小手先のテクニックと○の余裕

たまた本の話なんですが……

 

最近東畑開人さん「聞く技術 聞いて
もらう技術」という本を読んだんです
ね。

 

東畑さん臨床心理士で、人間の心の
ことを書いたベストセラーをいくつも
出されています。この本もそんな中の
一つですので、聞くとか聞かれるとか
いっても、プレゼン技術とかそういう
話ではありません。

 

で、まあ具体的な内容にご関心のある
かたは是非読んでいただければと思う
のですが、この本の中で、著者は人の
話を聞いたり、自分の話を聞いてもら
うための

 

小手先の技術

 

から文章を始めていきます。

 

なんか小手先のテクニックとかじゃ
メだというのが普通だと思うんです
が、著者によれば小手先の技術の良い
ところは、それを知ることで楽しくな
ることだ、と言うんですね。

 

確かに例えば YouTube にも色んな小
手先のテクニック山ほど紹介されて
いますが、そういうのが受けるのは、
知って楽しい、というのが大きい気は
しますよね。

 

音楽関係も、そういうの多いですよね。
まあ、そこからもっと深く知りたけれ
ばこちらへ……なんて有料方面に誘わ
れることになるわけですけど。

 

ライフハックなんていう概念定着
たのも、同じような心理が働いている
のでしょうね。最初から深ーい話をさ
れても手が出ないけど、小手先ならね、
と思えるというか。

 

ともあれ、そういう「小手先のテクニ
ック」を知ることのメリットもあるの
だよなあと思わされたのではありまし
た。

 

ただ、

 

東畑さんは、その後で

 

小手先が使えるのって、余裕のあると
きだけ

 

とも書いているんですね。

 

 

余裕を失ってしまっては、結局小手先
も使えない。小手先のテクニックを知
っても、上手く使えないなんてことは
音楽やってると山ほど経験しますね。
どうしたもんだか……

 

ま、なんでもそこからスタートせざる
をえないわけですが。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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