音階と物差しとウロコの共通点?

楽やってると、とくにアド
リブをし
ようとか習おうと思っ
たりするとです
ね、
スケール
っていう言葉というか概念にぶちあた
るんですね。

 

日本語で言うと「音階」。あるいは、
「音列」なんていう言葉もありますね。
1オクターブ内12ある音を一定の規則
で(多くの場合5つから8つくらい)
抜き出して並べられたものをいいます。

 

で、アドリブする時、このコードでは
このスケール、あんな時にはあのスケ
ールとか教則本なんかには書いてあっ
て、みんなそれを一生懸命覚えようと
して挫折する、なんてことを人類は
り返しているんですが。

 

なんで、音階のことをスケールってい
うんでしょうか?音楽以外でスケール
っていうと、「物差し」って言う意味
だったり、モノゴトの「規模」のこと
をスケールといいますよね?それから
英語の “scale” には「ウロコ」ってい
う意味もありますね。

 

なんで、ウロコ?

 

と思って調べてみるとスケールの大本
の語源はラテン語で「階段」とか「は
しご」って言う意味の言葉なんですな。
で、それが音楽では音階って言う意味
にもなったし、日常的には物差しとか
言う意味になり、さらに派生してもの
ごとの規模という意味にもなったって
ことのようです。

スケール「アップ」とか「ダウン」
いうのも納得がいきますね。そして、
音楽でのスケールもある規則で段がつ
けられた音の階段やはしごだとイメー
ジすれば、なるほどって感じじゃない
でしょうか。

 

ちなみに「ウロコ」の意味のスケール
は、古いゲルマン語が語源で、そもそ
別の言葉のようです。なーんだ。

 

(ともあれ、英語圏でもこんなジョー
クがありまして:
「どうして魚はよいミュージシャンな
んですか?」
「スケールが身についてるからね」)

 

で、まあそんなスケールですが、スケ
ールで挫折した皆さん。スケールはね、
まずはメジャースケール(つまりドレ
ミファソラシド)をしっかり把握でき
れば、あとはおまけみたいなものなの
で、まずはメジャースケールを身につ
けましょう。

 

音楽のジャンルにもよるところはあり
ますが、あとはそれにいくつか音を加
えたり、スケールの音を少し変えたり
することで、たいていのことには対応
できるかと。ま、それでもスケールを
極めたい、というのなら別にいいんで
すけどね。頑張ってください。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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「寄り道」から戻ってこられますか?(音楽の話ですけど)

楽っていうのは、多くの場
音楽の
3要素(メロディー、
ハーモニー、リ
ズム)について
色んな寄り道をしては、
元に戻
ってくる、そんな事の繰り返し
で成立していますね。

 

例外的にずっと寄り道しっぱなしのよ
うな音楽もありますけどね。まあ、そ
れは置いておくとして…

 

たとえば、メジャースケールでのメロ
ディーがあるとすると、ドレミファソ
ラシドのうちのファの音は、他の
音との比較で言うと「寄り道」の音
んですね。なので、そこで普通は立ち
止まりっぱなしではいられなくて、
の音とかミの音とかに戻りたくなる
けです。

 

長くなるのでここでは割愛しますが、
ハーモニーでもリズムでも似たような
寄り道は発生します。

 

よくいう盛り上がりと落ち着きという
言葉を使えば、「寄り道」をしている
ときは、音楽的にはたいて「盛り上が
って」いる時なわけですね。

 

なので、盛り上がるためには寄り道す
る必要があるんですけど、寄り道しっ
ぱなしで帰ってこれないと「迷子」
なってしまうんですね。つまり寄り道
先からちゃんと戻ってくるという感覚
が大切なわけです。

なんか、サラリーマンのお父さんの帰
宅ルートの話みたいになってきました
ね。寄り道もいいですが、ちゃんと家
には帰りましょう。

 

それはともあれ…

 

その感覚が出来ていれば、結構遠くに
寄り道しても帰ってこられるわけなん
ですよ。上に書いたスケールの話でも、
実はメジャースケール上の音じゃなく
ても寄り道はできるんですね。ちゃん
戻れさえすれば。

 

そんな相対的な「寄り道」「本筋」
行き来の感覚が、音楽を作り上げて
いると言えると思います。あくまで
対的というところがサウンドの陰影を
作るのではありますが。

 

その感覚をつかむにはどうするか?ま
ずはメジャースケールのドの音(ナン
バリングシステムでいう1の音)に戻
、という感覚からスタートするのが
やはり一番かと思います。ドは王様の
、ですね。

 

まずはドとレの2音から。て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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マイナー好きはギターのせい……かも?

、歳とともに気がつくと
マイナー
キーの曲をよく弾くよ
うになってしま
った。という話
を書きまして……。あ
れから、
でギター(私のメイン楽器)
を手にしてみて思ったんですが、

 

ギターはマイナー系(コードにしても、
スケールにしても)の方が弾きやすい

 

……ということがあるんじゃないでし
ょうか?

 

その昔フォークギターが流行した頃、
ギターを買って挫折する一つの大きな
理由というのによくあげられていたの
が、Fのコードが押さえられない、と
いうのがありましたが、ギターのメジ
ャー系のコードって、たいていの場合、
マイナー系のコードより微妙に(ある
いはとっても)弾きづらいと思いませ
んか?

