こんな記事を見ました。だい
ぶ前のことですが。(純粋な記
事というよりはPRサイトです
が)▼▼▼
富山県の県立氷見高校で行われた「実
験」でして。ハンドボールの紅白試合
を無観客でやったときと、大勢の応援
があるときで、選手のパフォーマンス
がどれだけ変わるのかを調べたわけで
すね。
結果としては、「応援されることで選
手の運動量が約20%アップ!」という
ことだそうです。応援されることで、
選手の身体機能が向上したということ
ですね。
選手の走行距離とか、ステップ数とか、
最大心拍数に達する割合とか、そんな
のが測定対象になったようです。
そんなわけで人は見られることで「強
く」なるって結論なわけですね。なの
でみんなで見ましょう、応援しましょ
う(インターハイを)、というメッセ
ージを伝えようとしているわけですね。
このPRサイトの意図としては、それ
はまあよく分かるのですが。じゃあ、
応援と「パフォーマンス」という問題
が、ホントにそれほど単純かというと、
そう簡単ではないんじゃないかと思う
のでして。
というのは、スポーツのパフォーマン
スには、身体能力を目一杯発揮すると
いう側面と、技術的な正確さという側
面が多くの場合あるわけです。
実は、外国のそんな研究があるんです
ね。
たとえばバイアスロンという競技があ
ります。スキーのクロスカントリーと
射撃を組み合わせた競技ですが、その
選手に地元の観客の応援がどのような
効果をもたらすのか、という研究が行
われました。
そうすると、ごく簡単に結論をまとめ
ると、地元の声援を受けた選手は、ス
キーを早く滑るという点では確かに早
く滑ったのだそうですが、逆に射撃の
「正確性」という点では、ミスが増え
たのだそうです。
地元の大声援がプレッシャーとなった
わけですね。似たようなことは、色々
なスポーツでも起こりそうです。1点
を争う状況でのバスケットボールのフ
リースローとか、サッカーのPKとか。
難しいものですね。
さて、スポーツから音楽に目を転じた
場合、音楽の演奏における「パフォー
マンス」の意味合いが上に書いたスポ
ーツのそれのどちらに近いか。これは
まあ明らかですよね。
とくに、参加者が競い合うコンペのよ
うな場合は、応援を頼む、応援に行く
というのは、結構センシティブな問題
なんだと思います。
なんてことを、日曜日の昼間「のど自
慢」の中継を見ながら思ったのではあ
りました。ときどき、実力出し切って
ないよねと思える人いますよね?
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
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