「ニューヨークの秋」はかなりひねくれている?

の歌はもちろん沢山あるの
ですが、
スタンダードとして一
番よく演奏され
るのは、やはり
『枯葉』でしょうかね。とはい
そればかりではないのでし
て…。

 

以前、『パリの4月』という曲とそれ
にまつわる作者のヴァーノン・デュー
という人のエピソードをご紹介しま
したが…

 

同じヴァーノン・デュークが作詞・作
した曲に『ニューヨークの秋』とい
う曲があります。原題は “Autumn in 
New York” なので、そのまんまです
ね。

 

この曲はデュークがブロードウェイの
ミュージカルのために書き下ろした曲
で、今でもスタンダードとして演奏さ
れたり歌われたりしてますが、『枯葉』
ほどよく演奏されるわけではありませ
ね。とくにセッションなどでは。

 

なぜかというと、名曲ではあるんです
が、結構難しい曲なんですね。

どんなところが難しいかというと、
コロコロ転調する
んですよ。

 

どれくらいコロコロ変わるかというと
この曲、構成はABA’Cという流れ
なんですが、最初のAの所はFメジャ
でスタートするんですけど、のと
ころでは一旦A♭メジャーに行った後
に、Cマイナー→Cメジャーという転
調をするんですね。

 

でもって、A’で一旦Fメジャーに戻っ
たと思ったら後半D♭メジャー(B♭
マイナー)に行き、最後パートで
メジャーに戻る、かと思ったら実はF
マイナーで終る、というひねくれ加減
(?)なんですよ。

 

なので、『枯葉』なんかに比べると、
正直ハードルの高い曲なんですね。

 

驚くのは、この曲、『枯葉』が書かれ
たより10年以上前の1934年に書かれ
ているんですね。ヴァーノン・デュー
クはかなり時代の先を行っていた、と
いう人もいます。

 

そんなわけで(どんなわけだ)『枯葉』
に飽きたら、『ニューヨークの秋』は
いかがでしょう?演奏するかどうかは
ともかく、名曲ですよ▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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パーカーの曲はそんなに難しくない…のもある

ャーリー・パーカーの書い
た曲とい
うと、『コンファメー
ション』だとか
『ドナ・リー』
だとか、難しい曲
というイメー
ジがありますね。


まあ、確かにこれらの曲は難しいです。

実はドナ・リーを書いたのはマイルズ
だというのが定説になりつつあるみた
いですが、ま、それはそれとして…


とはいえ、じゃあパーカーの書いた曲

の全てが超難しいのか、といえばそん
なこともないのでして。


例えば、そうですね、パーカーの書い

ブルーズの曲でも『ビリーズ・バウ
ンス』はかなり手強いですけど、それ
に比べれば『ナウズ・ザ・タイム』は
だいぶ易しいですよね▼▼▼
https://youtu.be/YuVWNv2kEkE


それから、『ヤードバード組曲』とい

う曲があります。組曲といっても普通
のAABAの構成の曲で、組曲でもなん
でもないんですが。これはストラビン
スキー『組曲 火の鳥』Firebird 
Suite をもじってYardbird Suite
いうタイトルをつけた(Yardbird は
パーカーのあだ名)からなんですが、
それはともかく▼▼▼
https://youtu.be/HmroWIcCNUI


どうですか?さすがにBメロで転調し

たりしていますけど、コンファメーシ
ョンあたりと比べると、格段にとっつ
きやすくないですか?この曲は「パー
カーの曲の中でも最もリリカルな曲」
と言われてたりします。


それからそれから、『マイ・リトル・

スェード・シューズ』という曲などは
いかがでしょう?▼▼▼
https://youtu.be/Cy6zbSgXd10


ラテンのリズムが気持ちいいですが、

これもパーカーの曲です。これなんか
転調もなくメジャー・スケール一発
でもソロがとれますね。普通のジャム
・セッションなんかでもやって楽しい
んじゃないでしょうか?


そんなわけで、チャーリー・パーカー

の曲でも、難しいものばかりではない
というお話でした。ま、パーカーみた
いにソロが弾けるか、といえばまた
の話ではありますが(笑)


て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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マイルズもつらかった(らしい)

回もまた、動画をご紹介し
たいと思う
のですが…


こちら
なんですけどね▼▼▼

https://youtu.be/cvtjA7__EqY


どうもデヴィッド・サンボーンメイ

ン・ホストTV番組でのライブのよ
うなんですが。メインのゲストがなん
マイルズ・デイヴィスで、それにベ
ーシストのマーカス・ミラーが絡んで
インタビューする所からはじまってい
ます。1989年というから、マイルズ
が亡くなる2年ほど前の映像ですね。


アルト・サックス吹いてるのはケニー

・ギャレットですかね。ま、それはと
もかく…


で、マーカス・ミラー、「帝王」マイ

ルズを前に物おじせずに、なにやら
していますね。「だれかスゴいミュ
ージシャンと共演して、感動したこと
は?」とかなんとか。


そうするとマイルズは、「いや別にな

いな」とかまず言うんですけど(笑)
その後にチャーリー・パーカー演奏
した時は、パーカーがひと言も話をし
てくれなくてつらかった、みたいなこ
とを言ってるんですね。

マイルズキャリアビバップ時代か
らスタートさせて、その後ビバップを
抜け出して色んなスタイルで自分の音
楽を展開していくのは有名な話ですよ
ね。なので、その出発点の時のエピソ
ードなわけですが……。


考えてみれば、その時パーカーがマイ

ルズを無視しないでもっと優しく接し
ていたら、マイルズもそんなに積極的
に自分のスタイルを変えようと思わな
かったかもしれませんよね。ジャズの
歴史はちょっと違ったものになってい
たかも、なんて少し思いました。


まあ、マイルズの性格上そのままで

いるはずもないとは思いますが(笑)