 

ギタリストの皆さんどう思います?

FメジャーのコードよりはFm(Fマイ
ナー)のコードの方が弾きやすいし、
B♭メジャーよりはB♭mのほうが圧
倒的(??)に弾きやすいですよね。
オープンコードにしてもEメジャーよ
りEmのほうが、AメジャーよりAm
方が、微妙に弾きやすいと思うんです
よね。(ギター弾かない人にとっては
わかりづらくてすみません)

 

そして、Aマイナーペンタの方が、A
のメジャーペンタより覚え易くないで
すかね?少なくとも私はそう思うんで
すけど……。

 

マイナーコンバージョン(ソロを弾く
ときに、何でもマイナー系のスケール
に置き換えてしまおうという考え方)
なんてことを言い出したのもギタリス
トですしね。

 

そんな楽器の構造上の特徴が、微妙に
影響しているのかも、とちょっと思い
ました。

 

まあ、キーボーディストでも同じよう
に感じられている方もいらっしゃるの
で、そればかりではないと思いますが。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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日本人はマイナー好き……なのか?

の中の曲の多くは、メジャ
ー(長調)
かマイナー(短調)
かに分類されます
ね。中にはど
ちらとも言いきれないよ
うな曲
もありますけどね。

 

で、ときどき言われるのは日本人はマ
イナーの曲が好きだよね、ということ
なんですよね。演歌しかり、雅楽しか
り。日本の古来からの音階がそもそも
マイナー系(陰旋法)ですしね。沖縄
音階のような例外はありますが。

 

日本で好まれるジャズのスタンダード
ナンバーなども、マイナー系が多い気
がしますね。「枯葉」とか「モーニン」
とか You’d Be So Nice to Come
Home to とか。哀愁のある曲が好ま
れる傾向は確かにあるような気はしま
す。日本人のマゾヒズムだとかいうよ
うなことを言う人もいたような……。

 

もちろんアメリカなどでも好まれるマ
イナーキーの曲はあるんですけど、私
の思い込みかもしれませんが、単純な
どマイナーというよりは途中でメジャ
ーに転調してみたり、より明暗のニュ
アンスのある曲が好まれている気がし
ます。Come Rain or Come Shine
んて曲はメジャーなんだかマイナーな
んだかよくわからないですね。

 

でね、

 

私も若い頃は、そんな話を耳にしたり
したせいもあるのか、マイナーよりメ
ジャー系の曲がいいよなー、とか意気
がってたりしたこともあったんですけ
ど。洋楽好きだったこともあるので。

 

ところが、この前、家でギターを弾い
ていた時、ふと、1人で無意識に近い
感じでよくぽろぽろ弾く曲って何だろ
と思って考えてみるとですね…

出るわ出るわ、マイナーの曲だらけ

 

……なんですわ。

 

Beautiful Love でしょ
Dear Old Stockholmでしょ
Midnight Blue でしょ
Israel でしょ
Summertimeでしょ
Stairway to Heaven でしょ

 

結局、お前もマイナー好きなんじゃな
いの、っていう感じでして。歳のせい
なのかなー、とちょっと考えてしまい
ました。

 

まあ、別にだれの迷惑になるわけでも
ないので、いいんですけどね。

 

皆さんはどうですか?やっぱりマイナ
ーの曲が好きですか?

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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手拍子を2拍目と4拍目に強制的に修正する方法?

回は、ある動画をご紹介し
ようと思
うのですが……。

 

オーディエンスの前で、ライブで演奏
したときなど、手拍子をしてもらえる
のはありがたいんですけど、演歌とか
音頭とか民謡でもない限り、手拍子は
2拍目と4拍目にしてもらいたいです
よね。でも、現実は1拍目と3拍目
なったりすることもあるわけです。

 

演奏を止めて、そうじゃなくて2拍目
と4拍目だよと念を押すのもスマート
じゃないですしねー(そんなアーティ
ストもいたとか聞きますが)。オーデ
ィエンスに気分害されても困りますし。

 

で、

 

ハリー・コニック・ジュニアというミ
ュージシャンがいます。ジャズ畑のピ
アニスト兼シンガーですが(俳優でも
ありますね)、彼のとった解決法をご
紹介しましょう。これはフランスのオ
ーディエンスの前でのスタジオ・ライ
ブの映像です。▼▼▼

 

日本じゃなくてもヨーロッパなんかで
も起こるんですねえ。映像冒頭でハリ
ー・コニック・ジュニアが歌ってると
ころでは、手拍子が1拍目と3拍目
来ているのがおわかりになりますか?
で、その後ピアノのソロになるんです
が、そのソロに入ってすぐ(動画では
00:39のあたりです)に、なんと……

 

彼は、小節の最後に1拍足して、そこ
だけ4拍子じゃなくて5拍子にする
とで1拍ずらし、観客の手拍子が2拍
目と3拍目になるようにしてしまった
んですねー。

 

不自然にならないように非常にうまく
やっていますので、ぼーっとしてると
見逃しますから、注意してみてくださ
いね。オーディエンスもほとんど気が
ついてないと思います。

 

ハリー・コニック・ジュニアの後ろで
おそらくドラマーあたりが、「やった
ぜ!」って感じで両手を突き上げてい
るのが見えますね(笑)

 

まあ、ちょうどこの部分ピアノのみの
ソロだったのを上手く利用したという
のはありますが。他のバンドのメンバ
ーと示し合わせてアドリブでこれをや
るのはかなり難易度が上ると思います
のでね。とはいえ1人だけでやったと
しても、並の対応ではありません。

 

久しぶりに面白い演奏の動画を教えて
もらったので、ご紹介しました。

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

※追記:この手拍子の位置を変えさせ
るトリック(?)の解説動画があるこ
とを後から教えていただいたので、リ
ンクを貼っておきますね▼▼▼

 

 

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譜面アレルギー解消法3:曲の輪郭をとらえよう

はざっくり見ようという
話の続き
でございまして…

 

譜面を見る時にまずは全体の曲の構造
を把握しましょうというのが前回のお
話でした。で、その次に目をつけるの
は曲の「輪郭」です。

 

輪郭?

 

ご承知の通り、楽譜上の音符は音が高
ければ五線の上の方になり、低ければ
下の方になります。また、音の長さに
よって記号が変化したり、音を出さな
いところには休符という記号が入りま
す。そういった記号が並んでいるのを
全体として眺めてみるとその曲の「輪
郭」が浮かび上がってきます。

 

音の上下音符のつながりが描く曲線
として見えてきますし。細かく音が詰
まっているところは音符がせせこまし
並んでいます。逆にロングトーン
連なるところはせせこましさはない
すね。そんなふうに視覚的に曲の輪郭
をとらえるわけです。

 

前回お話したようなやり方でまず把握
した構造を念頭にどこがどんな輪郭
をもっているかという目で譜面を見る
といいと思います。Aセクションはこ
んな輪郭、Bセクションはこう、とか
ですね。

イラストなんかでも、輪郭だけが表現
されたシルエットをみても、結構それ
が何であるかは把握できますよね。そ
んな風にまずシルエットのように曲の
輪郭を見ていくことをイメージすると
良いかもしれません。

 

曲の「構造」と「輪郭」を把握した上
で、実際に音源を確認したり、楽器を
もって音を出して練習したりすれば、
効率的な時間の使い方にもなると思い
ます。

 

ご参考になれば幸いです。

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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譜面アレルギー解消法2:曲の構造をとらえよう

て、前回の続きですが、
面アレル
ギーを解消するには、
譜面を細かく読
もうとする前に
まずざっくりと見る
のが吉、と
いうような話でしたね。

 

じゃあ具体的にどう見るんだというと
ですね。まずは、音符ひとつひとがど
うこうというのを見る前に、全体の構
成を把握するのが先決、だと思うんで
すね。

 

曲というのは、だいたい4小節×2
8小節大きなかたまりとなっている
ことがほとんどなんです。なので、そ
かたまりがいくつあって、どんな配
になっているかを把握するところか
ら始めましょう、ということなんです。

 

音楽用語的には「形式」といいますね。
二部形式とか三部形式とか、聞かれた
こともある方もいらっしゃるでしょう。
複合三部形式とか、ソナタ形式とか、
クラシックになるとかなり複雑な形式
がありますが。

でも、ポピュラー音楽的によくあるの
AABAとか、ABCとか、そんなシン
プル構造が多いです。セッションなど
であまり複雑な構造の曲をやるような
ことはまずないと思います(まあ、J-
POPとかだとちょっと複雑なのもあり
ますが)

 

楽譜にはAとかBとかB’とかの「リハー
サルマーク」というのが付けられてい
ることが多いです。そんな情報もたよ
りに、曲の構造をつかみましょう。

 

この曲は、大きくはAABA’で、それぞ
れが8小節ずつだな、とか。この曲は
A’のところが変則的に12小節だぞ、と
か。そんな具合ですね。

 

そして、全体の構造がつかめたら、よ
うやく音符に目を向けるわけなんです
が、ここでも一音一音がどうというよ
りは、音符全体がどんな「輪郭」を作
っているかに注目しましょう。

 

輪郭?何それ?

 

さらに続きます ( ̄▽ ̄)

 

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譜面アレルギー解消法1:譜面はまず「ざっくり」見よう

さんは、楽譜ってお好きで
すか?え、
嫌い?

 

そういう人も多いですよね。読み方よ
くわからないし、別に必要ないし、と
言う方も多いとは思います。たしかに
楽譜が読めなくても、たとえばジャム
セッションできないなんてことはあり
ません。

 

ギターやベースをやる人はコード譜と
TAB譜があればOK、という人も結構
いますよね。TAB譜って、調べてみた
ら14世紀くらいからあるんですねえ。
そんな昔からあるもんだとは知りませ
んでした。

 

そういえば、この間楽器店で時間つぶ
てたら(笑)最近はTAB譜用のノー
ってあるんですねえ。TAB譜を書く
ソフトもあるみたいだし。

 

それは、ともかく、

 

そんなわけで、譜面を読めるようにな
りなさいとか、上から目線で申し上げ
る気はないのですが、でも、

 

「譜面アレルギーはないに越したこと
はないですよ」

 

…ということはお伝えしたいかな、と
思いまして。え、それでもえらそう?

えーま、ご勘弁いただくとして、問題
どうやってその譜面アレルギーをな
くすのか、ということですよね。その
ためには、

 

「譜面はまずはざっくり見よう」

 

ということかなと思います。

 

もちろんじっくり見る必要のある人も
いるわけですが、われわれがたとえば
セッションをしようという時、まずは
ざっくりと曲の全貌をとらえる、その
「ガイド」として譜面を使うことから
入ればいいのでは、と思うんですが。

 

え?具体的にどうするんだ?

 

えーと…

 

続きます ( ̄▽ ̄)

 

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変拍子プロジェクト!…とその後

回は、変拍子の曲、つまり
4拍子以
外の拍子の曲について
のお話です。具
体的には5拍子
なんですが。

 

セッションなんかでも普通の4拍子の
曲を変拍子で演奏するなんていう遊び
はよく(?)やられることなんですが、
お友達のアルトサックス奏者のMaki 
Cologne さんという方とある有名なス
タンダードの曲を5拍子で演奏する、
というプロジェクトがありまして。こ
れも友だちのドラマーの藤岡正洋さん
に入っていただいて仕上げの録音をし
ました。こちらなんですが。▼▼▼

 

自分でいうのもなんですが、ちょっと
面白いでしょ?まあ、私のアイデアじ
ゃないですが…。構想以来1年以上
けて(といっても顔合わせての練習の
ペースは月1回以下だったんですけど
ね)完成させて、やれやれといったと
ころでございます。

 

経緯についてはCologneさんが縷々お
書きになっていますが、私としては、
好きな曲で、前からちょくちょく弾い
たりしてたので、やりませんかとお声
がけいただいた時には気楽に返事をし
たんですね。それに、変拍子でやると
いうチャレンジも、なかなかいいんじ
ゃないかと思いまして。

 

この前「シナトラ・テスト」の話を書
きましたけど、変拍子のプロジェクト
を一つやってみれば、色々と今後の役

にたつ経験かなとも思ったわけですね。

まあ、結構苦労しましたけど(汗)。
でも楽しく取り組ませていただきまし
た。

 

で、まあ、そんなことで一段落しまし
て(次のプロジェクトの話も出てます
が、実際に手を付けるのはまだだいぶ
先だろうということで)、先日久しぶ
りにこの曲を普通の4ビート(スイン
グビート)で弾いてみようと思った
ですね。

 

そしたら、あれ?

 

自分で普通に弾いてるつもりが気がつ
けば5拍子になっておりまして…。

 

やべえ。となったわけですね。

 

んー、次のプロジェクトにいく前にこ
の曲を元通り4拍子で弾けるような
ハビリが必要ですね、これは。

 

皆さんも、もともと普通の4拍子の曲
を変拍子で弾いてみようと思った時は
やりすぎて戻れなくならないように、
ご注意くださいね

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

 

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シナトラ・テストって何それ?

「シナトラ・テスト」って
言葉があるんですけどね

 

一般的な用語かどうかよくわからない
んですけども、どういうことかという
と、「ニューヨーク・ニューヨーク」
という歌がありまして。もともとは同
名の映画(1977年 マーティン・スコ
セッシ監督)の主題歌で、映画では
イザ・ミネリが歌いました。

 

なんですが、一般には翌々年にフラン
ク・シナトラがカバーしたバージョン
の方が有名になってしまい、彼の十八
(の一つ……ですね、なんせ十八番
の多い人なので)みたいになった曲

 

で、

 

その曲の歌詞に、
If I can make it there,
I’ll make it anywhere.

 

……という部分があるんです。「そこ
(ニューヨーク)で成功できれば、ど
こでも成功できる」というわけです。

つまり、あることを納得性のある形で
証明するには、より大きなことを一つ
成しとげれば良い、ということなんで
すね。たとえば、500人の大パーティ
の食事のケイタリングを提供できれば
50人のパーティをケイタリングする能
力があることは証明できるとか。

 

この言葉を知った文脈としては、ある
考えをいかに他の人に納得してもえる
、ということなんですが。これって、
自分を納得させる(自分で自分を信頼
できるようにする)ことにも使えます
よね。

 

以前聞いた話でいえば、静物や人物を
正確にデッサンする能力を身に付ける
ことは、リアリスティックな絵を描く
人ばかりでなく、抽象画を描く人にと
っても自分の能力に自信を持つために
は重要なんだと聞いたことがあります。

 

そんな人間の心の働きを自分の練習や
目標設定に生かすのが吉、なのではな
いか? そんなことを考えたのはあり
ました。

 

音楽に置き換えると何でしょうかね?
もちろん、その人その人の状況によっ
て違ってくるわけですが。たとえば、
どんなグルーヴの曲でも演奏が出来る
ようになる、とか。メインの楽器以外
の別の楽器も弾ける、とか……。「ジ
ャイアン・ステップス」をマター
するとか?

 

みなさんは、いかがですか? 自分な
のシナトラ・テストはありますか?

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

 

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スマホの没入感とミュージシャン脳

いぶ前になるんですが、あ
るミュージシャンでありプロデ
ューサーでもある方がですね、

 

スマホを水没

 

……させまして。で、まあ早い話使え
なくなってしまったのですが。

 

普通、じゃあ代替機を手配しなきゃと
かなるんですが、その人はですね、な
んと

 

脱スマホ宣言

 

をしまして……、以降スマホを使って
ないんですね。ま、私の知らないう
ちに復活させてこっそり利用している
のだとしても知るよしはないのですけ
れども。

で、まあ私もそうですが、メールだの
SNSだの色んなことをスマホで集約的
に作業することが最近はかなり普通
なってきてますよね。そんな時代に、
なかなか勇気のいることではあるなあ
と思うんですが。でも「脱スマホ」あ
りなんじゃないか、とも思わないでも
なくもないどっちだよ)な、と感じ
てもいるんですよね。

 

スマホをいじっているとですね、どう
しても没入してしまうというか、
が狭くなる気がする
んですよね。集中
して何かを書いたりとか作業するには
いいのでしょうが。

 

たとえば1人で企画のために、アイデ
アを広げていきたい時とかは、スマホ
の狭い画面よりは、机に模造紙(ての
も古いですかね)でも広げてずんずん
書いていきたいと思うのですねえ。
ノゴトを俯瞰してみたり考えたりした
いときには、そんな広くて白い面が欲
しいなと思うことも多くてですね。

 

これって歳のせいですかねえ。スマホ
だと意識的にとっ散らかりづらいんで
すよね。

 

そして、さらにミュージシャン的な観
からするとですね……

 

音楽を演奏する時には、バンド全体の
音が俯瞰できている、つまり音を把握
できることが大切なんですが。スマホ
をいじったあとでセッションしたりす
ると、没入から俯瞰への切り替えが必
だったりして、脳に余計な負荷をか
けている気がしなくもないのです。

 

要はモードの切り替えとそのタイミン
なんでしょうけどねー。どう思われ
ます?

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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「繰り返し」て「ヒネる」は作曲の基本?

し前に、アドリブ・ソロを
弾く時に
短いフレーズを長くし
ていくには、
回繰り返して、
それから3回目にちょ
っとヒネ
ってやる、というのがいいよ、
というお話をしました。今日の
お話は、
その続きになります。

 

このやり口というか(笑)手法をお勧
めするのは、実はこれが「作曲」の定
石的な手法だからなんですね。アドリ
ブのソロを弾くのも、即興的に作曲す
ることな訳ですから、有効な手法なの
は、まあ当たり前といえば当たり前な
んですが。

実例で説明した方が早いと思いますの
で、たとえば、スタンダード・ナンバ
ーの「マイ・ファニー・ヴァレンタ
ン」
を見てみましょうか。この曲、以
前にも取り上げたりしてまして、まあ
私の趣味ということではありますが、
また今回のテーマにぴったりの構成
してるんですね。

 

聴いてみましょうか…▼▼▼

 

聴けばすぐにわかると思いますが、
ーマの冒頭8小節でまず同じメロディ
が繰り返され、3回目にメロディーの
後半を「ヒネって」いますよね。次の
8小節も、メロディーは変わりますが
(音形は同じ)同様な繰り返しとヒネ
リでできているのがおわかりになると
思います。

 

サビに入ると、繰り返されるメロディ
ーの頭の1音だけスケールを昇ってい
きますがパターンは同じという、微妙
味付けがされたりしてます。著作権の
関係で楽譜を載せるわけにいかないの
ですが(作曲者のリチャード・ロジャ
ーズは1979年没)、お手元に「黒本」
などお持ちの方は確認してみてくださ
い。

というわけで、2回繰り返してヒネる
のがフレーズ作りというかメロディー
作りの定石パターンである、というこ
とがおわかりいただけましたでしょう
か?専門的にいうと「モチーフ展開」
ということになりますかね。

 

て、ことで。ご参考になれば幸いです。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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アラカンを駆りたてるもの?

間の向上心というか学習意
っての
は、不思議なもので。
何がきっかけで
火がつくか、わ
からないところがあり
ます。

 

楽器の演奏なんかについても、ただ楽
しくというか普通に演奏出来ていれば
理屈にはあまり関心ない、という人も
いれば、自分の弾いている音が理論的
どんな位置づけになるのか、はっき
り理解できないと気持ち悪い、という
人もいるわけです。別にどっちでなき
ゃいけないというものでもないですが。

 

そしてある日突然、前者だった人が急
に後者みたいな思いに駆られたりする
ことも起こりうるんですね。

 

例えば、いつだったか、結構ベテラン
というか、昔からバンド活動をやって
いて、演奏経験も下手すりゃ私なんか
より豊富なはずの知りあいのプレイヤ
ーから、結構基本的なアドリブに関す
る理論的な質を受けたんですね。別
感覚的に弾けるには弾けるんだけど
さ、とか言いながら。へー、とか思い
まして。

 

何があったんでしょうかねー。

 

推察するに、それまでとは異なる環境
やらメンバーとバンドを組んだり、演
奏した結果ではないかと思うんですが。

 

何かそこで、大げさに言えば新たな地
が開けたような、そんな気持ちにな
って、急に理論的なことが気になり出
したのかもしれません。それが新たな
探求心の引き金になったのではないで
かな、と。本人に確認したわけではあ
りませんが。

 

アラカンでもそんなこともある、とい
うお話でした。まあ、それが幸せかど
うかはまた別なところもありますけど
ね(笑)

 

似たような経験お持ちの方いらっしゃ
いますか?

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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標準語と方言とあなたと音楽と

イタリア語はボン・ジョ
ルノとチ
ャオとあとは料理関係
の言葉くらいしか知らないんで
すが……

 

普通イタリア語っていえば一つの言葉
だと思うじゃないですか。でも実は、
色んな方言があるんですよね。日本だ
って北は北千住じゃなかった北海道か
ら南は沖縄まで山ほど方言があるのと
一緒ですね。それを言えば、多くの言
語がそうだと思いますが。

 

イタリア語の場合、ちょっと違うのは、
もっとラジカルにそれぞれの地域の言
葉は「方言」ではなくて独立した「言
語」であると主張する人たちがかなり
いるってことですね。

 

いわゆる標準イタリア語っていうのは、
トスカナ地方(フィレンツェのあたり
すね)の言語の変種であって、あとは
北はピエモンテから南はシチリアまで
それぞれの言語がある、という主張。

 

日本の場合、そこまでの主張はあまり
みられない(アイヌ語と沖縄・奄美地
方を除く)とは思いますが、ここらへ
んの言語と方言の区別というのは、純
粋に言語学的な話ではなくて政治的な
動きなども絡むので、クリアな結論を
出すのはなかなか難しいようです。

 

でね、

 

音楽のジャンルなんてのも、大ぐくり
にまとめることもできるし、細かく違
いをとりたてて強調してジャンル分け
をすることもできますよね。それをど
こまで細分化するかっていうのは、
定版的なルールがあるわけではない
ですね。言語の違いなのか、「なまり」
レベルの差なのかの区別が難しいのと
似ています。

 

そんな「なまり」の違いを研究するの
はもちろんいいことで、それを誰にで
分かりやすく解説してくれる人はあ
りがたい存在だと思います。

 

ですが、実際の演奏の現場でとか、
の演奏を聴いて、その「なまり」をと
りたててああでもないこうでもないと
言うのはどんなもんだろう、と思った
りするのですよ(レッスンの場とかは
ちょっと別かもしれませんが)。

 

普通に会話する時も、個々人に色んな
「なまり」があってもそれをどうこう
いうことはしませんよね。それをやり
だすと言われた人は気分良くないだろ
うし、下手すりゃケンカですよねえ。
だいいち色んな方言が聞けるのは楽し
と思いませんか?

 

音楽の場合、言語の違いのように何を
言っているのか全くわからないという
ようなことはほぼないと思いますしね。
そんな「なまり」が飛び交う中で、新
たな発見があるかもしれませんし。あ
げつらうより、面白がるのが吉、とい
うことかな、と。

 

ただでさえ、シニア男子は上から目線
で口を出すから嫌われるんだ、なんて
ことを言われていることもあるし…あ、
これはまた別の話だ。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

音楽界最大の「出会い物」はブルーノート

回、「出会い物」のお話を
しまして…
日本食の食材の取り
合わせで特に素晴
らしいものに
つかわれる、なんてお話
をいた
しました。

 

でね、

 

一つ思いついたんですが、音楽界最
の出会い物。それはやはり、ブルー
ート
なんではないか、と。

 

もともとアフリカから奴隷としてアメ
リカ大陸につれて来られた人たちがい
たわけなんですが。その人達が昔から
持っていた音階(というか音使い)と
西洋音楽の音階が出会ったことによっ
て、独特な緊張感というか不安定感の
ある音楽が生み出され(つまりブルー
ズが誕生し)たわけですね。その音楽
の特徴的な音使いにブルーノートとい
う名前がついて認知されるようになっ
たということかと思うのですが。

ブルーノートっていうのは、もちろん
ブルーズでよく使われる音(ご承知の
方も多いと思いますが、メジャースケ
ールでいう3度、5度、7度の音がフ
ラットします)なのですが。とはいえ
いまやポピュラー音楽のたいていのジ
ャンルで使われるようになり、もはや
ブルーズの専売特許というわけではな
くなっていますね。

 

ロックにしてもジャズにしても、極東
の島国のJ-POPとかいう音楽にしても、
ブルーノートなくしては成立しなくな
っているという意味で、もはや骨の髄
までポピュラー音楽にしみ込んでいる
といえるでしょう。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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場末のこだわり、本場の無関心?

