上部構造・下部構造?

あ、お前があいつと仕事し
て苦労するのはそうだろうなあ
と思うよ。

 

と、仲良くしている会社の先輩
言った。あいつというのは、のあの
同僚のことだ。

 

そういいますけどね、先輩。苦労する
とかなんて簡単に言ってすまされるよ
うな苦労じゃないんですから。

 

俺は酒の勢いもあって、先輩に反論
た。この人と飲みに来るのもずいぶん
久しぶりだ。2軒目になると、なおさ
言いたいことが止まらない

 

酒の席仕事の愚痴を言うのは無粋
ことはわかってるつもりだが、色々
まっているモノが噴出してしまった。

 

もう、いいかげん会社もわれわれに
々の仕事を与えてくれてもいいんじゃ
ないですかね? 俺は続けた。

 

まあ、だけど外野から見てるとお前た
2人は良い組み合せだと思うがなあ。
なんていうかさ、アッパー・ストラク
チャー・トライアドみたいな関係とい
うかさ。先輩は言った。

 

俺はビックリして、先輩を見た。この
からそんな言葉を聞くとはおもわな
かった。

 

え? 先輩、もしかして音楽やってた
んですか? 俺はたずねた。

 

あれ? お前知らなかった? 俺、
学の頃はジャズ研でキーボードやって
てさ、結構複雑なアレンジとか勉強
たこともあったのよ。先輩は言った。

 

知らなかった。

 

だから思うんだけどさ、お前下のほ
うのコードだとするじゃない。そこは
がっちりお前が固めてるんだけど、そ
上のほうであいつが色々と妙なって
いうと語弊があるかもしれないけど、
いろんなトライアドを弾いて彩りがつ
わけよ。

 

それがクライアントにも評価されてる
んじゃないの? 先輩は続ける。

 

やめちゃうには惜しいと思うんだけど
なあ。そう言って先輩はドリンクのお
替わりを注文した。

 

……

 

俺は、なんだか急に酔いが醒めていく
のを感じた。なんで俺のまわりには、
変な音楽のたとえ話ばかりしたがる人
間が多いんだ?

 

先輩は、色々と音楽理論引き合い
出して語りつづけた。シラケ
軒目にきたことを後悔していた。

 

だんだん睡魔が襲ってきた。その後、
俺の頭の上で、同僚がいろんな音を出
しながら跳びはねている夢を見たよう
な気がする。

 

気がついたら終電がなくなっていた。

 

この話はフィクションですので、現
実の会社の先輩、飲み屋、バー、アッ
パーストラクチャー・トライアドなど
の音楽理論とは無関係です。きっと。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

ギターの得意なコード?

れを読んでいるギターを弾
かれる方で、このコードが好き
だとか弾いてて気持ちいいとか、
そういうのってありますか?
人それぞれ色々あるとは思うのですが、
がまだギターを弾いて歴史が浅い頃
つまり、相当昔ってことですが。
を弾いてて、こういうコード
ことを知ったのですね。
どういうモノかというと、ギターの
ープンコードのAmの押さえ方があり
まして、ギタリストの皆さんなら誰で
も知っているわけですが、これをその
まま2フレット上にスライドした押さ
え方をすると(開放弦はそのまま開放
にしたまま)Bm11 on Aというコード
になるんですね。

 

ギターを弾かない人にはなんのこっち
って感じでしょうが、図で示すとこ
んな押さえ方です▼▼▼

 

この押さえ方をさらにそのまま2フレ
ット上にずらすと、Amaj7コードにな
ります▼▼▼

 

そして、このAmaj7 と Bm11 on A
交互に弾くだけでやたら気持ちいい!
と、当時感動しまして。普通によく使
われるコードしか弾いたことのない純
真な(?)若者にはなんかとてもカッ
コよく聞こえたんですね。

 

で、

 

こういう開放弦(なにも押さえていな
い弦)を上手く使ったコードというの
ギター(とくにアコギ)の得意技
といえるんですよね。

 

このAmaj7のコードなどは1弦の開放
のEの音と2弦5フレットのEの音が
っているんですが、これがエフェク
ターでいうコーラスをかけたような響
きになって良いんですよね。え? 
言ってるのかわからない? つまりな
んというか、っとキラキラした感
になるといいいますかね。

 

まあ、そんなマニアックな話はともか
く。ギター弦が6本しかなので、
複雑にいくつもの音を積み重ねたコー
を弾くのはどうしても限界があって、
ピアノなんかには全然かなわないんで
が。

 

その一方で、こんな風にアノには弾
けないようなコードが弾けることもあ
のです。

 

今でもこの2つのコードを弾くと、
のことが思い出されます。あの頃は
んなことが新鮮でした(遠い目)……
なんてね。

 

何かお好きなギターのコードはありま
すか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

ファ○マをリハモ??

の某コンビニチェーンの、
ファ○リー○ートといえば、思
い出されるのはあの入店時に鳴
るチャイムの音ですよね。

 

あのメロディー、実は正式なタイトル
があるって知ってました?私も今回調
べてみて初めて知ったのですが、

 

メロディーチャイムNO.1 ニ長調 
作品17「大盛況」

 

……というのだそうです。詳しいこと
はこちらをご参照ください▼▼▼

 

そんな「大盛況」ですが、昔、アラカ
ンセッションでこのメロディーをネタ
にセッションしたことがありまして。

 

で、今回その時考えたアレンジ、とい
うか、コード付け(リハーモナイゼイ
ション)を思い出して、遊んだ動画
作ったので、今日はまあそれをご紹介
しようか、と。そんなわけでございま
す(ヒマなのか?)。

こちらなんですが▼▼▼

 

考えてみたら、原曲「ニ長調」なの
で、Dメジャーでやるべきでしたね。
まあ、気がつく前に撮ってしまった
で、ご容赦ください(笑)

 

みなさんも、色々な曲のコードを変え
て楽しんでみてはいかがでしょう?