インタビューの後の演奏(この2年ほ

ど前に亡くなったジャコ・パストリア
スに捧げた曲)も素敵ですので、お時
間のある時にどうぞ。


て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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エラのミステーク(とリカバリー)

近はあまり行きませんが、
たまに
日帰りで新幹線で出張
したりする
時、音楽があるとな
いとでは、
移動時の退屈の度合
いが大分違います
よね。


で、そんな移動中にこんなモノを見つ
けたというお話です。

 

プロのミュージシャンだって間違える
ことはあるなんて話題は前にも書きま
したが…。今回登場するのは、あの超
大物女性ジャズシンガーエラ・フィ
ッツジェラルドです。

 

あのフランク・シナトラが、「今歌の
うまい女性歌手は誰ですかね?」と聞
かれて、

 

「それはつまり、エラ・フィッツジェ
ラルド以外にってことかい?」

 

…と言ったとか、そんな逸話のある人
ですが。

そのエラが、ソロ・ギターでも有名な
ジャズ・ギタリストジョー・パス
デュオでコンサートした時のライブ音
源(と映像)が残っているんですね。
1975年、ドイツのハノーファーでのも
のです。

 

で、その中で2人は『アヴァロン』
いう曲をやっているのです。こちらな
んですけどね▼▼▼

 

で、ご覧いただくと、まずジョー・パ
スがイントロを弾きだして、そこに
が指を鳴らしながら歌いだそうとし
ます。冒頭の部分 “I found my love
in 
Avalon” と来るわけですが…

 

なんと歌い出したとたんに、エラは、
“I’m sorry” と言って(というか歌っ
て)歌い出し直してるんですなー。し
かも、よく見ると(聴くと)エラはそ
の前にも1回歌い出しをやり直してま
す。

 

『アヴァロン』というのは有名なスタ
ンダード・ナンバーなので、エラがこ
の曲をよく知らないとか歌ったことが
なかった、というのは考えにくいんで
すよね。まあ、多分ジョー・パスとの
事前の合わせが不十分だったんじゃな
いかと思うんですが。

 

エラのような大歌手にも、こういう失
敗はあるというネタでございました。
とはいえ、ミスがあっても演奏を止め
ずに乗り切った2人はさすがで、そん
リカバリーの様子を見るのも一興
と思います(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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「ヨコハマ」の想い出

にも、洋楽の曲についた面白
題について書きましたが……

 

だいたい、レコードCD というもの
取って代わられる頃から、洋楽の面
白い邦題というのは姿を消したんです
よね。まあ、それは別にお話しすると
して……

 

今回はおかしなというか変わった(?)
邦題の洋楽についての話をしようかと
思いまして。50年以上前の曲ですが。

 

60年代から70年代初頭にかけて人気
のあったアメリカのアイドル歌手に、
ボビー・シャーマンという人がいまし
た。結構な数のレコードを出している
人で、アイドル歌手としてはかなり成
功した部類に入ると思います。

 

そのボビー・シャーマンに『想い出の
ヨコハマ』という歌があります。1970
年の曲ですが、これが日本で発売され
て、当時はラジオの深夜放送全盛です
から、中学生だった私はそうやってラ
ジオで流れているのを聞いて、アメリ
カの人気アイドルが横浜の歌を歌って
ると思い、

 

「横浜すげー」

 

とか思っていたわけです。まあ、横浜
って歌の題材になりやすい街ではあり
ますけどね。「ブルーライトヨコハマ」
とか。

 

 

ところが、しばらくして、実はこの曲
“Oklahoma City Times” というのが
原題だと知ったんですね。つまり、正
しくは(?)『想い出のオクラホマ』
だったんです。

 

たぶん、日本のレコード会社の担当が、
「これどう聞いてもヨコハマとしか聞
こえねーよ」とか思って、そんな邦題
をつけて売り出したんでしょう。確か
にヨコハマと歌ってるようにしか日本
人の耳には聞こえません。空耳アワー
かよ
▼▼▼

 

あとから調べてみると、この曲、アメ
リカではシングルカットもされていな
ようです。商魂たくましいレコード
会社が洋楽のアイドルによる日本のご
当地ソングとして、日本のみのシング
ル発売にしたんですなー。

 

まあ、当時は高度成長期で、日本
界からモノマネばかりしやがって、と
かいわれながらたくましくやっていた
時代でしたからね。そんな時代だから
できたことなのかもしれません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

これなんですか?(セッション編)

「ごめんください」

 

「いらっしゃいませ。どうされました
か?」

 

「いや、ちょっとジャムセッション
たいなあ、なんて思うんですが……」

 

「ジャムセッションね……。ジャンル
は何を?」

 

「えーと、ロックを少し……」

 

「ロックね……。なるほど。えー、こ
ちら、『クロスロード』『パリの散歩
道』『ロング・トレイン・ランニング』
などそろえてますが……。ま、どれに
なさっても同じようなものかと……」

 

「……えーと……。じゃあ『ロントレ』
をお願いします」

 

「はい『ロントレ』ですね……」

 

……これなんですか?

 

『スタンド・バイ・ミー』ですね」

 

「あー、そうですか……」

 

「演奏されますか?」

 

「あ、いやいや、まさか……」

 

「ははは。じゃ、これだけですね?」

 

「……えと、あとファンクもやってみ
うかな、なんて思うんですよね」

 

「ファンクねえー。そうしますと『チ
キン』『スーパースティション』『カ
メレオン』などがありますが……。ま、
どれになさっても同じようなんですが
……」

 

「あ、なるほど……。……じゃ、『チキ
ン』で」

 

「はい、『チキン』……と」

 

「……これなんですか?」

 

『スタンド・バイ・ミー』ですね」

 

「あー。あー、『スタンド・バイ・ミ
ー』ね」

 

「演奏されますか?」

 

「いやいやいやいや。あはは……」

 

「ははは。じゃ、これでいいですね?」

 

「えー、あとジャズも少々……」

 

