内向型・外向型を共存させるもの?(音楽的、セッション的「共感力」)

いこの前、セッションにおけ
「内向型」と「外向型」なんて
話を書きましたど。

 

そこで「外向型」について「音量大き
め、音量のダイナミクスも大きくて、
人のソロの時もオブリガートとかやた
らと差し込んでくるうざ……じゃなく
て(以下略)」とか書いてしまったん
ですが。

 

まあ、うざいとまで感じるかどうかは
別にして、とくに内向型の人がソロを
取っている時に、色々とオブリとかで
からまれると、ちょっと困惑してしま
うこともあるかもしれません。一方、
からむ方は、演奏を楽しくしたいと、
良かれと思ってやってるんだと思いま
すが。

 

で、

 

ここで大事なのは、「内向型」にして
も「外向型」にしても、お互いの考え
てることをイメージする力なのではな
いかと思うんですよ。メンタル・トレ
ーニングの本などを読んでいると「共
感力」とか言われるようですが。

 

外向型の人内向型の人のペース配分
をうまく活かすようなイメージでから
とか。内向型の人こいつ(外向型
の人)が色々からんでくるのは何をし
たいんだろうとイメージしてみるとか
ね。

 

そうした共感力を働かせた上であえ
てスルーするってのもありだと思いま
すけどね。スルーされた方も共感力で
対応すればいいんじゃないでしょうか。

 

内向型・外向型に関する本などを読ん
でも「自分が内向型(外向型)だとい
うことは『内向型(外向型)の傾向が
強い』というだけであって外向型(内
向型)と共通する部分もある」んだと
書いてあったりしますしね。別の星の
人と演奏しているわけじゃなですし。

 

よくセッションはコミュニケーション
とか言いますけど、そんな、共感力を
持つということも含めてのコミュニケ
ーショなのではないか。

 

なんてことを思いつつ、ブルーノート
東京で日本人のホーンプレイヤーへこ
まやかな気配りみせていたロベン
フォードとなんか思い出したりす
るのではありました。もう結構前のこ
とではありますが……

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

内向型と外向型と音楽と

には、内向型の人と外向型の人がいるといわれます。

 

私の音楽仲間にも、極端に内向型の人
がいたりします。一度そんな人に、
ストアラカンセッションに来てもら
ったんですが、セッションの間じゅう
パンダのかぶり物をしてまして。よく
酸欠にならなかったな、と思うのです
が……

 

それはともかく、

 

内向型・外向型については、たとえば
スーザン・ケインという人のベストセ
ラーになった本があります。▼▼▼

 

アメリカなんて国は、国をあげて外向
型を推奨してるような感じですが、
は内向型の人も沢山いるんですよね。
当り前ですが。

 

でね、

 

セッションとかやってると、そこでセ
ッションしてるのも人間なんで、セッ
ションプレイヤーとしての「内向型」
「外向型」もあると思うんですよね。

 

音量控えめ落ち着きと盛り上がりの
差も控えめ、人のソロの間もあんまり
ちょっかい出さずに、サポートに徹す
る「内向型」。一方、音量大きめ、音
量のダイナミクスも大きくて、人のソ
ロの時もオブリガートとかやたらと差
し込んでくるうざ……じゃなくて「外
向型」

 

面白いのは、普段のその人のタイプと
セッションプレイヤーとしてのタイプ
が必ずしも一致しないのではないか、
ということでして。例えば、上に書い
超内向型の友人とセッションすると、
実はガンガン攻め込んで来るんですよ。

 

いかがでしょう? 皆さん、自分はど
だとお考えですか? え、私?
私はもちろん「内向型」ですよ、きっ
と……おそらく……いやたぶん。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

iPhoneにこんなアプリが……(続き)

ちらの話の続きなんですが。

 

iPhoneiPad を作っているアップ
ル社が作った、Music Memos とい
アプリのお話でございました。

 

前回はこのアプリを使って、家でウク
レレをかき鳴らしたものをこのアプリ
録音したら、アプリの方で勝手にベ
ースとドラムを付けてくれたというと
ころでございました。

 

前回も出しましたが、再掲しておきま
す▼▼▼

 

で、

 

これだけでも音楽や演奏のアイデアの
メモとしては十分役に立ちそうですが、
このアプリはそれだけにとどまらない
のですね。

 

こうやって作った音の「メモ」を使っ
さらに曲に近いものにしていける
です。

 

まあ、それにはこのアプリだけでは無
理で、他のアプリと連携する必要があ
のですけどね。

 

iPhone には GarageBand(ガレージ
バンド)という無料の入門者向けDTM
アプリが付いてくるのをご存知でしょ
うか?

 

Music Memos で作成されたメモはこ
の GarageBand で読み込むことがで
きるんですね。実際に先ほどのメモを
iPhone の GarageBand で読み込んで
みました▼▼▼

そして、GarageBand で読み込める
いうことは、このメモの上にさらに音
を重ねていけるということなんですね。

 

Macをお持ちの方でしたら、Mac 用の
GarageBand や Logic といったアプリ
に読み込むこともできます。

というわけで、前回の「メモ」の上に
ギターを重ねてみましたよ▼▼▼

 

いかがでしょうか?なんだかカントリ
ー風味でございますが(笑)

 

iPhone/iPad ユーザーの皆さんはよろ
しければ、遊んでみてくださいませ。

 

Android でも使える似たようなアプ
リがあるといいですね。もうあるのか
もしれませんが。ご存じの方いらっし
ゃいますか?

