音楽の光と影

の昔、といっても昭和まで
活躍した
方ですけど谷崎潤一郎
という小説家が
いまして…。

 

その方が書いた『陰翳礼讃』(いんえ
いらいさん)という随筆(エッセイ)
があります。有名な文章なのでご存じ
の方も多いと思います。特にデザイナ
ーとか建築家とか、クリエイティブな
職業の方はよくご存じかと思いますが。

 

文庫本などでも読めますが、今では著
作権が切れていて、いわゆるパブリッ
ク・ドメインになっているので、「青
空文庫」なんかでも読むことができま
す(ただし、普通の Webブラウザで
読むと文字がびっしり詰まって読みづ
らいですけどね。横書きだし)▼▼▼

 

このエッセイ、もちろん日本でも有名
ですが、英語やフランス語にも翻訳
れて、結構日本以外でも読まれている
ようです。

で、どんな内容かというと、昔の(電
気照明のなかった頃の)日本の美の感
覚、感性を「礼賛」しているわけでし
て。西洋の文化は照明によって部屋の
隅々まで明るくしようとする、つまり
「陰影」を消そうとするが、昔の日本
はむしろその陰影を認め、利用して美
を生み出してきた、といったことだっ
たかと思います。

 

皆さんもそう思いますか?実は、私、
ちょっとこの陰影をめぐる西洋と日本
の対比については、軽い違和感を感じ
たことがありまして。

 

私、そんなに欧米の人の住宅を訪れた
経験が多いわけではないです。なので
その乏しい経験でしか語れないですけ
ど、向こうの人の家って、実はそんな
に部屋の隅まで明るくないことの方が
多いんじゃないかと思うんですけどね。
どうなんでしょう。

 

陰影を愛でるというのは、必ずしも日
本だけの特質でもない気もするんです
けどね。もちろん、谷崎が詳しく論じ
ている日本文化の良さを全く否定する
つもりもないのですが。

 

音楽なんていうのもそうで、隅から隅
まで明るい音楽ばっかりだったら、い
やになってしまいますよね。長調と短
調、メジャーコードとマイナーコード
があるから、陰影があって、深みが出
んだと思いませんか。

 

そして、音楽にはさらに微妙な陰影を
つけてくれる、あれがありますしね。

 

あれって?

 

続きます。( ̄▽ ̄)

 

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