「ジャズ、ジャズ……と。それではど
うでしょう?『酒とバラの日々』『オ
ール・オブ・ミー』『モーニン』など
など数多くありますが。ま、どれになさ
っても同じようなものですが……」

 

「あー、じゃ、『モーニン』で……」

 

「はい、『モーニン』……と。そうし
ますと、これとこれ……とこれですね。
ルチ・ジャンルにご興味お持ちでい
らっしゃるようですからね。グルーヴ
取り違えないようにね、注意してい
ただいて……。それでは以上でよろし
いですね?」

 

「これください」

 

「『スタンド・バイ・ミー』ですね」

 

「げほげほげほ……」

 

(*ネタなので、「どれも同じじゃな
い」とか怒らないでください)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

定番の○○トロ?(大トロではありません)

くの楽曲には、曲の最初、
メインの
テーマの前にアレが付
きますよね。

 

そう、イントロですね。曲の最後にい
わゆるアウトロ(エンディング)が付
くことも結構あります。

 

普段耳にするJ-POPの曲なんかは、も
ちろんアレンジャーが考えたイントロ
やアウトロが付いてますけど。セッシ
ョンでやるような曲は、その場で適当
に(?)決めて演奏することも多い
す。

 

イントロだと、テーマの最後の4小節
のコードを使うことが多かったりしま
す。「ケツ4つ」なんて、お上品な呼
ばれ方をよくしますが(笑)

 

でも、まあそんな自由な(?)ジャム
セッションでも、これはまず決まりと
いう定番化したイントロがあります。

 

例えば、『A列車で行こう』という曲。
デューク・エリントン楽団の名曲でセ
ッションの定番曲(作曲はビリー・ス
トレイホーン)ですか、これには有名
ピアノのイントロがありますね。

 

この曲には、有名なエンディング(ア
ウトロ)もあって、「Aトレイン・エ
ンディング」とか「エリントン・エン
ディング」なんて呼ばれたりもします
ね。▼▼▼

 

それから、All the Things You Are
というジェローム・カーンの名曲があ
ります。スタンダード中のスタンダー
というような曲ですが、これにも
番のイントロがあります。アウトロと
して繰り返されることも多いです。

 

このイントロは、オリジナルにあった
ものではなく、トランペッターのディ
ジー・ガレスピーが作ったと言われて
います。テーマの曲想と全然違います
よね…。▼▼▼

それからConfirmationというチャー
リー・パーカーの曲があります。この
前も書きましたけど、難しいことで有
名な曲です。この曲にもほぼ定番化さ
れたイントロがあって、例の「黒本」
にも載ってたりするようなんですが。

 

テーマに比べると単純に聞こえるんで
すが、アウフタクトやシンコペーショ
ンがあって、やってみると思ったより
は簡単ではないイントロです。▼▼▼

 

ただ、私このイントロをパーカー本人
が弾いて(吹いて)いる音源を聞いた
ことないんですけどね。誰が始めたん
でしょうね。どなたかご存じですか?

 

そういえば、以前ツイッター「ジャ
ズ研に所属する毒舌な後輩」という
ットがあってですね、それがよく「先
輩・・・ほんとはコンファメーション
のイントロよくわかってないですよね
?」と呟いてたんですね……。なかな
かグサッときますよ(笑)最近見ない
なあ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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ときどきどうしても○○たくなるアレ?

きどきどうしてもこれが
べたくな
、とか、あの曲が
きたくなる、とか
いうものをお
持ちではありませんか?

 

私の場合でいうとですねー、例えば
座にある某老舗インド料理店「ムル
○ラ○チ」という、一種のチキンカレ
ーの定番料理があるんですけど、それ
をときどきたまらなく食べたくなるこ
とがあります。カレー好きの方ならご
存じの方も多いとおもいますが。

 

前にも書いた気がしますけど、その店
でそれを注文すると、初めての人には
食べ方の指導がついてきます。いわく、
皿の上に盛られた、カレーのソースも
鶏肉も野菜類もライスも全部よーく混
ぜて食べるべし、と。

▲こんな風にね(もっと混ぜますが)

私の自慢は、その食べ方をこの店の初
代店主(インド人で故人)に教えても
らったことですが……。それって単に
自分が歳とってるだけってことですな。

 

ま、ともかく、このカレーが食べたく
なると、どうしても頭から離れなくな
って食べにいかないとおさまらない、
なんてことが年に数回あったりします。

 

音楽でも似たようなことがありません
か?

 

これも私の場合だとですね……、えー
とそうそう、メンバーの一方のウォル
ター・ベッカーが数年前に亡くなって
しまったスティーリー・ダンの初期の
曲で Do It Again てのがありますが、
あれなんかもそうです。なんでか知り
ませんが、ときどき頭の中で鳴り出す
んですよ。

スティーリー・ダンというのは、70年
代に活躍した、バンドでベッカーとド
ナルド・フェイゲンの2人が中心メン
バーのバンドです。

 

Do It Again は彼らのデビュー・アル
バムからの曲ですが、彼らの音楽はラ
イブ志向というよりは作品志向が強い
ので、以降どんどん洗練されて、高度
になっていくんですね。それはそれで
素晴らしいし、ファンも多いんですけ
どね。

 

でも、私の頭で鳴り出すのは、初期の
比較的シンプルな Do It Again なんで
すよね。タイトルが Do It Again だか
でしょうか?