 

て、ことで。


では、また ( ̄▽ ̄)

 

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iPhoneにこんなアプリが……

マホって、何をお持ちですか?
iPhone ですか? Android です
か?

 

iPhone なんですけどね。今日の
お話は Andoid ユーザーの方には、関
係ない話になってしまい恐縮なのです
が。

 

つい最近、こんなアプリがあることに
気がついたんですね。それも無料のア
プリです。ちなみにiPadでも使えます

 

iPhone を作ってるアップル社が出し
ているアプリでして。Music Memos
という名前なんですが▼▼▼

 

これ、もう4年くらい前からあるアプ
リのようなんですけど、それほど話題
にもならず(一部ではなったみたいで
すけど)今まできているみたいでして。
私としてもうかつだったんですが。

 

で、

 

このアプリ名前の通り、音楽のアイデ
ア、曲のアイデアなどをメモするため
のソフトなのですね。ですが、ただ、
単に音をそのまま記録するためだけな
ら普通にボイスメモかなにかで残して
おけばよいわけなんですが。

このアプリには、それにプラスアルフ
ァされた機能があるんですね。

 

アプリを起動すると、こんな画面にな
ります。

なんとも殺風景な感じですけど。この
真中にある青い丸タッチすると、
が始って、こんな風になります。

で、試しにウクレレでポロポロ弾いて
みました。そうすると、アプリ側で勝
手に録音されたものを解析して、コー
を付けてベースとドラムを付けてく
れるんですよ。

 

こんな感じになります(画像をクリッ
クあるいはタッチすると、音声ファイ
ルが再生されます)。

ね、なかなかすごいでしょ?繰り返し
ますが、私はウクレレを弾いて録音し
ただけです。ベースドラムアプリ
側で自動的につけてくれたものです。

 

これだけでもなかなか便利に使えそう
な気がしますが、れだけでは終わら
ないのがこのアプリの面白いところで
して。どういうことかというと……

 

続きます。

 

て、ことで。

 

それでは、また  ( ̄▽ ̄)

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「木に竹を接ぐ」ことについて

んだか訳のわからないタイ
トルです
が……

 

本(教則本)とかネットで知ったフレ
ーズを自分のアドリブ・ソロの中で使
ってみようとした経験はおありでしょ
うか?そんな熱心な方もいらっしゃる
と思うのですが。

 

でも、実際に使ってみると全然しっく
りこなくて、「木に竹を接」いだよう
で、カッコよくならない、なんてこと
がよくあります。

 

で、結局あきらめて使わないなんてこ
とになったりしてね。せっかく買った
フレーズ集が本棚に淋しく忘れ去られ
事態になったりして。ま、ありがち
ではあります。

 

そんなことがあるので、少なくとも
ドリブ・ソロを始めて日の浅い人に、
そんなふうにフレーズを覚えてソロを
こうとするのはお勧めしないわけで
す。少ない音数で、頭の中で鳴ってい
る音を出すようにしていった方がいい
よ、というのは何度も書いてますが。

 

なんですけど……

 

逆にいうと、どうしてもモノにしたい
フレーズがある時は、「木に竹を接い
だようになる」ことをいやがらずに、
とにかく何度もそのフレーズを実際に
使ってみればいいんじゃないか、と思
ったりもするんですけどね。

 

ほとんどの場合、最初からフレーズが
流れるようにスムーズに使える、なん
てことはないわけです。ほぼ間違いな
く前後とのつながりがぎくしゃくする
ことになります。

 

ですけど、そこでやっぱりダメだーと
か思ってしまわずに、ぎくしゃくしよ
うが収まりが悪かろうが、何度も使い
続けているうちにだんだん使い方が見
えてくるものだと思うんですね。

もちろん、録画とか録音をして、その
たびごとにチェックするなんてことを
すると、時間の短縮になると思います
が。

 

で、そんな風にしっくりこないフレー
ズをガンガン試すのには、リアルにせ
よオンラインにせよジャムセッション
という現場はぴったりじゃないでしょ
うかね?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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アドリブ・ソロを導いてくれるもの

ドリブ・ソロをセッション
などで弾
こうとするとき、ここ
はこのコード
進行だから、こう
するとこの音が使え
て、とかそ
んな事考えませんか?

 

あるいは、ここはこのスケールが使え
て、ここからこっちのスケール、とか。
まあ初心者を卒業すると普通によくあ
ることだと思いますが。

 

そんな知識が別にいけないとか、役に
立たないとかそういうことではないん
ですけどね。知識はあるにこしたこと
はないし、もちろん役にも立つと思い
ます。

 

問題は、そうした知識を知ってしまう
と、とかくそっちにばかり意識が行っ
てしまいやすいってことなんですね。
そうすると、当人としては、一生懸命
に曲を分析(解体?)して、知ってる
ことを詰め込んでるんですが、いて
る側にしてみればそんなの知ったこっ
ちゃないので、なんか面白くない、
んてことが起きたりします。

 

えーと、ま、個人的な経験もふまえて
おります。やらかしがちなんですわ、
これ。とくにジャズなんか演奏すると
かいうことになると。

で、そんなソロを弾く時に、案外忘れ
てしまいがちなのが、「その曲のメロ
ディーなんですよ。考えてみればア
ドリブなんだとはいえ、その「曲」を
弾いている以上、その曲のメロディー
をソロを弾く上で完全に忘れ去るべき
ではないのでは、と思うんですが。

