リフを弾くのは頑固おやじに限る?

という言葉は、音楽用語
で、ここでもたびたび使ってき
ました。

 

しかし、リフとは何か、ちゃんとした
説明をしていなかったなと思いまして。

 

セッションとかバンドやっていると当
たり前の言葉でみんな知っているもの
と思ってしまいがちですが。そうでな
いことが結構あるんですよね。気をつ
けなければ。

 

そんな反省トークはともかく、リフ
いう言葉(riff と書きます)ですが。
これは、

 

リフレイン(refrain)

 

の略だということになっています。

 

なっていますという言い方になるのは、
こういうスラングの語源というものは
実はなかなか特定しづらいものだから
なんですが。でも、まあそういうこと
にしておいてあまり問題はないと思い
ます。

 

というのは、リフという言葉は「短い
フレーズの繰り返し」のことをいうか
らなんですね。アラカン世代の方は、
ディープ・パープル「スモーク・オ
ン・ザ・ウォーター」という曲をご存
じの方が多いと思いますが、あの曲の
冒頭の繰り返しフレーズなどが有名な
リフの例です▼▼▼

 

先ほど「スラング」という言い方をし
ましたが、まあジャズ、ロック、ファ
ンクといったポピュラー音楽の「業界
用語」のようなものです。クラシック
音楽業界(?)の方では「リフ」とは
言わないようですね。

 

じゃあなんというのかというと、

 

オスティナート

 

というそうでして。

 

いつぞやの「ソリ」と同じで、これも
イタリア語でございます。 Ostinato
と書きますが、複数だとオスティナー
ティでしょうかね。ま、それはともか
く。

 

で、この単語元々「頑固な」とか「執
拗な」という意味なんです。「リフ」
というなんだか軽いノリよりもちょっ
と重たい感じもしますが、考えてみる
リフというものの本質をずばりと言
っている気もします。

 

どういうことか?

 

続きます(^-^)

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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著作権の法律に名を残すミュージシャン?

楽関係のことをやっている
と、著作
の問題というのは無
視できませんよ
ね。

 

気をつけないと、投稿した動画が削除
されてしまったりとか、JA○R○C
かいうところから、ロイヤリティを払
えとか言われたり、色々面倒くさいこ
とになります。

 

著作権の微妙な問題のひとつに、著作
権がいつ切れるのか、というのがあり
ます。著作権が切れるとその作品は、
「パブリック・ドメイン」になり、誰
でもその作品を許可や使用料なしに利
用できるようになります。

 

アメリカではもともと著作権切れの年
数が個人であれば没後50年、法人著
作権の場合75年でした。それが1998
年に制定された法律により、それぞれ
70年と発行後95年(か制作後120年
の短い方)になり、なおかつ1978年
の元日より前の作品については、著作
権20年間消滅が凍結された、という
ことがありまして(ぜえぜえ)。

 

そんなわけで、20年間くらいアメリカ
の著作物がパブリック・ドメインに移
行することがなかったのですけれど、
2019年、久しぶりに1923年の著作物
がパブリック・ドメインに移行した
うです。

で、

 

まあ詳しいことは色々 Web などにも
書かれているのでご参照いただきたい
のですが、上に書いた著作権の消滅期
限を延長させる1998年の法律に面白
名前がついているのですね。それが

 

ソニー・ボノ著作権延長法

 

という名前なんですが。

 

ソニー・ボノという人は、あのシェー
ルの元の夫で、ソニー&シェールとい
うデュオ・グループを結成していまし
た。下の曲はシェールのソロでのヒッ
ト曲ですが、ソニーが作詞作曲してい
ます▼▼▼

ソニーとシェール(1976年)

彼は、後にカリフォルニア州のパーム
・スプリングスの市長を経て連邦下院
議員となったんだそうで、彼だか彼の
最後の夫人だかがこの法律制定の発起
人の1人だったために、彼の名前をつ
けて呼ばれるようになったそうです。

 

もっともソニー本人はこの法律が成立
する9ヶ月前に亡くなってしまった
ですけどね。それもスキーをしている
ときに木に激突するという事故でした。

 

そんなわけで、法律そのものというよ
りはそんな人間がらみのエピソードに
興味がいってしまう私でございます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストが短気なコールセンター対応だったら

(このお話はフィクションですよ〜)
は、スマホの音声出力をス
タジオの
PAにつなげた。

 

セッションホストをするはずの人が急
インフルエンザにかかってホストが
できなくなったので、最近できたとい
オンライン・セッションホスト・サ
ービスを使ってみることにしたのだ。

 

僕は、スマホにそのサービスの電話番
を入力し、発信ボタンを押した。

 

「こちらはセッションホストセンター
でございます。ただいま、大変混み合
っております。しばらくお待ちくださ
い」

 

スタンド・バイ・ミーのBGMが流れた。
僕を含めたセッション参加者はその音
に合わせて楽器を鳴らしたりしながら
担当に繋がるのを待った。

 

「……」

 

「お待たせいたしております。セッシ
ョンホストに関するお問い合わせの方
を、セッションホストに関する
ラブルのご相談を、セッションホ
スト・サービスをご利用の方を押
してください」

 

トラブル?僕はちょっといやなものを
感じたがそのまま3を押した。

 

「セッションホスト・サービスをご利
用ですね。お客様との今後のコミュニ
ケーションの改善、よりよいサービス
をお届けする参考として、セッション
の様子は録音させていただきますので
ご了承ください。よろしければ、1を
ここでやめる場合は2を押してくださ
い」

 

今さらやめるわけにもいかないので、
僕は1を押した。

 

「セッションホスト・サービスをご利
用いただきましてありがとうございま
す。担当アオイがホストをさせていた
だきます。皆様おそろいですか?

 

「はい」

 

「今日はどのようなセッションをなさ
いますか?曲名をお願いします」

 

「えーと、ファンクの曲をやりたいん
ですが。Pass the Peas(パス・ザ・
ピーズ)という曲なんですけど」

 

データベースを検索しますので、お
待ちください。……1972年ジェーム
ズ・ブラウン他によって書かれた The
J.B.’s の曲ですね」

 

「は、はいそうです

 

「演奏されるみなさんは、曲の構成
把握されていますね?テーマのコード
進行はDのブルーズで、ソロに入ると
A7一発あるいはD7一発になります。
よろしいでしょうか?」

「えーと、はい、ま、だいたい

 

「だいたいとは、どういう意味でしょ
うか?

