オブリガートとソロの複雑な関係?

ブリガートという音楽用語が
ありまして、メインの旋律をサポ
ートする「助奏」という意味で使
われます。多くの音楽用語と同様
もともとイタリア語ですね。(ち
なみに最後の「ト」は濁りません
笑)

 

ジャム・セッションにおいてもオブリ
ガートという言葉が使われます。よく
「オブリ」と略されて使われますが、
ソリストがテーマやアド・リブを弾い
てるそのメロディーのスキマを狙って
サイドのプレイヤーがそれを助けたり
(より多くは?)あおったりするメロ
ディーをその場で差し挟むことをいい
ます。

 

あれ?と思った人は、クラシック音楽
に詳しい方かもしれません。この言葉
クラシック音楽では、同じような伴奏
メロディーでも「譜面に書かれた」、
「譜面通りに弾かなければならない」
ものを意味するようなのですね。私も
今回調べてみて初めて知ったんですけ
ど。

 

そういえば、英語で「義務」のことを
オブリゲーションといいますよね。
源的には同じ
言葉だったんですね。

 

まあクラシック音楽は基本的には譜面
を中心に演奏されるので、いわれてみ
ればなるほどって感じですけど、でも
「譜面通りに弾け」という指示がある
ということは、「自由に弾いてよし」
という言葉もあるんでしょうか?

 

実はあるんですね。

 

それは……

 

アド・リビトゥム(ad libitum)とい
ラテン語で表されるそうです。「自
由に」という意味ですが……ん?どこ
かで聞いたような言葉ですね…。

 

実は、このアド・リビトゥムが省略さ
れてアド・リブという言葉ができた
ですね。たしかに、アド・リブは演奏
者の自由にまかされますから、そりゃ
そうなんですが……

 

何だか、頭が混乱する話ですが、特に
ジャム・セッションの現場では、基本
的にテーマやキメ以外の部分で演奏さ
れるメロディーはプレイヤーの自由に
まかされるので、本来は譜面通りに弾
かれるオブリガートも、即興的に弾か
れるようになったということなんでし
ょうね。「アド・リブ」という言葉は、
ソリストの即興演奏の意味に使われる
ことが多いというのもあるかもしれま
せん。

 

ソリストの演奏するアド・リブと、サ
イドのプレイヤーがそこに差し挟む
ブリガート反応しあうことで、セッ
ションはさらに盛り上がるのですが、
長くなってしまったので、その話は
また別の機会に……

 

では、また  ( ̄▽ ̄)
 

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境界線上のマルチプレイヤーはイノベーションを引き起こすか?

バイリンガル人は
す言葉が替わると人格が変わっ
と感じる人が結構いるらしい。
じゃあ複数の楽器を弾マルチ
・プレイヤーの人は、弾く楽器
が替わると人格も変わるのだろ
うか、というようなことを書き
ました

 

そしたら、かなり色々な方からコメン
をいただきまして。それによると、
楽器は変わっても俺は俺だぜ変わんな
いよ、という人たちと、確かに楽器に
よって態度や反応の仕方が変わる気が
する、という方々とに結構はっきり分
かれました
ね。

 

どちらかというと若い人に「変わらな
い」派が多いでしょうかねー。別に、
どちらが良いとか悪いとかいう話では
もちろんないんですが、色々面白いで
すね。

 

じゃあ、異なるジャンルの音楽をやる
時はどうかな?ロックを弾くときとラ
テンのノリノリの曲を弾くときとでは、
プレイヤーは自分のキャラが変わるよ
うに感じるんだろうか?
というような
疑問もわいてきたりします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そういえば、昔大学の講義で聞いたん
だか参考図書で読んだんだかしたんで
すが、異なる文化の狭間で育った人間
はアイデンティティの確立に悩んだり
苦労したりするけれど、文化的なイノ
ベーションを生み出す力となったりも
するみたいな話(理論?)があります。

 

マージナル・マン(境界人)とか呼ば
れたかと思いますが、専門用語はとも
かく、音楽的にもイノベーティブな人
は実はそんなジャンルや楽器を行き来
するような人が多いのではと思います
ね。

 

一つのジャンルや楽器に固執するのも
生き方であろうとは思いますが。

 

さて、ベースの練習しなくちゃ。あ、
キーボードも。あ、ウクレレも。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

マルチプレイヤーは多重人格か?

カ国語を流ちょうに操れる
人はバイリンガルと呼ばれます
ね。
3カ国語ならトリリンガル
と話せる人はマルチリンガ
とか
呼ばれます。

 

で、

 

そんなバイリンガルとかマルチリンガ
ルの人を研究した結果によると、複数
の言語を操れる多くの人間は

 

「話す言語によって自分の性格が変る
と感じている」

 

のだそうです。どなたか、そんな経験
をされたバイリンガルの方いらっしゃ
いますか?

FB用 154

なぜ、そういうことが起こるのかとい
うと、その言語の背後にある文化的な
ものだったりその言語を習得した
齢や環境
によるものだったりとか、い
くつか要因があげられているようです。
大人になって習得した言葉だと、よ
り落ち着いた環境で言葉を習得するの
で、より成熟した物言いになる
とか)
なかなか興味深い話だと思いませんか?

 

で、さて、

 

楽器を弾く場合でも、いくつもの楽器
を弾く人、つまりマルチプレイヤーは、
演奏する楽器によって性格がかわるん
でしょうか?

 

楽器を習得した年齢によって、同じ楽
器を弾いても、ある人は攻撃的に弾い
たり、ある人は穏やかな弾き方を好む
とかそういうのあるんですかね?ギタ
ーを弾くときはがんがんいくけど、ベ
ースだと控えめになるとか?

 

私の勘だと、たぶん似たようなことが
あるんじゃないかとおもうんですが。

 

異論反論含め、色々とご意見伺いたい
と思います。マルチプレイヤーの方、
そんなご経験はありますか?

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

【追記】
この話を Facebook に書いたら、色々
とご意見いただきました。「あるある、
性格かわるよ」という方、「俺は俺だ
し、全然かわらないよ」という方、
抗していた印象
です。皆さんはいかが
ですか?

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「まがったもの」を演奏する?

楽の1つの演奏のまとまり。
始めがあって、中盤があって、
終わりがあるものを何というで
しょう?

 

はい、「曲」といいますね。楽曲とか
作曲とか、色々と当たり前のように使
ってますが、何で、音楽の作品のひと
まとまりを曲というんでしょうね?な
ぜ、「まがる」とか「まげる」とかい
う意味の言葉と同じ字をつかうのでし
ょうか?

 

ちょっと調べてみた限りではなんでか
よく分かりませんでした。まあ想像
するに、音楽というのは音程を色々と
動かすことで形ができるとか、節回し
があるからだろうとか、そんなところ
といわれるのだろうというような
ことは誰でも考えるのではと思います
が。

 

そういう意味で示唆的な言葉ではあり
ますね。そもそも曲を奏でるというこ
は、直線的なことではなくて、起伏
やら展開やらのある曲線的なものであ
るわけですね。作曲という行為も「曲
がったものを作る」
わけなのですね。
起伏のあるモノを作るのが作曲なわけ
です。

FB用 153

…なんですが、

 

アドリブでソロをとる段になるとなぜ
かそのアドリブが「曲」の一部である
ということを忘れがちになるのですね
え。起伏のない一本調子(ってこれも
音楽関係の言葉ですね、もともと)な
ソロをだらだらとやったりしてしまっ
たりして。

 

まあありがちな話で、そんなソロにな
ってしまうのは、必ずしもそのプレイ
ヤーだけの問題ではないのですが、と
もかくも、一度自分は「曲がったもの」
を演奏しているのだ、ということを意
識してアドリブをしてみる
と、そんな
だらだらの解消に、少しはつながるか
しれませんねー。

 

て、ことで。

 

それでは、また  ( ̄▽ ̄)
 

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「かっこいいフレーズ」は必要か?

の中には、フレーズ集とい
ものがあって、早い話、アド
リブ
に使うとかっこいい(とい
うふれ
こみの)フレーズがいっ
ぱい詰ま
った本ですね。ギタリ
ストの人
なんかはたいてい1冊
くらい持っ
てるんじゃないかと
思うんです
よね。

 

ですが、大体フレーズ集にあるフレー
ズをバンバン本番で弾いて、ノリノリ
のソロになったぜ、という話をあまり
聞いた事がありません。たいてい本を
買ったはいいものの、結局使えないま
ま部屋の隅で眠っているということに
なりやすいんですよね。

 

なんでそうなるかというと、フレーズ
を積み木のブロックのように、ソロの
中に押し込めようとしても、まあいわ
ゆる木に竹を継いだみたいなことにな
ってしまうので、なかなかカッコいい
ソロにならないんですよね。

 

たくさんブロックとしてのカッコよさ
そうなフレーズを仕入れたとしても、
全体の流れが生まれないと、つまりソ
ロとしての展開が上手くなければダメ
なわけで、それならシンプルで簡単な
フレーズでも、上手く展開して流れに
乗っていく方がよほどカッコ
良くなる
わけです。

FB用 152

うサスペンスものの巨匠映画監督がい
ましたが、彼が自分の映画のプロット
を作るときに必ず「マクガフィン」
呼ばれる要素が必要になるという話を
したと言います。マクガフィンとは、
話の展開を進めていくのに必要な仕掛
のことです。

 

この仕掛けは、例えばスパイものの話
であれば何らかの機密書類を盗むこと
だったりするのですが、ヒッチコック
にとっ重要なのは、そこから展開し
ていくサスペンスなのであって、その
書類の中身などのディテールではない
と言っていたそうです。脚本家はえて
して物語にリアリティを与えようとし
て、ディテールにこだわるけれど、そ
んな必要はないと言っていたとか。

 

「フレーズ」とソロの関係にちょっと
似てるという気がしませんか?