 

練習の時はあえて忘れてというのもあ
りかもしれませんけどね。あと、全く
別の曲のようにしてやろう、という
確な意図があるなら、また話は変わっ
てきますけど。

 

違った意見もあろうかとは思いますが、
最近ちょっとバラードの曲を弾いてい
たときに、あらためて感じたのではあ
りました。迷った時は曲のメロディ
に寄り添ってみてはいかがでしょう。

 

あと、曲のメロディーが頭で鳴ってる
と、ロストしにくい、という別の面の
効用もありますね(笑)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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「小節感覚」を身に着けるのにはやはり「あれ」を

の続きです。「小節感覚」
というものの話をしておりました。

 

「小節感覚」というのは、そんなに一
般的な用語ではないかもしれませんが、
早い話、

 

言葉(数字)でカウントしなくても何
小節プレイしたかがわかる感覚

 

……のことです。

 

ワン・ツー・スリー・フォーなどと頭
の中でカウントしなくても、自分があ
るいは他の人が何小節弾いたかわかる
そういう感覚、能力のことですね。

 

アドリブソロを弾くときに、自分の
「居場所」つまり曲のどのあたりを弾
いているのかわからなくなる「ロスト」
という現象がありますが、その大きな
原因の一つがこの小節感覚(のなさ)
だったりします。

 

で、

 

じゃあ、この小節感覚をどうやって身
に着けるか、ということなんですけど、
まあネット検索すると色々出てきまし
て、例えば(シンプルな)ドラムのパ
ターンを歌うといい、なんていうのが
あります。

 

ドラムのパターンはシンプルなものは
だいたい1小節で、小節数が把握しや
すいので、メロディを歌いながらスネ
アの位置で手拍子いれたりすると小節
感覚の強化につながる(ドン、パン
ドン、パン、とか)というわけですね。

 

もちろんこれをしっかりやれば効果は
あるはずですので、よろしければ試し
てみてください。

 

ただ思うのは、小節感覚を身に着ける
のにれにも増して効果的なのは、や
はり、

 

他の人とセッションする

 

……ことで身に着けるってことなんで
すよね。

 

それも4小節ごとにソロを交替で弾く
コール&レスポンスのセッションが
ちばん効果的かと思います。最初は2
小節交替でもいいですね。

 

大切なのは、カウントはしないで一緒
に演奏する相手と同じ長さで弾く、ま
ねをするという意識で「感覚」を身に
着ける、ということでしょうか。

 

そうやって小節感覚が得られてくると、
昨日書いたような、自分の演奏の行き
をにらんで、そこに弾きたいフレー
などを弾くことができるようになる
ベースが出来てくるというわけでして。

 

て、ことで。

 

それでは、また  ( ̄▽ ̄)
 

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どう弾くか vs. 何を弾くか?と「あの」感覚

ラシックのピアニストとジャ
ズのピ
アニストの演奏中の脳の働
を比較す
研究がありまして。

 

ドイツのライプツィヒにある研究所
行ったものなのですが、2つの分野の
ピアニストの脳は、同じピアノを弾く
という活動において、どうやら違った
働き方をするようなんですね。

 

クラシックのピアニストは、弾くこと
になる曲を「どう弾くか」つまり指使
とかを完璧にすることをまず考える
のだとか。そしてその後自分なりの
表現とかを加えるような脳の働きを示
すのだそうです。

 

なので、普通ではない指の動き再現
するようなことに関しては長じている
のだそうでして。

 

一方ジャズのピアニストは、どう弾く
かよりも、「何を弾くか」について
を働かすのだそうです。譜面にはない
あまり普通ではないコード挟み込ん
だりとかそういうことについては、ジ
ャズピアノストの方が頭が良くまわる
のだとか。

 

2つの音楽に求められることの違い
現れていて面白いですね。ジャズのピ
アニスト(だけでなくミュージシャン
たち)はすべからく、アドリブで音を
生み出していくことを求められるわけ
です。

 

つまりメロディコード(ハーモニー)
リズムの形などをどうその場で作り
出していくかということに脳を使って
いるわけですね。ジャズに限らずアド
リブ(即興演奏)のある音楽はそうだ
と思いますが。

 

ただ、

 

思うのは、何を弾くのがいいのかがわ
かったとしても、それを一番いいタイ
ミングで弾かなければ良い演奏にはな
らず、意味がないわけですよね。

 

自分の演奏の行く先を見て、その中で
最適なポイントに向かって何を弾くか
について脳を働かせる必要があるわけ
ですね。今だけを考えていては、音楽
は先に進んでいてしまうので。

 

え? 難しい? そんなこと、大変で
できない? だからアドリブなんて…
…(以下略)?

 

そうですね、こうやって書くととても
難しく聞こえますねえ(おいおい)。

 

ただ、思うのは、そうやって演奏の先
を見通す力というのは、「小節感覚」
身に着けることからはじまるのでは
と思うんですよね。

 

「小節感覚」?