前、ニュースで、とある日
本の家電
メーカー(パ○ソ○ッ
クとかいう会社
です)が、イン
ドでカレーの汚れがよ
く落ちる
洗濯機を売り出した、という

を見たことがありまして。まあ、
確かにカレー
の汚れって落ちに
くいですよね。

 

で、それに対して、でもインド人はそ
んなにカレーによる汚れを気にしたり
してないんでは?と誰かがネット上で
突っ込んでたんですね。なるほど、と
ちょっと思いました。

 

まあ、実際にどうなんだか、知らない
んですけどね。いちおう市場調査とか
したんでしょうし。とはいえ、カレー
による汚れについての意識の差ってい
うのが日本とインドではありそうです
よね(もちろん人口がインドはとても
多いので、パーセンテージが低くても
商売ベースにのる、という読みもある
のかもしれませんね)。

 

でね、

 

インドがカレーの本場だとすれば、
本は(カレー好きの国だとはいえ)カ
レーのある意味「場末」じゃないです
か。それと同じように、ジャズにして
も、ファンクにしても、サンバにして
も、ボサノバにしても、日本は同じよ
うな位置にいるんじゃないでしょうか。

 

で、この日本という極東の片隅で、色
々なグルーヴについて、これはこうな
んじゃないか、とか、このグルーヴの
ポイントはこんなところにあるのでは、
とか、そんなことを子細にわたって研
究したりしてる人がいるわけなんです
けど。

本場では、そんなことあまり気にもし
てないよ、ってことが結構あるんじゃ
ないか、と思ったりしたんですね。オ
タクの国だしなあ、とか。

 

誤解のないように弁解(?)しておく
と、だから日本でそんなことを研究し
てもムダだと思ったり、バカにしてい
るわけではないのですよ。むしろ、
々面白い研究とかが出てきて、とても
クリエイティブな活動が生まれるのも
そんな「場末」なのでは、とも思うの
です。

 

カレーパンとかカツカレーとかね…。

 

なので、ガンバレ日本のオタク、って
ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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すべての練習と本番は「直結」するのか?

日のお話は、音楽の演奏に
ついての
「練習」「本番」
関係についてで
す(なお、ここ
では個人単位でやる練
習に話を
絞りますね)。

 

練習にもいくつかあるので、もちろん
本番を想定した練習というのもありま
よね。ライブなどで曲を演奏すると
したら、曲の構成を覚えたりとか、テ
ーマを演奏するためにメロディを覚え
たりとか、そういうのはきたるべき本
番をちゃんとこなすための練習ですよ
ね。

 

一方、具体的にそういった本番をピン
ポイントにまでは想定しない練習とい
うのもありますよね。フレーズ(ジャ
ズの教則本によくのっているリック
どとよばれるもの)を弾いてみたり、
あるいは理論的なことを覚えるとかね。

 

そういった後者のような練習(という
勉強に近い?)をですね、好きでよ
くやる人もいると思うんですが。でも、
そういった特定の場を想定しないもの
でも、人間一度覚えようとしたり練習
したりすると、実際の現場にすぐに持
ち込もうとしたくなるんですよね。

 

私も、そんな経験はもちろんあるんで
すけど。でも、だいたい満足するよう
な結果にはならないんですよね。失敗
することの方が多い。

もちろんそれでもどんどんやってみる、
という行き方もあるとは思うんですけ
どね。その一方で、いったん忘れてみ
る。意識をそこから離してみる、とい
うのもあるんじゃないか?というのが
今日の趣旨でして。

 

最近、村上春樹さんの「職業としての
小説家」という本を読んだのですが、
その中で、
「…とにかく小説家を志す人のやるべ
きは、素早く結論を取り出すことでは
なく、マテリアルをできるだけありの
ままに受け入れ、蓄積することである
と僕は考えます。」
「全体をそっくりそのまま記憶するの
は難しいから…(中略)…そこにある
個別の具体的なディテールをいくつか
抜き出し、それを思い出しやすいかた
ちで頭に保管しておくように心がけま
す。」

…と書いているんですね。これって、
アドリブ・ソロを演奏しようというよ
うな人もそうなんじゃないかな、と思
ったわけなんですよね(実際、ジャズ
にも造詣の深い著者は、この後にジャ
ズの即興演奏の話をもちだしたりもす
るんですが)。

 

パット・マルティーノというギタリス
トがいて、「マイナー・コンバージョ
ン」という演奏の(理論的な)考え方
を提唱(??)しているのですが、そ
のマルティーノさんも、「実際に本番
の演奏をする時にはマイナー・コンバ
ージョンのことは忘れる」というよう
な趣旨の発言をしていたのを読んだ記
憶があります。

 

フレーズを練習したり、理論的な考え
かたを取り入れた練習(勉強)をした
りした後、いったんそれは(頭の中の)
引き出しにしまっておいて、いったん
寝かせておく、ということが実は結構
大切なんじゃないか、と最近ときどき
思います。
では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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フレーズ作りは「繰り返し」て「ヒネる」?