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

「オーギュメント」その後?

前、「オーギュメント」コー
ドの話をしましたが……

 

英語では augment なので、オーグメ
ントだろう、というつっこみもむなし
日本では「オーギュメント」と呼ば
れている、というまあ、人によっては
どうでもいいようなお話でした。

 

ボストンのバークリーで教えている、
あのトモ藤田さんも自分の本の中では
「オーギュメント」といってるなんて
ことも書いたりして。

 

で、その時はこの「オーギュメント」
コード自体の話は簡単にしかしなかっ
んですね。メジャーコードの5度の
音が半音上っているコード、くらいの
説明しかしなかったんですが。

 

そうしたら、たまたま、あの音楽博士
Dr. キャピタルさんが、YouTube
動画の中で King Gnu「白日」を取
り上げている中で、このコードの話
しているのを見つけました。
▼▼▼

 

というわけで、どんな風にこのコード
が使われるのかにご興味のある方は、
こちらの動画を参考にされると良いと
思います。

 

しかし、

 

アメリカ人Dr. キャピタルさんも、
日本語では「オーギュメント」と言っ
てはりますなあ(つられて関西弁)。

 

そこまで日本の慣習に合わせなくても
いいような気もしますが、しっかり
サーチしてるなあ、と感心したりして
見ておりました。

 

それにしても、ギター関西弁で
の解説上手だなあ、この人は。

 

て、ことで。

 

ではまた ( ̄▽ ̄)

 

陳腐な言い回し?陳腐なコード??

リシェという言葉がありま
す。アル
ファベットで書くと
cliché なんですが。

 

英語の単語ですが、元々はフランス語
で、一般的には「使い古された陳腐な
言い回し」といった意味で使われます。
例えば「教会のネズミのように貧乏」
とか、そんな言い回し。

 

あまりいい意味で使われないのですが
昔、アメリカ人の友人が、「クリシェ
がクリシェになったのにはわけがある
んだよ」と言ってました。

 

つまり、そいういった言い回しがクリ
シェになったのは、「いいたいことが
簡潔にうまく伝わるから」だってこと
ですね。イギリスやアメリカにはクリ
シェの辞書があったりします。

で、

 

実は音楽用語としてもクリシェという
ことばはあって、これは同じコードな
んだけど、その中の一つの音が半音や
全音で少しずつ変化していくような手
を表します。

 

たとえば、C→ Cmaj7 → C7 とかい
コード進行よく見ませんか?基本は
C のコードなんだけど、そこに ド→
シ→シb という動きがありますね。他
にもほら、Am → Ammaj7 → Am7 
→ Am6 とかね。

 

こういうコード進行をクリシェといい
時々見かけるわけですが、これも言葉
のクリシェと同じで、下手に使うと陳
な感じになってしまいます。でも、
使い方によっては効果的だったりもす
るわけですね。

 

例えば、

 

このクリシェを使って2つの名曲を書
いてしまった人がいます。ジョージ・
ハリソンという人なんですけど。彼の
ビートルズ時代に書いたヒット曲であ
「サムシング」「ホワイル・マイ
・ギター・ジェントリー・ウィープス」
の2曲にはどちらもこのクリシェが使
われているんですよね。

 

陳腐といわれようがなんだろうが、
曲も名曲といわれる曲が書ければ問題
ないですよね。

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

音が頭で鳴る?という考えてみれば不思議な現象について

ィミニッシュという種類の
コードが
ありまして。そのコー
ドのアルペジオ
の音が頭にこび
りついて離れないとい
うことが
ありました。

 

普通のメジャーコードとかマイナーコ
ードは重ねられた音と音との間隔
3度だったり短3度だったりするので
すが、ディミニッシュコードすべて
短3度の音程で積み重ねられています。

 

で、できた音を聞いてみると、なんだ
かとても不安定で、不安をあおるよう
な響きになるんですね。一度、ハロウ
ィーンにこのディミニッシュコードだ
けを弾くという動画を作ったことがあ
りますが。何をバカなことやっていた
のでしょうか。

 

それはともかく、一時このディミニッ
シュコードをアルペジオで弾く練習
したことがありまして(なんでそんな
ことをしたのかというと、それはそれ
なりに理由があるのですが、ちょっと
めんどくさい話なので、最後の方に書
いておきますので、興味のある人だけ
どうぞ)。

 

まあ早い話、がっつり盛り上がったコ
ードの時にこれを弾くと(とくにジャ
ズっぽい曲なんかでは)ハマるという
ことなんですが。そんな練習をしたら
ですね……

 

冒頭に書いたようにディミニッシュコ
ード(のアルペジオ)が頭にこびりつ
いて離れない

 

ということになってしまったのですね。

特徴的なサウンドなので、記憶に残り
やすいのだろうと思うのですが。別に
音楽とは関係のないことをしていても、
急にディミニッシュコードのアルペジ
オが頭の中で鳴るんですよね。

 

ちょっと困ったというか、心配になり
ました。ちょっとね。

 

まあ、集中的に練習しなくなったらそ
んな風に突然頭の中で鳴るなんてこと
もなくなったので、面白い経験くらい
に今は言えますけどね。

 

で、

 

そんなことがあった後、今でも頭の中
で(楽器がなくても)ディミニッシュ
コードのアルペジオはイメージできる
ようになったのではあります。これは
やはりアドリブでソロを弾く時などは
便利なのですよ。結構よく使うので。

 

しかし、よく考えると音が頭の中で鳴
というのは面白い現象ではあります
ね。物理的に音が鳴っているはずはな
ので。音の記憶音のイメージとい
うのは不思議なものでございます。ど
ういうメカニズムなんでしょうかねー。
詳しい方、いませんか?