 

ちょっと続きます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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「理論」の後ろには無数の○○が隠れている

に、音楽理論についてやや
(とても?)ふざけたことを

 

最近、ネットを見ていてちょっと
入った言葉がありまして、

 

教育とは、数々の間違いから搾り取ら
れた知恵のことなのだ

 

というのですけどね。

 

音楽理論を教えたり学んだりするのも、
結局そういう数々の間違いから得られ
た知恵を教えたり学んだりしているわ
けです。

 

理論というとどうしても天から降りて
きたような絶対的なものと考えられが
ちですが、じつは結局膨大な失敗から
にじみ出てきた上澄みみたいな「知恵」
体系化したものなわけですね。特に
音楽理論なんかはそういうものなんじ
ゃないでしょうか。

 

理論という言葉でくくられもしないよ
うなスキルについても同じかもしれま
せんが。

 

なので、実際に学んだと実感できるの
はそういう「失敗」とともに理解でき
たときではないかと思うのです。それ
人前で。

 

そこで「失敗する」チャンスというか
そういう機会をもつことが大事なんで
すが、人間どうしてもそうした失敗を
人前ですることを避けたがりますよね。

 

普通といえば普通の心理なんですが、
とはいえ、そうしたところを避けない
でやる人が上達すのだなあ、と。

そんなことをオンラインで、音楽仲間
たちと練習するセッションをしながら
実感したりしております。

 

オンラインでのセッション、もちろん
まだリアルに比べれば色々不完全な点
も多く、少々アバウトに考えないとや
ってられないところもあります。が、
反面その「不完全さ」が、失敗を「し
やすくしてくれる」効果があるのでは
ないか、と思ったりもするのです。

 

臨場感にのめり込みすぎない良さとい
うのでしょうかね。

 

知らんけど。

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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頭の中で鳴ってるのは誰の音か?

ドリブソロを弾く時には、
パラパラと手癖でひかずに、
の中で鳴っている音を弾くよう
にしましょう。

 

……なんて、ことをよく言ったり聞い
たりするわけなんですが。

 

で、まあそのこと自体は正しいと思い
ますし、異論があるわけではありませ
ん。今日のお話は、この言葉を見てる
うちに思ったあることでございます。

 

それは、

 

その頭の中で鳴っている音は誰の音な
のか?ということなんですが。

 

そりゃ、自分が弾く音なんだから、自
分の音だろう、と言われればまあ、そ
うなんですけどね。じゃあ、自分じゃ
なきゃいけないのですかね?

 

なんでそんなことを思ったかというと、
小説家という人たちは、その多くが自
分の小説に出てくるキャラクター(登
場人物)の声を執筆中に「聞くことが
できる」と言っているという記事を最
近読んだからでして。

 

なんでもある研究によれば小説家の
2/3の人たちはそう言ってるそうです。

 

でね、

 

これもよくアドリブソロを弾く時は
トーリー展開のあるソロにしましょう
とか言ったりするんですが、ストーリ
にはキャラクターが付きものだよな
ー、と思ったわけですよ。

そうすると、そういうストーリー展開
のあるソロを弾く時に出てくる音は何
かのキャラクターの出す音であっても
いいんじゃないか、と思ったわけです
ね。自分、自分と思うより、もしかし
たらクリエイティブ(?)なのかも。

 

そんなこと言われてもなー、と思われ
るかもしれませんが。まあつまり、
んな風に考えてみたら、もしかしたら
自分の頭の中で鳴る音が変わるのかも
と思ったということでして。

 

脳内ロールプレイイングみたいなもん
でしょうかね?試してみてもいいかも
なんて思ったりしたという次第でした。

 

皆さんもいかがですか?

 

こちらの記事でした▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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コロナによる自粛下のセッション?(うちで繋いでみた)

の中はコロナの影響による
自粛で、リアルにジャムセッシ
ョンをやるのもままならないで
すよね。

 

私が共同ホストをしている

 

 

も残念ながらしばらくお休みをしてい
るわけなんですが。

 

とはいえ、何もしないでいるのもつま
らないですし。

 

そういうときに頼りになるのは、とい
うか頼りにせざるをえないのは、いま

 

ネット

 

なわけでして。

 

この前も書きましたが、オンライン
飲み会とかもしてますし、別のところ
ではオンラインセッションなどもやっ
ております。

 

そして、これも前からご紹介している
Acapella(アカペラ)というスマホ
のアプリを使ったオンラインでのコラ
ボ演奏もやっているのですね。

そんな訳で今回、新たにアラカンの仲
間たちとやった演奏をご紹介しますね。
曲はボビー・ヘブの名曲「サニー」
ございますが。

 

いつかもやった、皆さんと私とでコラ
ボした動画つなぎ合わせて1つのセ
ッションにするやり方で完成させまし
た。東京大阪、そして今回はなんと
オーストラリアのシドニーからヴォー
カルの参加をいただきました。そんな
時代なんですよね。

 

それでは、どうぞ▼▼▼

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

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気持ち、言葉、アクション、インストラクション

く、仕事の取り組み方を
れからどうしようかとか
という
テーマで会社の会議
とかやって
るとですね、
「意識を変える」
ことが
必要だとか「意識の変革
目指そう」とかいうことが
われたりするんですよね。

 

それで報告書や企画書とかに「意識改
革」とかいった文字が躍る
なんてこと
が起こったりしますね。

 

そんなおおげさな話じゃなくても「心
構えを変えよう」
とか「気持ちの持ち
方次第です」
とか「○○○○に向けて
みんなで気持ちを合わせよう」とか、
往々にしてしばしば使われたりするん
ですけど。

FB用 91

まあ、個人的な心構えとして、言って
いる分には自由なんですが、それを闇
雲にインストラクションとして与えら
れると、いろいろ困ったことが起き
ことになります。なぜかというと、

 

