コードネームの魑魅魍魎

れわれが普段セッションとか
で演奏している音楽つまりいわゆ
るポピュラー・ミュージックとい
われる音楽では「コードネーム」
あるいは「コードシボル」とい
うものが使われます。楽譜などを
みると、Cだとか、Dmaj7とか、
Gm7♭5とか、A7sus4(9)とか
書かれているあれですね。

 

こうした音楽にはつき物の「コード進
行」を簡便に示すのに考えだされたも
ので、どうも20世紀の初頭あたりにア
メリカで考え出されたモノのようです。

 

で、確かに便利なことは確かで、特に
ジャズの世界では、テーマのメロディ
にコードネームが付けられたものが、
リードシートなどと呼ばれて配られて
それで演奏をするというのが定着しま
した。セッションなどでも、そんなや
り方が踏襲されていますね。たしかに
便利な発明であったと言えるでしょう。

 

ですが、

 

問題はですね「表記のしかたにバラつ
きがありすぎる」ということなんです
ね。

単純なCとかGとかA♭くらいならいい
のですが、マイナーコードになったと
たんにAmをA-と書く人が出てきたり
します。そのほか、

 

Cmaj7はC△7とかCM7
Cm7♭5はCø7
Cdim7はC°7
Caug7はC+7
C9はC79とかC7(9)
C7♯9はC7+9

 

…などと、色々に書かれるわけです。
中にはC7altなどというわけのわから
ないモノまで出てきます。C7にオル
タード・テンション(♭9とか♯9とか
♯11とか♭13とか)を適宜つけて弾い
てねという意味ですが。

 

ま、何年かそんな譜面を見ているとだ
いたい勘が働くようになってくるので
すが、慣れない人がそんなバラバラな
表記にさらされると、混乱してしまい
ますよね。見るのもいやになってしま
うかもしれません。

 

誰かなんとかしてくれませんかね?

 

セッション的には、まずメジャー、マ
イナー、ディミニッシュ、オーグメン
の基本となる部分がはっきり分かる
こと。7度については7thなのかメジャ
ー7thなのか(どっちでもなくて6thな
のか)がはっきり分かること。そこら
へんが押さえられていればまずOK
んですけどねー。

 

コードネームを見てそういった単純化
ができる人はそもそも初心者じゃない
しなー。

 

やれやれ。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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