少し前に、アドリブ・ソロを
弾く時に短いフレーズを長くし
ていくには、2回繰り返して、
それから3回目にちょっとヒネ
ってやる、というのがいいよ、
というお話をしました。今日の
お話は、その続きになります。
弾く時に短いフレーズを長くし
ていくには、2回繰り返して、
それから3回目にちょっとヒネ
ってやる、というのがいいよ、
というお話をしました。今日の
お話は、その続きになります。
このやり口というか(笑)手法をお勧
めするのは、実はこれが「作曲」の定
石的な手法だからなんですね。アドリ
ブのソロを弾くのも、即興的に作曲す
ることな訳ですから、有効な手法なの
は、まあ当たり前といえば当たり前な
んですが。
実例で説明した方が早いと思いますの
で、たとえば、スタンダード・ナンバ
ーの「マイ・ファニー・ヴァレンタイ
ン」を見てみましょうか。この曲、以
前にも取り上げたりしてまして、まあ
私の趣味ということではありますが、
ーの「マイ・ファニー・ヴァレンタイ
ン」を見てみましょうか。この曲、以
前にも取り上げたりしてまして、まあ
私の趣味ということではありますが、
また今回のテーマにぴったりの構成を
してるんですね。
聴いてみましょうか…▼▼▼
聴けばすぐにわかると思いますが、テ
ーマの冒頭8小節でまず同じメロディ
が繰り返され、3回目にメロディーの
後半を「ヒネって」いますよね。次の
8小節も、メロディーは変わりますが
(音形は同じ)同様な繰り返しとヒネ
リでできているのがおわかりになると
思います。
サビに入ると、繰り返されるメロディ
ーの頭の1音だけスケールを昇ってい
きますがパターンは同じという、微妙
味付けがされたりしてます。著作権の
関係で楽譜を載せるわけにいかないの
ですが(作曲者のリチャード・ロジャ
ーズは1979年没)、お手元に「黒本」
などお持ちの方は確認してみてくださ
い。
などお持ちの方は確認してみてくださ
い。
というわけで、2回繰り返してヒネる
のがフレーズ作りというかメロディー
作りの定石パターンである、というこ
とがおわかりいただけましたでしょう
か?専門的にいうと「モチーフ展開」
ということになりますかね。
て、ことで。ご参考になれば幸いです。
では、また ( ̄▽ ̄)
お読みいただきありがとうございま
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