「枯葉」について今さらながら

賞用の音楽ではなく、演奏
する側という立場から見ると、
ジャズというジャンルは色々と
面倒くさいモノだと思って敬遠
する人も多いのではないでしょ
うか。理論だのなんだのしゃら
くさいと思ってるロックな方も
いらっしゃるでしょう。

 

とはいえ、前にも書いたかと思います
が、ジャム・セッションという文化は
ジャズのミュージシャンたちの世界
ら発生したもの
でもあり、われわれが
やっている講座やセッションでも、ジ
ャズの曲やグルーヴは欠かせません。

 

そんなジャズの入門編ともいう曲とし
て、しばしば取り上げられるのがご存
「枯葉」という曲ですね。以前に、
アラカン・セッションでも「枯葉」と
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
の2曲だけをやるセッション、なんて
企画をやったりもしました。

 

ご存じの方も多いと思いますが、この
「枯葉」はもともとフランスの曲、つ
まりシャンソンの名曲で、本来は今普
通に演奏されるメロディーの前に長い
ヴァース(前歌)がついていたのです
が、ジャズのミュージシャンたちは
胆に(?)それをカット
して、今普通
演奏される形にしてしまいました。シ
ャンソン界からは白い目でみられてい
るのかもしれませんが、セッションで
やられるバージョンもそれを踏襲して
います。

この「枯葉」がジャズのスタンダード
としてこれまでの地位(?)を築くの
に大きな役割を果たしたと思われるの
が、アルトサックス奏者のキャノン
ール・アダレイ
がブルーノートレーベ
ルから出した、Somethin’ Else とい
うアルバムにある演奏ですね。こち
でお聴きになれます▼▼▼

 

この演奏、リーダーがマイルズ・デイ
ビスだと思っている人も多いですが、
少なくともクレジット上のリーダーは
キャノンボールです。まあ、もともと
キャノンボールはマイルズがリーダー
のバンドのサックス奏者だったので仕
方ないところもあるんですが。

 

で、久しぶりにこの演奏聴き返してみ
たんですが、やはり名演ですねえこれ。
印象的なイントロからマイルズの吹く
テーマ、その後につづくキャノンボー
ルのソロ等々どれもクールでカッコい
い。やはり、この演奏があって、今の
「枯葉」の地位があるのだと思いまし
たね。

 

で、さて、

 

セッション的にこの枯葉についてもう
少しよく見てみようと思うのですが…
続きます  ( ̄▽ ̄)
 

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