音楽の教則本については、前に
も書きましたが。
前回書いた時には、何で音楽の教則本
というのは、挫折するとかしないとか、
読まないで本棚にたまるばかりとか、
そんなどんな本にでもあることを、と
りたてて騒ぐ人が多いのか? なんて
ことを書きました(気がします)。
で、まあ、
そんなことどうでもいいじゃない(あ、
野口五郎だ)というような話ではあり
ますが、ちょっと思いついたことがあ
ったんですけど。
音楽の教則本というのは、その内容的
に、
読む人の未来を想像させてしまう
のですよね。
つまりその本を読んで、そこに書かれ
ていることをマスターして、早い話演
奏が上手になった自分、というのをイ
メージさせるわけです。
で、買う、と。
そうすると、人はその本を見るたびに
演奏が上達した(たぶん実現しないか
もしれないけど)未来を思い起こさせ
られるわけですね。
そういう意味ではフツーの本に比べる
と人間が執着するレベルは高くなるの
かな、と思ったりしたわけです。
なので、それを捨てるということは、
(ありえるかもしれない可能性として
の)自分の未来を捨てる、ということ
なわけで。心理的ハードルは高いです
よね。
結果として、なかなか捨てられないよ
ね。と考えたということでございまし
た。
まあ、それが人間てもんなので、それ
でいいんじゃない? と思うわけです
が。
て、ことで。
では、また ( ̄▽ ̄)