 

皆さんはそんなご経験はありますか?

 

※ディミニッシュコードについて
ガッツリ盛り上がるいわゆるドミナン
ト7thコードに、さらにオルタード系
のb9の音を重ねたコードというのは
ジャズなんかではよく使われるのです
が。

このコードをよく見ると(図の左側)
ルートの音を省略すると図の右側のよ
うにディミニッシュコードが現れるの
ですね。なので、このディミニッシュ
コードのアルペジオを7thコード上で
弾いてやると、ハマる、とまあそんな
理屈になっております。

 

マニアックな話なので、ま、忘れてく
ださい。

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

青春もアラカンも使える(?)Cコード

日の続きなんですが。

 

フォークギターというかアコギとかで
よく弾くCのオープンコードは、セッ
ションとかではあまり使わないという
お話でした。

 

なんでかというと、このオープンのC
コードだと、出てくる音の音域が他の
楽器とぶつかってしまって、お互いに
邪魔してしまいやすいからなんですね。
特にベースとかピアノとかですね。

 

確か少し前にもそんなこと書きました

よね。


で、


そんなわけで、われわれがやるセッシ
ョンなどで、ギターの人がコードでバ
ッキングをするときには、まったく違
った簡単な押さえ方をお勧めしていま
す。こちらなんですけどね
はい、シンプルですね。基本的には
さし指でべたっと1弦から4弦まで
さえていただければ結構です。5弦と
6弦は弾きません。

 

低音の部分はベースに任せてしまおう
ということですね。そうやって、役割
分担をして、全体のアンサンブルの音
を作っていこう、というわけです。

 

低音はベースに任せてしまう、といい
ましたが、それによってさらに良いこ
がありまして。上の図にもカッコの
中に書きましたが、この押さえ方でギ
ターが弾いたとして、ベースがCの音
を弾けばCのコード、ベースがAの音
ならAmのコードになるんですよ。

1粒で2度おいしい、ってやつですね。

 

そして、実はさらにはこのコードの押
さえ方をしていると、ギターでアドリ
ブソロを弾く時にも有利なんですね。
とくに初心者のうちは。

 

どういうことか?

 

んー、もう1回続きます(^-^;

 

厳密にはC6とAm7ということにな
りますが、コードの機能が変わるわけ
ではないので、細かいことは気にしな
くて大丈夫です。そうならないように
回避する方法もありますが、それはま
た別の機会に。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

借りてきたコードがよくなじむ曲たち?

に、別のスケール(同じ主
音を持つ
マイナースケール)か
「借りてきた」コードの話

しました。

 

その例として「サブドミナント・マイ
ナー」コードの話を書きました。キー
Cメジャーだったら Fm のコードが
それにあたります。

 

お手元にコード楽器がある方は、F→
Fm →Cなんていうコード進行を弾い
てみてください。D→ Dm →Aでもい
いいです。ちょっと切なくて胸キュン
な感じですよね?

 

このサブドミナント・マイナー、色ん
なところで使われるのですが、特にあ
る種の音楽と馴染みがいいんです。そ
れはどんな音楽かといいますと、また
また登場しますが、

クリスマスソング

 

なんですね。

 

それも、どちらかというと、ちょっと
ノスタルジックで郷愁を誘うような曲
との馴染みがいいんです。典型的なと
ころでいえば、「ホワイト・クリスマ
ス」とか「サンタが街にやってくる」
とか。

 

基調は明るいメジャー・キーなんだけ
ど、ところどころにこういうダークな
コードを配置すると、冬の気候の厳し
さとか、ちょっとノスタルジックで胸
キュンなイメージとかが感じられるよ
うに
なるので、クリスマスソングによ
く登場するのでは、と思うのですが。

 

そういえば、もう一つクリスマスソン
グの定番である、マライア・キャリー
「恋人たちのクリスマス」にもこの
サブドミナント・マイナーが使われて
いいまして。それがこの曲を定番たら
しめている、という分析を読んだこと
もあります。まあホントかどうかは意
見が分かれるかもしれませんけど。

 

ミッド・センチュリーの懐かしい感じ
を出すにはぴったりなのだそうです。
このサブドミナント・マイナーという
のは。

 

そんなわけで、もしあなたがクリスマ
スソングの新定番を書いてやろうと思
われるのでしたら、サブドミナント・
マイナーをうまく使うといいかもしれ
ません。

 

責任は持てませんけど。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

コードをめぐるセッション的真実と現実 4

コードの、「落ち着き」
「盛り上が
り」の話、メジャー
キーの「ドミソ」
の和音が落ち
着き、「ファラド」「ソ
シレ」
の和音が盛り上がりだという話
でした。

 

Cメジャーキーの3コードでいうと
が「落ち着き」とFとGが「盛り上が
り」ってことですね。そして、3コー
ド以外によく出てくる和音も多くはこ
の3コードの親戚のようなものだとい
う話もしました結局、「落ち着き」か
「盛り上がり」のどっちか。

