7thコードと「音楽の悪魔」?

回コードの3度の音はその
コードの性格
を決める音だなん
てお話をしまして。
その最後に
7度の音もかなりコードの
性格
に影響するよ「メジャー系のコ
ドでは特に」と書きました。

 

「メジャー系のコードでは特に」?

 

…なんでメジャー系のコードだけ、な
んでしょうか?

 

それには、「トライトーン」なるもの
が影響しているんです。日本語に訳す
「三全音」全音3つ分の開きのあ
る音程を言います。度数でいうと「減
5度」あるいは「増4度」という音程
になります。

 

このトライトーン、西洋中世の音楽に
おいては、とても評判の悪い音程だっ
たそうで、教会音楽などでは忌み嫌わ
れていたそうです。「音楽の悪魔」
まで言われたとかどうとか(笑)。
スメタル
かよ。

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ま、たしかにピアノなどで鳴らしてみ
るととても不安定な音程なのがわかり
ます。不安定ということは、つまり次
より安定した状態に「解決」したく
なる響きということですね。

 

で、いわゆる7thコード(C7とかG7と
かいうコード。メジャー7thコードで
はありません)の3度と7度の音の音
程がこのトライトーンなんですね。7th
コードが不安定で、安定したコードに
解決したくなる響きなのは、こんなこ
とも関係しています。

 

単なるメジャーコード(CとかDとか
何もつかないコード)と7thコードで
は性格が変わってきてしまうのです。
とくにキーの主和音(トニックコード)
などの場合は。つまりキーCの場合、
単なるCメジャーコードとC7コードで
はコードの働きが変ってしまうのです。
(これに対してCmaj7やC6といったコ
ードは「機能上」Cメジャーコードと
同等です)。

 

ところがマイナー7thコードの場合は、
3度の音と7度の音の音程差はさらに
半音分離れているので、トライトーン
ではなく、完全5度の音程なんですね。
なので、キーCmでは、Cmコードと
Cm7コードは、「機能的には」違いが
ない、ということになるのです。

 

もちろん、微妙なニュアンスには影響
するので、7度の音に意味がないとい
うことではないですが。細かいことを
語り出すとキリがないので、今日はこ
までということで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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