 

では、また  ( ̄▽ ̄)
 

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続・「枯葉」について今さらながら

ャンソンだったはずがいつ
まにかジャズのスタンダード
なり、ジャズ入門曲として認
されることになった「枯葉」
お話でした。

 

それでは、なぜこの曲がジャズの入門
曲として取り上げられることになった
かを特にセッション的な観点から考え
てみたいと思います。

 

よく言われるポイントはいくつかあり
まして、まず(1)構成が比較的単純
なこと。AA’BCという形式で各パート
がそれぞれ8小節の合計32小節という
ごく普通の構造で大曲というわけでは
ない。それから(2)途中で転調が
こともありますね。この曲はキーB♭
(Gm)で、部分転調もありません。
という訳で、初心者にも取っつきやす
いということは言えると思います。

 

それから、ジャズというジャンルにな
じむ、という視点から見ると(3)
ード進行がほとんどメジャーとマイ

ーのii-v-i(ツー・ファイブ・ワン)

いう流れで構成されています。キーB♭
で行くと、 Cm7-F7-B♭であったり、
Am7♭5-D7-Gm であったりという、
ジャズ的なコード進行にそったフレー
ジングを練習するのに最適な素材の
であるといえます。

 

また、(4)この曲のメロディの骨格
が各コードの3度の音(たとえばCm7
だったらE♭音とか、B♭ならD音)に
よってでき上がっているというのもあ
ります。コードの3度の音というのは、
そのコードがマイナーかメジャーかを
決めるものなのですね。したがって、
特にいわゆるビバップ系つまりコード
進行追従型のソロをとるときのフレー
ズの落ち着き先の音として大切なので
す。

 

そんなところがよく「枯葉」がジャズ
の入門曲として適当であるというのに
よく言われる理由なんですが、私は
ッション的観点からもう一つ
上げてお
きたいと思うんですね。

 

それは、

 

(5)「だらだらやってるとロストし
やすい」

 

…ということなんです。つまりAA’BC
という形式があるにせよ、ほとんどが
ii-v-iの進行であり、転調もないので、
だらだらとソロを弾いていると、自分
がどこを弾いているのか分からなくな
ってしまいかねない、ということがあ
るのですね、この曲。初心者向けとな
めてかかると、痛い目をみることもあ
るのです。

FB用 149

そうした「ロスト」から身を守る(?)
には、「小節感覚を磨く」とか周りを
よく聴くとかの対策があるわけですが、
そういったことを学ぶのにもこの曲は
適している、というのが、最近少なく
とも月に1回はこの曲をセッションで
やっている私の感想なんですねー。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)
 

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楽器との出会いを楽しむ

いぶ前のことですが、フォ
ーク・ソング限定したセッシ
ョンてのをやったことがありま
して。1970年代の懐しい日本の
フォークソングで盛り上がった
んですが……

 

このフォーク・ソングのセッションに
ちょっと珍しい楽器を持ってこられた
方がいたのですね。何かというと、

 

12弦ギター

 

なんですよ。まあ、プロのギタリスト
で使う人は結構いますし、6弦と12弦
ダブルネックのエレキギターなんて
のが欲しかった(欲しい)人もいると
は思いますが、とはいえ、普段のセッ
ションでは見かけることはあまりない
です。

 

FB用 147

ご存じない方のために言いますと、12
弦といっても、12本の弦を別々に弾く
のではなく、6弦ギターの各弦が2本
弦のセットになっている(低音側の
弦はオクターブ違い。6コース12弦と
いうらしいです)「複弦楽器」なので
すね。マンドリンをご存じの方は分か
りやすいかと思います。

 

2本の弦で一つの音を鳴らすのですが、
どんなにチューニングを頑張っても、
2本の音が完全に同じにはなりません。
その微妙なずれによってエフェクター
の「コーラス」のような効果が得られ
ることで、膨らみのある音色になるわ
けなんですね。

 

そんな12弦ギターが登場したことで、
セッションの現場の雰囲気も少しテン
ションが上がった気がしました。

 

ともあれ、こんな普段あまり目にしな
かったり触れることのあまりない楽器
に接することができるのっていいです
よね。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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モーツァルト効果?とセッション

さんは「モーツァルト効果」
って聞かれたことはありますか?

