人間、何かを作り上げようと
か生み出そうとするときは、今
か生み出そうとするときは、今
あるものに「何を加えて完成さ
せるか」という発想になりがち
ですよね。
どんな色を加えていって、絵を完成さ
せようかとか、どんな調味料を加えて
料理を美味しく仕上げよう、とか。
音楽でも同じようなことは起こります
よね。この曲にはどんなパートがどん
なフレーズやらどんなバッキングを足
したら良いアンサンブルになるのか、
今はいったい何が足りないのか? と
か。そんな発想で曲を作り上げようと
することが多いのではと思います。
ところが、
実際にはそういった足し算的な発想で
行こうとすると、結構行き詰まってし
まうことも多いのですよね。楽器の音
域がかぶってしまって、ケンカしてし
まうとか、ソロで音を詰め込もうとし
すぎて訳がわからなくなってしまうと
か、そんなことが色々おこります。
絵の具を使いすぎると、絵がグレーに
なってしまうのと同じようなことで、
飽和状態になってしまうのですね。
なので、特にセッションのような事前
に綿密な構成を考えるのが事実上難し
いような演奏の場合、何を加えないで
すますか、とか、この音は別に弾かな
くてもいいだろうとか、そんな発想で
考えていくのが正解になる場合も多い
わけです。
このソロはそんなに長く必要はあるの
か? そのギターコードは6つの弦す
べて鳴らす必要はあるのか? そのフ
レーズにそんなに音を詰め込むべきな
のか?
足さずに引くことで、実際の演奏がす
っきりして、良い結果を生むことが実
はままあります。
何かを足そうとするなら、そこに十分
なスキマや空間があることを確認する
のが先決かも……しれません。
て、ことで。
では、また ( ̄▽ ̄)
お読みいただきありがとうございま
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