 

「いや、ま、いちおう音源を聞いたり
はしてますが、みんなでやるのは初め
なんで、ま、だいたい……」

 

突然、電話の向こうでバンッという音
が聞こえた。

 

「なめてんじゃねーぞ、こら!」

 

「へ?」

 

「こっちは、狭いブースの中で、ヘッ
ドセットつけておめえらのホストして
やるんだぞ、しかも遠い沖縄から。
じめにやれ、まじめに」

 

「は、はあ」

 

「(コホン)……で、えーと。そ、そ
れでは、テーマはどなたが弾かれます
か?」

 

「あ、トランペットがやります」

 

もう1人は?」

 

「もう1人?」

 

「だーかーらー、まじめにやれって言
ってるだろう!この曲のテーマは2管
で3度のハモリをつけたりするのが常
識だろうが!サックスとかいねえのか
よ?」

 

「え、あ、アルトサックスがいます
……3度ハモリできる?できない?困
ったな。あ、あのすみません、できま
したらユニゾンで……」

 

「ユニゾンだあ?……ちっ。まいいや。
さっさと、終わらしちまおう……。え
ーと、それではソロはどうなされます
か?

 

「えーと、まずトランペットで、その
あとアルトサックス、次にギターで、
その次がキーボード、あと鍵ハモがい
て……」

 

鍵ハモだあ?なんだそれ、小学校
合奏コンクールか?鍵ハモなし!

 

「え、でも、僕、きのうから鍵ハモ練
習してきたんで……」

 

「てめえ、ホストのいうこと聞けねえ
ってのか?俺がなしっていったら、な
しなの!」

 

「えー、は、はあ」

 

「ったく。……で、最初Pass the 
Peas ……等々という掛け声はどうさ
れますか?」

 

「あ、あれ、ちょっと良くわからない
んで、なしで……」

 

やれよ

 

「はい?」

 

「やれっていってんだよ。あれがない
と締まんないんだよ、この曲は」

 

「は、はあ。で、でも」

 

言葉が良くわからなくっても、適当
にしゃべれよ!わかったな!」

 

「は、は、はい」僕は泣き声になって
いた。

 

「泣くな!うっとおしい!じゃあ、い
いな……、それ……ではイン……ロか
ら……ってみたい……思い……す」

 

突然、音声がとぎれとぎれになった。

 

「掛け……えを……なさんでおねが…
…ます……ワン……リー…………」

 

そこで、音声が途絶えた。

 

その日、僕の使っているスマホのキャ
リア大規模通信障害を起こしたのだ
った。

 

僕らはまだ、その曲を演奏できずにい
る。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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明るく楽しくクリスマス?

リスマス・シーズンというの
は当たり前ですが毎年やってくる
わけですよね。

 

そしてそれは、クリスマスソングの季
でもあるわけです。前にも書きまし
たけど、クリスマスソングがひっ切り
なしにかかっていると、メンタルに良
くないという説もありますが、そうは
いっても毎日どこかしらで流されてい
ますよね。

 

で、さて、皆さんクリスマスソングっ
てどんなイメージを持たれてますか?

 

われわれがよく耳にするクリスマスソ
ングは、アメリカで書かれたものが多
くて、 たいていちょっとノスタルジッ
クな雰囲気があって、ちょっとセンチ
メンタルな気分にさせるものが多いで
すよね。

 

曲の作りなんかも、微妙にヒネリのあ
るものが多かったりしますね。しゃれ
たコード進行が使われたりして。

 

もちろん「ジングルベル・ロック」と
か陽気なものもありますけどね。

 

で、

 

そんな中で、アメリカを中心に特にス
ペイン語圏ではかなり人気のあるクリ
スマスソングがあります。ホセ・フェ
リシアーノというプエルトリコ出身の
ギタリスト兼シンガーソングライター

 

Feliz Navidad(フェリス・ナビダ)

 

という曲なんですが▼▼▼

 

最初に発表されたのが1970年といい
ますから、もう50年以上経つわけで
すね。Feliz Navidad というのは、
ペイン語でメリークリスマスという意
味です。フェリシアーノ以外にも多く
の人がカバーしてたりするんですが。

 

お聞きになればわかりますが、非常に
シンプルな曲で、ほぼメジャーのスリ
ーコードでできてまして、歌詞もスペ
イン語と英語でクリスマスの挨拶をし
てるような内容の繰り返しです。

 

そんなヒネリのない(?)曲ですけど
楽しくないですか? 私はこの曲好き
なんで、よく紹介したり、セッション
でもやってみようとかしてみるんです
が。

 

どうも、日本では認知度が低いんです
よね。なんでだろう? やっぱり日本
の場合、クリスマスソングはラブソン
的なちょっとしんみり感のある作り
ゃないと受けないのですかね?

 

そんなわけで地道に(?)今年もこの
曲を押しているうちに年は暮れていき
ます。良いお年を(←早いよ)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

イメトレにメトロノーム??

メトレつまりイメージ・
レーニンの大切さについては
スポーツを中心に色々と書かれ
ています。もちろん音楽におい
ても有用な練習法であるわけ
すが……

 

イメージ・トレーニングというくらい
なので、実際の道具とか使わない
内だけ曲を弾くところイメージ
たりとか、さらには自分がどんな所で
弾くのかをイメージしたりとか、観客
の反応までイメージしたりとか、そん
なことをするわけです。

 

ところが、そんなイメトレの時にメト
ロノームを使ってみたらどうなるか?
いや、メトロノームをイメージするん
じゃなくて、実際に使ってみたらどう
なるか? ということを書いていた人
がいたんですよ。

このメルマガでもこれまでにも何回か
ご紹介しているジュリアードを出たバ
イオリニストでもある心理学博士ノア
・カゲヤマさんが、また面白いことを
ブログに書いたのでそのご紹介です。

 

彼が言うには、頭の中で曲などを「メ
ンタル・プラクティス」つまり日本語
でいうイメトレをするとき、実際に
内でイメージされている演奏正確な
リズムでなされているもんだろうか、
というわけですね。実際より走ってた
りモタっていたりしないだろうか、と。