 

もともとは、あるアメリカの心理学者
が、モーツァルトの「2台のピアノの
ためのソナタ ニ長調」K.448を学生に
聞かせたところ、「空間認識能力」が
向上した、という論文を書いたのが始
まりでした。

 

学術論文なので、これに対しては各種
の傍証や反論が出てきて決着がついて
はいないようですが、問題なのは、こ
の論文を拡大解釈して「モーツァルト
効果」と名前を付け、心身の健康にも
効果があり、エイズや糖尿病アレル
ギー
にも効果があるといって商売を始
めた人がいた
ことでした。子供のIQ
音楽を聴くだけで上がるとか、そんな
話になっていったのですね。

 

当然、そうなるとそれに対するバッシ
ングなども出て、現在では、いわゆる
「モーツァルト効果」なるものは否定
的にみられているというのが、実情の
ようです。

 

FB用 146

なんですが、

 

音楽のアンサンブルの観点でみると、
例えばセッションに必要な、音でのコ
ミュニケーションの能力を向上するた
めには、楽器の音を空間の中で把握
する力というものが大切なのは経験的
に間違いないようなのですよね。

 

つまり、一つの楽器の音だけに集中し
てしまうのではなく、演奏をしている
空間の中で、全ての楽器の音がぼんや
りとでも聴こえている(把握できてい
る)ことで、音でのコミュニケーショ
ンがより上手くできる
わけです。さら
には、オーディエンスの反応までも把
握できればなお良い、と。

 

最近流行りの言葉で言えば「メタ認知」
ってやつですね。

 

逆に言えば、セッションをすることで
そんな能力が養われる
ともいえるわけ
です。ここでよく「弾かずに聞く」
どと書いたりしますが、実はそういっ
たところまで視野に入っているともい
える(ような気がしないわけでもない)
のですね。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

すみっこぐらしのギター○○○

ター弾いてるとですね、毎日
のように使うのですが、しょっ
ゅう行方不明になってしまうもの
がありまして。

 

練習だったり、セッションだったり、
ライブだったり、ギターを弾くどんな
場面でも一緒なんですが、ちょっと気
を許すとすぐにどこに行ったかわから
なくなってしまうんですよ。

 

単価は安いものなんですが。

 

ま、ギタリストの皆さんはすぐにおわ
かりになると思いますが、

 

ピック

 

なわけですね。

 

で、安いものだから、失くしてもまあ
いいか、と思いがちではあります。
くすのは折り込み済みで、買いためて
おいたりしますし。まあ、気にしない、
気にしない。消耗品だし。プロの人
んかはステージごとに客席に投げたり
もしますしね。

 

でも、

 

FB用 141

そんなピックでも、失くしたときに、
どうにも納得がいかないときがあるん
ですよね。それは、

 

自分の家で失くしたとき

 

なわけです。

 

ほんのちょっと前に練習に使っていた
あのピックがない! というその場所
自宅の自分の部屋だったりすると、
普段はしかたないと思えるピックの行
方不明が、とたんに許せなくなって
まったりするんですよね。

 

だって、ぜったいどこかその辺の部屋
のすみっことかスキマに落ちたり入り
こんだりしているはずなんですからね。
なんで、みつからないんでしょうか
( ̄▽ ̄;

 

すみっコぐらしのキャラクターの中に
ギターのピックは入れてやるべきだと
いつも思うんですが。こんど提案して
みようかと……

 

え?

 

つまり、今日もピックを部屋で失くし
たんだろう?

 

……はい、その通りです ( ┰_┰) シクシク

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

【追記】ある方に言わせると、ピック
はワープする力があるんだそうです。
なので、スタジオで失くしたはずのピ
ックが突然部屋に戻ってきたりもする
んだと。実感ありますなー ( ̄▽ ̄)

 

【追記2】この記事、最初だいぶ前に
書いたんですけど、年取るにつれてこ
の現象がなくなっていく……なんてわ
けもなく、どんどん起きておりまして、
近ではつい今まで持っていたピック
忽然と姿を消す、というようなこと
起きてます。やれやれ

 

「ずらす」と見えてくるもの

いぶ前、早朝の会議ってや
があっていつもの出勤時間よ
1時間以上早く会社に出たん
ですが。正直言っていやだった
んですけどね。というか今だっ
ていやですが。

 

とはいえ、いつもとは色々と違うもん
だということに気がつくわけですね。

 

乗る電車が違う。いつもより少し空い
てる感じ。乗ってる人が違う。学生
(中学生とか高校生とか)が多い感じ。

 

外に出たときの空気が違う。まだ少し
ひんやりしている。会社に着いたとき
雰囲気も違う。まだのんびりして慌
ただしさがない。

 

などなど、まあ当たり前といえば当た
り前なんですけどね。

 

こうやって、いつもの決まった行動を
ちょっとずらしてみると、生活の流れ
というか気分が変わるものですよね。

 

音楽の演奏でも似たようなことがあり
ます。いつもいつも小節の頭からフレ
ーズを始めていると、どうしても硬い
感じになりやすいですが、ちょっと始
まりを手前にずらしてやったりすると
(音楽用語でアウフタクトといいます
が)おしゃれな感じ(?)が出たり。

