続・コード記法統一議員連盟?

(今回のお話もフィクションです)
京の議員連中はいまだに
ージャ言
を使うというのを思
い出して、俺は
あわてて言い直
した。

 

ダーマスさんいますか?」

 

マスダ議員の秘書は不審そうな視線を
俺に送りつつも、内線電話を取った。

 

副幹事長のイーアオさんがお見えで
すが」

 

(やめてくれ、その呼び方)

 

…と俺は思ったが口には出さず、背中
にムズムズ感を感じたまま、秘書に促
されるままに、議員の部屋に入った。

 

「マ…じゃなかったダーマスさん。総
裁からすでにお願いもきてると思いま
すが…」俺はストレートに切り出した。

 

「その『お願い』とやらにははっきり
お断りの返事をしたと思いますがね」

 

「どうして、そこまでこの法案にこだ
わるんですか?こんな規制をしたとこ
ろで、ロックの連中はどうせ3コード
かセブンスコードくらいしか使わない
んだ。困るのは仲間のジャズマンたち
じゃないですか?」

 

「ロック?そんなことはどうでもいい。
われわれは正しい統一されたコードネ
ームの表記を法制化したいという信念
で行動しているだけだ。ジャズだろう
がロックだろうがフォークだろうが何
だろうが関係なくね」

 

「おっしゃることはわからないじゃな
いが、党内のコンセンサスもちゃんと
とれていないし、このままでは党が分
裂しかねないですよ」

 

「コンセンサス?知ったことか。われ
われは正しいと思ったことをやる。分
裂?上等じゃないか。連立与党内でも
野党の一部にもわれわれと志を同じく
する者たちはいるんだ。この流れはだ
れにも止められない…」

 

マスダ議員は俺を睨みつけ、滔々とし
ゃべり続けた。

 

(狂ってる?いや、何かおかしい…)

 

俺は精神を集中した。この部屋の中に
なにかおかしなモノがないか?その時
あるものに俺は気がついた。

 

「そうか、それだ!」

 

おれは、部屋の隅にあった青色のギタ
ー用のコーラスエフェクタに飛びつき、
電源を引っこ抜いた。

そのとたんに、フリーズしたようにマ
スダ氏の話がストップした。

 

俺は秘書を呼んで言った。

 

セキュリティーを呼んでくれ!」

 

「な、なんだ、どうした。なんで副幹
事長のあんたがここにいる?」マスダ
氏が急に夢から覚めたような顔で俺に
問いかけた。

 

「もともとドラマーのあなたの部屋に
こんなギター用のエフェクタがあるの
が変だと思ったんだ。しかも楽器もな
いのに電源が入っている。おそらく、
見た目とはちがって、何か精神を狂わ
す信号を発していたに違いない。幸い
効力を発するのに少し時間がかかるん
だろう。私の頭がおかしくなる前に気
がついて良かった

 

入ってきたセキュリティーの男に俺は
そのエフェクタを渡して「これを詳し
く調べるように言ってくれ」と指示し
た。

 

「おそらく私たちの内部撹乱を狙った
統一ロックミュージシャン革命武装戦
のしわざでしょう。誰か内部のもの
が奴らと通じている可能性が高い…」

 

厄介なことが始まったものだ。俺は思
った。ロックの連中との戦いは思って
いたよりも長くつらいものになりそう
だ…

 

(To be continued ?)

 

 では、また  ( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。

IMG_1851

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください