譜面アレルギー解消法2:曲の構造をとらえよう

て、前回の続きですが、
面アレル
ギーを解消するには、
譜面を細かく読
もうとする前に
まずざっくりと見る
のが吉、と
いうような話でしたね。

 

じゃあ具体的にどう見るんだというと
ですね。まずは、音符ひとつひとがど
うこうというのを見る前に、全体の構
成を把握するのが先決、だと思うんで
すね。

 

曲というのは、だいたい4小節×2
8小節大きなかたまりとなっている
ことがほとんどなんです。なので、そ
かたまりがいくつあって、どんな配
になっているかを把握するところか
ら始めましょう、ということなんです。

 

音楽用語的には「形式」といいますね。
二部形式とか三部形式とか、聞かれた
こともある方もいらっしゃるでしょう。
複合三部形式とか、ソナタ形式とか、
クラシックになるとかなり複雑な形式
がありますが。

でも、ポピュラー音楽的によくあるの
AABAとか、ABCとか、そんなシン
プル構造が多いです。セッションなど
であまり複雑な構造の曲をやるような
ことはまずないと思います(まあ、J-
POPとかだとちょっと複雑なのもあり
ますが)

 

楽譜にはAとかBとかB’とかの「リハー
サルマーク」というのが付けられてい
ることが多いです。そんな情報もたよ
りに、曲の構造をつかみましょう。

 

この曲は、大きくはAABA’で、それぞ
れが8小節ずつだな、とか。この曲は
A’のところが変則的に12小節だぞ、と
か。そんな具合ですね。

 

そして、全体の構造がつかめたら、よ
うやく音符に目を向けるわけなんです
が、ここでも一音一音がどうというよ
りは、音符全体がどんな「輪郭」を作
っているかに注目しましょう。

 

輪郭?何それ?

 

さらに続きます ( ̄▽ ̄)

 

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譜面アレルギー解消法1:譜面はまず「ざっくり」見よう

さんは、楽譜ってお好きで
すか?え、
嫌い?

 

そういう人も多いですよね。読み方よ
くわからないし、別に必要ないし、と
言う方も多いとは思います。たしかに
楽譜が読めなくても、たとえばジャム
セッションできないなんてことはあり
ません。

 

ギターやベースをやる人はコード譜と
TAB譜があればOK、という人も結構
いますよね。TAB譜って、調べてみた
ら14世紀くらいからあるんですねえ。
そんな昔からあるもんだとは知りませ
んでした。

 

そういえば、この間楽器店で時間つぶ
てたら(笑)最近はTAB譜用のノー
ってあるんですねえ。TAB譜を書く
ソフトもあるみたいだし。

 

それは、ともかく、

 

そんなわけで、譜面を読めるようにな
りなさいとか、上から目線で申し上げ
る気はないのですが、でも、

 

「譜面アレルギーはないに越したこと
はないですよ」

 

…ということはお伝えしたいかな、と
思いまして。え、それでもえらそう?

えーま、ご勘弁いただくとして、問題
どうやってその譜面アレルギーをな
くすのか、ということですよね。その
ためには、

 

「譜面はまずはざっくり見よう」

 

ということかなと思います。

 

もちろんじっくり見る必要のある人も
いるわけですが、われわれがたとえば
セッションをしようという時、まずは
ざっくりと曲の全貌をとらえる、その
「ガイド」として譜面を使うことから
入ればいいのでは、と思うんですが。

 

え?具体的にどうするんだ?

 

えーと…

 

続きます ( ̄▽ ̄)

 

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変拍子プロジェクト!…とその後

回は、変拍子の曲、つまり
4拍子以
外の拍子の曲について
のお話です。具
体的には5拍子
なんですが。

 

セッションなんかでも普通の4拍子の
曲を変拍子で演奏するなんていう遊び
はよく(?)やられることなんですが、
お友達のアルトサックス奏者のMaki 
Cologne さんという方とある有名なス
タンダードの曲を5拍子で演奏する、
というプロジェクトがありまして。こ
れも友だちのドラマーの藤岡正洋さん
に入っていただいて仕上げの録音をし
ました。こちらなんですが。▼▼▼

 

自分でいうのもなんですが、ちょっと
面白いでしょ?まあ、私のアイデアじ
ゃないですが…。構想以来1年以上
けて(といっても顔合わせての練習の
ペースは月1回以下だったんですけど
ね)完成させて、やれやれといったと
ころでございます。

 

経緯についてはCologneさんが縷々お
書きになっていますが、私としては、
好きな曲で、前からちょくちょく弾い
たりしてたので、やりませんかとお声
がけいただいた時には気楽に返事をし
たんですね。それに、変拍子でやると
いうチャレンジも、なかなかいいんじ
ゃないかと思いまして。

 

この前「シナトラ・テスト」の話を書
きましたけど、変拍子のプロジェクト
を一つやってみれば、色々と今後の役

にたつ経験かなとも思ったわけですね。

まあ、結構苦労しましたけど(汗)。
でも楽しく取り組ませていただきまし
た。

 

で、まあ、そんなことで一段落しまし
て(次のプロジェクトの話も出てます
が、実際に手を付けるのはまだだいぶ
先だろうということで)、先日久しぶ
りにこの曲を普通の4ビート(スイン
グビート)で弾いてみようと思った
ですね。

 

そしたら、あれ?

 

自分で普通に弾いてるつもりが気がつ
けば5拍子になっておりまして…。

 

やべえ。となったわけですね。

 

んー、次のプロジェクトにいく前にこ
の曲を元通り4拍子で弾けるような
ハビリが必要ですね、これは。

 

皆さんも、もともと普通の4拍子の曲
を変拍子で弾いてみようと思った時は
やりすぎて戻れなくならないように、
ご注意くださいね

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

 

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「本物」議論は生パスタびいきみたいなもの?

きどき、人が演奏した動画と
かお勧
めや紹介をしている動画と
かについて、
「こんなのは本物の
○○じゃない」
かいうコメント
とかでディスる人がい
るんですけ
どね。

 

「こんなのは本物のファンクじゃない」
とか「本物のブルーズはこんなんじゃ
ない」とか、ね。

 

人間なので、物事についても演奏につ
いても好き嫌いが生じるのは仕方ない
と思うんですけどね。ただ、「好き⇔
嫌い」と「本物⇔ニセ物」というのが
パラレルかといわれると、どうなんで
しょうかね。

 

話は全く音楽から離れるんですが…

 

最近は、パスタの店で、うちは「生パ
タ」なんだぞ、的な打ち出し方をす
るところが多いような気がするんです
が。乾麺じゃない本物の生パスタです
よー、って感じでしょうか。たしかに
もちもちした歯触りとか、独特の物が
あるとは思うんですけどね。

でもね、

 

思うにですね、同じパスタでも生パス
タと乾麺のパスタというのは、2つの
別の食べ物であるという気がするんで
すよね。どっちが本物ということでは
ない異なる食べ物。それぞれに特徴が
あって、人によって、あるいはその日
の気分で好みは色々に分かれるんじゃ
ないかと思うんですよね。

 

「こっちが本物の○○」「あっちがニセ
物の○○」なんて議論は、結局そんなレ
ベルの話なんじゃないか。

 

なんてことを、ランチに生パスタ食べ
ながら思ったのではありました。残念
ながら「その」生パスタはあまりおい
しくなかったんですけどね(涙)……

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストがクリント・イー○ト○ッドだったら

て…。始めるか…。

 

クリント・イー○ト○ッドだ。クリン
トでいい。いまだに○リー・キャラハ
とかダーティ・○リーとか呼ぶ奴が
いるが、いつの話をしてるんだ。70年
代だぞ、あれは。

 

昔はプレイヤーもやってたが、今はほ
とんどディレクション専門になりつつ
あるな…。もう90近いしな。歳はとり
たくないもんだ。おまえいくつだ?59
若いな。

 

まあいい、プレイする奴はこっちに来
て並べ。…みんな日本人か?日本人と
いえば、ケン・ワタナベは元気か?あ
と、あの若い奴、ニノミヤとかいうの
はどうしてる?なんでもバック・スト
リート・ボーイズの日本版みたいなの
でやってるんだろ?元気でやってる?
そうか…。よろしく言ってくれ。

 

ドラム、ベース、ピアノ、ギター…。
サックスはアルトとテナーか。ソロ
取るのは?4人?ベースソロはないの
か?びびってるのか、おい?なんなら、
俺の息子を呼んで代わりにやらせたっ
ていいんだぞ。

 

いいか、これからやるのは「枯葉」だ。
もともとフランスの曲だが、いまやジ
ャズのスタンダードになっちまった。
イントロマイルズのスタイルでいく
ぞ。ピアノとベースがリフを弾いてる
ところにホーンがからんでいくあれだ。
コードGm69。マイルズは俺の好き
なモンクに冷たかったが、あの「枯葉」
は名演だ。

 

テーマはサックス、そうだな、アルト
に頼もうか。テナー絡みたければ勝
手にからめ。だが、やり過ぎるなよ。
エンディングは普通にケツ4つの繰り
返しで最後はリットで終わる。

 

シンプルな構成で転調もないが、バカ
にしてると迷子になるぞ。ソロをとる
奴は自分が曲のどこにいるか見失わな
いように気をつけろ。

 

調子に乗ってだらだら長いソロを弾く
んじゃないぞ。いいか、どんなに長く
ても3コーラスが上限だ。それ以上や
ったら楽器を吹っ飛ばされても文句言

うな。

ぼんやりしてる奴はな、途中でわから
なくなるんだ。「自分は今2コーラス
目なのか?それとも3コーラス目かな」
ってな。こっちもディレクションに夢
中で忘れちまうかもな。このマグナム
が火を吹くと楽器は一発で吹っ飛ぶ。
運がよければセーフだ。さあ、どっち
だ?

 

…なんてことにならないようにしてく
れ。またしょうもないジョークを言っ
ちまった。

 

じゃ、いいか?やるぞ。

 

Go ahead, make my day. ( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストがス○バの店員だったら

んにちは! ジャムセッショ
へようこそ!

 

はじめまして。私、バリス……じゃな
かったセッションホストの☆森といい
ます。

 

みなさんのオーダーは、「グランデ・
シャッフル・ブルーズ・テーマ3コー
ラス・ウィズ・ブレイク・ダブルギタ
ーソロ・ハープソロ・キーボードソロ・
エクストラ・ホット・スイートホーム
シカゴでお間違いありませんでしょ
うか?

 

それでは、こちらのドラムセットの前
にお並びいただけますか〜? はい、
みなさん張り切っていらっしゃいます
ね。楽しんでいってくださいね。

 

ボーカルの方、こちらスイートホーム
シカゴは通常キーEのブルーズでお出
ししておりますが、よろしいですか?
はい、ありがとうございます。

 

あと、テーマの3コーラス目にはブレ
イク入りますけど、こちらも大丈夫
でしょうか? 大丈夫? かしこまり
ました。あとハーモニカは? あ、
持参ですね。ありがとうございます。
後ほど50円値引きいたしますね!


ギターのお2人とキーボードの方、
ントロはどちらの方が弾かれますか?
あ、はいキーボードですね。かしこま
りました。ケツじゃなかった終わり4
小節でよろしいですか? はい、あり
がとうございます。ドラムベース
方も大丈夫ですか?

 

こちらのギターの方、なにかお探しで
しょうか? え、ピックを失くした?
そうですか。こちら季節のおすすめ
ウィンター柄のピックです。来年の
の絵入りなどはいかがですか?
可愛くないですかー? はいお会計
150円になります。

 

この曲はブルーズですので、とくに問
題はないとおもいますけど、ソロを弾
くときは気をつけないとだらだら続け
てしまうので、盛り上げ盛り下げの
リハリをつけて、熱いうちに次の方に
まわしてくださいね。

 

エンディングは、最後 Sweet Home〜
の所でリットしてChicago〜となって
そのままAトレーンエンディングとな
りますがよろしいでしょうか?

 

あと、キーボードはいつもピアノだと
思うんですけど、今日はオルガンでも
ご用意できますが、どうされますか?
ピアノでOK? かしこまりました。

 

今回見学の前列のみなさん、この演奏
とても熱くなりますので、やけど
どには十分にお気をつけくださいね。
え? いつも演ってるから大丈夫?
ですよねー。念のためでしたー。

 

それでは、スイートホームシカゴ、こ
ちらのドラムのカウントからお出しい
たします!

 

ごゆっくり〜  ( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストがキャビン・アテンダントだったら

様、本日は私どもの Water-
melon 
Man のセッションにご
参加いただき、
まことにありが
とうございます。

 

本日演奏予定の Watermelon Man
作曲はハービー・ハンコック、グルー
ヴはややラテン風味を加えたファンク
よりの8ビートとなっております。
奏時間は順調に参りますと約8分を予
いたしておりますが、ソリストのノ
リ具合等によりましては数分の差が出
る場合がございますので、何とぞご了
承ください。

 

私は、本日のセッション・ホストを務
めます、☆渕と申します。どうぞよろ
しくお願いいたします。当セッション
のリズムセクション、ドラムは○村、
ベースは△沼、パーカッションは□田
が後方に位置しております。またピア
は●澤、ギターは▲山、アルトサッ
クスは■本でございます。

 

テーマはサックスの■本が演奏し、
につきましてはサックス、ギター、
ピアノ、ベースの4名を経由し、後テ
ーマはギターとなる予定でございます。
ただし、ベースソロ関しては、ベーシ
スト当人がまだ迷っており、ソロを見
合わせる可能性もございます。その際
は、セッションホストの指示に従い、
落ち着いて演奏を続けていただけます
ようお願いいたします。

 

またソロ回し終了の後、後テーマの前
にドラム、パーカッションを交えた
バースが予想されておりますのでご注
意くださいませ。

 

イントロはベース先行で離陸いたしま
して、そこにドラムとピアノが加わる
形となります。エンディングにつきま
しては、テーマのブレイク後にリット
がかかりまして、そのまま着陸する見
込みとなっております。

演奏に当たりまして、安全上の注意事
項のご案内をさせていただきます。
曲はワンコーラスが16小節ブルーズ
進行の変形となっており、単純で分か
り易い構造となっておりますので、
きな混乱は想定いたしておりません。

 

しかしながら、ソロの盛り上がりにと
もなうベーシストの安易なドミナント
ペダルや、ソリスト自らの不用意な
リリズミックな仕掛けなどにより、
リストがロストする可能性が皆無とは
いえません

 

その場合は、ドラムのフィルインやバ
ッキングのブレイクなどをよく聴いて、
演奏を止めないようにご協力ください
ませ。また最終的には私の指示に従っ
ていただきますようにお願いいたしま
す。

 

最後に、極端に長いソロは、リズム隊
に負担をかけ、他のソリストを白けさ
せ、さらには観客の皆様の不興を買う
恐れがありますので、どうかご注意く
ださい。

 

10分足らずの行程ではございますが、
楽しいセッションになるように努めま
すので、お気を楽にお持ちになり、
ラックスして演奏に臨んでくださいま
せ。

 

それでは、イントロはベースからお願
いいたします。どうぞ〜  ( ̄▽ ̄)

 

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「ずらす」と「戻す」はワンセットで?

