メジャーとマイナーとピカルディの3度

ジャー・コードとマイナー
・コード
の違いって、どこで決
まるかって、前
にも書いたかと
思いますが、

 

3度の音が半音高いか低いか

 

なんですよね。

 

例えば、Cメジャー・コードはCEG
(ドミソ)の3音で成り立っています
が、Cマイナー・コードはCEbG(ド
ミ♭ソ)なわけです。そんなわけで、
3度の音はコードの性格を決める重要
な音なわけですが。

 

そんなことについて考えていたら「ピ
カルディの3度」って用語を思い出し
ました。クラシックの和声学の用語
と思うんですけど。ご存じですか?

 

別に知らなくても生きていくのには全
く困らないと思うんですけど、今日は
そんな音楽にまつわる雑学のお話です。

 

で、さて「ピカルディの3度」ですが、

 

いきなり答えから言ってしまうと、
イナー・キーの曲が、曲の最後で突然
「同主調」のメジャー・コード終わっ
てしまうことを「ピカルディの3度」
とか「ピカルディ終止」とかいうんで
すね。つまり、コードの3度が半音上
がるってわけです。

 

例えば、Cマイナーキーの曲の最後だ
け突然Cメジャーのコードで終わる
かです。これ、「同主調」のメジャー
コードっていうところが大事で、それ
以外のメジャー・コードで終わるのは
「ピカルディの3度」とは言わない
ですね。よく平行調のメジャーで終わ
るってのもありますが(例えばAマイ
ナー→Cメジャー)それは違うんです。

 

この「ピカルディの3度」、結構ドラ
マティックな終わり方で、バロック音
楽で多用され、バッハの書いた曲の多
くがこの「ピカルディの3度」で終わ
っているといいます。クラシックをあ
まり聴かない人には、某インスタント
コーヒーのCMで流れたあの「ダバダ
ー」という曲の終わり方だといえば分
かりやすいでしょうか。

 

あと、ジャズのスタンダード曲に「ア
ローン・トゥゲザー」というのがある
のですが、あの曲のAメロの部分の終
わり方がこれですね。曲全体という意
味では違うんですけど。

 

ピカルディというのはフランスの北部
の一地域の名前だそうです。ただ、
ぜこの終わり方を「ピカルディの3度」
というのかというと、よくわからない
んだそうです。結構いい加減ですね。

 

そういえば、クラシックの和声学用語
には「○○(地名)の○度」っていう
のがいくつかあります。「ナポリの6
度」とかね。昔は音の使い方に地域ご
との特色があったんでしょうね。

 

とまあそういうことなんですが、上に
も書きましたがこの用語を別に知らな
くても、普通の人は全く困らないと思
います。音大にいる人は試験に出るみ
たいですけど。

 

ただ、この終わり方で終わる曲を聴い
た時に「ああ、ピカルディね……」
かいうと、ちょっとカッコいいかも
れません。知らんけど。

 

というだけのお話でした。ま、使える
時は限られると思いますが、そんなタ
イミングがあったら使ってみてくださ

い(笑)あ、あと、ピカデリーじゃな
くてピカルディですからね。間違える
とかっこ悪いですよ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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