしね。そんな
視点で「作曲」を考えてみるのもあり
かな、と思ったのではありました。

 

いかがですか?皆さんは、自分の音楽
を遺してみたいですか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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フワフワした頭、フワフワした音楽?

(今日のお話はフィクションです)
張から帰ってきたらインフ
ルエンザ
を発症した。

 

帰りの新幹線満員で、周りにマスク
をした乗客がたくさんいたので、感染
しないといいがと思っていたが、案の
定やられてしまった。38度台の発熱
あり、病院に行くと、インフルエンザ
A型といわれ、医者からは5~6日ほ
どの外出禁止を言い渡された。

 

仕方ない。おれは自宅に戻り、熱でぼ
んやりとした頭で会社に連絡のため
を入れた。

 

普段電話を取るなんてことはめったに
ないくせに、こういうときに限って同
僚が出た。

 

なんだって? この忙しい時期に……。
同僚は非難がましく言った。また来週
出張にいかなきゃならないんだぞ。

 

熱が下がれば来週にはちゃんと復帰で
きるから、出張には行けるよ。俺は言
った。

 

準備はどうする? ぜんぶ俺がやらな
ゃいけないじゃないか。同僚は言う。

 

まったく、ジャムセッションなんてい
うだらけたことが好きなやつは、すぐ
にインフルエンザなんかにかかる。俺
みたいに緊張感をもってギターデュオ
とかやってれば、そんなものにやられ
たりしないんだ。同僚はいつもの調子
でまくしたてた。

 

俺は相手にせず電話を切った。38度
以上の熱があるときに聞く話じゃない。
俺は、着替えてベッドに横になった。

 

薬のせいもあってか、すぐに眠りに落
ちたが、を見た。ジャムセッション
をやっている夢だった。

 

妙な感覚で、俺もプレイヤーの1人で
演奏に参加しているのだが、幽体離脱
して、視点は妙に上のほうからバンド
を眺めている感じだった。

 

どうもみんなでモードの曲をやってい
るようだった。マイルズの “So What”
か何かに似た、モード一発の曲。フワ
フワした感覚でひたすら流れていく。
途中でときどき半音上に転調したりす
るが、またすぐに元に戻ってくる。

 

だんだんプレイしていてもどこを演奏
しているか朦朧としてくる感じだ。熱
のせいか、いつもに輪をかけてフワフ
ワした感じになる。しばらくするうち
に俺はもう完璧にロストしていた。メ
ンバーを見回したが、全員が同じよう
にロストしている感じだった。

 

演奏は、どんどんカオスな感じになっ
てきた。

 

まずい、なんとかしなくてはと思った
俺は、叫んだ。

 

「みんな、頭に戻ろう! 1、2、3、
4!」

 

そう叫んだところで目が覚めた。

 

気がつけばもう夜になっていた。熱を
計ると、大分平熱に近づいていた。

 

……

 

2日もすると、俺はもうほぼ平熱に戻
っていた。俺は自宅のPCを立ち上げ
出張のための資料作りをしていた。こ
んなことをしてもどうせ同僚からは嫌
味を言われるとは思ったが、いずれに
しても外出もできず手持ち無沙汰だっ
たのだ。

 

俺が仕事に集中し始めたところでスマ
ホに着信があった。同僚からだった。

 

インフルエンザになった。A型だそう
だ。来週の出張には行けない。すまん
が1人で行ってくれ。じゃあな。

 

そう言うと通話は切れた。

 

※例によって、今日のお話はまったく
のフィクションです。現実のインフル
エンザとは何の関係もありません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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ギターも風邪を引く?

コロナにかかってしまった
ことは(まだ)ないですが、
ンフルエンザには結構かかって
います。

 

おかげさまで、特に大事にいたったこ
とはないですけど。あれってクスリで
わりとすぐに平熱に戻るんですが、熱
が下がってもしばらく外出できないの
がつらいですね。まあ、しかたないの
ですが。

 

それはさておき、インフルエンザって
実際に熱の出る少し前から、なんとな
く調子わるいなー、って感じになりま
よね。いきなり、突然前触れなく発
熱ってことはないと思うんですが。

 

で、

 

ギターを弾いている時もですね、ちょ
っとなんかしっくりこないなあ、と思
うことありませんか?チューニング
かはちゃんと合わせたのに、どうも
んだか調子外れな気が?