ドリブのソロを演奏すると
きなどに
ソロを面白くするには、
すこし「ずら
す」といいよ、な
んてことをだいぶ前
に書きまし
た。

 

その時は、フレーズの入りをきまじめ
に(?)小節の頭から始めないで、少
し前や後ろにずらしてみるといいよ、
というようなことを例にとりました。

 

アウフタクトってやつですね。ですが、
音楽を演奏するときの「ずらし」のテ
クニックというのは、それだけではあ
りません。

 

たとえば、フレーズの音の使い方を、
その曲の調性にあったスケールから意
図的にずらす、ということがあります。
たとえばCメジャーの曲のなかで、D♭
メジャーのスケールを意図的に弾くと
いうようなことです。いわゆるアウト
フレーズというものですね。

 

あるいは、4拍子の曲に、あえて3拍
子とか5拍子のフレーズをのせてしま
というやり方。ポリリズムと呼ばれ
ますが、そんな「ずらし」方もありま

すね。

他にも色々あるのですが、そうやって
「ずらし」てやると、基本的には聴く
側の興味や注意を喚起することになる、
つまりはある種の「緊張感」を生むの
で、演奏は「盛り上がる」方向に行き
ます。演奏のストーリーに合わせて、
そんなテクニックを使うわけですね。

 

でね、

 

大事なのは、「ずらし」たスケールや
リズムををずれたままほっておいては
いけない、ということです。アウトフ
レーズなら元のスケールに戻るとか、
ポリリズムなら元の4拍子のリズムに
戻してやるとかですね。

 

ずれたままでは、聴いている側にとっ
ては単なる「でたらめ」あるいは「破
綻したソロ」ととられてしまいます。
どこかで「ずらし」たモノを「戻し」
てやるということが必要になるのです
よね。なので、そういった「ずれ」の
落ち着つく先、つまり「落とし所」を
常に考えておく必要があるんですね。

 

聴き手の注意を惹きつけるには、ある
種の驚きが必要です。しかし、その注
意を維持するには「ずれ」(意外性)
と「落ち着き」との間の行き来で納得
感を生む必要があるわけですね。

 

ちょうど、年の初めに普段言わないよ
うな「一年の計」をぶちあげても、落
とし所を考えておかないと、結局破綻
するのと一緒ですかね。ちょっと、違
うか。

 

良いお年を  ( ̄▽ ̄)

 

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カノン進行の恋?

回は、カノン進行に関する
発見について発表したいと思

ます。…なんちゃって。

 

カノン進行については、以前にもブロ
グに書いたりしてまして。パッヘルベ
ルの「カノン」ていう曲があって、そ
こから生まれたコード進行なんですけ
ど。

 

そのコード進行が日本人に好まれてお
り、J-POPにはこの進行を使った曲が
山ほどありますというようなお話をい
たしました。で、たまたまアラカンセ
ッションで休み時間にこの進行を誰か
が弾き始めたら、みんなが加わって止
まらなくなった、という。まあ、お気
楽な話だったんですが。ご興味のある
方はこちらをどうぞ。

 

でね、

 

2016年の末にとても流行った、あの
星野源の「恋」なんですが。これにつ
いても最近ブログに書きまして、曲の
中でほんの1音だけ使われているブル
ーノートの話でした。こちらですね。

 

…なんですが、さて、

 

この「恋」ですが、J-POPの曲らしく、
イントロ、Aメロ、Bメロ、Cメロ(サ
ビ)、Dメロ(大サビ)、間奏とアウ
トロのリフ、という複雑な構成(まあ、
J-POPでは普通ですが)になってまし
て、コードの動きも目まぐるしいんで
す。なんですが、何気なくギターでぽ
ろぽろ弾いていたらなんと…

サビ(Cメロ)はカノン進行(の変形)
じゃん、

 

…ということに気がついてしまった、
というわけなのですね。とても速い曲
なのでカノンらしくはないのですが実
、って感じですね。

 

えーホント?という方は、YouTube
カノン進行をひたすら繰り返している
動画がたくさんあると思いますので、
合わせて歌ってみてください。「胸の
中にあるもの〜」という所です。(た
だし、「恋」のサビは最後のところで
進行が変わるので、4小節分余ると思
いますが)。

 

というわけで、そんな所にももしかし
たら、「恋」という曲の人気の秘密が
あるのかもというお話でした。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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「裏コード」と「音楽の悪魔」

さんは「裏コード」って用
語を聞い
たことはありますか?
何ですかね、裏
コードって?裏
ってことは表があるん
でしょう
か?