 

ジャムセッションなんかで音楽を楽し
みたい人は、そこまで理解したらあと
じゃんじゃんセッションに出かけて
行くのが吉、なんですが。

 

いちおう補足として、この「落ち着き」
と「盛り上がり」のコードの何が違う
ので、働きの違いがでるのか、という
ことを書いておこうかと思います。

 

結論から言ってしまうと、コードの構
成音「ファ」か「シ」の音(移動ド
でですね)のどちらかあるいは両方
入っていれば「盛り上がり」で、どち
らも入っていなければ「落ち着き」
なります。

 

なので、入っていない「ドミソ」は落
ち着き、「ファラド」「ソシレ」は盛
り上がりとなるわけですね。それ以外
のコードも「ラドミ」は落ち着きだし
「レファラ」は盛り上がりなわけです。

 

実は、メジャースケール上ファの音
の音は、ちょっとクセがある音
して。ピアノの鍵盤を眺めていただく
とわかりますが(白鍵だけで弾けるC
のメジャースケールが一番わかりやす
いです)ファはミの音と、シの音はド
の音と半音で隣あっていますよね。他
の隣り合った音どうしは、全音(半音
2つ分)で並んでいるわけですが。

 

なので、ファはミの音に、シはドの音
に行きたがる、ある意味不安定な音
んですよね。なので、この2音を含む
コードも落ち着かない響き、つまり盛
り上がった感じになる、ということで
すね。

 

まあ、そんなわけなんです。ご参考に
なれば幸いです。

あと一つご注意しておきますと、同じ
コード、たとえばCのメジャーコード
でも、キーがCのときは「ドミソ」な
ので「落ち着き」コードですが、キー
Fの時は「ソシレ」Gの時は「ファ
ラド」になるので「盛り上がり」コー
ドになるんですよね。キーが変われば
同じコードでも役割が変わります。

 

ということで、超基本的なコードのお
話は、これでいったん終わります。ま
た何か書くかもしれませんが(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

※でも、やっぱりもっとコード(理論)
のことが詳しく知りたい!という方に
は、例えばこんな本をお薦めします。
▼▼▼

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

コードをめぐるセッション的真実と現実3

ードの「落ち着き」と「盛
り上がり」
の話が前回は「3コ
ード」の話に寄り
道(?)しま
したね。

 

で、前回の最後にも書きましたが、た
とえばCメジャーキーの3コード
を弾いてみてください(キー
をしっかり意識するために、初めにド
レミファソラシドと、1回Cメジャー
スケールを弾いてみるといいです)。

 

そうすると、どうですか?Cのコード
一番落ち着いて聞こえて、FとGの
コードはそれに対して、盛り上がりを
感じる(言い方を変えるとそのままで
は終われないように感じる)のではな
いでしょうか。

 

たとえば、C、F、G、Cという順番
で弾いてみましょう。すると、落ち着
いた感じから始まって、途中盛り上が
って、最後また落ち着く、という感じ
になりますよね。

 

一方、C、C、F、Gという順番で弾
くと、同じコードを順番を変えて弾い
ただけなのに、最後、このままでは終
われない感じが残るでしょう?

 

(西洋)音楽というのは、こうした仕
組みを使って、落ち着きと盛り上がり
を繰り返しながら曲が進んでいくよう
にできているんですね。なので、まず
はこの3コードの役割をしっかり理解
するというか「感じる」ことが大切
んです。

もちろん、Cメジャーの曲の中にも、
3コード以外のコードが出てくること
はありますが、多くの場合この3つの
コードの親戚(兄弟?)のようなもの
なのです。ダイアトニック・コード
言ったりしますが、まあ名前はどうで
もいいです。

 

結論だけ言ってしまうと、Amが出て
きたらCの兄弟だと、Dmが出てきた
らFの関係者だと、Emが出てきたら
Gの親戚だと思ってください(キーは
Cメジャーで書いてます)。

 

なので、セッションに行って、Amが
出てきたらCのコードを、DmならF
のコードを、EmならGのコードを弾
いても、問題はまず起きません。ベー
スの人がちゃんとルート(コードの根
音)を押さえて弾いてくれれば、なお
さらOKです。

 

コードのことを思い悩んでいるより、
セッションに行ってどんどん弾いたほ
うがお得です。

 

とはいえ、

 

この3つのコードが、「落ち着き」と
「盛り上がり」に分かれるのはどこが
違うんだろうと思う方も入ると思いま
す。考えてみれば、同じメジャーコー
なのに。

 

それについては、また次回

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

コードをめぐるセッション的真実と現実2

ードのお話でございました。

 

コードには、基本的に「落ち着き」
「盛り上がり」2つしかない。まず
それを感じられるようにしよう、とい
うことでしたね。で、まあそれはそう
なんだけど、もうちょっとだけ理論的
(というと仰々しいですが)な話をし
ようかと思います。

 

音楽の入門書なんかで、スリーコード
(3コード)という用語を聞かれたこ
とがある方もいらっしゃると思います。
その名の通り、3つのコードのことな
んですが、音楽用語としては、各キー
(メジャーキー)における「ドミソ」
「ファラド」「ソシレ」でできる3つ
のコードのことをさします(移動ドで
すね)。昔、フォークギターとかやら
れた皆さんには懐しい言葉かも(笑)

