続・チャルメラでセッション

し前に、チャルメラのメロ
ディーで
ッションした話を書
いたんですが…。


その時にちょっと書き忘れたことがあ

ったので、今日はその話の続きです。
特に、面白そうだからやってみよう
思われた方(いるのか?)にちょっと
注意というか、コツというか、そん
な内容です。


チャルメラのメロディー、ドとレとミ

の3つの音しか使われないので、簡単
ですぐ出来ると思われるかもしれませ
ん。でも、実は、セッションするため
グルーヴに乗せようとすると、結構
あれ?と戸惑われる方もいるんではな
いかと思うんですよね。


仮に、例えばファンクっぽいグルーヴ

に乗せてセッションしようと思うと、
実は下の譜面のような感じになってく
るかと
思うんですね。そうすると、ご
覧のよ
うにですね、頭の「ドレミーレ
ド」の
最初の「ドレ」が、1拍目では
なくて、

アウフタクト

になるんですよ。それも4拍目のウラ
からという…。


これ、ちょっと馴れがいるかもしれま

せん。1拍目の頭からスタートだと思
っていると、あれれということになる
んじゃないかなーと。


後ろのメロディーの譜割りは、この通

りじゃなくて、少々崩しても大丈夫
と思いますけどね。この頭の2音の入
り方は押さえておいた方がいいと思い
ます。


これやってみよう、と考えるような

特な(?)方に向けての、老婆心でご
ざいました。


て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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聞いてびっくり見て(知って)がっかり?

前、昔職場で同僚だった
性と久しぶりに会って話をした
ときのことですが。

 

彼女は中国の人なんですが、17歳
時に日本に来て、日本語の学校に行っ
たのちに日本の大学を受験して入学し
た、という経歴でして。で、その彼女
がまだ日本に来たばかりの頃の話にな
ったんですね。

 

語学学校のプログラムか何かで、北海
道の一般家庭にホームステイすること
になったそうでして。で、そのホスト
ファミリーの紹介用のプロフィールに
そこのお父さんは「大○組勤務」と書
いてあったのを見て、彼女は「やった、
ラッキー!」と思ったそうです。

 

なぜ○林組の人がいるホストファミリ
ーのところにホームステイするとラッ
キーなのか?それは、

 

「やくざの家にホームステイできる!」

 

と勘違いしたからなんですね(爆)

 

行ってみたら、住宅を建てる関係の仕
事をしてる普通のお父さんだったそう
でして(当たり前だ)。がっかりした
そうですが。おいおい。

まあ、名前を聞いて、どんなにスゴイ
んだろうと思っていたら、実はなーん
だ、なんていう経験された方は多いん
じゃないかとは思いますけど。

 

昔、スーパーロクリアンというスケー
ルの名前を聞いて、どんなすごいモノ
かと思ったら、オルタード・スケール
と一緒だと知った時のあの肩透かし感
に似てるかなあ、と思いながら聞いて
おりましたよ。

 

え、ちょっと違う?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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続・ロストについての傾向と対策

ッションをする人の恐怖の
的、ロス
とその対策について
のお話でござい
ました。

 

昨日は、比較的ロストしにくい曲につ
いて書いたんですが。この前、最近手
にいれたとある本を眺めていたんです
ね。何かというと、例の

 

黒本

 

なんですが(正式には『ジャズ・スタ
ンダード・バイブル【ハンディ版】』
ですね)…

 

この本の『フライ・ミー・トゥ・ザ・
ムーン』の譜面を眺めていたんですね。
で、ちょっと気付いたんですが…

 

図をご覧ください。

『フライ・ミー〜』はABAB’という構
成でこのようなコード進行なんですが、
ご覧のようにBとB’の違い3小節目
のCM7とEm7の違いだけ、なんです
よ。かなり微妙な違いなので、よくあ
るのが、自分がBのところにいるのか
B’のところにいるのか分からなくなっ
てしまう…結果ロスト、という事態な
んですね。

 

ところが黒本ではEm7の1小節前、ふ
つうG7のところに、カッコ付きで書い
てあるようにD#dim7というコードを
付けています。いわゆるパッシング・
ディミニッシュというよくあるリハー
モナイゼイションの手口(笑)なんで
すけどね。ベースがD→D#→Eと動い
ていて、スムーズでしょ?

 

それはまあちょっとマニアックな理論
の話なんですが、それはともかくこの
D#dim7というとても不安定な響きの
コードがあることで、

 

BとB’の区別がつけやすくなっている

 

ということが言えるんではないか、と
まあ黒本眺めながら思ったんですよ。

 

黒本の著者の納さんがそういう意図で
このコード付けを選んだのかはわかり
ませんけどね(笑)ともあれ、こんな
工夫をして、ロストの危険を少しで
減らす、という考え方はあるよね、

思った次第ではありました。

 

(D#dim7なんてコードのところ、ど
う弾いていいかわからない?えー、ま
色々コツはありますが、別に無視して
メジャースケールで弾いてしまっても
なんとかなります)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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○○○を減らして、セレブ的音楽ライフ?