FB用 139

出だしの音をいつもよりたとえば半拍
早く喰いぎみに)引っ張ってやると
シンコペーション)またノリが変わ
って、躍動感がでたりしますね。

 

後ろにずらすってのもありますね。

 

きまじめに定時を守るよりもちょっと
ずらしてやることで生活に変化が出る
ように、楽器の演奏もスタートを変え
ずらしてやることで、色々とバリエ
ーションが出るようになります。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

※(2021年の追記)コロナでテレワ
ークしてると、家にいて時間を有効に
使える利点があると思える一方、こう
いう感覚を感じる機会は減りますよね。

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21世紀のハプニング(承前)

ート活動とか特別なパフォ
マンスとかいって構えないで
も、
セッションではハプニング
がいっ
ぱい、てなお話でした。

 

実は以前もこんなことがありました。

 

毎週末に吉祥寺でやってるセッション
で先日、芝さんのやっている「有名曲
アレンジセッション」ていうのがあっ
たんですよね。セッションのスタンダ
ードとはいえないんだけど、有名な曲
をいろんなアレンジで楽しもうという
コンセプトのセッションでした。

 

芝さんやその他インストラクターの人
たちのやるセッションには、いつも色
々工夫があって楽しいんですけど、特
に芝さんはいつも「無茶ぶり」と称し
て私に色々あれやれこれやれと言って
くるんですね。まあ、こっちも面白
ってそれに乗っかって楽しんでる
んで
すけどね ( ̄▽ ̄)

 

この日の「無茶ぶり」は、ローリング
・ストーンズの名曲、「サティスファ
クション」でした。テーマを私が歌い
アドリブソロはみんなで回すんですけ
ど、人が替わるたびにキーを半音ずつ
上げていくというのが趣向でした。

 

で、

 

そこで何が起きたのか、というと…

 

続きは動画をご覧ください。

まあ、ギタリストあるあるなんですが
ね。冷汗かきました…

 

では、また  ( ̄▽ ̄)
 

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IMG_1851

 
 

21世紀のハプニング

プニングという言葉が特別
芸術的意味をもっているとい
意識をお持ちの方は、おそら
アラカン世代以上かなと思わ
るんですが…。

 

もともと単なる「(偶発的な)出来事」
という意味の言葉が一回限りの再現性
のないアーティスティックなパフォー
マンスという意味を持つようになった
のは、1950年代後半から60年代にか
けてでしたので、アラカン世代の生ま
た頃あるいは幼少期にあたりますね。

FB用 135

「ハプニング」の生まれたのはご多分
にもれずモダン・アートの中心である
ニューヨークでしたが、世界中に波及
していきました。日本でもジャーナリ
スティックな取り上げられかたをした
こともあり(TVのモーニングショー
で紹介されたのがきっかけとか 笑)
市民運動やらアングラ文化などと結び
ついて、純粋な芸術活動としては廃れ
た後も言葉は結構生きのびましたね。

 

音楽の世界でもジョン・ケージなどは
先駆者の1人ですし、フリージャズ
運動なども多分にハプニングアートの

影響を受けていると思われます。山下
洋輔さんがピアノに火をつけて弾いた
ことが思い出されます。

 

オノ・ヨーコもジョン・ケージの影響
を受けた1人ですね。あと、皆さんが
ご存じなところでいえば草間彌生さん
などもそんなパフォーマンスをなさっ

ていましたね。

 

で、

 

まあ、堅苦しい話はさておき、逆にい
えば、演劇だの音楽だのといったパフ
ォーマンス活動
にとっては意図しな
いハプニングなんてものはつき物
なわ
けですよね。それを意識的にコントロ
ールしてやろうとかいうと、芸術運動
にもなるわけですが、そんなことをし
なくても、セッションでもライブでも
やってれば、予期せぬ出来事色々起
こります。

 

実はある日のセッションでもね…

 

続きます  ( ̄▽ ̄)
 

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音楽におけるマジックテープ的な何かとは?

の中誰しも、便利だし、
く使うしこれがなかったとき

はどうしていたんだろーなー、

と思うんだけど、

 

実はあんまり好きになれない

 

……というものがあるんじゃないか、
と思うんですよね。

 

私の場合、それは何かというと、

 

マジックテープ

 

なんですよ。ベルクロとも言いますね。
正しくは「面ファスナー」というんだ
そうですけど(ベルクロもマジックテ
ープも商標なんだそうです)。

 

FB用 129
あれって、今や色んなところに使われ
ていますよね。洋服とか、バッグとか、
ケーブル類の留め具とか、いたるとこ
ろに。

 

便利だと思うし、今さらなくなったら
困ると思うし、留め具としてはコスト
も安いから色々と使われてるんでしょ
うけど。なんだかエレガントじゃない
し、ゴミとかほこりがついて見苦しく
なるし、肌触りがいやだし、なんと
く好きになれない
んですね。そこらへ
ん改良してくれませんかね。

 

同じようなことは、

 

ホワイトボード

 

にも感じますね。それこそどこにでも
あるし、セッションとかでもよく使っ
てますけど、ちょっとさわると色落ち
するし、ペンはすぐにかすれるように
なるし、消しカスは出るし、なんとか
ならないのか、と思いますけど……誰
か作って改良してくれませんかね?