 

まさかね。▼▼▼

 

みなさんはいかがですか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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難しいにもいろいろある

の中には、残念ながら(?)
「難し
い曲」というものが、存
在します。


数え上げればきりがありませんが、た

とえばジャムセッションの界隈(?)
でいうとですね、ジャズの曲は難しい
といわれるモノが多いですね。特に、
ビバップ以降のジャズのミュージシャ
ンが作曲したものなんかに多いようで
すね。


どうしても、それまでのスタンダード
ナンバーなんかとは一線を画す路線

打ち出したいと思うと、難しくなって
しまうんでしょうかね。


チャーリー・パーカー
「ドナ・リー」
とか「コンファメーション」とか、
ック・コリア「スペイン」とか、
ョン・コルトレーン「ジャイアント・
ステップス」とか、デイヴ・ブルーベ
ック「テイク・ファイヴ」とか、有
名な難曲ですね。そしてまた、それを
マスターしようとチャレンジする人も
後をたたない、という人気曲だったり
もするわけです。


なんですが、


そういった難曲といわれる曲の「難し

さ」というのは実はいろいろだったり
するわけです。


たとえば、「ドナ・リー」とか「コン

ファメーション」といった曲は、テー
マのメロディーをちゃんと演奏するの
がともかく難しいわけです。なんせ、
パーカーのアドリブをそのまま曲にし
てしまったようなテーマなので。


ですが、パーカーの曲の構造つまりコ

ード進行なんかは、別にその辺の(と
いってはなんですが)のスタンダード
・ナンバーと難易度はあまり変わらな
んですね。実は、パーカーという人
の曲は、ほとんどが昔のスタンダード
・ナンバーからコード進行を借りて書
かれているのです(コンファメーショ
ンは違うらしいですが)。


一方、「ジャイアント・ステップス」

なんて曲は、テーマのメロディーはそ
んなに複雑なものではないですね。と
いうか、まあある意味とってつけたよ
うなシンプルなものです。

この曲の問題は、いわゆる「コルトレ
ーン・チェンジ」とよばれるコード進
行に沿ってソロをどう展開していくか、
というところにあるわけですね。話す
と長くなりますが、ネットで探せばこ
の曲の解説は沢山出てきますので、ご
興味ある方は検索してみてください。


そして、「テイク・ファイヴ」。この

曲についていえば、5拍子という変拍
子をどうクリアするか、ということが
中心になりますよね。「スペイン」
関して言えば、有名なキメのフレーズ
を含むテーマ部分のアンサンブルをバ
ンドとしてどううまくまとめるかがポ
イントだったり、とか。


というわけで、難しい曲、といっても

その「難しさ」はいろいろだよなあ、
その「難しさ」がどこにあるかを押さ
えて練習しないとね。と、久しぶりに
「コンファメーション」のテーマを弾
いてみようとして思ったのではありま
した。ありゃー、だいぶ忘れちゃって
るなー、ヤバ(汗)


て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストが横丁のご隠居さんだったら 下

(前回の続きです)
、なんだ、『モーニン』
るまえに
この曲の造りをちゃん
と押さえとくの
が肝心ですよ。

 

この曲はね、AABAという、まあ
通の造りになってます。なってるんだ
けどもね、テーマを弾く時はさ、色々
決めごとがあるわけですよ。特に
ところは2小節のかたまりで動いてい
くんだな。

 

まず誰かが、そうだなピアノのことが
多いかな、お決まりの「たったたらた
たたったー」っていうフレーズを弾く
だろ。そしたら他の連中が「たーたっ」
ていうのを返すわけですよ。呼べば応
えるってね、「コール・アンド・レス
ポンス」てやつですよ。

 

で、おんなじようでちょっと違うやり
とりが4回繰り返されて、Aの1回分
になってるんだ。ねえ。作曲はボビー
・ティモンズてえピアニストだけどさ、
いい仕事してますよ。ねぇ。

 

Aを1回やったら、今度は、逆に合い
の手入れてた楽器が主役に回りますよ、
そのままに行って、ここは4小節目
に軽く合いの手が入る感じだね。で、
もう一回最初と同じようにをやって、
それでテーマ一回分ですよ。あとは各
自ソロやってね。

 

なんだい熊さん?ソロはどうやったら
いいですか?そうだねえ、のところ
は基本Fm一発なんで、Fのマイナー・
ペンタでいけますよ。でなけりゃ、
のドリアン一発ていう手もあるな。
んところもまずはA♭のメジャー・ス
ケールで弾ききれると思いますよ。で、
AもBもところどころブルーノートで
味付けする感じかねえ。

 

で、あと注意しとくと、AABAての
は、ぼんやりしてると自分がどのAを
弾いてるか分かんなくなるからね。と
くに八っつぁんや与太郎。おめえたち
うっかりとかぼんやりが着物きて歩
いてるような人間なんだから、気いつ
けな。

 

で、メンバーは誰が入るんだい?熊さ
んがギター?八っつぁんがベース?与
太郎は、でんでん太鼓?あ、そう…。
ドラムは?相模屋の若旦那?そうかい。
え?あと三味線のお師匠さんが、ピア
ノの替わりにテーマを弾きます?ほー
ほー、そりゃなかなかオツですな。

管楽器がいないねえ。え?そう思って
角んところでいつも尺八ふいてる虚無
僧のかっこした人を連れてきました?
あ、この人?で、あなたいけますか?
『モーニン』大丈夫?じゃ、お師匠さ
んとテーマと合いの手の掛け合い、よ
ろしくお願いしますよ。

 

じゃあ、これで勢ぞろいしましたかね。
お師匠さん、いきなりテーマで始まる
んで、よろしくお願いします。じゃあ、
やりますよ、いいかい?せーの……

 

……え、何?ご隠居さんもご一緒にい
かがですか?ピアノで?うーん、それ
もいいけどねえ。

 

……よそう。また夢んなるといけねぇ。

 

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストが横丁のご隠居さんだったら 上

いはい、こんにちは。失礼
しますよ。

 

なんか知らないけど、八っつぁんが大
慌てでやってきて、あたしゃ昼寝して
たんだけど、たたき起こされましたよ。
ブルーノートの最前列でチック・コリ
聴いてる夢だったのに。そのうちチ
ックがあたしをステージに呼ぶんです
よ。一緒に演奏しようって。ねえ、も
夢のようでしたよ……。て、夢なん
だけどさ。いい夢だったの!