の世の中、決断しなければ
ならない
ことが多いですよね。
決断するために
は結構な意志の
が必要だとよくいわ
れます。

 

なので、重大な決断を毎日下している
ような人は、あまり余計なことで決断
する意志力を使ってしまわないよう
しています。その日着る服のチョイス
なんてのもそんな「余計なこと」と思
う人もいるわけでして。

 

代表的なところでは、スティーブ・ジ
ョブズの黒いタートルネックマーク
・ザッカーバーグのグレーのTシャツ
オバマ前米大統領のスーツとかがよく
引き合いに出されます。グーグルで画
像検索かけると、よく分かります。

 

音楽の世界でも、この有名ギタリスト
ボーダーのシャツのことが話題にな
ったりします(笑)▼▼▼

 

あのパッ○・メ○ニーなら、さもあり
なんとは思いますが、冗談はさておき、
決断を下す時に苦労しないためには、
「選択肢」が少ないに越したことはな
ですよね。ある決断に意志の力を使
いすぎると、他のことがおろそかにな
りやすいですし。

アドリブのソロでよく、最初はドとレ
の2音から、などと選択肢を絞るよう
にお勧めするのもそういったことと関
係しています。何の音を弾くか迷って
いるうちに、曲のどこにいるか分から
なくなったり、メロディと同じくらい
大事なリズムが単調になったりしてし
まいかねませんからね。

 

音数を絞って、オバマ大統領(ジョブ
ズでもザッカーバーグでもいいけど)
の気分になりませんか?ちなみに、在
任中の8年間にオバマさんの着たタ
シードは1着だけで、毎回同じものを
着てたんだそうですよ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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音楽の光と影 2

は大仰にも谷崎潤一郎の
「陰翳礼
讃」なんて随筆を引き
合いに出してし
まいましたが

 

昨日も書いたように、音楽にも陰影は
大事です。ストーリー展開などとよく
いうのも、演奏の流れに陰影をつける
ことにつながりますしね。ハーモニー、
リズム、メロディ、という音楽の基本
と結びつきますよね。

 

ちょうど、スケッチした物体に斜線で
影をつける(ハッチングする)と絵に
立体感がつくように、演奏に立体感
出ます。

 

さて、前回から引っ張っている音楽に
微妙な陰影を付けてくれるという「あ
れ」の話ですが、もうお分かりの方も
いらっしゃると思いますが、

 

ブルーノート

 

のことなんですね。

 

ブルーノートは、簡単にいうとメジャ
ースケールの3度、5度、7度の音が
フラットした音です。Cメジャースケ
ールでいうと、E(ミ)、G(ソ)、
B(シ)がフラットした音ですね。

 

で、セッションなどをされる方はよく
ご存じだと思いますが、ブルーノート
というのは基本的に明るいメジャース
ケールの音に対して、「ダークに」響
くという性質をもっています。つまり
メジャースケールでメロディを弾いて
いるところにこのブルーノートをはさ
み込んでやると、まさしく

 

陰影が作れる

 

ということになるわけですね。

そんな風にブルーノートでソロに「陰
影をつける」ことが出来るようになる
と、ソロを弾くのがさらに楽しくなっ
てくるのですよね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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「ニューヨークの秋」はかなりひねくれている?

の歌はもちろん沢山あるの
ですが、
スタンダードとして一
番よく演奏され
るのは、やはり
『枯葉』でしょうかね。とはい
そればかりではないのでし
て…。

 

以前、『パリの4月』という曲とそれ
にまつわる作者のヴァーノン・デュー
という人のエピソードをご紹介しま
したが…

 

同じヴァーノン・デュークが作詞・作
した曲に『ニューヨークの秋』とい
う曲があります。原題は “Autumn in 
New York” なので、そのまんまです
ね。

 

この曲はデュークがブロードウェイの
ミュージカルのために書き下ろした曲
で、今でもスタンダードとして演奏さ
れたり歌われたりしてますが、『枯葉』
ほどよく演奏されるわけではありませ
ね。とくにセッションなどでは。

 

なぜかというと、名曲ではあるんです
が、結構難しい曲なんですね。

どんなところが難しいかというと、
コロコロ転調する
んですよ。

 

どれくらいコロコロ変わるかというと
この曲、構成はABA’Cという流れ
なんですが、最初のAの所はFメジャ
でスタートするんですけど、のと
ころでは一旦A♭メジャーに行った後
に、Cマイナー→Cメジャーという転
調をするんですね。

 

でもって、A’で一旦Fメジャーに戻っ
たと思ったら後半D♭メジャー(B♭
マイナー)に行き、最後パートで
メジャーに戻る、かと思ったら実はF
マイナーで終る、というひねくれ加減
(?)なんですよ。

 

なので、『枯葉』なんかに比べると、
正直ハードルの高い曲なんですね。

 

驚くのは、この曲、『枯葉』が書かれ
たより10年以上前の1934年に書かれ
ているんですね。ヴァーノン・デュー
クはかなり時代の先を行っていた、と
いう人もいます。

 

そんなわけで(どんなわけだ)『枯葉』
に飽きたら、『ニューヨークの秋』は
いかがでしょう?演奏するかどうかは
ともかく、名曲ですよ▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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音楽のスペックは(あまり)変わらない?