 

で、実際の演奏のスピード脳内でイ
メージしているスピードとの関係その
ものを調べた研究はまだないのだが、
柔道の黒帯レベルの選手についての研
があるといって、こんな話を持ち出
してくるんですね。

 

まず柔道の選手たちに3つの動作でで
きている投げ技をやってもらったんだ
そうです。そうすると平均で40.5秒
かったそうです。で、さらにそれを
段より早めと遅めにやってもらうこと
もやってみたら、それぞれ 37.3秒
42.4秒になったそうで。

 

で、この選手たちを3つのグループ
分けて、最初のグループには4週間
わたって最初の試技でやってもらった
技のかけ方より早いスピードで技をか
ける「イメトレ」を週3回やらせまし
た。

 

2つ目のグループには同じ期間同じ回
最初の試技より遅めに技をかけるイ
メトレをしてもらいました。3つ目の
グループは特に何のイメトレもさせな
で4週間を過ごさせました。

 

で、どうなったかというと、4週間後
最初のグループの選手は以前より技を
かける速度が速くなり、2つ目のグル
ープの技をかける速度は遅くなり、
つ目のグループには大きな変化はなか
ったそうです。

 

簡単に言うと、イメトレでイメージさ
れた技のスピードは実際にかける技の
スピードに影響を与えたわけですね。
予想通りと言えばそうですが、さて、

 

この実験結果だけをもとに何も断定的
なことは言えないでしょうが、カゲヤ
マさんは、こんなことを書いていまし
た。

 

リズムが非常に厳格に要求されるよう
なオーディションで弾くための曲(の
部分)を練習するような場合、メトロ
ノームをかけてイメトレするのは役に
立つかもしれない。誰かやってみたこ
とある?

 

もしかしたら、普段弾けるより速い速
で弾きたいフレーズなりを練習する
イメトレを、早めのテンポにセットし
たメトロノームに合わせてしたら、実
際により速く弾けるようになるのかも
しれない……

 

カゲヤマさんは「正直、知らんけどな。
でも、だれかやってみたら、結果教え
ね」と書いてました。

 

いかがですか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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伝説の〇〇〇をやってみた

前、タモリという人が国
民的なスタ
ーになる前のいわ
ゆるハナモゲラ語の
ネタで、
「ソバヤ」というのがある、
いうことを書きまして▼▼▼

 

たまたまそれを読んだ人が、先日の
ラカンセッションでやってみたいとい
うことをおっしゃったので、

 

やってみた

 

というのが今日のお話でございます。

 

前にも書きましたが、アフリカの民族
音楽のパロディーでして、中心となる
人がなにかを叫ぶ(コール)→残りの
人が「ソバヤソバーヤ」と返す(レス
ポンス)という至極単純な構造になっ
ているわけですが。

 

これぞまさにジャムセッションの原点
ではないか、ということで一度やって
みたいと思ってたんですよね。

 

ですので、そんな声が上がったことは
私にとっても望むところでございまし
た。

そんなわけで、その日の実際の映像
こちらでございます。カメラがちょっ
傾いてしまってますが、それもなかな
ワイルドでよいのでは、と思ってお
ります(そうか?)▼▼▼
https://youtu.be/KFw1ws6Z640

 

お時間のある時に、お楽しみいただけ
れば幸いです(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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借りてきたコードがよくなじむ曲たち?

に、別のスケール(同じ主
音を持つ
マイナースケール)か
「借りてきた」コードの話

しました。

 

その例として「サブドミナント・マイ
ナー」コードの話を書きました。キー
Cメジャーだったら Fm のコードが
それにあたります。

 

お手元にコード楽器がある方は、F→
Fm →Cなんていうコード進行を弾い
てみてください。D→ Dm →Aでもい
いいです。ちょっと切なくて胸キュン
な感じですよね?

 

このサブドミナント・マイナー、色ん
なところで使われるのですが、特にあ
る種の音楽と馴染みがいいんです。そ
れはどんな音楽かといいますと、また
また登場しますが、

クリスマスソング

 

なんですね。

 

それも、どちらかというと、ちょっと
ノスタルジックで郷愁を誘うような曲
との馴染みがいいんです。典型的なと
ころでいえば、「ホワイト・クリスマ
ス」とか「サンタが街にやってくる」
とか。

 

基調は明るいメジャー・キーなんだけ
ど、ところどころにこういうダークな
コードを配置すると、冬の気候の厳し
さとか、ちょっとノスタルジックで胸
キュンなイメージとかが感じられるよ
うに
なるので、クリスマスソングによ
く登場するのでは、と思うのですが。

 

そういえば、もう一つクリスマスソン
グの定番である、マライア・キャリー
「恋人たちのクリスマス」にもこの
サブドミナント・マイナーが使われて
いいまして。それがこの曲を定番たら
しめている、という分析を読んだこと
もあります。まあホントかどうかは意
見が分かれるかもしれませんけど。

 

ミッド・センチュリーの懐かしい感じ
を出すにはぴったりなのだそうです。
このサブドミナント・マイナーという
のは。

 

そんなわけで、もしあなたがクリスマ
スソングの新定番を書いてやろうと思
われるのでしたら、サブドミナント・
マイナーをうまく使うといいかもしれ
ません。

 

責任は持てませんけど。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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I Will Survive??

10月も最終日、明日には11
月になろ
うという日だった。

 

は、また同僚と出張に出ていた。も
うすでに1週間以上が過ぎていた。例
によって同僚がクライアントの問題解
決のために地元での対応を優先しよう
と言い張ったためだ。

 

俺は東京に戻っても対応は可能だと
したが、そんなことを聞き入れる同
僚ではなかった。そんなこんなですで
に1週間。俺は東京のことがだんだん
気掛かりになってきていた。

 

それに、次の土曜日には俺は東京でセ
ッションホストをすることになってい
るのだ。すでに参加者定員近く集ま
っている。キャンセルするわけにはい
かない。

 

何をブツブツ言ってるんだ。同僚は俺
に言った。さっきから質問してるだろ
う。クライアントから言われた例のプ
ログラムの納期はどうなっている?

 

まだ東京から返事がないんだ。俺は言
った。なあ、俺だけでも東京に戻った
方がいいんじゃないか?