 

自分がおかしいのかと思ったりしそう
になりますが、そんなわけでもなく
やっぱりなんか変。そんなこと起きて
ませんか?
今日はですね、ギターが微妙に調子外
れになることもあるというお話です。
つまり、

 

オクターブピッチ、あるいはオクター
ブチューニング

 

が狂っているということなんですね。
ギターも風邪引いたような感じになる
と申しましょうか。開放弦のチューニ
ングが合っていても押弦した場合の音
のピッチがずれてきてしまうようにな
ることが起きるです。

 

このオクターブピッチの話、和製英語
だなんて話を少し前にもしましたが、
最初は正しく合わせてあっても、どう
しても使っているうちにだんだん狂っ
てくるもんなんですよね▼▼▼

 

そんなわけで、なんだかギターを弾い
ていてしっくりこないと思ったら、楽
器のオクターブピッチも確認してみて
くださいね。確認のしかた、調整のし
かたはネットで調べればすぐわかりま
。(上の記事の中にも参考リンク
あります)

 

ただね、こういうよくあるエレキギタ
についているブリッジのサドル(弦
が触れる部分)のように金属製ネジ
(六角レンチの場合もあります)で調
整できるタイプのものはいいんですが。
そうでないのもありまして。

 

このサドルが木製だったり、アコギで
よくある動物の骨だったり樹脂製だっ
たりするものは、なかなか厄介ですね。
そんな場合は、お店に相談した方がい
いかもしれません。

 

ベテランのギタリストの方にはおなじ
みの話かもしれませんが、ご参考にな
れば幸いです。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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ついでだからポールのあの名曲も役に立ててしまおうという話

日は、ポール・マッカトニ
ー&ウイングスの「ジ
ェット」
という曲のリフを短3度とい

音程を取る時のガイドに使おう、
いうお話でした。

 

ある音の短3度上の音を取るときに使
える技(?)でしたが。実は、ポール
の書いた名曲で、短3度「下」を取る
時のガイドに使える曲があるんです。
今日はそんな曲のお話です。
で、もったいつけずにその曲は何か
いうと、あの

 

「ヘイ・ジュード」

 

なんですね。

 

もちろん、ビートルズ時代の曲で、発
表は1968年、クレジット上はレノン
/マッカートニーですが、ほぼポール
1人で作った曲といわれています▼▼

 

この曲のいろんなエピソードを語り出
すときりがないのでしょうが、それは
別の人に任せるとして(笑)

 

この曲の頭、最初の2音が「ド→ラ」
(固定ドで書いてます)となっている
んですね。つまり短3度下に下降して
いるわけです。

 

そんなわけで、ある音の短3度下の音
を取ろうとして迷ったら、「ヘイ・ジ
ュード」を思い出してください。

 

もちろん、メロディーが短3度下降す
る曲は他にもあるので、そっちが良け
ればそれで全然かまいませんけどね。
例えば、スタンダードナンバーの「ミ
スティ」なんかでもいいわけですが。

 

とはいえ、「ヘイ・ジュード」の知名
度にはかないませんよね(笑)

 

ご参加になれば幸いです。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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「ジェット」のリフが役に立った話?

なさん、ウイングスの「ジ
ェット」
っていう曲覚えてます
か?

 

もちろんポール・マッカートニーの曲
ですね。1974年『バンド・オン・ザ
ラン』というアルバムからの曲で。シ
ングルカットもされてヒットしました
よね▼▼▼

ジェットというのは、ポールの飼って
いた犬だかポニーだかの名前だそうで
す。(たぶん)リンダ・マッカートニ
ーが間奏で弾いてるシンセが、時代を
感じさせて懐かしいですね。

 

……なんてことは置いといてですね、
なんでこの曲を持ち出したのかという
と。個人的にこの曲にお世話になった
というお話をしようと思ったんです。

 

先日、「リフ」についてのお話をしま
したが、この曲も冒頭からリフが登場
します。にあるようなリフなんです
が(キーは変えてあります)……

はい、とてもシンプル誰にでも口ず
さめるリフですね。で、このリフでは
3つの音が「ラーラシドー」って並ん
でいるんですが、この最初の「ラ」
最後の「ド」の音って、

 

短3度の音程

 

になっているんですね。

 

で、私、ある音の短3度上の音を歌う
とか、音程の確認の必要があるとき
どは、この「ジェット」のリフを思い
出すんですよ。音程をとる手助けにし
ているんですね。

 

3度の音程って長3度(ド→ミなど)
は取りやすいんですけど短3度
かいわれると、あれ?とかなったりす
ることがあるんで。

 

もちろん、スケールを歌って確認して
もいいんですが、それってちょっと
だし、混乱もしやすいんですね。こ
リフを思い出せばあっという間です
しね。

 

そんなわけで、ある音の短3度上の音
を取るのに苦労している方は、この
のリフを思い出すよいいよ、という話
でした。

 

ちなみに長3度が取れないという時
には、童謡の「チューリップ」の冒頭
が「ド、レ、ミ〜」なので、そのドと
ミで取るか、「聖者の行進」のメロデ
ィーの最初の2音が「ド→ミ」なので
それを使うと良いようです。そんなこ
としなくても長3度は取れる人が多い
とは思いますが。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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続・リフを弾くのは頑固おやじに限る?