キーCなら「ドミソ」は、「ファラ
ド」は「ソシレ」はのコードに
なります。「ドミソ」のことを「トニ
ック(コード)」、「ファラド」のこ
とを「サブドミナント(コード)」
「ソシレ」のことを「ドミナント(コ
ード)」なんて呼んだりもします。

 

で、実はセッションでやるようなポピ
ュラー・ミュージックのもとになって
いる西洋音楽は、基本的にはこの3コ
ードを土台にしているんです。なので
3コードで弾ける曲なんていうのも沢
山あるんですね。

 

小学校で、ピアノを弾ける子が、メロ
ディーに即興で和音を付けて弾いたり
してるの聴いてスゲーとか思ったこと
ありませんか?ああいうのは、そんな
やり方で付けていることが多いです。

 

ジャズピアニスト山下洋輔さん

 

「…西洋音楽は『C、F、Gという三
和音で誰でも演奏できます』という、
基礎パッケージのような音楽の入れ物
の発見なんです」

 

と言っています。残りのほとんどの部
分はこの土台の上に成り立っているん
ですね。

 

なので、セッションなどをやろうと思
う皆さんは、まずはこの3和音どれ
に「落ち着き」感を、どれに「盛り上
がり」感を感じるか?手元にコードの
鳴らせる楽器のある方は聴いてみてく
ださい。どうですか?(注:Cメジャ
ーのキーの中の話なので、コードを弾
く前
に一度「ドレミファソラシド」の
メジ
ャースケールを弾いてから、コー
ドを
弾くようにするといいです)

 

続きます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

メジャーとマイナーとピカルディの3度

ジャー・コードとマイナー
・コード
の違いって、どこで決
まるかって、前
にも書いたかと
思いますが、

 

3度の音が半音高いか低いか

 

なんですよね。

 

例えば、Cメジャー・コードはCEG
(ドミソ)の3音で成り立っています
が、Cマイナー・コードはCEbG(ド
ミ♭ソ)なわけです。そんなわけで、
3度の音はコードの性格を決める重要
な音なわけですが。

 

そんなことについて考えていたら「ピ
カルディの3度」って用語を思い出し
ました。クラシックの和声学の用語
と思うんですけど。ご存じですか?

 

別に知らなくても生きていくのには全
く困らないと思うんですけど、今日は
そんな音楽にまつわる雑学のお話です。

 

で、さて「ピカルディの3度」ですが、

 

いきなり答えから言ってしまうと、
イナー・キーの曲が、曲の最後で突然
「同主調」のメジャー・コード終わっ
てしまうことを「ピカルディの3度」
とか「ピカルディ終止」とかいうんで
すね。つまり、コードの3度が半音上
がるってわけです。

 

例えば、Cマイナーキーの曲の最後だ
け突然Cメジャーのコードで終わる
かです。これ、「同主調」のメジャー
コードっていうところが大事で、それ
以外のメジャー・コードで終わるのは
「ピカルディの3度」とは言わない
ですね。よく平行調のメジャーで終わ
るってのもありますが(例えばAマイ
ナー→Cメジャー)それは違うんです。

 

この「ピカルディの3度」、結構ドラ
マティックな終わり方で、バロック音
楽で多用され、バッハの書いた曲の多
くがこの「ピカルディの3度」で終わ
っているといいます。クラシックをあ
まり聴かない人には、某インスタント
コーヒーのCMで流れたあの「ダバダ
ー」という曲の終わり方だといえば分
かりやすいでしょうか。

 

あと、ジャズのスタンダード曲に「ア
ローン・トゥゲザー」というのがある
のですが、あの曲のAメロの部分の終
わり方がこれですね。曲全体という意
味では違うんですけど。

 

ピカルディというのはフランスの北部
の一地域の名前だそうです。ただ、
ぜこの終わり方を「ピカルディの3度」
というのかというと、よくわからない
んだそうです。結構いい加減ですね。

 

そういえば、クラシックの和声学用語
には「○○(地名)の○度」っていう
のがいくつかあります。「ナポリの6
度」とかね。昔は音の使い方に地域ご
との特色があったんでしょうね。

 

とまあそういうことなんですが、上に
も書きましたがこの用語を別に知らな
くても、普通の人は全く困らないと思
います。音大にいる人は試験に出るみ
たいですけど。

 

ただ、この終わり方で終わる曲を聴い
た時に「ああ、ピカルディね……」
かいうと、ちょっとカッコいいかも
れません。知らんけど。

 

というだけのお話でした。ま、使える
時は限られると思いますが、そんなタ
イミングがあったら使ってみてくださ

い(笑)あ、あと、ピカデリーじゃな
くてピカルディですからね。間違える
とかっこ悪いですよ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

続・ロストについての傾向と対策

ッションをする人の恐怖の
的、ロス
とその対策について
のお話でござい
ました。

 

昨日は、比較的ロストしにくい曲につ
いて書いたんですが。この前、最近手
にいれたとある本を眺めていたんです
ね。何かというと、例の

 

黒本

 

なんですが(正式には『ジャズ・スタ
ンダード・バイブル【ハンディ版】』
ですね)…

 

この本の『フライ・ミー・トゥ・ザ・
ムーン』の譜面を眺めていたんですね。
で、ちょっと気付いたんですが…

 

図をご覧ください。

『フライ・ミー〜』はABAB’という構
成でこのようなコード進行なんですが、
ご覧のようにBとB’の違い3小節目
のCM7とEm7の違いだけ、なんです
よ。かなり微妙な違いなので、よくあ
るのが、自分がBのところにいるのか
B’のところにいるのか分からなくなっ
てしまう…結果ロスト、という事態な
んですね。

 

ところが黒本ではEm7の1小節前、ふ
つうG7のところに、カッコ付きで書い
てあるようにD#dim7というコードを
付けています。いわゆるパッシング・
ディミニッシュというよくあるリハー
モナイゼイションの手口(笑)なんで
すけどね。ベースがD→D#→Eと動い
ていて、スムーズでしょ?