誰も気持ち(意識)の変化を測定する
ことはできない

 

……からなわけですね。

 

本人に確認して「意識を変えました」
といわれても、ほんとなのか単に口先
だけなのか判断するのは難しいですし、
印象論で「あいつの意識は変わった」
とか「変わってない」とかいったとこ
ろで、客観的な指標は何もないわけな
ので。もやもやしたものが残るだけな
ことがほとんどですよね。

 

結局それをパフォーマンスとして評価
するには、どんな具体的なアクション
をしたかで判断するしかないわけです。
逆にいえば、インストラクションする
側は、どんなアクションが望まれるの
かを、できる限り具体的に示すべきな
わけですね。

 

音楽の演奏のインストラクションはそ
の点、具体的に何をすればいいかは比
較的明確
なことが多いのですが……。
とはいえ、基礎的なことはともかく、
より複雑なことを目指そうとすると、
ことはそう簡単でなくなってきます

 

たとえば……


続きます ( ̄▽ ̄)

 

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音楽理論が「使える」とき?

前のことですが、音楽仲間
「音楽理論」話をしまして。
オンラインの座談会みたいなも
のだったんですが。

 

内容はといえば、音楽理論とどうつき
あったらいいか、というような、そん
なことなんですが

 

で、はなんと発言したかといいます
と、私個人音楽理論の話をしたり聞
いたり読んだりするのは嫌いじゃない
ですが、音楽を楽しみたいなら音楽理
論から入るのは得策ではないと思う、
というようなことで。

 

まずはシンプルジャムセッション
かで、他の人と音で遊ぶことをやって
から、後で必要に応じて理論的な理解
はしていけばいいんじゃないか、とい
うようなことを話したわけです。

 

理論から入って音楽をやろうとすると
高い確率で挫折するのでは、と思うわ
けですね。

 

録音されてて、あとで公開されるとい
うことでしたんで、まあちょっと優等
生的な発言になっております(笑)

でね、

 

思うに、理論について書かれたモ
を読んだり、最近では YouTube な
んかで動画を見たりするのはですね、

 

話のネタとしては使い勝手がいい

 

ってことが大きいわけなんですよね。

 

例えば、2回に分けてお送りした、
でも、ミクソリディアンとかリディア
ンドミナントとか、そんな理論的な用
を混ぜたりしたんですが。これ、理
論的な言葉を使わずに説明的にやった
ら、ものすごく字数をとられるんです。

 

で、もしそんな説明したとしても面白
いかというと、そんなことはたぶんな
わけです。

 

なので、私がこちらで音楽理論的な
語を持出すのは、たいてい

 

ネタ

 

なのですねえ。威張って言う話でもな
いんですが、そういう時には使い勝手
いいんです、理論て。本やら動画がい
っぱい出るわけですね。

 

でも、最初の話にもどりますが、それ
を覚えて音楽を上達しようとか、そう
いうのはまた別の話なんですよ。「座
談会」でも出てましたが、お互い共通
理解ができていることを素早く伝えあ
うにはとても便利なんですけどね。

 

※ご興味のある方はこちらからお聴き
になれます▼▼▼

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストが講談師だったら(続き)

こちらの続きです)
日のメンバーは、と見れば……。

 

鍵盤ギター、ベース、ドラムが一人
っついて、あとはテナーサックスに、
ペットに、おっとトロンボーンですか。
なかなか錚々たる面々でございますな。

 

それじゃあ、まあ一つ奇をてらわず
オーソドックスというやつで参りまし
ょうか。そういたしますと(パン)

 

まずこの曲出だしが肝心で、ピアノ
イントロがこれはもうおきまりとい
うものがございまして。キーはCです
がこのAのフラットといいますかGの
ャープが入ってくる。印象的な音使
いのイントロでございます(パパン)

 

その後、曲の構成はと申しますと、
メロ8小節2回、そのあとBメロ8
小節Aに戻ってまた8小節という。
いわゆるAABA32小節というよく
ある流れになっておりまして(パパパ
パン)

 

勢ぞろいされた手練の皆さまには、テ
ーマの後のソロも馴れたものでござい
ましょうが、僭越ながらポイントを申
し上げますと、まずはAの3, 4小節目
D7(II7)のところでございます。

 

ここで、何のスケールを弾くのか?
ブンスコードでございますから、常道
ミクソリディアンか? それとも
からリディアン・ドミナントを繰出
すのか?(パン)このへんが常識的な
ではございます。

 

あるいはDのホールトーンスケール
いう秘伝の変化球も考えられるところ
でござますが、さて? お手並み拝見
いや拝聴させていただきましょう。

 

その後Bメロの前半4小節が、Fメジ
ャーのワンコードという、下手すると
ダレてしまいかねない進行になってお
りますが、ここは裏でダイアトニック
コードの進行を脳内で想定してソロを
とる、というような技が求められます
(パンパン)

 

それから、ソロの後、この曲にはセカ
ンド・リフというのがございます。今
日は3管という願ってもない編成でご
ざいますので、これはぜひ入れていた
だきたい。(パン)

 

ホーン隊一斉のセカンドリフドラム
ソロのやり合い、いわゆる4バース
いう形でAメロ。Bメロんところは全
面ドラムソロで、最後またAメロでの
掛合いという形で、ワンコーラス(パ
パン)……ぜひ、お願いいたしますね。

 

そして後テーマの最後エンディング
もまたお決りのフレーズがございます。
Aトレイン・エンディングという名前
さえついているという、ラスボスのよ
うなエンディングでございますが。