 

で、まあ、それはさておき……

 

じゃあ音楽における「マジックテープ」

なあるいは「ホワイトボード」的な
モノってなんでしょうね? と思って

考えてみたんですけど。

 

私の個人的な感想としては、

 

タブ譜

 

……あたりなんじゃないかと思うんで
すけど、どうでしょう?

 

……あ、今、世の中のギタリストの半
(以上?)を敵に回しましたかね?

 

皆さんはどう思いますか?

 

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創造力と生産性の微妙な関係

の中には、「朝型」の人と
「夜型」の人がいますよね。
さんはどちらですか?

 

仮にあなたが「朝型」の人であるとし
ましょう。当然のことながら頭が一日
で一番冴えているのは、午前中という
ことになりますよね。

 

それでは、脳が一番「クリエイティブ」
な時間帯はいつでしょう?

 

同じように脳の冴えている朝のうち
きまってるのでは?と思いますか?

 

ブー ( ̄▽ ̄)v

 

どうもそうでもないようなんですよね。

 

朝のうち、冴えた頭の状態のときには、
脳は集中しているので、不要な情報に
まどわされることなく(というか不要
な情報を締め出してしまって)、目前
の仕事をてきぱき片づけるわけです。

 

生産性はもちろん上がります。余計な
ことで気が散ったりすることが少なく
なるわけですからね。

 

ところが、

 

仕事を片づけるには有効な集中した脳
がクリエイティブかというと、じつは
そうでもないそうで(まあ、「クリエ
イティブ」という言葉の定義にもよる
かもしれませんけど)。

 

集中していない、どちらかというと
っ散らかった状態の頭の方が、いろん
な情報の影響を受けやすくなっている
分、逆に普通じゃないアイデアとか深
い洞察を得る確率が上がるようなので
すね。早い話より「クリエイティブ」
な思考をするようになるようなんです。

 

だとすると、自分の脳のピークとなる
時間とそうでない時間帯を知ったうえ
で、その時間帯に合わせた活動をする
のが吉、ということになるのではない
でしょうかね?

 

音楽的な視点で見ると、例えば、頭の
冴えた時間帯には基礎的な練習をした
りとか、演奏動画の編集をしたりとか、
スケジュール調整などの活動をする。

 

一方、頭の疲れた時間帯にはいろんな
音楽や外部の情報にふれて、作詞や
曲のアイデアを考える
とか、ライブの
企画の着想を考えるとかそんなことを
する。そんな風に活動を振り分して
みるようなことでしょうか。

 

ただし、アイデアを残すために、メモ
帳とかスマホにすぐメモがとれるよう
しておいた方がよさそうです。良い
アイデア思いついても、すぐに忘れて
あとで悔しがるという経験はアラカン
過ぎのたいていの人がお持ちではない
かと(くそー、思い出せない)……

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

とっとと決めればうまくいく?(音楽も会社も?)

前、会社にあったビジネス
を読んでいたら、テーマが会
議というか「いかに
会議をし
いか」という特集があったんで
すね。

 

早い話が、「長い会議だらだらやって
んじゃねーよ」というような内容なわ
けですよ。時代は即断即決だ、会議で
長時間議論していつまでも決めないよ
うな会社は生き残れない
ぞ、と。

 

で、即断即決のためにはAIだったり、
姓名判断だったり、風水だったり、
頼みでもなんでもありだー、みたいな。
まちょっとそれどうなの、と思わない
でもないですけど、そんな特集でした。

 

「とっとと決めれば生産性は上がる」
んだそうです。

 

まあ、それが100%正しいのかという
のは色々と議論があるでしょうけど、
今の会社経営が以前とは比較にならな
いほど迅速な決断を求められるのは間
違いないでしょうね。みんなで決めな
いと不安とかいってると決断が遅れる、
つまりチャンスロス
につながると。

 

で、

 

ひるがえって考えてみると、ジャム・
セッションなんてものは即断即決の連
なわけですよ。コール&レスポンス
だったりオブリガートだったりアドリ
ブ・ソロだったり、ソロに対するバッ
キングだったり、その場での決断をせ
まられることが沢山詰まっている
わけ
ですから。

FB用 120

いちいち演奏を止めて、相談してたら
セッションになりませんものね。

 

即断即決力を鍛えるには、ジャム・セ
ッションをするのがいい
んじゃないで
しょうか?