 

以前「音楽の悪魔」お話をしまして
覚えていらっしゃいますでしょうか?
「トライトーン」という日本語に訳す
と「三全音」、全音3つ分の開きのあ
る音程のことでした。度数でいうと、
「増4度」(減5度)という音程です。

 

このトライトーンが西洋中世の音楽に
おいては、とても評判の悪い音程だっ
たそうで、教会音楽などでは忌み嫌わ
れていて「音楽の悪魔」とまで言われ
たとかいう話でしたね。

 

で、このトライトーンという音程が実
はいわゆるセブンスコード(C7 とか
G7 とか)に含まれており、こうした
コードが不安定に響く要因になってい
るというお話しもしました。なので、
たとえばG7だったら完全4度上のCな
どのコードに「解決」したくなるわけ
ですね。

 

さて、

 

今取り上げたG7というコード上のト
ライトーンは3度のBの音と7度のF
の音なわけですが、実はこのBとFの
音を3度と7度の音として含むセブ
ンスコードがもう一つ存在するんで
すね。それがD♭7というコードなん
です。

図をみていただくと分かります(C♭
の音はBと同じ音であることにご注意
ください)が、D♭7の場合、Fが3度
の音でBが7度の音というG7と逆の
関係になっています。でも同じ2つの
音(トライトーン)が含まれている
とにはかわりませんね。

 

ということは、

 

D♭7とG7はお互いに役割を入れ替え
ことができるんですね。なので、通
常のG7→Cというところを、D♭7→C
という進行にしても、D♭7→G♭のと
ころをG7→G♭としても良い、という
ことな訳です。「代理」できるわけで
すね。

 

この関係を業界では(笑)「裏コード」
の関係にあるといいます。裏コードを
用いた場合、「半音上からドン」と行
くのでいわゆる「アウト」な響きがし
ますが、どちらにしても強い解決感
生まれるのは一緒です。(追記:ちな
みに英語では Tritone substitution
といいます。「トライトーンによる代
理」ってことですね。)

 

ジャズやボサノバなどでは、そんなア
ウト感のある響きが好まれるので特に
よく使われます。ここにいわゆるII-V
(ツー・ファイブ)という概念をから
ませたりすると、話はさらに複雑に
るのですが、長くなるので、今日はこ
こまでということで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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続・コード記法統一議員連盟?

(今回のお話もフィクションです)
京の議員連中はいまだに
ージャ言
を使うというのを思
い出して、俺は
あわてて言い直
した。

 

ダーマスさんいますか?」

 

マスダ議員の秘書は不審そうな視線を
俺に送りつつも、内線電話を取った。

 

副幹事長のイーアオさんがお見えで
すが」

 

(やめてくれ、その呼び方)

 

…と俺は思ったが口には出さず、背中
にムズムズ感を感じたまま、秘書に促
されるままに、議員の部屋に入った。

 

「マ…じゃなかったダーマスさん。総
裁からすでにお願いもきてると思いま
すが…」俺はストレートに切り出した。

 

「その『お願い』とやらにははっきり
お断りの返事をしたと思いますがね」

 

「どうして、そこまでこの法案にこだ
わるんですか?こんな規制をしたとこ
ろで、ロックの連中はどうせ3コード
かセブンスコードくらいしか使わない
んだ。困るのは仲間のジャズマンたち
じゃないですか?」

 

「ロック?そんなことはどうでもいい。
われわれは正しい統一されたコードネ
ームの表記を法制化したいという信念
で行動しているだけだ。ジャズだろう
がロックだろうがフォークだろうが何
だろうが関係なくね」

 

「おっしゃることはわからないじゃな
いが、党内のコンセンサスもちゃんと
とれていないし、このままでは党が分
裂しかねないですよ」

 

「コンセンサス?知ったことか。われ
われは正しいと思ったことをやる。分
裂?上等じゃないか。連立与党内でも
野党の一部にもわれわれと志を同じく
する者たちはいるんだ。この流れはだ
れにも止められない…」

 

マスダ議員は俺を睨みつけ、滔々とし
ゃべり続けた。

 

(狂ってる?いや、何かおかしい…)

 

俺は精神を集中した。この部屋の中に
なにかおかしなモノがないか?その時
あるものに俺は気がついた。

 

「そうか、それだ!」

 

おれは、部屋の隅にあった青色のギタ
ー用のコーラスエフェクタに飛びつき、
電源を引っこ抜いた。

そのとたんに、フリーズしたようにマ
スダ氏の話がストップした。

 

俺は秘書を呼んで言った。

 

セキュリティーを呼んでくれ!」

 

「な、なんだ、どうした。なんで副幹
事長のあんたがここにいる?」マスダ
氏が急に夢から覚めたような顔で俺に
問いかけた。

 

「もともとドラマーのあなたの部屋に
こんなギター用のエフェクタがあるの
が変だと思ったんだ。しかも楽器もな
いのに電源が入っている。おそらく、
見た目とはちがって、何か精神を狂わ
す信号を発していたに違いない。幸い
効力を発するのに少し時間がかかるん
だろう。私の頭がおかしくなる前に気
がついて良かった

 

入ってきたセキュリティーの男に俺は
そのエフェクタを渡して「これを詳し
く調べるように言ってくれ」と指示し
た。

 

「おそらく私たちの内部撹乱を狙った
統一ロックミュージシャン革命武装戦
のしわざでしょう。誰か内部のもの
が奴らと通じている可能性が高い…」

 

厄介なことが始まったものだ。俺は思
った。ロックの連中との戦いは思って
いたよりも長くつらいものになりそう
だ…

 

(To be continued ?)

 

 では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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コード記法統一議員連盟?

