音楽理論をちょっとかじった
方なら、テンション・ノートと
いう用語をご存じだと思います。
コードの基本的な構成音ではな
いけれど、コードにさらに彩り
を与えるために、コードの働き
を阻害することなしに付け加え
ることのできる音をいいますね。
方なら、テンション・ノートと
いう用語をご存じだと思います。
コードの基本的な構成音ではな
いけれど、コードにさらに彩り
を与えるために、コードの働き
を阻害することなしに付け加え
ることのできる音をいいますね。
Cメジャーのコードならたとえばレ(D)
の音=9度(2度)の音とかですね。
の音=9度(2度)の音とかですね。
で、今日はその「テンション」という
言葉の音楽的な意味をより広い視点か
ら考えてみたいと思います。(なんか
偉そうだなー。面倒くさい用語はなる
べく使わないようにしますね)
ちなみにテンション(tension)という
単語の元々の意味をご存じですか?そ
う「緊張」ですね。なので、テンショ
ン・ノートというのは、コードにある
「緊張感」を与える音なわけです。緊
張の度合いはその音によって色々です
が。
特に、われわれの間でいうガッツリ盛
り上ったコード、業界的には「ドミナ
ント7th」とか言われるコードでは実
は12音のほとんど全てがテンションと
して使えるので、そういったコードの
ところでは、緊張感を生み出す音をた
くさん使えるわけですね。使えるから
といって、使えば必ずカッコいい演奏
になるわけではありませんけど。
では、緊張の反対語は何でしょう?
「弛緩」ですね。われわれのいう落ち
着きのコードなどでは比較的緊張感は
減るので、緩んだ感じになるわけです。
結局、音楽の演奏というのは、そうや
って「弛緩」した状態から「緊張」感
のある状態に行き、そしてまた「弛緩」
に戻るといったことの行き来を繰り返
しているのですね。
コードとメロディとの関係ばかりでな
く、例えば音量が上がれば緊張感は増
すでしょうし細かい音を詰め込むとや
はり緊張感は強くなります。このよう
な弛緩したところと緊張感のあるとこ
ろをどう組み合わせてソロにしていく
か、という戦略が、われわれがよく言
う「ストーリー展開を考える」という
ことになるわけですね。
そういえば、気分が高揚している様子
を「テンション高い」とかいいますね。
和製英語だとかいわれますけど、音楽
的には結構言えてるのかも。
最初から最後まで緊張しっぱなしでは、
持ちませんよね。弛緩しっぱなしでも
ダメですけどね(笑)
では、また ( ̄▽ ̄)
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