 

そういえば、有能な経営者には結構ミ
ュージシャンが多い
んだそうですよ。
さもありなん。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

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セッションにおけるやめ時の研究

ッションをするとソロ楽器
を弾く人は多くの場合、

 

アドリブでソロを弾く

 

ことになります。

 

よーしと意気込んで取り掛かる人もい
れば、どうしようと不安を抱えつつ始
める人もいるでしょうが、何にしても
順番がくればソロは始まります

 

ソロが始まって弾いていくときに、
ずぐずにならない、あるいはなってし
まっても建て直すためには「ジャム
三原則」があるよ、という話は前回し
ました。

アラカンホスト

じゃあ、ソロを終わらせるのに、何か
よりどころはあるのでしょうか?

 

考えてみれば、世の中のいろんなアク
ティビティと同様に、セッションでの
ソロというものも、「やめ時」がむず
かしいのです。たとえ大きな破綻のな
いソロであるとしても、それが果て
なく続くとなればどうしたって聞くほ
うは

 

飽きる ( ̄▽ ̄;;

 

わけですね。

 

かといって、あんまり始まってすぐに
終わらせる

 

つまらない (> <)

 

わけです。

 

そういうことにならないために、より
どころとなるのが「ストーリー展開」
なのですね。ソロを一つのストーリー
と考えて、そのためにどうやって始め
て、どうやってクライマックスを迎え
るのか、その構想がちゃんと頭の中に
あれば、「終わらせ方がわからない」
という事態はさけられます。

FB用 115

オーディエンスには、ソロの終わった
ときに「いい演奏だった」拍手して
もらいたいですよね。「終わって良か
った!」という拍手をもらわないよう
したいものです(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

もちろん、他のメンバーとのやりと
りの中で、もう1コーラスとかいう展
開になることもありますけどね。

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プランBとしての○○○が演奏を救う?

またま、TEDの動画を見て
まして。

 

その動画では、今インターネットとい
うのは当たり前に使われているけれど
も、じつは結構脆弱なところがあるの
で、ネット全体がクラッシュしてしま
う危険
がある。それに備えてプランB
をわれわれは持つべきだ、というよう
なことが言われていました。

 

プランBということばになじみのない
かたもいらっしゃるかもしれませんが、
一番のぞましい作戦(プランA)など
がうまくいかない場合のバックアップ
プラン、つまり次善の策という意味で
使われます。

 

FB用 114

何事につけプランBを持つといういう
ことは大切だと思うのですが、思いの
ほかプランBを持たずにみなさん臨ま
れるのが、じつは、

 

ジャムセッションでのソロ

 

なんですね。

 

かっこいいソロを弾いてやろう、とか
思って弾き始めてもうまくいかない
なると、いきなり頭の中が真っ白にな
ってしまう。それにとどまらず自分が
どこを弾いているかがわからなくなる
いわゆる「ロスト」状態になってグダ
グダになってしまう…

 

よくある(聞く)話じゃないですか?

 

そんなときにどうするかプランB
指針を与えてくれるのが、「ジャムの
三原則」なんではないかと思うのです。

 

「ジャムの三原則」というのは前にも
詳しくご説明しましたのでここではあ
まり深入りしませんが、「弾かずに聞
く」「フレーズを歌う」「楽器を見な
い」
基本三原則としており、要は
のプレイヤーやオーディエンスとのコ
ミュケーション
をしっかりとりましょ
うということでした。

 

理想としては、この三原則がプランA
の中で機能していればよいのですが、
どうしても気負ってしまうのがセッシ
ョンでのソロであるとすれば、それで
うまくいかなったときに、この三原則
思い出せば、グダグダから立ち直れ
確率は上がります。

 

まあ、それでもうまくいかない場合も
あるかもしれませんが……

 

何度も言いますが、人間ロストしても
死にませんからー

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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気持ち、言葉、アクション、インストラクション 2

持ちや感覚をそのまま伝え
ても、音楽を演奏する
上のイン
ストラクション
しては不十分
で、それを
ちゃんとアクション
できる
ように言葉で伝えないと、
というような話を前回しました。

どういうことかというと、たとえば
定のジャンルのグルーブ
をどう出すの
か、ということになってきたりすると
「うーん、こんな感じでよろしく」
かしか表現できなければ、結局意識を
変える云々と似たようなこと
になって
しまうわけで。

 

それを具体的なアクションとして言語
化して伝えられるかというのは、大切
な教える技術なわけです。

 

そんなわけで、教える側の立場の人た
ちは、どこまでそんな感覚的なことを
言葉で明確に表現できるかした
り、それを実験してみたりしするわけ
ですね。全員じゃないかもしれません
が。

 

たとえば、いわゆるエイトビート(ロ
ックビート)とボサノバの違いをどう
出すか、ということを一度、言葉で表
現してみて、それを実際にその通りに
やってみてはたしてうまくいくのか、
とか。

 