 

それはまあちょっとマニアックな理論
の話なんですが、それはともかくこの
D#dim7というとても不安定な響きの
コードがあることで、

 

BとB’の区別がつけやすくなっている

 

ということが言えるんではないか、と
まあ黒本眺めながら思ったんですよ。

 

黒本の著者の納さんがそういう意図で
このコード付けを選んだのかはわかり
ませんけどね(笑)ともあれ、こんな
工夫をして、ロストの危険を少しで
減らす、という考え方はあるよね、

思った次第ではありました。

 

(D#dim7なんてコードのところ、ど
う弾いていいかわからない?えー、ま
色々コツはありますが、別に無視して
メジャースケールで弾いてしまっても
なんとかなります)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


 

音楽のスペックは(あまり)変わらない?

Facebookの仕様って、よく
変わりま
すよね。

 

いいね!だけでない色んなリアクショ
ができるようになったのはもうだい
ぶ前ですね。急に投稿の文字が大きく
なったり、カラーの背景がつくように
なったり。Facebookライブなんても
のが生まれたのが1年前くらいでした
かねー。

 

最近では、プロフィールの写真が丸く
なったりとか…。PCとモバイルで見
え方が違ったりすることもあったりし
ますね。

 

そうした見かけ上のことだけでなく、
裏の仕組みも色々とFacebookはいじ
っているんですよね。たとえば、どん
な投稿が誰のタイムラインにどれだけ
上るようになるのか、とか。

 

で、

別にここでソーシャル・マーケティン
の話をしたいわけではないので、細
かいことに立ち入るつもりはありませ
んが…。SNS業界てのはそうやって
ねに色んな変化を自ら作ったり、それ
を試してまた修正したりと大変なわけ
ですねぇ。

 

翻って(?)音楽ではそんなドラステ
ィックな仕様の変化毎月のように起
こるなんてことはないですよね。

 

これもジャンルとか国によって微妙に
ちがったりすることもあるとは思いま
すが、明日からメジャー・スケールの
6番目の音を半音低くします、という
ようなことはないですね。

 

楽典2017年度7月版と9月版で違う
なんてこともないですし…。

 

あー、よかった(何が?)。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

それ、ハーモニック・メジャーだろ
って突っ込んだ人、いますか?あんた
も好きねえw

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


 
 

自由が欲しい?自由から逃げたい?

回のテーマは「自由」とい
うことに
ついてです。

 

…といっても、別に政治的な話をしよ
うと思っているわけではなく、音楽に
ついてのお話ですが。

 

先日のことですが、あるセッション
参加しまして。どんなものかというと、
東京の吉祥寺で「ジャムセッションを
日本の文化に」とかぶち上げて、音楽
教室やったり音楽で起業したい人をプ
ロデュースしたりしている某社長がい
るんですけど。その人が月一でやって
るセッションでして。

 

大体いつも普通のセッションにはなら
ないんですね(笑)。

 

で、昨日のそのセッションでは、「オ
リジナルのスケール(音階)を作っ
てセッションする、というのがテーマ
だったんですね。

 

オリジナルのスケール?そんなものが
いまさら出来るのか?とお思いの方も
いらっしゃると思いますが、そこはそ
れ、やり方はあるものでして。コツと
いうか、ヒント1オクターブの中で
考えないで範囲を広げることにあるの
ですが。

 

まあ、ここではその詳しいやり方を解
説するのが目的ではないので、深入り
はしませんが。ともかく、たとえば、
そんなやり方で私が自分で作ったスケ
ールは、

 

C, E, A, C#(Db), F#(Gb), A#(Bb)

 

というものでした(2オクターブの範
囲で作ったスケールです)。

 

で、さらにスケールの中の音を組み合
わせて、自由にコードを作ったりもす
るんですね。で、その出来たコードを
並べてコード進行を作り、その進行を
使ってセッションをする、というね…
(例えば、私の作ったスケールでは、
C7b9, F#m7b5の繰り返しでやりま
したが)

 

ま、やっぱり普通じゃないセッション
になりました。正直かなり「エグい」
サウンドではあります。私的には好物
なんですけどね。苦手な方もいるでし
ょうが…。

 

で、

 

こんなことをやることで、何が得られ
るのかというと、既存の音楽の方法論
からの(部分的ではあるにせよ)「自
由」な訳ですね。で、実はこれって
からミュージシャンたちが繰り返して
きたことなわけです。

古いジャズからビバップというやり方
が出てきたり、そのビバップの枠組み
から自由になりたくてモードを取り入
れてみたり。さらにはフリージャズ
かに走ってみたり。

 

そんな、古い枠組みから自由になりた
というミュージシャンたちの取り組
みをある種シミュレーションするよう
なセッションではありました。とても
刺激的で面白いセッションでしたよ。

 

ただ…、

 

一方で、人間というのはそんな自由を
渇望することがある一方で、いつまで
も自由ではあり続けられない、という
側面もあるのですよね。そうすると、
自分のやっていることを体系付けたり
理論化することによって枠組みを作ろ
うともするわけでして。その枠組みを
深掘りする中での、進化(深化?)
いうのもあるので、それが悪いわけで
もないのです。