 

またその話か。そのプログラムさえち
ゃんとした形で納品されれば、すぐに
帰れるさ。

 

堂々巡りだ。俺は時計を見て言った。
もう遅いし、帰ろうぜ。

 

……もう7時か。しかたない。東京と
は明日の朝、ちゃんと連絡取れよ。同
僚は言って立ち上がった。俺の上司で
もないのになんでこんなに偉そうなん
だ、こいつは。

 

俺たちは外に出て、ホテルに向かって
歩き出した。

 

いつもと街の様子が違っていた。

 

ハロウィーンか。なんでも町おこし
今年は色々イベントがあるらしい。
まさらハロウィーンっていうのも、ど
うなんだろうな。同僚は言った。

 

確かに、街中はハロウィーンのイベン
トモードだった。幽霊や、魔女や、
ンビ仮装をした若者がはしゃいでい
る。

 

面白いのは、ハロウィーンの仮装をし
ストリートミュージシャンが大勢
ることだった。街中のいろんなところ
で演奏をしている。

 

中でも街角の小さな公園で演奏してい
ロックバンドには人だかりがしてい
た。のぞいてみると、頭もひげもモジ
ャモジャのヴォーカル兼ギタリスト
リーダーのようだった。なんとツイン
ドラムじゃないか。珍しい。

 

なかなかいいじゃないか。と俺は思っ
た。演奏もジャムセッションぽくソロ
を回していて俺の好みだった。同僚の
好みじゃないだろうが……。

 

そう思って同僚を見ると、ノリノリと
いうわけではなかったが、食い入るよ
うにステージを見つめていた。へえ、
と俺は思った。

 

ステージでは、がボブ・ディランの
「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」
に変わっていた。シンプルだがいい曲
だ。

 

よく見ると、ステージに新たにヴォー
カリストが加わっていた。亡くなった
グレッグ・オールマンにそっくりだな
と俺は思った。そういえば、あのリー
ダージェリー・ガルシアによく似て
いるな。そうか、有名ミュージシャン
ゾンビ(アンデッド?)バンドってわ
けか。面白い。

 

そんなことを思っていると、ステージ
にはどんどん人が増えていくようだっ
た。コーネル・デュプリーを思わせる
ギタリストもいた……というか、デュ
プリー本人にだんだん見えてきた。他
のミュージシャンもそうだ。さらにス
テージには、ウォルター・ベッカーが、
チャック・ベリーが、BBキングが出て
きていた。みんなで楽しそうにソロを
まわしている。

 

ジョン・レノンジョージ・ハリソン
がギターを持って歌っているのも見え
た。

 

ピアノのところにはアレサ・フランク
リンがいた。そばにいる若い女性は
イミー・ワインハウスだろうか。大先
輩を立ててコーラスに回っているのか。
あっちの世界ではエイミーの方が先輩
だけどな……

 

そのうち、同僚の好きなアラン・ホー
ルズワースも出てきた。俺は、ほらほ
らといって同僚の方を見た……

 

……同僚はいなかった。

 

どこに行ったんだと思って周りを見回
すと、なんと同僚はふらふらとステー
ジに上がっていくところだった。様子
がおかしい。そのうち誰かのギターを
借りて同僚もソロを弾き始めた。

 

その瞬間俺は思った。

 

まずい、このままだと同僚は「あっち
の世界」に行ってしまう連れ戻さな
いといけない。

 

おれは人混みをかき分けて、ステージ
に向かった。小突き回されながらステ
ージに上ると同僚のところにいき、腕
をつかんで言った。さあ、戻るんだ。
しかし同僚は、放心したようにギター
を弾いている。

 

もう一度同僚に声を掛けようとした
の腕が後ろから引っ張られた。俺はそ
れを振り払おうとして、自分の腕を見
た。

 

俺の腕をつかんでいるのは、骸骨の手
だった。俺は恐怖のあまり叫び声をあ
げた。

 

……ところで、身体を揺さぶられて目
が覚めた。

 

よく立ったまんまで眠れるもんだな。
同僚があきれた顔で俺をみていた。遅
くなる。帰るぞ。

 

公園のロックバンドはまだ演奏を続け
ていた。グレイトフル・デッド「タ
ッチ・オヴ・グレイ」。

 

公園を後にしながら、俺はサビのコー
ラス“I will get by. I will survive.”
というフレーズを口ずさんでいた。
はなんとか生き延びるんだ……。生き
延びて、東京でセッションホストをし
なければ……

 

(このお話はフィクションです。実在
する街、人間、ゾンビ等とは関係あり
ません。たぶん)

 

て、ことで。

 

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たった4音がヒット曲を生んだ話?

ートルズの曲の多くは、ご
存知のよ
うにジョン・レノンと
ポール・マッカ
ートニーの共作
という形で書かれてい
ます。

 

ま、どちらかが1人で書いても共作
いう扱いにはなる約束だったんそうで
すけどね。

 

最近、ポール・マッカートニーが、
分の書いた曲について解説している動
画を YouTube で見つけて観たんです
けど、その中で有名な And I Love
Her 
について語っていたんです。

 

こちらがその動画のリンクです。3:40
辺りから And I Love Her の話になり
ます(ごめんなさい英語です)▼▼▼

 

で、

 

その中で、この曲を事前に書き上げて
スタジオに持っていった時の話になる
わけです。ボールジョンはもちろん
どんな曲か分かっているわけですが、
ジョージリンゴやプロデューサーの
ジョージ・マーティンといった人は
の場が初めてなので、この曲を書いた
ポールは彼らにこんな曲だよと聞かせ
るわけです。

 

そしたら、ジョージ・マーティン
かイントロが欲しいな、と言ったのだ
そうです。それで、みんなで色々考え
ていたらジョージ・ハリスがあの
ターの短いリフを思いついて弾いた
ですね。

「考えてみれば、あのリフがなければ
この曲はぜんぜんだよね」ポール
言っています。

 

確かに、改めてこの曲を聞き返してみ
れば、ジョージの考えたあのわずか4
音のリフがこの曲の魅力の大きな部分
を占めているのがわかります。

 

当時は曲をスタジオに持ちこんで、さ
っと相談して、でもうレコーディング
といったペースでバンバン進んでいっ
なんてことをポールは語っています。
長時間悩んで、複雑なアレンジすれば
ヒット曲ができるわけでもない、って
ことですかね。