 

なのに、八っつぁんに無理やり起こさ
れてさ。なんでもいいから来てくれっ
てねえ。騒騒しいったら。

 

何なんだってきいてもとにかく来いっ
ていうから…まったく何事だい?え?
セッションホストするはずだった棟梁
が、急な仕事で?あー、ねえ。忙しい
人だから。

 

そんなら落ち着いてそう言えばいいの
にねえ。どうも慌てると半人前以下
なっちまうねえ、八っつあんは。普通
にしてりゃ0.8人前位にはなるのにねえ。
〇.八五郎って呼んでやろうかね、今度
から。

 

で、何やるの?え?曲ですよ曲。雁首
そろえて町内会やるわけじゃない…え、
何?『モーニン』です?▼▼▼

 

あー『モーニン』ね……。ご存じです
か?失礼なことをいっちゃいけないよ。
だてに隠居するほど歳食ってないです
からね。昔、大はやりした曲ですよ。
そば屋の出前のあんちゃんが口笛で吹
いてたってくらい流行ったんだから。

え、そば屋の出前を知らない?そうだ
なあ、最近は出前しないからねえ。
のそば屋さん頼めば若い衆が届けて
くれたんですよ。肩の上に山ほどそば
を重ねて積んでね、曲芸師みたいな人
(しと)もいましたよ。今なら、なん
てえの?デリバリー・サービス?なん
かなあ、長ったらしくていけないねえ。
出前でいいじゃないか、出前で。

 

ま、いいけどね。じゃ、やりますか、
『モーニン』

 

これね、モーニンってってもね、朝の
歌じゃないですよ。わかってる?コー
シーにトーストとゆでたまごの付いて
くるやつじゃないてんですよ。…何笑
ってんだよ。コーシーじゃなくて、コ
ーヒーです?うるさいねえ、こちとら
三代続いた江戸っ子なんだよ。コーヒ
ーって言おうとしても、コーシーにな
っちゃうの。

 

いちいち揚げ足取るなら、帰りますよ
あたしゃ。……ったく。

 

この、モーニンというのはね、英語で
Moanin’ と書いて、「うめく」とかそ
んな意味なんですよ。人生の苦しみを
歌った曲なんだよ。

 

しかし、人生の苦しみってってもなあ、
なんかこう見事に苦しみとは無縁そう
な面が揃ってるねえ。お気楽そうな奴
らばっかりで。

 

え、私にも人生の苦しみくらいありま
す?へえ、何だいお前さんの苦しみっ
てのは?こないだから水虫が痒い?
か、隣町の皮膚科行ってこい。

 

 

えー、ご隠居は話が長いので続きます。
m(_ _)m

 

果たしてセッションできるのか?
( ̄▽ ̄)

 

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「リズム・チェンジ」の謎?

なさん、リズム・チェンジ
と聞くと
何のことだと考えます
か?

 

「リズム・チェンジ」っていうくらい
だから、曲の途中でリズムが変わるこ
なんじゃないの? 4ビートからラ
になったり戻ったりとか、8ビー
からファンクに変わったりとか?
4拍子が3拍子になったりとか?

 

そうですよねえ、そう思うのが自然
と私も思いますし、実際そういう意味
で使われることもあると思います。

 

ところがね、

 

英語では、特にジャズ・ミュージシャ
ンの間では、この言葉は曲のリズムと
は全く関係のない別のことを意味する
んですね。なんじゃそりゃ。

 

ジョージ・ガーシュイン作曲(作詞は
アイラ・ガイーシュイン)の曲で『ア
イ・ガット・リズム』 (I Got Rhythm)
というのがあります。▼▼▼

 

1930年頃にブロードウェイのミュージ
カルのために書かれた曲でもちろん
タンダード・ナンバーなんですが、
の曲の特別なところは、

 

この曲のコード進行を流用して書かれ
た曲がたくさんある

 

ってことなんですね。で、書かれたそ
の曲が新たにスタンダードになったり
もしているのです。

 

例を挙げると、チャーリー・パーカー
『アンソロポロジー』とか、レスタ
ー・ヤングのシグネチャー・ソングで
ある『レスター・リープス・イン』
か、ソニー・ロリンズ『オレオ』
か。▼▼▼

 

つまり、リズム・チェンジというのは、

 

『(アイ・ガット・)リズム』のチェ
ンジ(コード進行)のこと

 

……なわけです。ジャズの世界では、
うやって他の曲のコードを借りて作
することは良く行われるのですが、
イ・ガット・リズムは特別多いとい
ことなのですね。

 

パーカーなんかは、Aメロ部分は別の
曲のコード進行を借り、Bメロはこの
アイ・ガット・リズムのコードを使っ
た曲を書いたりもしています(スクラ
ップル・フロム・ジ・アップル)。

 

アメリカなどでは「Fのブルーズ」
「I-iv-ii-Vの循環」とかと同列な感じ
「リズム・チェンジ」という言葉が
使われているようでして。セッション
なんかでは「リズム・チェンジ」で即
興でジャムるなんてこともよくあるよ
うです。

 

そんなわけで、外国の人とジャム・セ
ッションをしてみたい、とお考えの方
は、「リズム・チェンジ」押さえてお
かれた方が良いかもしれません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

もしセッションホストが気○予○士だったら

んにちは、もり○でござい
す。今日はこちらのコーナーじゃ
なかったッションのホスト役
なりましたので、どうぞよろしく
お願いいたします。

 

さて、今年の夏はどうもすっきりしな
いみたいですね。これは、太平洋高気
圧の勢力がいまいちなせいなんですね
え。そんなわけで、晴れのお天気が長
続きせずに、雨の日の多い地域もあり
そうなんですね。

 

……と、いうことで、今日の曲は、

 

Come Rain or Come Shine

 

でいきたいと思います。邦題が「降っ
ても晴れても」といいましてですね、
晴れたかと思うと急に雨なったり、と
いう今の気分にぴったりな、そんな曲
なんですよー。

 

え、降っても晴れてもなんなのか?