(今回のお話はフィクションです)

 

「青井です」俺は総裁秘書
に告げた。

 

「お待ちです」

 

俺はそのまま総裁室に入っていった。

 

「お呼びでしょうか?」
「ちょっと面倒くさい話が起こってし
まってね…」連立与党日本ジャズ統一
党総裁にして現音楽庁長官が俺を待ち
かまえていた。

 

「はあ」

 

「うちの関西議員連盟と東京の間で、
ちょっともめ事になっている」

 

「もめ事ですか?」

 

「そうだ。東京の議員を中心にコード
の表記の乱れを統一するための議員立
をする方針が発表されたのは知って
いるね?」

 

あれか…。俺は思った。若手のしょう
もない思いつきをよく議論もせずに議
員立法するなどと言い出せば、もめる
のも当たり前だ。せっかく、ロック系
ミュージシャンの活動の封じ込めが着
々と進行しているのに、身内に火種を
抱え込むとは…。

 

「ちょっと拙速でしたね」

 

「私もそう思う。根回しが不十分すぎ
た。関西の連中は、東京が勝手にメジ
ャー7thコードを必ず△7と書けとか
イナー7th♭5をø7と書くなとか、なん
でいちいちいわれなあかんねん、とい
って怒っている」

 

「まあ、統一できるにこしたことはな
いですが、みんなそれぞれに事情をか
かえてますからね。それに地域によっ
ては、△7とか書くと『このサンカク
野郎』とかいわれていじめられるとか
ともいわれてますし、完全統一は難し
いでしょう。ある程度の『ゆれ』は許
容しないと

 

「うむ。なので、今回の議員立法の話
はいったん先延ばしにするように、東
京の連中に伝えたのだが、今度は東京
側が反発して、法案提出を強行しよう
としている」

 

「ははあ」

 

「すまんが、なんとか説得してもらえ
ないか。このままだと党が分裂しかね
ない。コード記法統一議員連盟を超党
派で作るとかいってるらしい」

やれやれ、俺は暗い気持ちになりなが
ら総裁室を出た。連立与党といえば聞
こえはいいが、もともと○○党が単独
過半数を取れなかったのにつけ込んで
与党に紛れ込んだマイナー政党なのだ。
内輪もめしてる余裕などないはずなの
がなぜわからないのか?

 

俺は、2フロア下のマスダ衆議院議員
の部屋に向かった。今回の議員立法の
件の東京側の中心人物だ。

 

「マスダさんいますか?」俺は秘書に
言った。言ってしまってすぐに、俺は
間違いに気がついた。しまった。

 

「はい?」秘書が不審そうな顔をして
俺をみた…

 

 

  ( ̄▽ ̄).oO(続きます)

 

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コードネームの魑魅魍魎

れわれが普段セッションとか
で演奏している音楽つまりいわゆ
るポピュラー・ミュージックとい
われる音楽では「コードネーム」
あるいは「コードシボル」とい
うものが使われます。楽譜などを
みると、Cだとか、Dmaj7とか、
Gm7♭5とか、A7sus4(9)とか
書かれているあれですね。

 

こうした音楽にはつき物の「コード進
行」を簡便に示すのに考えだされたも
ので、どうも20世紀の初頭あたりにア
メリカで考え出されたモノのようです。

 

で、確かに便利なことは確かで、特に
ジャズの世界では、テーマのメロディ
にコードネームが付けられたものが、
リードシートなどと呼ばれて配られて
それで演奏をするというのが定着しま
した。セッションなどでも、そんなや
り方が踏襲されていますね。たしかに
便利な発明であったと言えるでしょう。

 

ですが、

 

問題はですね「表記のしかたにバラつ
きがありすぎる」ということなんです
ね。

単純なCとかGとかA♭くらいならいい
のですが、マイナーコードになったと
たんにAmをA-と書く人が出てきたり
します。そのほか、

 

Cmaj7はC△7とかCM7
Cm7♭5はCø7
Cdim7はC°7
Caug7はC+7
C9はC79とかC7(9)
C7♯9はC7+9

 

…などと、色々に書かれるわけです。
中にはC7altなどというわけのわから
ないモノまで出てきます。C7にオル
タード・テンション(♭9とか♯9とか
♯11とか♭13とか)を適宜つけて弾い
てねという意味ですが。

 

ま、何年かそんな譜面を見ているとだ
いたい勘が働くようになってくるので
すが、慣れない人がそんなバラバラな
表記にさらされると、混乱してしまい
ますよね。見るのもいやになってしま
うかもしれません。

 

誰かなんとかしてくれませんかね?

 

セッション的には、まずメジャー、マ
イナー、ディミニッシュ、オーグメン
の基本となる部分がはっきり分かる
こと。7度については7thなのかメジャ
ー7thなのか(どっちでもなくて6thな
のか)がはっきり分かること。そこら
へんが押さえられていればまずOK
んですけどねー。

 

コードネームを見てそういった単純化
ができる人はそもそも初心者じゃない
しなー。

 

やれやれ。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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「集中の呪縛」から逃れるには?