 

リフを思いついたジョージすげーと思
うと同時に、他のメンバーやスタッフ
がそんな思い付きのようなリフの良さ
を理解して、それでレコーディング
てしまうのもすげーなと思った次第で
す。

 

当時ハード・デイズ・ナイトの頃)
彼らの勢いというのもあるのでしょ
うけどね。

 

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でんわは○○○○??(CMソングに揺れるアラカン心)

前、アラカンセッション
いう50代
以上を対象としたセッ
ションをやった
時の話なんです
が。

 

前にもお話したかと思いますが、この
セッションでは、参加される皆さんの
リクエストをなるべくお聞きして、
現しようと考えておりまして。先日の
回のときも、色々出たんですがその中
に、とあるCMソングをやりたい、と
いうのがあったんですね。

 

とある、老舗(?)温泉ホテルのCM
なんですが。え?あれだろうって?
わかりますか?

 

このCMソング、特に関東子供時代
を過ごした私たちの世代の多くの人の
記憶にあると思うのですが、まさかこ
れでセッションしようという人がいる
とは(笑)なんでも、休日にこのホテ
ルの前を通りがかったので、思いつい
たんだそうですが。

 

とはいえ、リクエストいただいたら、
やってしまうのがアラカンセッション。
それも1回はオリジナルに近い形でや
りましたが、2回目はこれをジャズの
アレンジでやろうと思い立ちまして。

 

で、やったのがこちらの動画でござい
ます。この曲、作曲いずみたくさん
なんですね。しかも作詞はあの野坂昭
さんだそうです。▼▼▼

 

セッションが終った後、こういう昔な
つかしいCMソングでセッションをや
るというのはなかなかいい、という話
になりました。また、いろんなリクエ
ストが来そうでございます。

 

こんなアラカンセッションご興味が
ございましたら、コメントでお知らせ
くださいませ。

 

楽しくセッションできる仲間を年中無
休で(笑)募集中でございます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

アラカンのバカンス?

に、ザ・ピーナッツの名曲、
「恋の
バカンス」が意外な国で
国民的な人気
を得ているという
お話をいたしました。

 

なんと、ロシアで今も歌い継がれてい
んですね。

 

なんでそんなことを書いたのか、とい
うと、ちょっとこの「恋のバカンス」
という歌のことを調べていたんですね。
で、そんなことがあるのを知ったんで
すが。

 

じゃあ、なんで調べてたのかというと、
この曲をアラカンの仲間で演奏したい
と思ったからでして。

 

例のオンラインコラボってやつです。
Acapella というスマホのアプリを使っ
ネット経由でデータをやり取りして
レコーディングを重ねていくという、
例のやつですね。

 

これまでにもAm一発で演奏するとか、
ってきたのですけどね。やっぱりアラ
カンなので、昭和の歌謡曲をやってみ
たいと思って、この曲に白羽の矢を立
てみました(←えらそうに)。

 

で、「恋のバカンス」でございます。
どなたかが Facebook のコメントにも
書かれていましたが、1963年の曲とい
うことで、ジャズっぽいちょっとハネ
たビートなんですが、頑張ってやって
みました。▼▼▼

 

Facebook でご覧になりたい方はこ
ちらをどうぞ▼▼▼

 

いかがでしょう?なんと今回、ピーナ
ッツの役、つまりメロディのパート
受け持ってただけたのは、チェロ
ロンボーンということになりました。

 

別にこうなることを想定していたわけ
ではないのですが、出来上がってみた
ら、アラカンらしく(そうか?)渋い
デュオが誕生しました。

 

まあ、周りにはパンデイロ(タンバリ
ンのようなブラジルの打楽器)とかい
て、かなりにぎやかですが(笑)

 

みんな揃って演奏するのはもちろん楽
しいですが、こうやって1人1人音を
重ねてアンサンブルが出来上がってい
くのも楽しいものです。自分の都合の
よい時間に参加できますしね。

 

色んな音楽の楽しみ方を選べるのは、
いいことですよね。

 

※ちなみに本家の歌はこちらです▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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CMソングには危険なあの歌(その3)

Mソングにしたら(場合に
よりけり
ですが)まずいんじゃ
ないかと思う懐
かしの洋楽ヒッ
トソングの話、その3
回目です。

 

今日取り上げるのは、ジグソーという
パズルみたいな名前のイギリスのグル
ーブによる「スカイ・ハイ」という曲
です。1975年に、香港・オーストラ
リア合作のアクション映画の主題歌
して作られ、アメリカのヒットチャー
トで3位まで上がったヒット曲です。

 

この曲、日本で人気が出たのはその2
年後の1977年で、あのミル・マスカ
ラス全日本プロレスに参戦して人気
を得たときに入場用のテーマ曲として
使ってからでした。その年の洋楽チャ
ートを席巻し、日本だけで120万枚売
れたとかいう話も(オリコンによれば
57万枚だそうですが)。▼▼▼

 

この曲、なかなか威勢の良い感じに聞
こえるので、入場曲として使われたの
でしょうかね?で、人気が出たことも
あって、クルマのCMなどに使われた
りてるんですね。

 

しかし、歌詞を眺めていただければわ
かりますが、この曲
失恋の歌(より正確に言うと彼女に振
られた歌)
……なんですよね。

 

「僕は君に愛を捧げたのに」
「2人で頂上獲ったと思ったのに」
「君は僕にうそをついた」
「理由もなく、君は全てを空高く吹き
飛ばした」

なんていう歌詞が並んでいるんですよ。

 

タイトル「スカイ・ハイ」というの
空高くという意味ですが、なにが空
高くかというと、彼女に振られて幸せ
が吹き飛ばされたという話なんですね。

 

ミル・マスカラス、よくこんな歌詞の
歌で入場してましたね(笑)いちおう
向こうの人ってことじゃなかでしたっ
け、彼は?あ、メキシコ人か。

 

まあ、それはいいとしても、こういう
歌詞の歌をファミリー・カーのCM
は使わない方がいいんじゃないのか
と思いますけどね。1人乗りのバイク
とかならありかもしれませんが。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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……ホテルへようこそ