Facebookの仕様って、よく
変わりま
すよね。

 

いいね!だけでない色んなリアクショ
ができるようになったのはもうだい
ぶ前ですね。急に投稿の文字が大きく
なったり、カラーの背景がつくように
なったり。Facebookライブなんても
のが生まれたのが1年前くらいでした
かねー。

 

最近では、プロフィールの写真が丸く
なったりとか…。PCとモバイルで見
え方が違ったりすることもあったりし
ますね。

 

そうした見かけ上のことだけでなく、
裏の仕組みも色々とFacebookはいじ
っているんですよね。たとえば、どん
な投稿が誰のタイムラインにどれだけ
上るようになるのか、とか。

 

で、

別にここでソーシャル・マーケティン
の話をしたいわけではないので、細
かいことに立ち入るつもりはありませ
んが…。SNS業界てのはそうやって
ねに色んな変化を自ら作ったり、それ
を試してまた修正したりと大変なわけ
ですねぇ。

 

翻って(?)音楽ではそんなドラステ
ィックな仕様の変化毎月のように起
こるなんてことはないですよね。

 

これもジャンルとか国によって微妙に
ちがったりすることもあるとは思いま
すが、明日からメジャー・スケールの
6番目の音を半音低くします、という
ようなことはないですね。

 

楽典2017年度7月版と9月版で違う
なんてこともないですし…。

 

あー、よかった(何が?)。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

それ、ハーモニック・メジャーだろ
って突っ込んだ人、いますか?あんた
も好きねえw

 

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自由が欲しい? 自由から逃げたい?

回のテーマは「自由」とい
うことに
ついてです。

 

…といっても、別に政治的な話をしよ
うと思っているわけではなく、音楽に
ついてのお話ですが。

 

先日のことですが、あるセッション
参加しまして。どんなものかというと、
東京の吉祥寺で「ジャムセッションを
日本の文化に」とかぶち上げて、音楽
教室やったり音楽で起業したい人をプ
ロデュースしたりしている某社長がい
るんですけど。その人が月一でやって
るセッションでして。

 

大体いつも普通のセッションにはなら
ないんですね(笑)。

 

で、昨日のそのセッションでは、「オ
リジナルのスケール(音階)を作っ
てセッションする、というのがテーマ
だったんですね。

 

オリジナルのスケール?そんなものが
いまさら出来るのか?とお思いの方も
いらっしゃると思いますが、そこはそ
れ、やり方はあるものでして。コツと
いうか、ヒント1オクターブの中で
考えないで範囲を広げることにあるの
ですが。

 

まあ、ここではその詳しいやり方を解
説するのが目的ではないので、深入り
はしませんが。ともかく、たとえば、
そんなやり方で私が自分で作ったスケ
ールは、

 

C, E, A, C#(Db), F#(Gb), A#(Bb)

 

というものでした(2オクターブの範
囲で作ったスケールです)。

 

で、さらにスケールの中の音を組み合
わせて、自由にコードを作ったりもす
るんですね。で、その出来たコードを
並べてコード進行を作り、その進行を
使ってセッションをする、というね…
(例えば、私の作ったスケールでは、
C7b9, F#m7b5の繰り返しでやりま
したが)

 

ま、やっぱり普通じゃないセッション
になりました。正直かなり「エグい」
サウンドではあります。私的には好物
なんですけどね。苦手な方もいるでし
ょうが…。

 

で、

 

こんなことをやることで、何が得られ
るのかというと、既存の音楽の方法論
からの(部分的ではあるにせよ)「自
由」な訳ですね。で、実はこれって
からミュージシャンたちが繰り返して
きたことなわけです。

 

古いジャズからビバップというやり方
が出てきたり、そのビバップの枠組み
から自由になりたくてモードを取り入
れてみたり。さらにはフリージャズ
かに走ってみたり。

 

そんな、古い枠組みから自由になりた
というミュージシャンたちの取り組
みをある種シミュレーションするよう
なセッションではありました。とても
刺激的で面白いセッションでしたよ。

 

ただ…、

 

一方で、人間というのはそんな自由を
渇望することがある一方で、いつまで
も自由ではあり続けられない、という
側面もあるのですよね。そうすると、
自分のやっていることを体系付けたり
理論化することによって枠組みを作ろ
うともするわけでして。その枠組みを
深掘りする中での、進化(深化?)
いうのもあるので、それが悪いわけで
もないのです。

 

個人個人の志向によるところも大きい
と思います。同じ人でも、時には一方
に振れたり、ある時には反対に振れた
りもするでしょうね。そんなことも含
めて色々と考えさせられたセッション
ではありました。

 

みなさんは、いかがですか?自由が好
きですか?枠組みの中で深めていくの
が好きですか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

「リズム・チェンジ」の謎?

なさん、リズム・チェンジ
と聞くと
何のことだと考えます
か?

 

「リズム・チェンジ」っていうくらい
だから、曲の途中でリズムが変わるこ
なんじゃないの? 4ビートからラ
になったり戻ったりとか、8ビー
からファンクに変わったりとか?
4拍子が3拍子になったりとか?