 

個人個人の志向によるところも大きい
と思います。同じ人でも、時には一方
に振れたり、ある時には反対に振れた
りもするでしょうね。そんなことも含
めて色々と考えさせられたセッション
ではありました。

 

みなさんは、いかがですか?自由が好
きですか?枠組みの中で深めていくの
が好きですか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

セカンダリー・ドミナントが役に立つ時

セカンダリー・ドミナン
でござ
いました。

 

要約すると、セカンダリー・ドミナン
意味は頭でわかっていても、それ
がどんなとにき役に立つのかがわかる
かはまた別ということでしたね。

 

じゃあ、どんな時に役に立つのか。そ
のごく一例ではありますが、それが
の動画だったんですね。と、いっても
よくわからないと思うので、解説しま
すが…。

 

セカンダリーがついてもつかなくても
ドミナント・コードというのは、がっ
つりと盛り上がるコードなんです。つ
まり、曲の流れとして盛り上がって
動きが加速されるような気分を生み出
します。

 

そこで、賛美歌のような落ち着いた雰
囲気の曲をファンキーに盛り上げる
に、このセカンダリー・ドミナントの
助けを借りようってことなんですね。
たとえば、

 

例として、スタンド・バイ・ミー
ード進行を使ってみましょう。つまり

 

C      |C      |Am    |Am   |
F      |G      |C       |C      ||

 

という流れなんですが、ここに各コー
ドに向かっていくドミナント・コード
を入れ込んでいくわけです。具体的に
は、

 

C      |E7     |Am    |C7    |
F ,D7|G7     |C      |G7    ||

というような感じで。弾いてみればわ
かりますが、元の進行と比べてかなり
盛り上がり落ち着きが細かく繰り返さ
れる感じですよね。これに、さらに
ズム(グルーヴ)の変化を加えていけ
ばよりファンキーな感じになっていき
ます。

 

今回の動画も、賛美歌に同様の工夫を
加えていたわけですね。ピンときた方
は参考にしてみてください。では、も
う1回どうぞ▼▼▼

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


セカンダリー・ドミナント!…って何?

回ご紹介した、この動画な
んですが
…▼▼▼
https://youtu.be/gQ74b43cE88


音楽をやられる方々は、ドミナントコ

ードという言葉を少なくとも耳にされ
たことがあると思います。ドミナント
コードというのは、Cメジャーのキー
でいうとG7のコードのことです。お手
元にコードの弾ける楽器(ギターとか
ピアノとか)のある方はたとえば、

C→G7→C

と弾いてみてみると、G7から最後の
Cに行く時に、強い解決感があるのが
感じられます。この動きをドミナント
モーションと言うこともありますが、
聞くところによると和製英語だそうで
す(笑)

 

ま、早い話、今の音楽の基本のキみた
いなコードでありコード進行なわけで
す。理論的な用語を知らなくても、G7
からCに行けば落ち着く、というのは
コードを意識して楽器を弾いていれば
経験的に知っている人も多いでしょう。


で、


そこまではいいんですが、世の中には

「セカンダリー・ドミナント」という
ものが存在します。「セカンダリー」
というのは「二次的な」という意味で
すが、「二次的なドミナント」ってい
われてもよくわかりませんね。


あまり理論的に難しい話はすっとばし

ごくざっくりいうと、キーをCとし
た場合、本来のドミナントであるG7
以外の7thコードをこう呼ぶんですね
(かなりざっくりいってるので、だい
ぶ正確性には欠けますが…)つまり
D7
とかE7とかC7とか、そういったコ
ドのことです(F7は違います。なん
でかというと長くなるのでここでは省
略)。


…でもそれで終わってしまうと、その

セコハンじゃなかったセカンダリー・
ドミナントが何の役に立つのか、わか
らないですね。用語を覚えたってだけ
で。


で、最初に書いた昨日ご紹介した動画

の話にもどるんですが…


続きます。 ( ̄▽ ̄) ←オイ

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などお届けする無料のメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
http://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/





 

「ずらす」と「戻す」はワンセットで?

ドリブのソロを演奏すると
きなどに
ソロを面白くするには、
すこし「ずら
す」といいよ、な
んてことをだいぶ前
に書きまし
た。

 

その時は、フレーズの入りをきまじめ
に(?)小節の頭から始めないで、少
し前や後ろにずらしてみるといいよ、
というようなことを例にとりました。

 

アウフタクトってやつですね。ですが、
音楽を演奏するときの「ずらし」のテ
クニックというのは、それだけではあ
りません。

 

たとえば、フレーズの音の使い方を、
その曲の調性にあったスケールから意
図的にずらす、ということがあります。
たとえばCメジャーの曲のなかで、D♭
メジャーのスケールを意図的に弾くと
いうようなことです。いわゆるアウト
フレーズというものですね。

 

あるいは、4拍子の曲に、あえて3拍
子とか5拍子のフレーズをのせてしま
というやり方。ポリリズムと呼ばれ
ますが、そんな「ずらし」方もありま

すね。

他にも色々あるのですが、そうやって
「ずらし」てやると、基本的には聴く
側の興味や注意を喚起することになる、
つまりはある種の「緊張感」を生むの
で、演奏は「盛り上がる」方向に行き
ます。演奏のストーリーに合わせて、
そんなテクニックを使うわけですね。

 

でね、

 

