覚えておいて損はない?50s(フィフティーズ)進行

れわれが普段セッションで
やっている音楽は基本的にはい
わゆるポピュラ
ー・ミュージッ
というモノでして。
こうした
音楽には、これも基本的には、
コード進行というものがあるん
ですね。

 

たとえば、Cメジャー(ハ長調)の曲
を演奏するとしましょう。Cメジャー
の基本となるおおもとのコードはCメ
ジャー・コードなわけです。ただ、こ
のコードだけ鳴らしっぱなしにしても
展開がないですので、これにいかに展
開をつけるかって事になります。

 

で、一番簡単な展開としては、Cから
Cメジャーの音階の5番目の音、つま
りGの音を基音にしたG(メジャー)
コードに行ってCに戻ってくる、とい
うのがあります。ただ、これを弾いて
みれば分かりますが、「起立、礼、着
席」という例の展開になるわけで、単
純な落ち着き→盛り上がり→落ち着き
の流れですよね。

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そこで、今度はCの音階の4度の音を
基音にしたF(メジャー)コードを2
番目に持ってきます。すると、C→F
→G→Cとなります。いよいよ音楽ら
しくなって来ましたね。

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ただこのC→F→G→Cという進行(
ンバリング・システムをつかうと、I-
IV-V-Iという進行)も、きわめてベー
シックというかプリミティブな印象で
あることは否めません。それに4小節
でちんまりと完結した感じがしてしま
いますよねー。

 

そこで、最初のCの部分に同じ落ち着
きコードの機能を持つけれども暗い響
Amを付け加えます。そうすると、
C-Am-F-Gという流れになって、落ち
着きの部分に微妙な陰影が着くわけで
す。さらに、4小節単位で前半落ち着
き→後半盛り上がり、という流れにな
り、この4小節を何度も(よければ一
晩中でも)繰り返していられるように
なります。

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いわゆる循環コード(進行)の誕生
すね。とくにこのC-Am-F-G(ナンバ
リング・システムでいうとI-vi-IV-V)
やFをさらにDmに置き換えたC-Am-
Dm-G(I-vi-ii-V)50s(フィフティ
ーズ)進行ともよばれて、その名の通
50年代から60年代のポップスにおけ
る定番となりました。

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50s進行とはいうものの、それ以降現
在にいたるまで、ずっと使われている
進行ですので、ジャムセッションをす
る(のみならずポピュラー音楽を演奏
する)のであれば憶えておいて損はな
かと思います。

 

この人のあのヒット曲も、基本このコ
ード進行でできていますね(あ、キー
はDメジャーですが)。▼▼▼

 

…て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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