間、好きでやっているかど
うかは別にして
(苦笑)どうし
たって集中して何かを
やらなき
ゃいけない時はありますよね。

 

なんか、集中力の持続時間が短い
だと自分では思うのですけどね。何か
を始めたつもりが、いつの間にか別の
ことやってるとか、よくあるんですが
(汗)ま、でも必要に駆られてなんと
か集中しようとすることもたまに(ほ
んとか?)あります。

 

そんなときは、まあ仕事の書類とかそ
の日のブログの記事とか、何かをある
時までに完成させなきゃいけないとか、
そんな状況な訳ですね。で、集中して
何かが完成して、締め切りに間に合っ
て、めでたしめでたし、となるわけで
すが……

 

とはいえ、そんな集中が必要な場合で
、どこかでその集中を弱めて、短い
時間でもいいので「他人の視点」とか
「より俯瞰した視点」というのを取り
込むことをした方が良いのでは、とよ
く思うんですよね。

 

人間、「集中」「視野狭窄」てのは
ウラハラな関係ありますからねー。時
には、「自分」から離れた視点でモノ
を見たり、人のアイデアを取り込んで
みるというのは、大切だと思います。
ときどき意識してそれをやると、急に
視界が開けてくる気がすることがあり
ますよ。

 

で、さて、

 

人のアイデアを取り込むといえば、
楽のセッションなどでの演奏でも
のプレイヤーのフレーズなどを、ちょ
っとだけとり入れてみるだとか、さら
それに反応して展開してみるだとか
そんなやりとりがあると、聴いていて
楽しいですね。

 

なんですが、一方で分の楽器の操作
だけに集中していると、そういう演奏
はなかなか難しいです。なので、そん
集中の呪縛から一度分を引き離す
必要があるわけです。

 

意識的にね。

 

とはいえ、なじみのない曲をやる時と
か、まだ習熟していない楽器を演奏す
る時などは、最初からあまりあれもこ
れもと手を出しても収拾がつかなくな
りかねませんよね。

 

なので、そんな時はまずは1回の演奏
で1回は他の人と何がしかのやりとり
を意識してやってみる、というところ
から始めてみるのが良いかもしれませ
ん。他の人のフレーズに1回は反応し
てみるとか。逆にこちらから何か仕掛
けてみるとか。

 

自分の演奏に、プラスワンでそうした
反応ワザ(?)を加えてみる、そんな
ところから始めよう、というわけです。

 

いかがでしょう?

 

て、ことで

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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「トリミング」のない音楽?

真を撮って人に見せるとき、
作品と
して発表する時などは特
に、その写真
「トリミング」
する、ということをよく
します。

 

なんでそんな事をするのかというと、
テーマやメインの被写体を強調したり、
全体の構図を整えたり写ってはいけ
ないものが写っていたりしているとき
とか、色々あるわけですね。

 

昔の銀塩写真(て言葉がすでに死語か
な?)の時は、色々と手間のかかるこ
とでしたが、デジタルになってからは、
だれでも簡単にできるようになりまし
たね。

 

トリミングという行為には昔から賛否
両論がありました。反対派は「写真は
撮影したその瞬間を切り取るもので、
写っているもの全てに意味がある」と
かなんとかいうわけですね。

 

一方、賛成派は、「撮影の意図を強調
できるし、クリエイティブな創造の過
程の一つである」とかなんとかいって、
「どんどんやるべきだ」とかなんとか
あおったりするわけです。まあ、人そ
れぞれどっちでもいいんじゃないかと
思うんですが。

 

で、最初の方にも書きましたが、デジ
タル時代の今となっては、おそらく
リミングされた画像を見る方が、ノー
トリミングのモノを見るよりだいぶ多
気がしています。

 

動画だって、バイラルとかバズるとか
いうことが重要な現在では、極力短時
間でインパクトを出したいとなると、
「尺のトリミング」つまりどこまでつ
まめるかが、とても重要なポイントに

なったりしています。

デジタル化が進む中で、とくにSNS化
が進む中で、人間のアテンションスパ
ンというか一つのことに集中していら
れる時間が、どんどん短くなっている
という気がしますねー。

 

そんな中、音楽というものは、そうい
トリミングのプレッシャーに耐えて
(?)それなりの時間を確保している
ように見えますね。何でだろう?リニ
アに鑑賞するもの、という意識がまだ
かなり残っているということでしょう
か?

 

とはいえ、まったくプレッシャーがな
いわけでもなく、長ったらしいアドリ
ブソロなんていうのは、おそらく今は
あまり好まれない時代なんだろうと思
います。特にネット上などでは。

 

逆に言えば、純粋に「ノー・トリミン
グ」な音楽を聴きたければ、やはり
場に足を運んでいただくしかないのか
と思えます。ライブとか、セッション
とか、ね。

 

もちろん、だからってだらだらとしま
りのないアドリブソロを弾いていいっ
てものじゃないんですけど(汗)

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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「お稽古ごと」としての音楽、という問題

本には昔から「お稽古ごと」
という
文化というか、文化的で
はあるものの
その実かなり強固
ビジネスモデル
あります。

 

伝統的なものでいえば、お茶とか生け
とかですね。日本舞踊とか、お琴
んてのもそうなんでしょうね。

 

どんなビジネスモデルかというと、
という権威がずーっと上のトップに
君臨していて、その下に、基本ピラミ
ッド的な階層構造がある「流派」とい
うものを形成しているわけです。で、
その流派で習い事をしようという人は
原則その一番最下層から入っていく
けですね。