 

そりゃあなた、2人の愛は永遠なのよ、
ってそんなラブソングなわけです。山
のように高く、河のように深く、とか
歌ってるんですよ。

 

バカみたい? そうですねえ。ま、
タンダート・ナンバーの歌詞て多い
んですよ、そんなのが。

 

えーとそれで、そんな歌詞のせいなの
か、この曲コードの進路がやや迷走ぎ
でして。

 

キーはFで演奏されることが多いと思
いますが、Fメジャーでスタートした
のが、平行調のDマイナーにいったり
してね。

 

かと思うと、同主調のFマイナーが出
てきたり、でまたメジャーに戻って、
で最後の最後はDマイナーで終るとい
うような、そんな流れなんですよ。ま
さに晴れたり曇ったり降ったりしてる
感じですね。

 

え、聞いたことない? そうですか、
じゃちょっと聞いてみます? 有名な
ス・モンゴメリー『フル・ハウ
ス』というライブ・アルバムにある奴
です。

 

はい、そんなわけでジャズの4ビート
スイングした感じで演奏されること
が多いですが、バラードでやる人もい
ますし、それから、クラプトンとB.B.
キングがやってるブルージーなのもあ
りますね。今日はボーカルの方もいる
ようですから、それ風なアレンジでい
きましょうか? よろしいですか?

 

さて、構成自体はABA’C32小節
という、まあ一般的なものなのですが、
先ほどご説明したように、コードの動
きがやや複雑なので、今日のセッショ
ンのロスト確率は30%という微妙に高
い予報になっています。初めての方は
とくにご注意くださいね。

 

そんなアレンジなので、各所でギター
のブルージーなフレーズが予想されて
おります。Fのメジャーとマイナーの
ペンタの境目の前線上が盛上りのポイ
ントでしょうかね。所によりコード・
トーンが入ることもあるでしょう。

 

最後に熱中症対策ですが、熱烈なラブ
ソングではあるものの、最終的にはマ
イナーキーに落ち着くため、そこまで
ヒートアップはしない見込みです。た
だ、ソリストの演奏の張り出し方によ
っては、熱くなる可能性もありますの
で、念のためご注意ください。

 

……てことで。

 

それでは、ドラマーの方のカウントか
らお願いいたします……

 

せーの、( ̄▽ ̄)/

 

このお話はフィクションなので、現
実のセッション、気象予報士、お天気、
線状降水帯、とは無関係です。たぶん。

 

マイルズがストックホルムにしたこと

ちらや、こちらのスタンダ
ード曲の話のこれもある意味続
きなのですが…。

 

ディア・オールド・ストックホルム
いう曲がありまして。原曲は名前から
も感じられるようにスウェーデンのフ
ォーク・ソングのようなものらしいで
す。

 

で、このディア・オールド・ストック
ホルムですが、スタン・ゲッツという
テナーサックスのプレイヤーがスウェ
ーデンに行った時に仕入れて(?)ジ
ャズの世界に持ち込んだとされてます。
ゲッツの演奏はいくつかレコーディン
グされてますが、例えばこんな感じで
す。▼▼▼

ジャズの演奏なので、メロディのフェ
イクとかもちろん入っていますが、
本的には元の曲の構成に忠実な演奏
す。素朴で、暗いわけではないですが、
ちょっと哀愁ただよう感じですよね。
(ちなみに原曲をお聴きになりたい方
は、Ack Värmeland du sköna とい
うタイトルでYouTubeで検索してみて
ください。読み方?わかりません 笑)

 

ゲッツが紹介して以来、この曲はジャ
ズマンたちに気に入られ、スタンダー
ド・ナンバーの仲間入りをしました。
コルトレーン、カーティス・フラー、
ハンク・モブレー、ポール・チェンバ
ーズといった、モダン・ジャズの錚々
たる面々がレコーディングしています。

で、

 

その中に、マイルズ・デイヴィスもい
たんですね。彼もこの曲を何度か録音
していますが、それにはですね、こん
アレンジを施しているのです▼▼▼

まず頭のイントロのリフを最初だけで
なく曲の途中に何度も挿入してますね。
それから、曲の終りにも原曲にはない
ヴァンプ的な部分を仕込んで、盛り上
げています。

 

この曲、サビにあたるBメロの部分が
4小節しかないので、マイルズには中
途ハンパに思われたのかもしれません。
なんにせよ、かなりシャレたアレンジ
になっていますよね。かっこいいと思
う人も多いでしょう。

 

一方、原曲素朴さとかいった雰囲気
失われている、と思われる方もいる
かもしれませんね。皆さんは、どう思
われますか?

 

ジャズマンたちの好みも分かれたよう
で、このマイルズアレンジの後も、オ
リジナルに近い演奏をする人もいれば、
マイルズのアレンジを取り入れる人、
その中間みたいな行き方をする人、い
ろいろいるようです。

 

ともあれ、単純なハーモニーの置き換
とか、リズムをいじるとかいうこと
だけではない、こんなかなり大胆なア
レンジでも、受け入れられてしまえば、
スタンダードとして残る、ということ
ですねー。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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スタンダード曲におけるメロディーの「揺れ」について

回のスタンダード曲の話の
続きなん
ですが…。

 

60歳過ぎて、スタバでドリップコー
ヒーの替わりに「コーヒープレス」で
と注文することを覚えた青井明です。

 

前回は、スタンダードナンバーのコー
ド付けが結構曲集などによって変わる
ものだ、という内容でした。今回は、
メロディーのお話です。

 

え、さすがにメロディーはどの曲集で
も一緒じゃないの?って思います?