の続きでございますが……

 

リフという音楽用語のお話でございま
した。同じ短めのフレーズを繰り返し
演奏することを指すわけですが。同じ
ような意味のクラシック用語の「オス
ティナート」(元の意味は「頑固な」
「執拗な」)がリフというものの特質
をずばり示しているのでは、というこ
とでございましたが。

 

余談ですが、このオスティナート
いうイタリア語の単語(ostinato)は、
英語の単語 obstinate語源が同じ
なんですね。Obstinate というのは、
受験英語で憶えている人もおられるか
もしれませんが、「強情な」とか「頑
固な」という意味ですね)

 

で、さて、

 

そんなわけで、リフというものはたい
てい何回も繰り返されるので、「執拗
な」感じはするものですが、特に、
ドリブのセッションでは、その執拗さ
が余計に必要になることが多いのです。

 

アドリブセッションで、リフを弾く場
合、お決まりのリフを弾いたりするだ
けでなく、ソリストなどが全体を盛り
上げるために、リフを弾いてバンド全
体を巻き込もうとする
ことがあります。
そんな時、

 

その場で適当に(というと語弊があり
ますが)リフを作って遊ぶ

 

ということになるんですね。ロックな
セッションなどでは、起こりがちなん
ですが。

 

で、そんな時、リフを作って仕掛ける
は、そのリフがバンドのメンバー全
員に認知してもらえるように、何度も
「執拗に」弾いて提示する必要がある
んですね。

 

それで、全員がそのリフを認知して初
めてバンド全体で盛り上がれるわけで
す。

 

これを、控えめにちょっとだけやって
誰も気がついてくれなかったりしま
からね(笑)

 

ロックセッションでの(アドリブの)
リフは「しつこく、執拗に」弾く

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

*もう一つ、こんな時のコツとしては
なるべく、短くて音数の少ないリフ
しましょう。いくらカッコよくても、
音数多くて複雑だと他の人がついてこ
れない可能性が増しますので。

 

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リフを弾くのは頑固おやじに限る?

という言葉は、音楽用語
で、ここでもたびたび使ってき
ました。

 

しかし、リフとは何か、ちゃんとした
説明をしていなかったなと思いまして。

 

セッションとかバンドやっていると当
たり前の言葉でみんな知っているもの
と思ってしまいがちですが。そうでな
いことが結構あるんですよね。気をつ
けなければ。

 

そんな反省トークはともかく、リフ
いう言葉(riff と書きます)ですが。
これは、

 

リフレイン(refrain)

 

の略だということになっています。

 

なっていますという言い方になるのは、
こういうスラングの語源というものは
実はなかなか特定しづらいものだから
なんですが。でも、まあそういうこと
にしておいてあまり問題はないと思い
ます。

 

というのは、リフという言葉は「短い
フレーズの繰り返し」のことをいうか
らなんですね。アラカン世代の方は、
ディープ・パープル「スモーク・オ
ン・ザ・ウォーター」という曲をご存
じの方が多いと思いますが、あの曲の
冒頭の繰り返しフレーズなどが有名な
リフの例です▼▼▼

 

先ほど「スラング」という言い方をし
ましたが、まあジャズ、ロック、ファ
ンクといったポピュラー音楽の「業界
用語」のようなものです。クラシック
音楽業界(?)の方では「リフ」とは
言わないようですね。

 

じゃあなんというのかというと、

 

オスティナート

 

というそうでして。

 

いつぞやの「ソリ」と同じで、これも
イタリア語でございます。 Ostinato
と書きますが、複数だとオスティナー
ティでしょうかね。ま、それはともか
く。

 

で、この単語元々「頑固な」とか「執
拗な」という意味なんです。「リフ」
というなんだか軽いノリよりもちょっ
と重たい感じもしますが、考えてみる
リフというものの本質をずばりと言
っている気もします。

 

どういうことか?

 

続きます(^-^)

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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冬とか雪とか関係ないソリの話

い冬、が沢山降る地方の方
は大変ですね。

 

東京などでは、ソリを見るなんていう
ことはまずないですが、雪の多い地方
ではソリの出番も多いんでしょうかね。

 

というわけで、今日はソリの話ですが、
実はそのソリ(どのソリだよ?)の話
ではないです。音楽のソリの話。

ソリつまり soli なんですが、ソロ
まり solo の複数形です。イタリア語
でございまして、イタリア語という言
語は複数形を作るのに、
語尾を変化させる
という特徴があります。英語フラン
ス語のように原則単語の最後に s をつ
ければ OK というわけではないんです
ね。

 

例外はありますが、男性名詞は語尾の
-o を -i に変化させると複数形になり
ます(女性名詞は -a を -e に変えます
ね)。余談ですが、スパゲッティとい
う単語(spaghetti)はそういうわけ
複数形で、1本のスパゲッティは、
spaghetto というそうです。まあ
ず使うことはないと思いますけどね。

 

で、閑話休題。

 

音楽の話に戻りますが、音楽でソロ
いったら「独奏」のことですよね。と
いうことはソリは「独奏」の複数形
いうことなんですが。何だよそれ、と
思われるかもしれません。

 

ソリというのは、バンドの全員ではな
くて、一部のパートによる合奏部分を
指します。サックス奏者だけが合奏す
るとかね、そういうのをソリと言いま
す。

 

ジャムセッションやっているぶんには
そんなに頻繁に出てくる単語ではない
ですが。たまに、管楽器が多かったり
すると、出てきたりすることもありま
す。知っておくと、いわれた時に慌て
ずにすむ、そんな豆知識でございまし
た。

 

何かの時にお役にたてば幸いです。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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