単純に弾き分けをするだけでなく、
のグルーブでバッキングしているのに
ソロはあえてロックっぽく弾くとか、
ボサっぽく弾いてみるとか。

こんなことを、たとえばシャッフルと
ジャズの4ビート(スイングビート)
でやってみたり、ファンクとラテンの
グルーヴで試してみたりしながら、い
ろいろ研究して、結果を記録していく。

 

そんな風にして得られた結果の中で
効なモノを、アクションできるシンプ
ルな言葉で伝えられて、はじめて「イ
ンストラクション」になるのでは、と
思うのですね。

 

インストラクターって大変だなあ(こ
らこら)

 

て、ことで。

 

それではまた ( ̄▽ ̄)

 

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分厚い音、スキマを感じる音 2

い音域、分厚くてパーカッ
シブな和音、広いダイナミク
レンジ、という近代音楽の
申し
子的万能楽器(?)で
あるピア

 

コード楽器でもあり、メロディ楽器
もあるという点でかぶるけれども
制約
の多いギターとの間には、色々
複雑な
ものが
……、というのが前回のお話

した。

 

実際、ピアノとギターが一緒にバッキ
ングにまわるときは、たいていギター
は「弾かない」という選択肢を含めて
一歩引いたスタンスで臨むことが多い
ですね。ジャズなんかは、特にそんな
傾向が強いです。(まあピアニスト
言わすと、何でピアノにばっかりバッ
キングさせるんだ。ギターもコード楽
器だろ
、という思いもあるらしいです
が 汗)

 

ピアノがある、というだけである程度
世界が定まってしまうところがありま
すからね。そういう意味では、かなり
暴力的にその場を支配しかねない楽器
でもあるのです。ピアノというモノは。

 

カウント・ベイシーが独特の音数を絞
り込んだピアノを弾き(実際のベイシ
ーはとてもテクニックのあるピアニス
トだったと聞きますが)、フレディ・
グリーンに延々と4つ切りを刻ませて
ビッグバンドを率いていたのは、そん
な事情があるのかもしれません。

 

ギタリストに限らず、ピアノと微妙な
距離を置きたがるミュージシャンがい
のも事実で、代表的なところではテ
ナー・サックスの巨人、ソニー・ロリ
ンズ
がいますね。彼のアルバムを聴く
ピアノレスの(ベース、ドラムのみ
の)トリオとか、コード楽器として
ターのみを入れたカルテット
というコ
ンボがかなりあります。彼が長期の隠
遁生活から復帰した直後のアルバムに
ギタリストのジム・ホールを起用した
ことは有名ですね。

 

あるいは、バリトン・サックス奏者の
ジェリー・マリガンという人もピアノ
抜きの2管、3管の編成を好んで採用
していました。彼も、ピアノレスの
コンボにジム・ホールを入れた編成で
やったりしています。

 

ピアノがいることが彼らにとっては四
方を壁で囲まれるようで、ある意味窮
だったのかもしれません。それに比
べれば、ギターは出音も限られるし、
だいぶ空間が広がった解放感を感じら
れる
のではないか。

FB用 110

そんなことを感じたライブの夜ではあ
りました。

 

やっぱりスキマは大事かも(笑)

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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分厚い音、スキマを感じる音 1

前、とある世界的に有名な
ラテンジャズピアニストのライ
に行きまして……。

 

そのライブ自体は、さすがに素晴らし
もので、ラテンノリのリズムとグイ
グイと攻めてくるテクニック堪能
せていただきました。単純に音楽を楽
しむという点では、本当に楽しめまし
た。

 

一方、普段ギターを弾いている身とし
ては、「ああいう音はだせないよなあ」
という、ある種あきらめの感覚という
のも感じるわけです。分厚くてパーカ
ッシブな和音
広い音域ダイナミク
の大きさ、超絶技巧なフレージング
などなど……。その上ニコニコと愛嬌
は良いし(笑)

 

まあ、愛嬌と超絶技巧のことはひとま
ず置くとしても、ピアノという楽器自
体の構造的なものとしての音域の広さ
や和音の自由度、ダイナミクスの大き
さなどをギターでカバーしようとして
もしょせん無理
なわけでして。

Kyo 1

ピアノって楽器は近代西洋音楽の申し
のような存在ですからね。ギター
比べれば、圧倒的にできることの幅は
広い。ギターも電子化することで、あ
る程度音量やダイナミクスの自由度を
広げてきたわけですが、コードのボイ
シング
とか、音域的な制約はねー。

そんなわけで、とくにジャズとか音量
で勝負しないジャンルのセッションの
アンサンブルにおいては、ピアノとギ
ターの関係
というのは、結構微妙なも
のをはらんでいる
のです。

 

早い話、バッキングをするときなど、
音域がかぶるし、そもそもピアノが
ればギターいるのか?
というようなこ
となわけですね。ま、ギタリストの
意識過剰
というのも半分くらいありま
すが……

 

続きます ( ̄▽ ̄)

 

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