以前エレキベースがあのよう
な形態におちついたのは、その
前にエレキギターがあったから
だ、的なお話をしました。
現在の形のエレキベースが生まれたの
は、1951年のあのフェンダー社のプ
レシジョンベースから、と言われてま
すね。1951年という年は、テレキャ
スターも売り出されてますから(実際
には原型はその2年前頃からあったそ
うですが)フェンダーにとっては記念
すべき年ですね。
じゃあ、エレキギターはいつごろから
あるのでしょう?
それはですね、エレキベースの誕生か
らさらに20年ほど遡ります。1931年
あたりというから第二次世界大戦前の
話ですね。磁界の中で金属を振動させ
ると、電気信号が発生するという原理
をギターに応用する、ということを誰
かが思いついたのですねー。
ただ最初期のエレキギターは丸い小さ
な胴体にネックがついたようなバンジ
ョーっぽい形をしていました。「フラ
イパン」と呼ばれていたとか。
今普通にみられるような形態の量産型
のエレキギターはギブソンのES-150
あたりが始まりのようです。チャーリ
ー・クリスチャンというビバップの創
始者の1人ともいわれるジャズ・ギタ
リストが大音量化する他の楽器に対抗
するために使い始めたのがこのモデル
です。1936年のことでした。それま
であったいわゆるアーチトップ型のギ
ターにピックアップをつけたモノで、
今でいうフルアコースティック型のギ
ターですね。

その後、ハイポジションでの演奏がし
やすいように、「カットアウェイ」と
いう窪み(?)というか切れ込みが入
るようになったりしますが、基本的な
構造は今も変わっていませんね。もち
ろん、ハウリングの問題を解決するた
めにボディーの空洞をなくしたソリッ
ドギターとか色々工夫は加えられては
いくわけですが。

チャーリー・クリスチャンがES-150
を弾き始めたのが1936年だとすると
もう80年以上たっているということに
なります。私のよく弾くギターはフル
アコなので、基本的には今も80年前と
変わらないタイプのギターを弾いてい
るわけですが、その80年の間にポピュ
ラー音楽は大きく変容しましたね。
さて、セッションしますか……