 

そうですよねえ、そう思うのが自然
と私も思いますし、実際そういう意味
で使われることもあると思います。

 

ところがね、

 

英語では、特にジャズ・ミュージシャ
ンの間では、この言葉は曲のリズムと
は全く関係のない別のことを意味する
んですね。なんじゃそりゃ。

 

ジョージ・ガーシュイン作曲(作詞は
アイラ・ガイーシュイン)の曲で『ア
イ・ガット・リズム』 (I Got Rhythm)
というのがあります。▼▼▼

 

1930年頃にブロードウェイのミュージ
カルのために書かれた曲でもちろん
タンダード・ナンバーなんですが、
の曲の特別なところは、

 

この曲のコード進行を流用して書かれ
た曲がたくさんある

 

ってことなんですね。で、書かれたそ
の曲が新たにスタンダードになったり
もしているのです。

 

例を挙げると、チャーリー・パーカー
『アンソロポロジー』とか、レスタ
ー・ヤングのシグネチャー・ソングで
ある『レスター・リープス・イン』
か、ソニー・ロリンズ『オレオ』
か。▼▼▼

 

つまり、リズム・チェンジというのは、

 

『(アイ・ガット・)リズム』のチェ
ンジ(コード進行)のこと

 

……なわけです。ジャズの世界では、
うやって他の曲のコードを借りて作
することは良く行われるのですが、
イ・ガット・リズムは特別多いとい
ことなのですね。

 

パーカーなんかは、Aメロ部分は別の
曲のコード進行を借り、Bメロはこの
アイ・ガット・リズムのコードを使っ
た曲を書いたりもしています(スクラ
ップル・フロム・ジ・アップル)。

 

アメリカなどでは「Fのブルーズ」
「I-iv-ii-Vの循環」とかと同列な感じ
「リズム・チェンジ」という言葉が
使われているようでして。セッション
なんかでは「リズム・チェンジ」で即
興でジャムるなんてこともよくあるよ
うです。

 

そんなわけで、外国の人とジャム・セ
ッションをしてみたい、とお考えの方
は、「リズム・チェンジ」押さえてお
かれた方が良いかもしれません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

マイルズがストックホルムにしたこと

ちらや、こちらのスタンダ
ード曲の話のこれもある意味続
きなのですが…。

 

ディア・オールド・ストックホルム
いう曲がありまして。原曲は名前から
も感じられるようにスウェーデンのフ
ォーク・ソングのようなものらしいで
す。

 

で、このディア・オールド・ストック
ホルムですが、スタン・ゲッツという
テナーサックスのプレイヤーがスウェ
ーデンに行った時に仕入れて(?)ジ
ャズの世界に持ち込んだとされてます。
ゲッツの演奏はいくつかレコーディン
グされてますが、例えばこんな感じで
す。▼▼▼

ジャズの演奏なので、メロディのフェ
イクとかもちろん入っていますが、
本的には元の曲の構成に忠実な演奏
す。素朴で、暗いわけではないですが、
ちょっと哀愁ただよう感じですよね。
(ちなみに原曲をお聴きになりたい方
は、Ack Värmeland du sköna とい
うタイトルでYouTubeで検索してみて
ください。読み方?わかりません 笑)

 

ゲッツが紹介して以来、この曲はジャ
ズマンたちに気に入られ、スタンダー
ド・ナンバーの仲間入りをしました。
コルトレーン、カーティス・フラー、
ハンク・モブレー、ポール・チェンバ
ーズといった、モダン・ジャズの錚々
たる面々がレコーディングしています。

で、

 

その中に、マイルズ・デイヴィスもい
たんですね。彼もこの曲を何度か録音
していますが、それにはですね、こん
アレンジを施しているのです▼▼▼

まず頭のイントロのリフを最初だけで
なく曲の途中に何度も挿入してますね。
それから、曲の終りにも原曲にはない
ヴァンプ的な部分を仕込んで、盛り上
げています。

 

この曲、サビにあたるBメロの部分が
4小節しかないので、マイルズには中
途ハンパに思われたのかもしれません。
なんにせよ、かなりシャレたアレンジ
になっていますよね。かっこいいと思
う人も多いでしょう。

 

一方、原曲素朴さとかいった雰囲気
失われている、と思われる方もいる
かもしれませんね。皆さんは、どう思
われますか?

 

ジャズマンたちの好みも分かれたよう
で、このマイルズアレンジの後も、オ
リジナルに近い演奏をする人もいれば、
マイルズのアレンジを取り入れる人、
その中間みたいな行き方をする人、い
ろいろいるようです。

 

ともあれ、単純なハーモニーの置き換
とか、リズムをいじるとかいうこと
だけではない、こんなかなり大胆なア
レンジでも、受け入れられてしまえば、
スタンダードとして残る、ということ
ですねー。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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スタンダード曲のコードのスタンダードについて

さん、セッションでよく演
奏される
曲のコード進行って何
を参考にされて
ますか?