い日だった。ただ妙に乾燥していて湿気がなく、なんだか砂漠のような気候だなと俺は思った。

 

砂漠に行ったこともないのに。

 

俺と同僚ホテルを探していた。クラ
イアントとの打合せでクレームを聞か
されたあと、本社に帰って出直そ
と同僚に言ったのだが、同僚が出張
を延期して支社と解決策を探るべきだ
と言いはったのだった。

 

宿泊していたホテルに延泊の相談をし
たのだが、満室だと断られ、しかたな
別のホテルを探し出したのだ。どう
も市内で何か大きな催事があるようで
ホテル探しは難航した。

 

俺と同僚で手分けをしてネットを検索
したり、電話をかけまくった後、よう
やく同僚が1件のホテルからOKの返
をもらい、俺と同僚はタクシーに乗
ってそのホテルに向かった。

 

乗ったのは妙なタクシーだった。何か
植物を焚いたような、奇妙な香り
した。嗅いでいると、どこかに行って
しまいそうな香りだった。

 

頭が重くてめまいがしそうだと感じ始
めたところで。タクシーはホテルに着
いた。この街には何度も出張で来てい
るが、見慣れない風景のエリアだった。

 

ホテルのフロントの女性入り口まで
出てきて迎えてくれた。古いホテル
中はちょっと暗いですので、と彼女は
言って、そのまま部屋まで案内をして
くれた。遠くで鐘の音がしたような気
がしたが、記憶はあいまいだ。

 

……ホテルへようこそ、と彼女は言っ
たが、ホテルの名前は聞き取れなかっ
た。古いですが部屋は沢山あります
ら、いつでも空きはあるんです。彼女
は聞いてもいないのにそんなことを言
った。

 

腹が空いていたが、疲れてもいたので、
同僚と俺はホテルのレストランで夕食
を取ることにした。同僚がワインを頼
むと給仕長は、当ホテルでは1969年
の創業以来酒類は置いていないのです
と言った。

 

こんな日に、酒も飲まずに寝られるも
んか。同僚は立ち上がり、フロントと
交渉してくるといって歩き出した。俺
は嫌な予感がして、同僚を追ってフロ
ントに向かった。

 

フロントには誰もいなかった。

 

……が、その脇の開け放たれたドアの
向こうに人影が見えた。同僚はそのま
ま中に入った、俺も後を追った。

 

そこには、例のフロントの女性も、給
仕長もいた。それ以外のスタッフもい
るようだった。皆は手にナイフを握り
なにかテーブルの上のものを突き刺そ
うとしていた。

 

俺たちに気がつくと、フロントの女性
は言った。お客様、言い忘れましたが
チェックアウトは24時間いつでもOK
です。ただ、誰も帰った人はいません
けどね。彼女は笑った。

 

俺は同僚を見た。同僚も笑っていた。
俺はドアを出て逃げ出そうとした……

 

……ところで、肩を揺さぶられて目が
覚めた。

 

明日朝から支社で打合せだ。もう部
屋に戻ろう。寝過ごして遅れるなよ。
同僚は立ち上がって俺に言った。

 

ホテルのレストランで食事をするうち
に疲れが出て寝てしまっていたらしい。
70年代ロックのチャンネルに合わせて
いるらしい有線放送のBGMが流れてい
た。

 

イーグルズの「ホテル・カリフォルニ
ア」の最後のツイン・ギターの演奏が
聞こえた。

 

本当に俺たちは本社に帰れるのだろう
か。

 

(例によって、これはフィクションで
すので、現実の出張や街やホテルとは
何の関係もないです、きっと……)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

あの昭和の歌謡曲が、あの国で人気?

近、ちょっと訳あって「恋
のバカ
ンス」という曲のことを
調べたんです
けど。

 

岩谷時子作詞、宮川泰作曲で、ザ・ピ
ーナッツが歌った昭和歌謡の名曲です
ね。1963年のヒット曲です。▼▼▼

 

何で調べたかは、また別の機会にお話
しすることになると思いますが、それ
はともかく。調べる中で知ったのです
が、実はこの曲当時のソ連の国営放送
局の東京特派員の人が気に入って、ソ
連に持ち帰ったんだそうです。

 

で、なんと1965年にロシア語でレコ
ード化されたということなんですね。
それ以来、この曲は現地で愛され続け、
ソ連がロシアになった今でも歌われて
いるのだそうです。

ロシア語でどんな感じに歌われている
のかYouTubeで検索したら、色々出
てきました。例えばこんな感じ▼▼▼

 

なんだか4人組のアイドルグループみ
たいなおねえさんたちが歌って踊って
ますね。なぜか間奏で踊るときはブル
ーズになってますが(笑)しかし、
半は日本語の歌詞で歌ってるし、なん
かちゃんと原曲がリスペクトされてる
感じですよね。

 

他にも、色んな動画が見つかって、
当にロシアで人気のある曲なんだとい
うことが分かります。

 

しかし、1963年といえば、あのキュ
ーバ危機のすぐ後なんですけどね。音
楽は冷戦のさ中でも国境を越えて行っ
んですねえ。この話って有名なんで
すかね?私は今回初めて知りましたが。

 

坂本九「上を向いて歩こう」がアメ
リカで大ヒットした(これも1963年
でした)裏で、こんなことも起きてい
たんですね。

 

というわけで、今日はちょっと気楽な
話題でございました(いつもお気楽で
ですけどね)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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月に飛ぶのは案外難しい?

