落ち着いても止まらないで?(アドリブ・ソロの話です)

コード進行のことを考え
るときに、
「落ち着き」「盛
り上がり」で考え
ましょう、な
んてことを前からよく
書いてい
るんですが。

 

大きく分けて、コードには(その曲の
キーの中で)「落ち着き」と「盛り上
がり」の二択しかなくて、その二択を
意識して弾きましょう、とかね。以前
にも書きましたっけね。

 

もちろん、それは全くその通りで、何
間違ってはいないのですが。ただ、
ちょっと誤解されるというか、特にこ
「落ち着き」を意識しすぎてしまわ
れないかな、と思って若干の補足的な
ことを書こうかと思いまして。

 

「落ち着き」の落ち着き方の問題なん
ですけど、曲の一番最後は別として、
落ち着きっぱなしではいけない、とい
うことなんです。

アドリブでソロを弾いているときなん
かに起こりがちですが。落ち着き先を
意識しすぎて、落ち着いたところで止
まってしまうというか、流れがプツン
と切れてしまいがちになっていません
か?

 

特に例えばいわゆる II-V-I といわれる
進行(Dm7-G7-Cとかですね)で弾く
とき、II-Vのところで盛り上がって I
に来た時に落ち着く解決するなんて
よく言いますが)わけですけど。解決
したところでブツ切れになりやすい
ですよ。

 

落ち着いたといっても音楽が止まって
しまう(曲が終わる)わけではない
で、次につなげていく必要があるわけ
です。

 

よく4小節のコール&レスポンス
ドリブソロのファーストステップとし
てやるんですが。それはファーストス
テップとしてはとてもいいのですけれ
ど、1つ気をつけなければいけないの
は、4小節を超えて次にフレーズをつ
なげていくという意識を忘れてはいけ
ないということなんですよね。

 

時には次の人のソロに食い込むくらい
に弾く、次の人も前の人が終わらない
うちから弾き始める、そんな意識でい
たほうが良い場合が多いのですね。

 

そんな意識でみんな弾くと、4小節の
コール&レスポンスがすごくかっこよ
くなったりするんですよ。

 

ご参考になれば幸いです。

 

(もちろん、ソリストの意図としてこ
こでいったん流れを切ろう、というと
きは、この限りではありませんよ。何
をどう弾きたいかのプランに沿って決
めてくださいね)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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