 

まあ、コード一発とか二発のような曲
などの、シンプルな構成の曲の場合、
半ば常識のように皆の共通認識ができ
上っていることも多いのですが…。
ャズの曲で複雑にコードが動くような
のもありますよね。そんな曲の場合、
えてして結構色んなコード付けのバリ
エーションが存在したりします。

 

例えば、有名な曲でいえばサマータイ
というガーシュインの名曲がありま
すが、これなんかのコード付けは、実
に色んなバリエーションが見られます。
マイナーのクリシェを多用したパター
ンとか、ツー・ファイブの繰り返しで
攻める(?)のとか、色々。

 

そういう曲って案外あるんですよ。他
にもジョージア・オン・マイ・マイン
とかね。で、そんな曲を別々のコー
ド付けで覚えていた人同士がセッショ
したりすると、あれ?みたいなこと
になったりもします。話によると、
米なんかでは結構地域ごとに違うなん
てことも聞きます。なまりみたいなも
んですかね?

で、

 

ジャズの場合、「日本だと」いわゆる
黒本(「ジャズ・スタンダード・バイ
ブル」)というスタンダード曲集があ
りますね。それが最近はいわばデファ
クト・スタンダード(なんかシャレみ
たいですみませんが)のように扱われ
たりもするんですけど。

 

じゃあその黒本に書かれたコードが唯
一世の中で使われるコード進行なのか
といえば、当然そんなことはないんで
すね。実は黒本には黒本の「クセ」
ようなものがあるらしいですし、海外
の人から見れば、日本人特有のなまり
と思われるのかもしれません。

 

「らしい」と書いたのは、実は私黒本
持ってなかったんですよ。昔、曲集買
おうとしたときに、ついふらふらと
Real Book というアメリカの定番曲
を買ってしまったもので。

 

買ってみたら、でかくて場所とるし、
重くて持ち運べないし、ちょっと後悔
したんですけどね。

 

やっぱり黒本持ってた方がいいんでし
ょうかねー。追記:で、このたび入
手しました。ハンディ版w)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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セカンダリー・ドミナントが役に立つ時

セカンダリー・ドミナン
でござ
いました。

 

要約すると、セカンダリー・ドミナン
意味は頭でわかっていても、それ
がどんなとにき役に立つのかがわかる
かはまた別ということでしたね。

 

じゃあ、どんな時に役に立つのか。そ
のごく一例ではありますが、それが
の動画だったんですね。と、いっても
よくわからないと思うので、解説しま
すが…。

 

セカンダリーがついてもつかなくても
ドミナント・コードというのは、がっ
つりと盛り上がるコードなんです。つ
まり、曲の流れとして盛り上がって
動きが加速されるような気分を生み出
します。

 

そこで、賛美歌のような落ち着いた雰
囲気の曲をファンキーに盛り上げる
に、このセカンダリー・ドミナントの
助けを借りようってことなんですね。
たとえば、

 

例として、スタンド・バイ・ミー
ード進行を使ってみましょう。つまり

 

C      |C      |Am    |Am   |
F      |G      |C       |C      ||

 

という流れなんですが、ここに各コー
ドに向かっていくドミナント・コード
を入れ込んでいくわけです。具体的に
は、

 

C      |E7     |Am    |C7    |
F ,D7|G7     |C      |G7    ||

というような感じで。弾いてみればわ
かりますが、元の進行と比べてかなり
盛り上がり落ち着きが細かく繰り返さ
れる感じですよね。これに、さらに
ズム(グルーヴ)の変化を加えていけ
ばよりファンキーな感じになっていき
ます。

 

今回の動画も、賛美歌に同様の工夫を
加えていたわけですね。ピンときた方
は参考にしてみてください。では、も
う1回どうぞ▼▼▼

て、ことで。

 

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セカンダリー・ドミナント!…って何?

回ご紹介した、この動画な
んですが
…▼▼▼
https://youtu.be/gQ74b43cE88


音楽をやられる方々は、ドミナントコ

ードという言葉を少なくとも耳にされ
たことがあると思います。ドミナント
コードというのは、Cメジャーのキー
でいうとG7のコードのことです。お手
元にコードの弾ける楽器(ギターとか
ピアノとか)のある方はたとえば、

C→G7→C

と弾いてみてみると、G7から最後の
Cに行く時に、強い解決感があるのが
感じられます。この動きをドミナント
モーションと言うこともありますが、
聞くところによると和製英語だそうで
す(笑)

 

ま、早い話、今の音楽の基本のキみた
いなコードでありコード進行なわけで
す。理論的な用語を知らなくても、G7
からCに行けば落ち着く、というのは
コードを意識して楽器を弾いていれば
経験的に知っている人も多いでしょう。


で、


そこまではいいんですが、世の中には

「セカンダリー・ドミナント」という
ものが存在します。「セカンダリー」
というのは「二次的な」という意味で
すが、「二次的なドミナント」ってい
われてもよくわかりませんね。


あまり理論的に難しい話はすっとばし

ごくざっくりいうと、キーをCとし
た場合、本来のドミナントであるG7
以外の7thコードをこう呼ぶんですね
(かなりざっくりいってるので、だい
ぶ正確性には欠けますが…)つまり
D7
とかE7とかC7とか、そういったコ
ドのことです(F7は違います。なん
でかというと長くなるのでここでは省
略)。