の前もやりましたが、今回
もまた、
アドリブでソロなどを
とるときに、短
い単純なフレー
ズを展開して、より長
くて複雑
(というほどでもないですが)
なモノにしていく手法のお話で
す。

 

なんでもいいですが、短いフレーズ
あるとしましょう。「ドーレー」でも
「ドレミー」でもいいんですが、これ
まず1回弾いて、それから、もう1
回それを繰り返すんですね。

 

「ドレミー、ドレミー」とか、そんな
感じですね。

 

で、その後にもう1回弾くんですけど、
こんどは、この「ドレミー」のパター
ンをちょっとばかり崩すというか、
ネってみるんですよ。ちょっとだけ
ズムを変えてみたり、余分な音を加え
てみたりしましょう。

 

たとえば、
「ドレミー、ドレミー」ときて
「ドレーミーミミー」といってみる
とかね。

そうすると、ほら4小節のフレーズが
一つでき上がります。そんな感じで、
短いフレーズのタネをより長いフレー
ズに「育てる」わけですね。

 

この前お話した「アプローチ・ノート」
を組み合わせてもいいですね。上の例
でいえば
「(シ)ドレレ♯ミーミミ―」
みたいな感じでしょうかね。

 

長めのフレーズを弾かなきゃという時
に、あれもこれもと音を詰め込んだり
するととりとめなくなりかねないので、
こんな考え方を知っておくといいです
よ。

ピンと来たら試してみてください。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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IMG_1851

 

ターゲットにアプローチ(恋バナではありません)

さんは、アプローチ・ノー
という
言葉を聞かれたことは
ありますか?

 

ノートというのは紙を束ねてあるあれ
じゃなくて、音符という意味ですね。
アプローチというのは「近づく」とい
う意味ですから、2つ合わせて「近づ
いていく音」ということになりますね。

 

近づいていくって何に近づいていくの
でしょう?

 

それはね、「ターゲット・ノート」
んですね。

 

ターゲットというのはご承知のとおり
「標的」ということです。なので、タ
ーゲット・ノートは「標的となる音」
ということです。

 

ターゲットとなる音は、フレーズの骨
格となる音です。その骨格となる音に
向けて、アプローチ・ノートはその半
音下とか上などから「近づいて」行く
んですね。この手法をクロマチック・
アプローチとかと言うこともあります
ね。クロマチックというのは「半音の」
という意味です。

 

いつも、音数を絞って頭の中で鳴って
いる音をそのまま歌うようにフレーズ
にしましょうなどとよく書いたりして
いますよね。で、それが出来るように
なると人間欲が出てきて音数を増やす
方向に行きたくなるのですが、そんな
時にやみくもに音数をぱらぱら増やし
てもあまり良い結果にならないことが
多いんですね。

そうではなくて、すでにあるフレーズ
を骨格として利用して、そのフレーズ
の音を「ターゲット」にして、そこに
半音上とか下から「アプローチ」する
ことでフレーズを彩るという考え方を
してみてはいかがでしょう。

 

半音を使ったアプローチだとスケール
から外れてしまうのでは?とか、心配
になる方もいるかもしれませんが、
の音が長くて小節頭などの強拍などに
きてしまわないかぎり問題はおこりま
せん。

 

ジャズなどでは定石となるやり方です
が、他のジャンルでも有効な考え方で
すよ。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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「裏コード」と「音楽の悪魔」

さんは「裏コード」って用
語を聞い
たことはありますか?
何ですかね、裏
コードって?裏
ってことは表があるん
でしょう
か?

 

以前「音楽の悪魔」お話をしまして
覚えていらっしゃいますでしょうか?
「トライトーン」という日本語に訳す
と「三全音」、全音3つ分の開きのあ
る音程のことでした。度数でいうと、
「増4度」(減5度)という音程です。

 

このトライトーンが西洋中世の音楽に
おいては、とても評判の悪い音程だっ
たそうで、教会音楽などでは忌み嫌わ
れていて「音楽の悪魔」とまで言われ
たとかいう話でしたね。

 

で、このトライトーンという音程が実
はいわゆるセブンスコード(C7 とか
G7 とか)に含まれており、こうした
コードが不安定に響く要因になってい
るというお話しもしました。なので、
たとえばG7だったら完全4度上のCな
どのコードに「解決」したくなるわけ
ですね。

 

さて、

 

今取り上げたG7というコード上のト
ライトーンは3度のBの音と7度のF
の音なわけですが、実はこのBとFの
音を3度と7度の音として含むセブ
ンスコードがもう一つ存在するんで
すね。それがD♭7というコードなん
です。

図をみていただくと分かります(C♭
の音はBと同じ音であることにご注意
ください)が、D♭7の場合、Fが3度
の音でBが7度の音というG7と逆の
関係になっています。でも同じ2つの
音(トライトーン)が含まれている
とにはかわりませんね。

 

ということは、

 

D♭7とG7はお互いに役割を入れ替え
ことができるんですね。なので、通
常のG7→Cというところを、D♭7→C
という進行にしても、D♭7→G♭のと
ころをG7→G♭としても良い、という
ことな訳です。「代理」できるわけで
すね。

 

この関係を業界では(笑)「裏コード」
の関係にあるといいます。裏コードを
用いた場合、「半音上からドン」と行
くのでいわゆる「アウト」な響きがし
ますが、どちらにしても強い解決感
生まれるのは一緒です。(追記:ちな
みに英語では Tritone substitution
といいます。「トライトーンによる代
理」ってことですね。)

 

ジャズやボサノバなどでは、そんなア
ウト感のある響きが好まれるので特に
よく使われます。ここにいわゆるII-V
(ツー・ファイブ)という概念をから
ませたりすると、話はさらに複雑に
るのですが、長くなるので、今日はこ
こまでということで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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