 

まあ、落着いてやりさえすれば、そん
なに難しいもんではございませんが、
そこはそれ(パパンパパンパパパン)
最後の最後というところで、ムダな力
が入ってずっこける、という失敗もよ
くおこりますんで(パン)画竜点睛を
欠かないよう、よろしくお願いいたし
ます。

 

ま、そうはいっても、間違えたところ
で今の世の中、腹を切れとか島流し
か、そんなことにはなりませんがね。
ここをぱしっと決めれば「でかした、
あっぱれ。いい出来だ」という声もか
かろうというもので(パン)このA列
車の旅も、大団円でございます。

 

ありがとうございました。

 

……あ、そうじゃなかった演奏これか
でしたね。すいませんね、ディレク
ションで盛り上がっちゃって。えーと、
それでは皆の衆よろしくお願いいた
します。

 

せーの

 

(このお話はフィクションですので、
現実のジャムセッション、講談師とは
無関係です。きっと。)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

もしセッションホストが講談師だったら

ー、どうも。沢山のお運び
りがとうございます。私が本日の
セッションホストを務めさせてい
ただきます。

 

え? なんで置いて座って張り扇
ってるんだ? 机ってね、これ釈台
いうんですがご存じありませんか?
(パン)

 

私、本職講釈師あるいは講談師と呼
ばれる講談を寄席なんかでやってる者
なんですが。まだ前座の身分でして、
生活も苦しいんで、師匠の許しを得て
副業といいますか、アルバイトセッ
ションホストをさせていただいており
ます。

 

講談、ご存じでいらっしゃいますか?
歴史上の人物や出来事をこの張り扇で
調子をとりながら語って楽しんでいた
だくという演芸でございます。武勇伝
とかかたきうちの話が多いんですが。

 

学生の頃、落研とジャズ研をかけもち
しておりまして。その関係でこういう
本業・副業をやっておりますんで。
落語を聴きに寄席に通ううちに講談に
目覚めて、講談師をめざすようになり
ました。めざせ次の神田○山というよ
うなことで日々精進をいたしておりま
す。(パン)

 

で、さて。今日の演目じゃない曲目
ございますが、これが!……あの「A
列車で行こう」という曲でございます。
かのデューク・エリントン楽団のこれ
はもう十八番中の十八番でございまし
て。

 

ジャズにお詳しくない方でも一度は聴
いたことがあるだろうという名曲でご
ざいますが、この「A列車で行こう」、
作曲したのは実は楽団の親方エリン
トン本人ではございません。エリント
ンの盟友ともいうべきビリー・ストレ
イホーンという御仁で。(パン)

 

なんでも、音楽の著作権団体ラジオ
揉め事があって、エリントンが
分の曲をラジオで放送できないという
ピンチに陥った時、ストレイホーンが
ならば俺の書いた曲を使えと言ってエ
リントンに指し出したのがこの曲だと
言われております。

 

これにエリントンが「すまねえ、一生
恩に着るぜ」と言った……かどうかは
わかりませんが。

 

詳しいいきさつは、また別の機会に語
らせていただきますが(パン)そんな
わけで、元和元年一夜にして、じゃな
かった西暦1939年に書かれたこの曲
がエリントン楽団の主題歌として今に
残っているわけでございますが……

 

で、さて、今日はどうやりましょうか?
(続きます)

 

張り扇で釈台を叩く音

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

うちでジャムろう

2020年4月は Stay Home(あ
るいは Stay at Home)の月に
りました。新型コロナウィルス
影響で、自宅にいることを余儀
くされている人が世界中にいる
けですが。

 

そんな中、世界中のミュージシャンた
が自宅で撮った演奏の動画をシェア
してくれています。

 

日本のミュージシャンも色んな動画を
アップしてくれていますが、中でも数
多くシェアされているのが、星野源
んが自作の「うちで踊ろう」という曲
をギターで弾いて歌っている動画です。

 

星野さんが好きにシェアしたりコラボ
してくれていいよ、と言ったので、こ
の動画を使って有名人から一般人まで
様々な人が独自のコラボ動画を作って
います。

私の音楽仲間たちもやっていて、たと
えば福岡ベースを弾いたりセッショ
ンホストをしたりしている、野中将大
さんはこんなのを作りました。

 

同じく福岡セッションホスト音楽
教室ライターなどをされている高藤
麗子さんはこんな感じ。

 

そして、私と一緒にアラカンセッショ
共同ホストしているベーシスト
浅沼勇司さんはこんな動画をアップし
ました。アース・ウィンド&ファイア
のベースリフをぶち込んでくれていま
す。

 

そんなわけで、私も作ってみました

 

さらに、先ほど書いた野中さんから、
「ソ、ラ、シ」の3つの音だけ使って
演奏してみろ、というお題もいただい
たので、そのバージョンも作りました。

 

いかがですか?
外出自粛中でも、音楽を楽しむやり方
は色々ありますね。皆さんも楽しんで
みてはいかがでしょうか?

 

追記:有名人系の動画を観たい方は、
こちらの記事などにまとまっています。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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2人のポリリズム?