…でもそれで終わってしまうと、その

セコハンじゃなかったセカンダリー・
ドミナントが何の役に立つのか、わか
らないですね。用語を覚えたってだけ
で。


で、最初に書いた昨日ご紹介した動画

の話にもどるんですが…


続きます。 ( ̄▽ ̄) ←オイ

 

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続・メジャー7が問題を起こす時

ジャー7コードの7度の音
は、ルー
トの音と半音しか違わ
ないので、場合
によってぶつか
る(メロディにルート
が使われ
る時など)。そんな時どうす
る?
というお話でした。

 

もちろん、事前にパートを分けて弾く
音を指定できる場合は、アレンジ(編
曲)ぶつからないような対応も出来
るわけですが…。ジャムセッション
どで、その場で対応しなければならな
いなんて時はどうしましょう?

 

その場合はですね…

 

メジャー7コードを弾かなきゃいい
です。当たり前といえば当たり前です
が、単純なCメジャーコードCmaj7
のコードも、曲中での役割は(ほぼ)
変わりません。Cがドミナントコード
の場合(キーがFの場合など)は例外
ですが、その場合はそもそもコードに
Cmaj7を指定したりしません。

 

なので、一番簡単な解決法は、Cmaj7
の代わりにCのコードを弾くことです
ね。あのキラキラ感は消えますが

 

ジャズなどで、単純な三和音を弾くの
がためらわれる場合にはですね、メジ
ャー6コードを弾くという手もありま
す。Cmaj7の代わりにC6を弾く、とい
うようなことですね。
三和音の上に加えられる音6度の音
たとえばCメジャーならA(ラ)の音
なので、メロディにCの音がきてもぶ
つかりません(というか短3度でハモ
りますね)。

 

メジャー7コードの陰に隠れて、メジ
ャー6コードってあまり人気がないで
すかね?実際メジャー7のあのキラキ
ラ感はないですが、その分極めて堅実
な(?)コードです。

 

時にはメジャー6コードで渋く決めて
みてください。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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メジャー7が問題を起こす時?

ード楽器とくにギターを弾
みなさん
は、メジャー7コー
を覚えた時どう
思いました?

 

昔、ギターでCだのDだのEだのコード
が弾けるようになって、そうこうして
るうちに、メジャー7コードのことを
知った時って、結構感激しませんでし
たか?

 

Cmaj7とかFmaj7とかを弾くと、なん
だか音がキラキラしていて、普通のC
とかの三和音が急にやぼったく感じら
れたりして。それに、実はギターでは
CよりもCmaj7の方が、FよりもFmaj7
の方が押さえやすかったりするんです
よね。

 

こうした、メジャー7コードにハマる
という現象が実は結構起きていたので
と思っているんですが。まあ、統計
とった訳じゃないですけどね。あと、
演奏する音楽のジャンルにももちろん
影響されるとは思います。ブルージー
なロックとかには似合いませんから。

 

でね、

 

そんなメジャー7コードなんですけど
時々問題というほどのことでもないか
もしれませんが、少々こまった事を引
き起こすことがあります。何かという
とですね、

 

音がぶつかる

 

ことがまま起こるのです。

 

例えばCmaj7というコードを考えると
ルート(基音)はC(ド)の音ですね。
一方7度の音はB(シ)なわけで、こ
2つの音は実は、「半音しか違わな
い」隣り合わせの音なんですね。これ
隣り合わせの形で鍵盤楽器(ピアノと
かオルガンとか)で弾いてみればわか
りますが、ぶつかってちょっとキツイ
響きを生み出します。

コードとして弾く時は、たいていの場
合この2つの音を離して弾くので問題
にはならないですが、

 

曲のメロディがルート(この場合C)

 

の時、往々にしてぶつかる、というわ
けなのですね。そんなときどうします
か?

一つの考え方としては、「気にしない」
というのももちろんあります。この
つかる響きを意識的に活かしたいとい
う人もいるでしょう。特にジャズをや
られる方などは、この当たる感じが好
という人もいるでしょう。でも、
になる人はどうしたらいいか?

 

続きます ( ̄▽ ̄)

 

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朝ドラ主題歌とドラゴンの関係?

なさんは、NHKの朝の連続
テレビ小
説(いわゆる朝ドラ
すね)ってご覧
になりますか?