 

ところがあにはからんや。メロディー
も結構違うことがあるんですよ。私も
昔はそんなことあるのか、と思いまし
たけどね。

 

たとえば There Will Never Be An-
other 
You というこれもセッション
でよく演奏される曲があります。長い
んで、よく「アナザーユー」と略され
ます。この前TWNBAYと略してた人が
いましたが、さすがにしばらく分から
ず、エフェクターの名前かなんかかと
思って調べてしまいましたよ(笑)

 

それは、ともかく、

 

この「アナザーユー」をご存じでよく
演奏するという方がいたらお聞きした
いんですが、1コーラス目の最後のと
ころのメロディー、どう弾いていらっ
しゃいますか?

 

図を見てください。AとBの2パター
用意しましたが、日本で出され
た本に出ていたメロディーです。私は
ずっとこれで覚えてたんですが、この
前、例のReal Bookを見てみたところ
のようになっていたんですね。

まあ、微妙といえば微妙な違いで、大
勢に影響のあるような違いではありま
せんけれどもね。逆にいえば、こうい
微妙な違いは結構ころがっている
ですね。

 

しかし、コード付けとは違って、オリ
ジナルのメロディーの特定なんて簡単
だと思われるのに、どうしてこんなこ
とが起こるんでしょうか?

 

それはおそらく、ジャズマンにとって
は、メロディーなんてものはカッコよ
くフェイクしてなんぼ、という文化が
あるからでしょうね。コードの付け方
(リハモ)がこっちがかっこいいと思
えばこっち、メロディーもこう変えた
らほらいい感じだろ、っていって弾い
たのをみんな気に入ってしまえば、そ
れが譜面になってしまう。そんなこと
だろうと思います。

 

マイルズがこう吹いたから、そう変わ
った、なんてことありそうですよね。

 

ある意味いい加減ですけどねー。でも、
ま、それでいいんじゃないか、と私は
思ってるんですが。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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スタンダード曲のコードのスタンダードについて

さん、セッションでよく演
奏される
曲のコード進行って何
を参考にされて
ますか?

 

まあ、コード一発とか二発のような曲
などの、シンプルな構成の曲の場合、
半ば常識のように皆の共通認識ができ
上っていることも多いのですが…。
ャズの曲で複雑にコードが動くような
のもありますよね。そんな曲の場合、
えてして結構色んなコード付けのバリ
エーションが存在したりします。

 

例えば、有名な曲でいえばサマータイ
というガーシュインの名曲がありま
すが、これなんかのコード付けは、実
に色んなバリエーションが見られます。
マイナーのクリシェを多用したパター
ンとか、ツー・ファイブの繰り返しで
攻める(?)のとか、色々。

 

そういう曲って案外あるんですよ。他
にもジョージア・オン・マイ・マイン
とかね。で、そんな曲を別々のコー
ド付けで覚えていた人同士がセッショ
したりすると、あれ?みたいなこと
になったりもします。話によると、
米なんかでは結構地域ごとに違うなん
てことも聞きます。なまりみたいなも
んですかね?

で、

 

ジャズの場合、「日本だと」いわゆる
黒本(「ジャズ・スタンダード・バイ
ブル」)というスタンダード曲集があ
りますね。それが最近はいわばデファ
クト・スタンダード(なんかシャレみ
たいですみませんが)のように扱われ
たりもするんですけど。

 

じゃあその黒本に書かれたコードが唯
一世の中で使われるコード進行なのか
といえば、当然そんなことはないんで
すね。実は黒本には黒本の「クセ」
ようなものがあるらしいですし、海外
の人から見れば、日本人特有のなまり
と思われるのかもしれません。

 

「らしい」と書いたのは、実は私黒本
持ってなかったんですよ。昔、曲集買
おうとしたときに、ついふらふらと
Real Book というアメリカの定番曲
を買ってしまったもので。

 

買ってみたら、でかくて場所とるし、
重くて持ち運べないし、ちょっと後悔
したんですけどね。

 

やっぱり黒本持ってた方がいいんでし
ょうかねー。追記:で、このたび入
手しました。ハンディ版w)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストがちょっとアレな代議士だったら

んにちは、私、埼玉○区選
出のと○
と申します。

 

この度、このセッションホスト役を
拝命いたしました。身にあまる大役で
はございますが、誠心誠意取り組んで
参る所存でございますので、どうぞよ
ろしくお願いいたします。

 

私、ジャムセッションというものの素
晴らしさというものに、数年前に触れ
まして、このような素晴らしい音楽の
活動に光が当たる世の中にしなければ
ならない、と心に誓った次第でござい
ます。皆様とともに「ジャムセッショ
ンを日本の文化に」スローガンのも
と…

 

え?はい?時間がない?

 

それにそのスローガンはある社長がも
うだいぶ前から使っている?

 

(横を向いて)ちっ…

 

…えー、それでは、本日の1曲目に早
速参りたいと思います。今日の1曲目
は、ハービー・ハンコックウォータ
ーメロン。マンで…。え?何なの秘書
の○○くん。そうじゃなくてカンタロ
ープ・アイランドです?だって、昨日
の資料には…。最後に順番が変わりま
した?

 

ちーがーうーだーろーーーーー!この
ボケ!

 

あんたにジャムセッションのことを教
えてやったんよね、あたしが。その私
に向かって、お前のいってることは違
うというわけ?あたしに?

 

あたしがウォーターメロン・マンって
いったらウォーターメロン・マンなん
だよ!

 

これ以上、あたしの評判を下げるな!

 

(以下、ウォーターメロン・マンの節で)
ど〜〜して〜〜こうなるのかーなー
な〜〜んで〜〜そうなるのかーなー
毎日こんなことばかり
明日も起こるーのかなー
今日も〜ドキドキ〜〜

 

あ、皆さん演奏はまだ始めなくていい
んですけど。ディレクションもちゃん
としてないし。あー、もうサックスの
ソロに入っちゃった。こら、秘書、お
前のせいでメチャクチャじゃないか…

 

あ、何?さっきからICレコーダー回し
てたの?それ、止めて、私によこしな
さい!