あ、きみがあいつのリズム合わせるのに苦労しているとろがあるのはわかる。

 

部長がいう。

 

例の同僚2人で担当しているクライ
アントについて定例の報告をしていた
ときの話だ。あいつ、というのはその
同僚のことだ。奴はまたイブが近い
とか言って、俺に報告を任せて午前半
を取っている。

 

前にも言いましたけど、苦労してる
ころがある、っていうのはむちゃくち
ゃ控えめな言い方だと思いますね。

 

俺は言った。この部長があの気難しく
て横暴な同僚に甘いのは全然変わらな
い。

 

まあ、そう言うな。私はきみたち2人
リズムのズレが逆に絶妙にいい感じ
生み出していると思うんだ。ポリリズ
ミックな関係というやつだな。

 

部長はまた変なことを言い出した。
リリズミックな関係ですか? 俺はお
うむ返しに尋ねた。

 

そうだよ、きみも音楽やってるから
リリズムって知ってるだろう。ある拍
の上に別の拍子のフレーズをのせて
演奏すると、絶妙な緊張感盛り上が
が生れたりするだろ?

 

部長はまた突然、ミニキーボードを取
り出して内蔵のリズムマシーンで普通
4拍子のロックのリズムを鳴らした。
やれやれ、またか。

 

たとえば、この4拍子の上で、3拍
5拍でまとまっているフレーズをの
せて演奏すると、カッコよくなったり
するじゃないか。ずれることで緊張感
が生れるけど、それが最後辻褄があ
ってバチンと解決するとやたらかっこ
いいじゃん。

 

部長はキーボードでリズムマシンのリ
ズムに3拍フレーズを乗せて弾いてみ
せた。

 

リズムマシンの4拍子ずれていくが、
ある程度のところでフレーズの辻褄
あって両者がはまる一瞬が気持ちいい。
まあ俺もジャムセッションアドリブ
弾いたりしていて経験していることで
はある。

 

で、きみたち2人はこのポリリズム
たいな感じでさ、合わないと思えるも
のが、最後にあわさって絶妙なグルー
ヴを生み出していると思うわけだよ。
その証拠に2人でやってる仕事でクラ
イアントをしくじったことってない
ろ?

 

はあ。と俺は言った。この人の軽いノ
にいつまでついていけるだろう、と
俺は思った。

 

だから、わがチームとしては、2人
どっちが欠けてしまっても組織として
のグルーヴを失ってしまうと思うわけ
さ。だから2人にはこれからもうまく
やっていってもらいたいわけ。

 

俺は、自分同僚2つのパーカッシ
ョンになって違うリズムを生み出しな
がら演奏されているイメージを思い浮
べた。いつも隣同士一生離れずにぼ
こぼこ叩かれている……いやだ! い
くらカッコいいグルーヴとかいわれて
そんな会社人生なんていやだ!

 

次第にが早くなって、心臓高鳴り
を押さえ切れなくなってきた。

 

……ところで肩を揺さぶられて目が覚
めた。

 

どうした。また昼寝か? そんなに
されて、さては午前中の部長への報
告のし方がまずくて怒られたか?

 

目の前には同僚がいた。周りを見渡す
と俺は面談から戻ってデスクで居眠り
していたのだった。それを午後から出
社してきた同僚に見つかったわけだ。

 

あ、そういえばさっき斉藤さんから
があったから来週金曜日に出張しま
すと言っといたぜ。

 

斉藤さんというのはクライアントの担
当者の名前だ。俺はあわてた。

 

だって、来週金曜日夜にジャムセッ
ションがあるから出張できないって言
ったじゃないか。

 

そうだったかな? まあ、あきらめろ
どうせ大したセッションじゃあるまい。

 

同僚は声をだして笑って自分のデスク
に向かっていった。

 

部長おかしいですよ。俺は心の中で叫
んだ。ポリリズムって最後に辻褄合わ
せるのはリズムを崩した方でしょう?
俺は崩されっぱなしですよ、いつも。
俺は頭を抱えて机の上に崩れ落ちた。

 

(このお話はフィクションです。現実
の会社、同僚、上司への報告などとは
関係ありません。たぶん}

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

期待に応えようとするとハズす法則?

間のアクティビティという
ものは、多くの場合相手が存在
しますよね。

 

音楽でも、聴き手という存在もあれば
一緒に演奏する仲間もいます。もちろ
ん全く1人で自分のためだけに演奏す
る人もいるかもしれませんが、それは
ま、置いといて。

 

で、

 

相手がいるとなると、その相手に気に
いってもらおうとか、相手の期待に応
えよう、とか、そういう心理が働くの
人間というモノですよね。気に入っ
てもらえれば嬉しいし、そうなれば
互いハッピーになれるじゃないかと思
うわけですが。

 

でも、実際はそういう心理があだにな
るらしい、という研究が色々あるので
すね。

 

例えば、アメリカの研究ですが、被験
仕事の求人の記事をまず読んでも
らい、それに応募するつもりになって
自分をプレゼンする3分くらいのビデ
を撮ってもらったんだそうです。

 

被験者は3つのグループに分けられ、
最初のグループの人たちには「求人し
た側であるこの動画を観て評価する人
の期待やその人の利益に合せて自分の
言うことを調整してください」という
指示を出したのだそうです。

 

もう1つのグループの人たちには「あ
くまで自分自身に正直に、自分を曲げ
たりせずに、動画を観る人に語りかけ
てください」というような指示が出さ
れ、3つ目のグループには内容につい
ては何の指示も出されませんでした。

 

その結果どうなったかというと、まず
被験者側では、相手を意識して動画を
撮ったグループは他のグループ(特に
2番目のグループ)に比べて、不安
どを感じる度合が高かったそうです。

 

で、その不安な精神状態が、パフォー
マンスにも影響するようで、動画を観
る側つまりその人を雇うかどうかを判
断する側からみて、「自分に正直」な
グループの方が「相手に合わせる」グ
ループより26%も雇われる可能性が高
という結果になったそうです(何も
言われなかったグループでさえ15%も
高かったそうです)。

 

まあ、これが音楽の現場にどれだけあ
てはまるか、という議論はあるかと思
います。それでも、少なくとも相手を
過剰に意識して気に入られようと演奏
するよりも、まずは自分のやりたいこ
とをそのまま表現するように演奏する
ほうが結局お互いハッピーな結果にな
りそうだと思えますよね。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

演奏で「差をつける」には?