 

私はそんなにつぶさに観ているわけで
はないですけど、家族が観ているので
まあ、つまみ食い的に観ている感じな
んですが…。

 

2017年度の前半は「ひよっこ」とい
うドラマでした。1960年代から70年
代が時代背景のドラマ
で、ちょうどわ
れわれアラカン世代の子供の頃の話で
したね。東京オリンピックの話が出て
きたり、観てると当時のことを懐しく
思い出したりするように出来ていまし
たね。

 

で、その主題歌桑田佳祐さんなわけ
ですね。「若い広場」ってタイトルな
んですが、60年代を思い起こさせる曲
調に桑田節が乗っかって、私は好きで
したよ。なんかネットでは色々書かれ
たみたいですけどね。▼▼▼
https://youtu.be/32SIXAogkYI

 

NHKの会長歌詞がわかりづらいとか
言ったとか、じゃあ桑田使うなよって
話ですが…(笑)

 

まあ、それはともかく。

 

私が、この曲を聞いて、あ、と思った
のはですね、大サビの部分の(若い広
場、愉しドラマ〜」ってとこです)
ード進行がピーター・ポール&マリー
「パフ」によく似ているってことな
んですよ。全く同じではなく少々いじ
ってはいますけど。▼▼▼

私と同じくらいか少し上の歳の人でフ
ォークソング好きなら同意してくれる
んではないかと思うのですが…。「パ
フ」がレコードになったのが1963年
ですから、時代的にもぴったりだし。

 

やっぱり狙ってやったんだろうなあ、
と思ったのでした。この人、こういう
「引用」が上手いですよねー。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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ホットな演奏=クール?

年、夏になるともはや常識
のよう
に、いろんな会社の入り
口に

 

「当社はクールビズを実施中です」

 

…みたいな掲示が出ますね。あれって
いまさら必要なのかと思いますけど、
律義に出してる会社が多いですね。
まりと終わりの期日をきちんと決めて
るのもなんというか日本人らしいです
ね。

 

それはともかく、この「クール」とい
う言葉ですが、もともと涼しいって意
味ですよね。それはそうなんですが、
ご存じの通り、ウラというか口語(ス
ラング?)的な意味として「かっこい
い」というのがあって、「クールビズ」
なんていうのは「省エネで涼しくてか
っこいい」なんていうダブル・ミーニ
ングを意図してるわけですね。

 

「クールジャパン」なんて言葉もあり
ますが、これなんかはもう「かっこい
い」という意味に特化してますね。日
本は涼しくていいよ、っていう意味じ
ゃないです(当たり前だ 笑)。

 

で、

 

そんなクールという言葉が「かっこい
い」という意味で使われるようになっ
たのは、ジャズマンのスラングからと
いうのが定説のようです。一説による
レスター・ヤングという有名なテナ
ー・サックスのプレイヤーから広まっ
たとか。

 

まあホントかどうかはわかりませんが、
いわれてみればレスター・ヤングとい
う人は後のクール・ジャズというスタ
イルの先駆者ともいわれていて、たし
かにホットというよりはクールな演奏
をするんで、なんか納得してしまいそ
うになるんですが。

そういえば、ホットという言葉も「か
っこいい」ていう意味で使われますね。
こちらはジャズマンのスラングが起源
かどうかははっきりしませんが、「ホ
ットな演奏」とか「ホットなアドリブ」
とかいった使われ方しますしね、ジャ
ズなどの音楽を連想させるものではあ
りますね。

 

とはいえ、「かっこいい」という意味
のスラングとしては現代では「クール」
が優勢ですね。ホットな演奏をしても
「クール」と褒められる、というのが
時代の趨勢(?)ということでしょう
か。

 

※(追記)この間、アメリカの最近の
スラングの解説をする動画を見ていた
ら、最近流行りのスラングに “fire” と
いうのがあって、「カッコいい」とい
う意味なんだそうです。時代はどうも
また「熱く」なってきたみたいです。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

<

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Hmp5↓を英語でなんと言うか問題

のお話は特にジャズなど使用される Hmp5↓というスケーにまつわるお話です。

 

え、なんて読むかわからない
この名前はですね、ハーモニック・マ
イナー・(スケール・)パーフェクト
・フィフス・ビロウと読みます(と、
いわれてます)。

 

英語で書くとですね Harmonic Minor
(Scale) Perfect 5th Below となります。
「完全5度下のハーモニック・マイナ
ー・スケール」という意味ですね。よ
り簡単に HP5 と書かれたりもします。

 

スケールの解説をするのが、今回の主
旨ではない(ないのかい)ので、詳し
い説明はしませんが、G7→C(ある
はCm)という流れがあるとき、G7
ところで完全5度下(この場合C)
ハーモニック・マイナー・スケール
想定して弾くとハマるよ、というよう
なことをまあだいたい言っているんだ
と思ってください。

 

冒頭にも書きましたが、ジャズなどで
はわりと使われるスケールです。もち
ろん日本でも外国でも。

 

なんですが、

 

じつはこの長ったらしい呼び方英語
圏ではほとんど、というか全く使われ
ていないようなんですね。

 

なので、たぶん英語スピーカーのミュ
ージシャンに「ハハハーモニック・マ
マイナー・パパパーフェクト・フィフ
ス・ビビビロウ」なんて感じで舌をか
みそうになって必死に伝えても伝わら
ない、てことが起こる……らしいんで
すよ。「えいちぴふぁいぶ」なんて
なおさらでしょうね。

 

まあ、この名前自体がかなり説明的
ので、カンのいいミュージシャンは、
「あ、こういうことかな」という風に
脳内変換してくれるかもしれないです
けどね。

 

でさて、じゃあ英語では普通なんてい
うのか、というとどうも一番よく使わ
れる名称は、

 