ライ・ミー・トゥ・ザ・ム
ーン
とい
う、セッションなどで
もよく演奏され
る曲があります
ね。

 

比較的シンプルな構成の曲で、初心者
向けと良く言われます。それはまあそ
うなんですけど、実際に演奏してみて
アドリブソロなどを弾こうとすると、
結構落とし穴のある曲でして……

 

なんてことは、以前にも書いたことが
ありましたね。この曲の構成がABAC
という流れなんですが、実はBの部分
とCの部分が良く似たコード進行(A
の部分はもちろん全く同じ)なので、
ソリストは自分が今ABのところにい
るのかACのところにいるのかわから
なくなってロストしやすいなんて話だ
ったと思います。

その辺の話は、そちらをご覧いたくと
して、今回はちょっと別の側面からこ
の曲の構成をみてみましょう。この曲
いわゆるAメロの部分つまり曲の頭の
部分8小節は、キーCメジャー
Am /Dm7 /G7 /C /
F /Bm7b5 /E7 /Am(, A7) /
という流れ(コード進行)なんですね。

 

All The Things You Are というこれ
も有名なスタンダードナンバーがあり
ますが、それと似たような出だしです
(特に頭4小節)。

 

この流れ、1段目も2段目も4小節目
にCやAmというトニック系の落ち着
きコードがくるような流れになってい
ます。この4小節目で落ち着く、とい
う流れは、実は、結構おさまりが悪い
んですよ。軽い違和感があるというか。

 

4小節の単位で見ていくと、落ち着く
場所が3小節目とか次の1小節目とか
になっていると、おさまりは良いし、
メロディーの解決感も出しやすいんで
すね。フライ・ミー・トゥ・ザ・ムー
ンでも、BやCのパートでは、
Dm7 /G7 /C(Em7) /A7 /
Dm7 /G7 /C /Bm7b5, E7/
といった流れで、3小節目に落ち着き
コードが配置されています。

 

思うに、このAメロの「違和感」
リストの感覚を微妙に狂わせるところ
があるような気がするんですよね。と
くに盛り上がりから落ち着きに行くと
ころを意識しすぎると、小節感覚が狂
うというか。

 

そんな違和感を抱えつつBメロ(Cメ
ロ)に突入すると、そっちの流れにも
影響してしまうのではないか、とそん
な風に思うんですね。

対策としては、Aメロの部分について
はあまり細かいコードの動きにとらわ
れず、8小節全体をBメロ(Cメロ)
に向かう前振りのように大きくとらえ
こと。そうすると、比較的この落と
し穴にひっかからないように思います。

 

ご参考になれば幸いです。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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今日のセッションは、今日の○○

ャムセッションというと、
何か定番
の曲をいつもやってい
るイメージがあ
るかもしれませ
ん。

 

もちろん、セッションスタンダード
呼ばれるような曲は確かによく演奏さ
れますし、ブルーズを皆でやろうなん
てのもよくある光景ですよね。それは
それでもちろん楽しいのですが……。

 

とはいえ、

 

別にそういった曲じゃないとセッショ
ンできないという決まりはないのでし
て。普段やらないような曲でセッショ
ンするのも目先が変わって楽しかった
します。

 

ただ、あんまり複雑で難解な曲をやる
のは大変なので、シンプルで、セッシ
ョンでは普段やらないとしてもそれな
りにみんな知ってる曲がいいですね。
別に苦行をしたいわけではないですか
らね(笑)

 

われわれが開催しているアラカンセッ
ションでも、ときどきちょっと面白い
リクエストが来たりします。前にも
スラのテーマとか賛美歌でセッション
したことがありました。今日は、また
別のそんなセッションをご紹介しよう
かと思いまして。

 

こちらの動画、よろしければ最初の1
分ぐらいで一旦止めて、その後に演奏
されるテーマが何か当ててみてくださ
い。▼▼▼

当たりましたか?(笑)なんとあの料
理番組のテーマ曲でしたね(別の料理
番組のテーマもついでにやってます)。

 

ソロのときには、頭の4小節のコード
進行をぐるぐる回してたんですね。基
本的にはCとG7だけのシンプルな進
で(時々変なリハモしてますが…)
ソロを弾く難易度は高くないですが、
楽しく盛り上がってるでしょ?

 

皆さんは、こんなセッションどう思い
ますか?ご感想をコメントでいただけ
ると嬉しいです。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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CMソングには危険なあの歌(その2)

に、CMソングにしたらま
ずいんじ
ゃないかと思う洋楽ヒ
ットソングの話
書きましたが、
同じようなお話です。

 

今日取り上げるのは、あのビリー・ジ
ョエルの名曲「ピアノ・マン」です。
この曲をお好きな方も多いと思います。
そういえば、いつか Facebookフレン
の皆さんにアンケートをとったら、
「オネスティ」「ストレンジャー」に
次いで第3位でした。

 

「ピアノ・マン」はビリー・ジョエル
自身の体験に基づく歌で、彼の最初の
ヒット曲でもありました。哀愁のある
3拍子の曲で、確かに良い曲なんです
よ。私も好きです。

 

ただ、問題はこの曲を会社の「環境保
護活動」を紹介する企業CMに使うと
いうことなんでして……。

 

とある電力会社が使っていたんですけ
どね。もう10年以上も前の話ですけ
ど(動画さがしたけど、みつかりませ
んでした)。

 

で、

 

たとえば、この曲の出だしの歌詞を見
るとですね、

 

♪土曜日の夜9時、いつもの客が(酒
場に)やってくる。俺のとなりでは老
人がジントニックを愛でている。老人
は俺に思い出の歌を歌ってくれという。

 

とかなんとかいった感じなわけです
よ。

 

これが尾瀬の自然を守る活動をしてい
るシーンか何かのバックで流れるわけ
ですね(笑)

 

まあ、そりゃ環境保護活動をする人た
ちも夜にはピアノのあるバーに行って
懐しい歌を歌うこともあるでしょうけ
どね。とはいえ、昼間の活動のバック
グラウンド・ミュージックとしてはち
ょっとどうなの?と思ったわけでした。

 

この会社、その後3.11があったせいか
環境保護のCMやらなくなってしまい
ましたが(おいおい)……

 

「ピアノ・マン」はこの他にも、某不
動産販売会社のマンションのCMにも
使われていましたが、これもまあ、個
人的にはどうかと思わなくもありませ
ん。

 

そして、わりと最近では某メーカーの
ビールのCMに使われてました。まあ
ビールならいいんじゃない、と思われ
るかもしれませんが、個人的にはそれ
微妙かもと思ったりしてます。

 

この歌は「色々問題を抱えた人たちが、
ひとときの安らぎを求めてピアノ・バ
ーに来る」っていう歌なわけです。そ
して、「そんなバーのピアノマンでく
すぶってる俺って……」というね(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

音楽を聴いて呼び起こされる感情は世界共通か?