近の写真、特に広告の写真
ってフォ
○ショッ○というソフ
トが出回ってる
おかげで、リタ
ッチしてない写真はま
ずないで
すよね。

 

特に目に付くのはやはり人物ですかね。
化粧品などの女性の写真は、まるで磁
器かなにかのようにつるつるの肌にな
ってますよね。まるで毛穴というもの
はこの世に存在しないかのように(笑)

 

そんな写真がある一方、一時よく見か
けたのが、被写体である男性のタレン
トやアスリートの存在感を出すためな
のか、ものすごくハイコントラストで
毛穴の一つ一つがはっきり見えるよう
な写真ですね。ざらざら感が手で感じ
られるそうなやつ、目にしたことあり
ませんか?

あれって、見る人によっては気持ち悪
とか思わないんですかね。最近はみ
んな慣れっこなのかな?

 

で、まあ、そんな写真が好きかどうか
は置いといて……

 

音楽の演奏でも、ダイナミックスの差
つまり音量の最大値と最小値の差など
落ち着いた感じから盛り上りまでを
表現することが求められますね。差の
つけ方は音量だけでなく、いろいろあ
るわけでですが。音の高低だとか。
の多い少ない(密度)だとか。

 

結局のところ、人間というのは絶対
としてよりは、そんなふうに「差」
感じることで、大きい・小さいとか、
落着いてる・盛り上がってるとかを実
感するようにできているようなんです
ね。

 

そんな「差」を生み出すには、器の
操作というレベだけでそれに対処し
ようとするより、上に書いたような写
真などのヴィジュアルなイージを思
い浮かべたほうが、うまくきやすい
のかもしれないと最近思うんですが、
どうでしょう?まあ、その辺は人それ
ぞれかなー。

 

皆さんは、どうですか?

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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ミスしてメタメタ?

ったく、どうしてそう何度
同じミスを繰り返せるんだ?

 

同僚に言った。

 

クライアントとの打合せを終えて、俺
たちはクライアントのオフィスを出た
ところだった。

 

同じこと、というのは俺が打合せの途
中でまたちょっと居眠りをしてしまっ
たことを指していた。

 

すまん。

 

俺は謝るしかなかった。

 

昼飯をちょっと食いすぎたみたいだ。
炭水化物が多かった。

 

俺は昼飯の定食のごはんおかわり
たことを悔やんで言った。

 

だから、そんなこと食べる前から分か
っていただろう。この前とまったく同
じじゃないか。そういうミスばっかり
するやつは、メタ認知能力が低いんだ。
少しは改善する努力をしろ。

 

同僚は言った。俺と同僚は打合せの振
り返りと対応策の相談のために、街な
かのカフェに入ったところだった。

 

メタ認知能力? なんだそれ。

 

俺は言った。

 

自分のことを客観的に見る力だよ。そ
れができてれば、今ここで食いすぎた
らその後の打合せでどうなるか、食う
前にわかるだろう。日記でもつけて毎
日の失敗の記録でもつけるんだな。そ
うすりゃもうちょっとミスが減るだろ
うよ。

 

同僚はかさにかかって俺を責める。俺
は黙っているしかなかった。と、そこ
そばのテーブルにいた男が俺たちを
見た。

 

おう、なんだお前どうしてここにいる
んだ?

 

その男は同僚に話しかけた。同僚はそ
の男を見て驚いて立ち上がりそうにな
った。

 

な、何って仕事得意先に来てたんだ
よ。お前こそ何してるんだここで。

 

なんだそうか、偶然だな。おれもこっ
ちに仕事で来たんだ。それより、お前
今度のライブの練習してるか? お前
つも同じところで間違えるからな。

 

その男は同僚にまくしたてた。どうも
同僚がいつもギターデュオをやってい
るとかいう、その相方らしい。

 

わかってるよ! もう今仕事してるん
だから邪魔しないでくれ

 

あはは。いい加減同じミスしないでく
れよ。あ、すみません、お邪魔しまし
たね。こいつ、何度やっても同じとこ
ろ間違えるんですよ。仕事でご迷惑か
けてないですか?

 

男はに向かって言った。

 

あ、はあ……。

 

なんと答えたものか、俺にはわからな
かったが、同僚の困った顔がおかしか
った。

 

じゃあな、週末までにちゃんとやって
こいよ。

 

男は同僚の背中をパンと叩いて、店か
ら出て行った。

 

沈黙が流れた。同僚は憮然として上を
向いている。

 

俺は笑うわけにもいかず、好きな女の
子の前の高校生みたいに下を向いて
た。

 

このお話はフィクションですので現
実のギターデュオ、クライアントとの
打合せなどとは何の関係もありません。
たぶん。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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