フリジアン・ドミナント

 

……というもののようです。

 

これも説明しだすと長くなるので詳し
いことに興味のある方はお調べいただ
ければと思うんですが、簡単に言うと
フリジアンというスケールがありまし
て、そのフリジアンの3度の音が半音
上がっているスケールということなん
ですね。あまり簡単じゃないか……

 

をみていただければ、意味合いはお
分かりいただけるのではと思いますが
……(汗)

 

あと、ミクソリディアン・フラット2
・フラット6という呼び名もあるらし
いです。ミクソリディアンの2度と音
と6度の音がフラットしてる、という
意味ですね。はこれが一番分かりや
すいんじゃないか、と密かに思ったり
もしていますが、たぶん広まらないで
しょうね。

 

まあ、音楽の世界じゃなくてもありが
ちといえばそうなんですが、英語なん
だから伝わるだろうと思ってるとあに
はからんや、なんてこともあるので、
気をつけましょう、ということで。

 

こんなスケール使わないペンタ命と
いうロケンロールな方には必要のない
情報でしょうけれども。

 

The 5th mode of Harmonic Scale
という言い方はあるようです。ハーモ
ニック・マイナー・スケールの5番目
のモードという意味ですね。え? 何
ことだ? ……すみません。忘れて
ください。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

スキマのあるソロvsスキマを埋めるソロ

ドリブを弾こうとして、よ
く起こる
ことに

 

弾きすぎる

 

……というのがありますね。とにかく
いっぱい音を弾いて埋め尽くさないと
気が済まない(?)という感じ、ある
あるじゃないでしょうか。普段は余裕
もって適度なスキマがあるソロをとる
人でも、ひとたびテンパるとそんな
だらけのソロになったりもします。

 

よくいう「弾き気」の問題ですね。無
意識にそうなってしまいがちなのが、
怖いところです。なので「弾かずに聴
く」という例の三原則を思い出しまし
ょうと、くどいくらい言ったりもする
のですね。

 

アドリブを取るときは、音のスキマ
大事にしましょうね。

 

……ってことなんですが、そういえば
……

 

そんな行き方に反して(?)とにかく
音をバリバリ詰め込むようにして弾い
ていた、ジャズの巨人がいましたね。
そう、ジャズがお好きな方ならご存じ
でしょうが、

 

ジョン・コルトレーン

 

……という人です。

 

コルトレーンという人は最初あまり評
価の高い人ではなかったのですが、あ
る時点から例の「シーツ・オブ・サウ
ンド(敷き詰めた音)」というスキマ
なく音で埋め尽くすような奏法で有名
になり、マイルズ・デイヴィスにも高
く評価されたりして、ジャズの巨匠の
仲間入りをしました。

 

彼が好んで演奏した曲で映画「サウン
ド・オブ・ミュージック」の中の「マ
好きなもの)」というのがありますが、
そこでの彼のソロを聴くとまさにそん
な感じがおわかりいただけると思いま
す。

スキマのある吹き方をがんばっても、
同時期に活躍していたソニー・ロリン
のようにななれない、と思ったのか
どうかは知りませんが、コルトレーン
は、真逆のどちらかといえば素人っぽ
い吹き方をとことんまで突き詰めるこ
とでブレイクスルーを見出したという
ことですね。

 

結局、何ごとも究極まで突き詰めれば、
道は開ける、ということではあると思
います。

 

……なんですが、セッションやってみ
んながみんなコルトレーンみたいなソ
ロを弾きだしたら、それはやっぱり困
るんじゃないかと思ったりもして(笑)

スキマ、よろしくお願いします。

 

(ちなみに練習としてスキマなく音を
弾いてみる、というのはまた別の話で
す。)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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あのギタリストも弾けなかった例のアレ

ミリー・レムラーというギ
タリスト
がいまして。というか、
いたのですが、
残念ながら1990
年にわずか32歳で亡
くなってし
まいました。生きていれば
私と
ほぼ同年齢の人です。

 

エミリーというくらいで女性でして、
ジャズのギタリストとして80年代に活
躍した人です。1985年にはダウンビー
というジャズの専門誌の投票で1位
を獲ったりもしています。

 

で、

 

そのエミリー・レムラーが23歳のとき、
つまり当時のジャズシーンに登場して
注目され始めた頃のインタビューがあ
るというので、この前それを眺めてい
たのですが、そこにこんな彼女の発言
があったのですね:

 

私、いまだにあの1フレットをバレ
ーして押さえるFのコードを弾けない
のよ。少なくともきれいにはね。

 

言っておくとレムラーという人は、あ
バークリーを卒業してまして、ちゃ
んと音楽の教育を受けた人です。そん
な人でもあのFのコードは苦手だった
りしたんですねー。

というか、そんなFのコード押さえら
れなくてもプロとしてもちゃんとやっ
ていけるということですね。なので、
Fで挫折しそうな皆さん、大丈夫です
からね。

 

そんなレムラーさんがどんな演奏をし
たかをご覧(お聴き)ください。曲の
キーはFです(笑)▼▼▼

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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