楽を聴いていると、いろいろ
感情が呼び起こされますよね。

 

ハッピーな曲だなとか、悲しい曲だな
とか、なんだかおどろおどろしい曲
なとかね。

 

われわれが普段聴いている曲というの
は、その多くがいわゆる西洋音楽を基
礎にしていますね。もちろんそこに
スニックな味付けとかが加わることも
あるわけですけど。

 

じゃあ、そうやって曲を聴いて呼び起
こされる感情というのは、世界中万国
共通のものなんでしょうか?

 

それともそういう音楽の仕組みになら
されている地域の人だけのものなんで
しょうか?

 

文化的、後天的得られたものなのか、
より根源的な(?)脳の働きによるも
のなのか? これはなかなか難しい問
なわけですが。

 

何より、それがどちらかを科学的に実
証するエビデンスが非常に乏しい、と
いうのが実態のようです。とはいえ
究する人がいないわけではないようで
して。

 

2009年にドイツ他の研究者が発表した
研究論文によるとカメルーンの山地
に住むマファという部族の西洋音楽
を聴いたことのない人たち被験者
して、彼らに西洋音楽を聴かせたんだ
そうでして。

 

そして、その音楽がどのような基本的
情(喜び、悲しみ、恐れ)を表して
いるか、人の顔写真を見せて選んでも
ったそうです。

 

そうした実験の結果、カメルーンの山
奥の人たちも、基本的には西洋の人た
ちと同じ感情を音楽から感じとった
うなんですね。つまり西洋人が楽しい
(悲しい)と思う曲はカメルーンの人
も楽しい(悲しい)と感じた、という
結果が得られたとのことです。

 

メジャー(長調)の曲の多くは楽しく
感じたし、マイナー(短調)曲には
いイメージを感じたそうです。

 

ということは、

 

少なくともある程度は音楽にこめられ
た感情を理解するのは文化的なモノ越
えて、人類に共通するといえそう、で
はありますね。

 

そんなわけで、ミュージシャンの皆さ
んは、安心して世界制覇をめざして下
さいね。(そんな話か?)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

CMソングには危険なあの歌

ラカン世代の人で若い頃
をよく
聴いていた人は、ギル
バート・オサリ
ヴァンという歌
手を覚えていらっしゃ
ると思い
ます。

 

アイルランド生まれイギリス育ち
シンガーソングライターで、1970年
代初めにブレイクし、1972年「ア
ローン・アゲイン」全米で通算6週
1位になるという大ヒットになりまし
た。日本でも洋楽チャートで5週連続
1位になったそうです。

 

で、この「アローン・アゲイン」(原
題は “Alone Again (Naturally)”)な
んですが、メロディはポップなバラー
耳に心地よいんですよね。そのお
かげ(?)か、日本ではCMやらテレ
ビドラマ使わたりするんですけど。

 

それ、いいのか? と思ってしまうん
ですよねえ。

 

というのは、この曲、メロディは耳に
心地よいんですが、詞の内容はとても
耳障りが悪いんですね(笑)ネットで
検索すると和訳した歌詞がご覧いただ
けると思いますが、この詞の中の「主
人公は」

 

1.結婚式を上げる教会で婚約者に逃
げられる
2.失意のあまり投身自殺を考える
3.神も仏もあるものかと考える(す
みません仏とは言ってないです)
4.母親は父親の死によって絶望し言
葉を失う
5.その母親も死んでしまい、主人公
は1日泣き明かす

 

というわけでですね、悲惨で絶望的
内容が連ねられているわけですよ。そ
んな歌をCMソングに使うっていうの
はねえ、英語ネイティブの人が聞いた
らかなり衝撃的(?)なんじゃないで
しょうか。

 

YouTubeで探してみたらですね、たと
えばクレジットカードのCMに使われ
てたりしたんですねえ。で、ナレーシ
ョンが「安心がついて初めて国際カー
ドと呼べます」とか言ってですね、海
外旅行でも安心だということをアピー
ルしたいんでしょうけど、安心できる
歌詞じゃないと思うなあ。

 

読者の皆さんに、CM制作者の方がい
たらどうぞお気をつけくださいね。あ
とテレビドラマとかにも使われてたみ
たいですが、その辺も。

 

似たような話は、他の曲でもあります
が、長くなるので今日はここまで

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

オンラインセッション動画をつなげてみたらどうなったか

度もご紹介しましたけど、
今、オン
ラインでAcapella(ア
カペラ)というスマホの
アプリ
を使って演奏でコラボする、と
いうこともやっておりまして。

 

で、そんな活動の中で、ラカン世代
のメンバーを中心に(全員ではありま
せんが)コラボ動画を作ってみました。

 

ある有名な曲(おわかりかと思います
がSt○nd by ○eです)のコード進行
私がバッキングしたのに合わせて、皆
さんに個別にソロを弾いてもらったん
ですね。それを集めて、こんな風にし
てみました。いかがでしょう?

 

つまり、まず個別のソロを弾いていた
だいたデータを一回動画(mp4)のデ
ータとして保存しまして。で、それを
動画編集ソフトに読み込んで、つなぎ
合わせてみたわけですね。

 

これはこれで、なかなか面白いのでは
と思ったわけなんですが。いかがでし
ょうか?みんなでソロを回しているよ
うに見えませんか?

 

ソロの並べ方なんですが、最初は落
ち着いたソロを配置し、その後盛り上
げに向けてあおるようなソロをつなげ、
鍵ハモのところで一旦盛り上げてみま
した。その後ベースのソロを挟んで、
もう一度盛り上がる、というような意
図でつなげております。

 

Playing for Changeという有名なグ
ループというかプロジェクトがありま
す。世界中ミュージシャンが1つの曲
をその地元で演奏したものをつないで
発表したりしている(YouTubeに色々
アップされてます)、ちょっとそれに
似た感じを狙って仕上げてみました。

 

こうすることで、アカペラというアプ
リの無料版の時間制限(1分)の壁を
乗り越えてみたいという狙いもありま
した。ちょっとセコいですが(笑)

 

もちろんリアルのセッション仲間も増
やしたいのですが、距離の遠い仲間と
も気軽にセッションできる、こんな活
動も続けて行きたいと思っています。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

●おまけ(?)
あ、そういえば、速攻アレンジ総研の
浅沼勇司所長もソロを弾いてくれたの
ですが、YouTube動画なんで、そのま
ま出すしかない…。というわけで、ど
うぞ(笑)
https://youtu.be/5nMxUl1yROI