ホールトーンスケールという
なんだか面倒な名前のスケール
がありまして……
名前は怖そうですが、説明は簡単で、
ホールトーンというのは日本語で「全
音」つまり半音2つ分のインターバル
を表します。ということで、ホールト
ーンスケールは隣り合う音の感覚がす
べて全音になっている音階なんですね。
普通のスケールはキーによって色々音
が変わりますけど、ホールトーンスケ
ールは実は2種類しかありません。音
が全て同じ間隔で並んでいるので、ど
こから始めても同じなんですよ。
で、さて、
そんな理論的なことはおいといてです
ね、実はこの音階、とある有名歌手の
ヒット曲に使われているんですが、ご
存じですか?アラカン世代の皆さんな
ら、きっと聴いたことがあると思うの
ですが……。
そう、スティービー・ワンダーの“You
Are the Sunshine of My Life”(邦題
「サンシャイン」)のイントロ部分が
このスケールなんですね。▼▼▼
1972年のアルバム『トーキング・ブ
ック』からのシングルカット(発売は
1973年)曲でした。この曲の前に、
「迷信」が発売されていて、その次に
これが出て、これを聴いた高校生にな
りたての私は、「何これカッコいい」
と思いました。ご他聞に漏れずね。
で、その時、たまたま読んだ音楽雑誌
に、これは「ホールトーンスケール」
という音階が使われていて、と書かれ
ていたので、一発でこのスケールの名
前とどんな響きなのかというイメージ
が私の頭に擦り込まれたのでした。
スケールとしてのイメージがはっきり
頭にあると、それを使うときもちゃん
と意図した使い方ができますよね。
そんなわけで、今でも私は結構(かな
り?)ホールトーンスケールを使うの
が好きです(笑)
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
いつも感心することばかりです。今回もとても勉強になりました。ホールトーンスケールという言葉も初めて知りました。どうもありがとうございます。
萠出様
コメントいただいていたのに気がつくのが遅れて申し訳ありません。ありがとうございます!
お勉強的にスケール覚えても楽しくないですが、音の響きなどの特徴が感じられると楽しいですよね!