分厚い音、スキマを感じる音 2

い音域、分厚くてパーカッ
シブな和音、広いダイナミク
レンジ、という近代音楽の
申し
子的万能楽器(?)で
あるピア

 

コード楽器でもあり、メロディ楽器
もあるという点でかぶるけれども
制約
の多いギターとの間には、色々
複雑な
ものが
……、というのが前回のお話

した。

 

実際、ピアノとギターが一緒にバッキ
ングにまわるときは、たいていギター
は「弾かない」という選択肢を含めて
一歩引いたスタンスで臨むことが多い
ですね。ジャズなんかは、特にそんな
傾向が強いです。(まあピアニスト
言わすと、何でピアノにばっかりバッ
キングさせるんだ。ギターもコード楽
器だろ
、という思いもあるらしいです
が 汗)

 

ピアノがある、というだけである程度
世界が定まってしまうところがありま
すからね。そういう意味では、かなり
暴力的にその場を支配しかねない楽器
でもあるのです。ピアノというモノは。

 

カウント・ベイシーが独特の音数を絞
り込んだピアノを弾き(実際のベイシ
ーはとてもテクニックのあるピアニス
トだったと聞きますが)、フレディ・
グリーンに延々と4つ切りを刻ませて
ビッグバンドを率いていたのは、そん
な事情があるのかもしれません。

 

ギタリストに限らず、ピアノと微妙な
距離を置きたがるミュージシャンがい
のも事実で、代表的なところではテ
ナー・サックスの巨人、ソニー・ロリ
ンズ
がいますね。彼のアルバムを聴く
ピアノレスの(ベース、ドラムのみ
の)トリオとか、コード楽器として
ターのみを入れたカルテット
というコ
ンボがかなりあります。彼が長期の隠
遁生活から復帰した直後のアルバムに
ギタリストのジム・ホールを起用した
ことは有名ですね。

 

あるいは、バリトン・サックス奏者の
ジェリー・マリガンという人もピアノ
抜きの2管、3管の編成を好んで採用
していました。彼も、ピアノレスの
コンボにジム・ホールを入れた編成で
やったりしています。

 

ピアノがいることが彼らにとっては四
方を壁で囲まれるようで、ある意味窮
だったのかもしれません。それに比
べれば、ギターは出音も限られるし、
だいぶ空間が広がった解放感を感じら
れる
のではないか。

FB用 110

そんなことを感じたライブの夜ではあ
りました。

 

やっぱりスキマは大事かも(笑)

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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