大事なのは、「ずらし」たスケールや
リズムををずれたままほっておいては
いけない、ということです。アウトフ
レーズなら元のスケールに戻るとか、
ポリリズムなら元の4拍子のリズムに
戻してやるとかですね。

 

ずれたままでは、聴いている側にとっ
ては単なる「でたらめ」あるいは「破
綻したソロ」ととられてしまいます。
どこかで「ずらし」たモノを「戻し」
てやるということが必要になるのです
よね。なので、そういった「ずれ」の
落ち着つく先、つまり「落とし所」を
常に考えておく必要があるんですね。

 

聴き手の注意を惹きつけるには、ある
種の驚きが必要です。しかし、その注
意を維持するには「ずれ」(意外性)
と「落ち着き」との間の行き来で納得
感を生む必要があるわけですね。

 

ちょうど、年の初めに普段言わないよ
うな「一年の計」をぶちあげても、落
とし所を考えておかないと、結局破綻
するのと一緒ですかね。ちょっと、違
うか。

 

良いお年を  ( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

 

カノン進行の恋?

回は、カノン進行に関する
発見について発表したいと思

ます。…なんちゃって。

 

カノン進行については、以前にもブロ
グに書いたりしてまして。パッヘルベ
ルの「カノン」ていう曲があって、そ
こから生まれたコード進行なんですけ
ど。

 

そのコード進行が日本人に好まれてお
り、J-POPにはこの進行を使った曲が
山ほどありますというようなお話をい
たしました。で、たまたまアラカンセ
ッションで休み時間にこの進行を誰か
が弾き始めたら、みんなが加わって止
まらなくなった、という。まあ、お気
楽な話だったんですが。ご興味のある
方はこちらをどうぞ。

 

でね、

 

2016年の末にとても流行った、あの
星野源の「恋」なんですが。これにつ
いても最近ブログに書きまして、曲の
中でほんの1音だけ使われているブル
ーノートの話でした。こちらですね。

 

…なんですが、さて、

 

この「恋」ですが、J-POPの曲らしく、
イントロ、Aメロ、Bメロ、Cメロ(サ
ビ)、Dメロ(大サビ)、間奏とアウ
トロのリフ、という複雑な構成(まあ、
J-POPでは普通ですが)になってまし
て、コードの動きも目まぐるしいんで
す。なんですが、何気なくギターでぽ
ろぽろ弾いていたらなんと…

サビ(Cメロ)はカノン進行(の変形)
じゃん、

 

…ということに気がついてしまった、
というわけなのですね。とても速い曲
なのでカノンらしくはないのですが実
、って感じですね。

 

えーホント?という方は、YouTube
カノン進行をひたすら繰り返している
動画がたくさんあると思いますので、
合わせて歌ってみてください。「胸の
中にあるもの〜」という所です。(た
だし、「恋」のサビは最後のところで
進行が変わるので、4小節分余ると思
いますが)。

 

というわけで、そんな所にももしかし
たら、「恋」という曲の人気の秘密が
あるのかもというお話でした。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。

IMG_1851

 

「裏コード」と「音楽の悪魔」

さんは「裏コード」って用
語を聞い
たことはありますか?
何ですかね、裏
コードって?裏
ってことは表があるん
でしょう
か?

 

以前「音楽の悪魔」お話をしまして
覚えていらっしゃいますでしょうか?
「トライトーン」という日本語に訳す
と「三全音」、全音3つ分の開きのあ
る音程のことでした。度数でいうと、
「増4度」(減5度)という音程です。

 

このトライトーンが西洋中世の音楽に
おいては、とても評判の悪い音程だっ
たそうで、教会音楽などでは忌み嫌わ
れていて「音楽の悪魔」とまで言われ
たとかいう話でしたね。

 

で、このトライトーンという音程が実
はいわゆるセブンスコード(C7 とか
G7 とか)に含まれており、こうした
コードが不安定に響く要因になってい
るというお話しもしました。なので、
たとえばG7だったら完全4度上のCな
どのコードに「解決」したくなるわけ
ですね。

 

さて、

 

今取り上げたG7というコード上のト
ライトーンは3度のBの音と7度のF
の音なわけですが、実はこのBとFの
音を3度と7度の音として含むセブ
ンスコードがもう一つ存在するんで
すね。それがD♭7というコードなん
です。

図をみていただくと分かります(C♭
の音はBと同じ音であることにご注意
ください)が、D♭7の場合、Fが3度
の音でBが7度の音というG7と逆の
関係になっています。でも同じ2つの
音(トライトーン)が含まれている
とにはかわりませんね。

 

ということは、

 

D♭7とG7はお互いに役割を入れ替え
ことができるんですね。なので、通
常のG7→Cというところを、D♭7→C
という進行にしても、D♭7→G♭のと
ころをG7→G♭としても良い、という
ことな訳です。「代理」できるわけで
すね。

 

この関係を業界では(笑)「裏コード」
の関係にあるといいます。裏コードを
用いた場合、「半音上からドン」と行
くのでいわゆる「アウト」な響きがし
ますが、どちらにしても強い解決感
生まれるのは一緒です。(追記:ちな
みに英語では Tritone substitution
といいます。「トライトーンによる代
理」ってことですね。)

 

ジャズやボサノバなどでは、そんなア
ウト感のある響きが好まれるので特に
よく使われます。ここにいわゆるII-V
(ツー・ファイブ)という概念をから
ませたりすると、話はさらに複雑に
るのですが、長くなるので、今日はこ
こまでということで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/