あ、こら、秘書。そのレコーダー持っ
どこに行くの?私によこせというの
に。こら、待ちなさい。こらー

 

誰か、そいつを止めて。そこの人、
手なんてどうでもいいから!もー、
てっちゃったじゃないのー。

 

ぜえぜえ…。うええええーん。(その
後、入院したという)

 

 

…てことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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リズム&ブルーズて何?

ズム&ブルーズ(R&B)
いう音楽
ジャンル(?)を表す
言葉があります
ね。

 

音楽ジャンルと言いましたけど、R&B
という言葉で思い起こされる音楽のス
タイルって、まったく一様ではない
すよね。ファンク、ソウル、ディスコ、
ヒップホップなど、いろんな音楽が大
きくはR&Bとしてくくられています。

 

結局この言葉は今ではアメリカの黒人
音楽を源流にもつさまざまな音楽の集
合体を指し示すものになっていて、
定のビートやらグルーヴや形式に限定
できるものではないということなんで
すよね。

 

そもそもこの言葉は1940年代から使
われ始めたもので、はっきりとはしま
せんが、あの「ビルボード」誌が使い
始めたのが広まるきっかけになったよ
うでして。もともと当時「レース・ミ
ュージック」と呼ばれていた音楽を表
す言葉の代わりに使われ出したようで
です。

 

ここでいう「レース」というのは「人
種」という意味で使われていて、早い
「黒人の音楽」ということなんです
ね。

 

40年代ということは、当時の主流の
黒人の音楽といえばジャズだったわけ
ですよね。なので、そのころのR&Bと
いうのはグルーヴ的には4ビート(ス
イングビート)だったわけです。以前
「パリの4月」という曲のことを書き
ましたが、この曲のカウント・ベーシ
ー楽団のバージョンは、ビルボードの
「R&B」チャートにランクイン(8位)
したりしています。1956年のことでし
た。

そんなR&Bですが、いつしか8ビート
になり、ファンクなどの16ビート系
なり、といったような流れで、どんど
変容してきて今にいたるわけですね。

 

なので、R&Bって何ビートだったっけ
というような質問を受けたりしてもで
すね、返事のしように困ってしま
いうわけですね。時代によって全然違
んですよ。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

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デューク・エリントンを救った「A列車」を救った人?

ャズのスタンダードといえ
ば、この
「A列車で行こう」
ことを思い出す
方も多いんじゃ
ないでしょうか。

 

原題Take the “A” Train ですの
で、そのまんまの邦題ですが……「A
列車」っていうとなんだか長距離列車
をイメージしてしまいそうですが、
を見ると「(ニュー・ヨークの)ハ
ーレムに行くにはA列車に乗ろう」
て言ってるので、これはニュー・ヨー
クの地下鉄のAラインのことですね。

 

で、この曲はもともとデューク・エリ
ントンの楽団の曲で、後には楽団のテ
ーマ曲のようになりました。ですが、
この曲デューク・エリントンの作曲で
はありません。楽団のピアニスト兼作
曲家・アレンジャーだったビリー・ス
トレイホーンの曲です。

 

実はこの曲が書かれた背景には、ある
逸話がありまして、1941年頃のこと
なんですが、エリントンの所属してい
音楽著作権管理団体ASCAP
送局サイドとのもめ事があって、多く
の放送局側はASCAPが管理している
楽曲の放送を拒否していました(その
裏で放送局側は新しい著作権管理団体
の BMIと契約を結んだなんて話もあり
ますが)。

 

そんなさなか、自分の書いた曲を放送
できなかったエリントンは、ASCAP
入っていなかったストレイホーンと
分の息子のマーサーに曲を書かせま
た。そしてそれを演奏して楽団のシ
ーの放送に間に合わせた、というこ
となんですね。

 

そして、その時にストレイホーンが書
いた曲のうちの1つが「A列車」なの
でした。息子のマーサー「昔はよか
ったね」(Things Ain’t What They 
Used to Be)というこれも後にスタ
ンダード・ナンバーとなる曲を書いて
います。

 

自分のピンチに有能な右腕の力を借り
てしのいだエリントンも、そのチャン
スを活かして名曲を生み出したストレ
イホーンも偉いですねって話なんです
が……

 

実はこの話にはさらに裏話があって、
ストレイホーン「A列車」を書いた
ものの古めかしい曲だと思って、書い
譜面をゴミ箱に捨ててしまったんだ
そうです。それをゴミ箱からすくい出
したのはマーサーだったんだとか。て
ことは、一番えらいのはマーサーなの
かも……

わからないもんですねー。そんな発表
当時の「A列車」をどうぞ▼▼▼

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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「枯葉」ラテン風味

んなジャズマンのジョーク
がありま
して…▼▼▼ 
ピアニスト歌手「枯葉」をコンサ
ートでやるのでリハーサルの打ち合わ
をしていました。

ピアニスト
「さて、そうするとGマイ
ナーで始めて3小節目でBメジャーに
転調して、リズムも4分の5拍子にチ
ェンジ。サビまで来たら今度はF#マ
イナーに転調して4分の4拍子と4分
の7拍子を交互に繰り返す。で、最後
のAメロの時にテンポを倍にしながら
Gマイナーに戻る。そんな感じですか
ね?」

歌手
「うわー、そんなの覚えきれませ
よ」

ピアニスト
「えー、だってこの前はそ
う歌ってましたよ
ジャズマンのジョークというのは、た
いてい大げさで、皮肉がきついことが
多いですね。

 

で、さて…

 

この前、アーマド・ジャマルというピ
アニストの演奏する「枯葉」をご紹介
しましたが、ちょっとそれに影響され
て「枯葉」をラテンっぽくギターで弾
いてみました

ちなみにキーはEマイナーです。たぶ
ん転調はしてません(笑)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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