以前、アラカンセッションで、
あの曲をやったんですね。
あの曲をやったんですね。
郷ひろみの「2億4千万の瞳」なんで
すけどね。作詞が売野雅勇、作・編曲
が井上大輔という、1984年のヒット
曲なんですが。
郷ひろみのこれがちょうど50枚目の
シングルだったそうです。民営化され
る前の国鉄(古い)の最期のキャンペ
ーン・ソングでもありましたね。
いわゆる昭和歌謡の1曲なわけですが。
で、まあセッションでやろうというの
で、事前に聴いていったわけですが。
改めて聴いてみると、これまで気がつ
かなかったに気づいたりするわけです。
全体の曲調としては、郷ひろみの曲に
よくあるマイナーキーのポップ・ロッ
ク調になってますね。イントロやサビ
のところでは、いわゆる「アンダルシ
ア終止」というコード進行やその変形
パターンが使われています。
アンダルシア終止というのは、Dm-C-
Bb-A というような進行で、名前から
もわかるように、フラメンコで特徴的
に使われる進行ですが、それ以外にも
ラテン音楽やポップスなどで頻繁に顔
を出します。例えばデル・シャノンの
「悲しき街角」とか、ベンチャーズで
有名な「ウォーク・ドント・ラン」と
か。
まあ、その辺はある種予定調和的な作
りなんですが。
今回、気がついたんですけど、面白い
のはこの曲の間奏なんです。よろしけ
れば上の動画でもう一度聞いてみてく
ださい(1:50 すぎあたりです)。
ここまで、ほぼずっとマイナー(Dm)
で来ていたのがここで急に平行調のF
に転調するんですが、なんと bVII つ
まりEbからBb→Fという進行でアルト
サックスがソロを吹くんですね。なん
でしょうこの意表の付き方は。
聴いてみると、なんだかここだけアメ
リカのポップ・ロックでよく出てくる
サックス・プレイっぽくないですか?
私は、
ビリー・ジョエルっぽい!
と思ったんでよすね。彼のバンドのリ
ッチー・キャナータのアルトサックス
とか、そんな感じ。
この曲の出た1984年当時はビリー・ジ
ョエルの最盛期で、日本でも大人気で
したからねー。わずか8小節のこのソ
ロにビリー・ジョエルっぽさを盛り込
みたかったんでしょうか?プロデュー
サーの意向かな?
まあ、そんなことに今さら気が付いて
面白がっていたのではありました。や
はり昭和歌謡を聞き返すのって楽しい
ですね。
ま、今日はそれだけです(笑)
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
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