秋の歌はもちろん沢山あるの
ですが、スタンダードとして一
番よく演奏されるのは、やはり
『枯葉』でしょうかね。とはい
え、そればかりではないのでし
て…。
ですが、スタンダードとして一
番よく演奏されるのは、やはり
『枯葉』でしょうかね。とはい
え、そればかりではないのでし
て…。
以前、『パリの4月』という曲とそれ
にまつわる作者のヴァーノン・デュー
クという人のエピソードをご紹介しま
したが…
同じヴァーノン・デュークが作詞・作
曲した曲に『ニューヨークの秋』とい
う曲があります。原題は “Autumn in
New York” なので、そのまんまです
ね。
この曲はデュークがブロードウェイの
ミュージカルのために書き下ろした曲
で、今でもスタンダードとして演奏さ
れたり歌われたりしてますが、『枯葉』
ほどよく演奏されるわけではありませ
んね。とくにセッションなどでは。
なぜかというと、名曲ではあるんです
が、結構難しい曲なんですね。
どんなところが難しいかというと、
コロコロ転調する
んですよ。
どれくらいコロコロ変わるかというと
この曲、構成はABA’Cという流れ
なんですが、最初のAの所はFメジャ
ーでスタートするんですけど、Bのと
ころでは一旦A♭メジャーに行った後
に、Cマイナー→Cメジャーという転
調をするんですね。
でもって、A’で一旦Fメジャーに戻っ
たと思ったら後半D♭メジャー(B♭
マイナー)に行き、最後CパートでF
メジャーに戻る、かと思ったら実はF
マイナーで終る、というひねくれ加減
(?)なんですよ。
なので、『枯葉』なんかに比べると、
正直ハードルの高い曲なんですね。
驚くのは、この曲、『枯葉』が書かれ
たより10年以上前の1934年に書かれ
ているんですね。ヴァーノン・デュー
クはかなり時代の先を行っていた、と
いう人もいます。
そんなわけで(どんなわけだ)『枯葉』
に飽きたら、『ニューヨークの秋』は
いかがでしょう?演奏するかどうかは
ともかく、名曲ですよ▼▼▼
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
お読みいただきありがとうございま
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