人間というのは合理的に考えて
合理的に行動する生き物だ……と
は限らない、というのはよく言わ
れることで。
経済学なんかでは、何ごとも合理的に
考え行動する人間が前提となっていた
わけです。昔はね。
それに対して行動経済学なんてものが
出てきて、人間の思考や行動の非合理
性に焦点があてられるようになってき
たわけですね。『予想通りに不合理』
なんて本ありましたね。
そんな経済学の話は本も出てるし、グ
グればいっぱい出てくるし、ご存じの
方も多いと思うんですが。
で、
そんな人間の非合理性をいちばん肌身
で感じられるのは、
音楽をやるとき
なのかもしれない、なんていうことを
思ったわけです。セッションでアドリ
ブで演奏する時なんかとくに。
音楽にはこうすればこうなるとか、こ
れをやればこういうことになる、なん
ていうこと(あえて理論とはいいませ
んが)は色々あって、それを覚えて演
奏するのが普通なわけですが、必ずし
もそれを守る人ばかりじゃないし。
ライブで、必要以上に声を張り上げた
り、事前には考えてもいなかった奇声
を発してしまったり。
決められたテンポがあるのに、なぜか
だんだん速くなって(走って)しまっ
たり。
だけど、そういう「逸脱」した演奏が
なぜかウケてしまったり。
本番の演奏だけでなく、練習すれば、
そしてそれを続ければ上達するわけで
すが、それが出来なかったり。
まあ、色々あるわけですよね。
で、思うんですが、自分ごとにしても
他人事にしても、そうしたおかしなと
いうか不合理な現象を楽しむことがで
きることが一番なんじゃないかと思っ
たりするんですが。あ、またこんなお
かしなことやってる、とか。
まあ、別に無理にとは言いませんけど。
て、ことで。
それでは、また( ̄▽ ̄)