 

で、そこからは上に向かって、かなり
細かいグレード分けがあり、その階段
を少しずつ登っていくわけです。そし
て、その過程でお稽古は月何回でいく
ら、階段をワンステップ上がるために
またいくら、というふうな料金体系
決まっているのですね。

 

ピラミッドの上の方の人が出てくる
ベントに参加するのに別途いくらとか、
そんなのもありまして、まあ、一大集
金システムとして機能しているわけで
す。

 

もちろん、そのピラミッドの頂上の方
では素晴らしい文化的な達成もあるで
しょうから、ビジネスモデルだとか集
金システムだとかいっても、けなして
やろうとかそんなつもりではありませ
ん。そんな成がなければ人も寄って
こない
でしょうし、金が集まらなけれ
ば達成も難し
でしょうし。

 

で、さて、

 

巷の音楽の教室なんてものも、そんな
ビジネスモデルを踏襲しているところ
が多いんですよね。小さい時から始め
て、だんだんグレードアップして、と
きどき発表会とかやって。さすがに家
元ってのはいないけれど、頂点を極め
られるのは極く少数、という。もちろ
ん、その少数の人たちはスターなわけ
ですが。

 

繰り返しますが、それが悪いというわ
けではないですが、ここにきてこのビ
ジネスモデルを脅かすものが現れたの

ですね。

少子高齢化、ってやつです。

 

底辺にボリュームがないとピラミッド
の集金機能もうまく働かなくなります
からねー。大きなパイを維持できれば
いいですが子供の数が少なくなると、
大変なところも多いのではと思うんで
すが…

 

このビジネスモデル、オワコンですか
ね?

 

それはまあわかりませんが、少なくと
も、もっとフラットな音楽を楽しむシ
ステムが必要とされている気がしませ
んか?

 

特にアラカン世代には?

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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音楽の季節感は何で決まる?

「季節感のある曲」の「季
節感」って
何で感じるんでしょ
うね?

 

たとえば年の暮れが迫ってくる時期だ
と、クリスマスソングなんかがその代
表的なモノですが、それ以外にも冬の
曲、春の曲、桜の曲、初夏の曲、夏真
っ盛りの曲、秋の曲エトセトラ、ある
わけですが。

 

こういうのって、難しいのは、例えば
夏だからこんな感じの曲になる、とい
えるのか、こんな感じの夏の曲が有名
になったので、それに似ていると夏の
イメージを感じられるようになってし
まったのか……考えるとよくわからな
くなってきてしまうんですよね。(そ
れを逆手にとって、どんな曲でもどこ
かに「ジングルベル」のメロディーを
「引用」してやるとクリスマス気分に
なる、なんて裏技もありますけどね)

 

まあ、どっちもあるんだろうな、とい
うか、そんなことが相互作用的にいろ
いろあって、季節感というのは感じら

れるのだろうと思いますが。

ラテン系のリズムの曲を聴くと、何と
なく夏を感じることが多いとは思いま
す。サンバとかね。でも同じラテン系
でもタンゴは夏っぽいかというと、よ
くわかりませんね(ホットではありま
すが「暑い」というよりは「熱い」
て感じですよね)。

 

ともあれ何となく、ヨコノリ系の曲
ゆったりして、夏っぽいというか南国
っぽいイメージがすることは多いかと
思いますね。各自それぞれが色んなリ
ズムでノってたりするからでしょうか。

 

一方で、カチカチとしたタテノリ(と
くにハネないイーブンな8ビートとか
16ビートとか)は、何となく北方系
感じがするような気がしなくもないで
すが、どうでしょうね?

 

もちろん、音楽のその他の要素も影響
してきますよね。

 

例えば、演奏する楽器の音色なども季
節感を演出するのに影響してきますよ
ね。キラキラした高音の金属的な音
すると、冬っぽいかなとも思えますし。
それからもちろんハーモニーも重要な
役割を果たすでしょうね。

 

皆さんは、音楽の季節感、どんなとこ
ろで感じてますか?


て、ことで。

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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あの懐しの名曲でセッションデビュー

器の経験はあるし、セッシ
ンに興
味はあるけれど、なか
なか飛び込む勇
気が出ない。そ
んなことを思っておられる
シニ
ア(アラカン世代)のみなさん
結構おられるのではないでし
ょうか。

 

以前、そんな方々のために、懐かしの
名曲を題材に3時間でセッションに仕
上げようという、そんな講座を実施い
たしました。題して「懐かしの名曲を
間で完成講座〜アラカン世代のた
めの「ルージュの伝言」編〜」

 

講座タイトルにもあるように、3時間
の講座でしたが、今日はその成果をご
覧いただこうということで、一番最後
にやったセッションの模様をお送りし
たいと思います。▼▼▼
https://youtu.be/jL7JnMcW_q8

取り上げた「ルージュの伝言」もちろ
ユーミン(荒井由実)の有名なナン
バーで、ジブリアニメの「魔女の宅急
便」の挿入歌としても使われた、世代
を超えた名曲ですね。

 

今回キーボードで参加された金垣さん
普段はドラムをやっておられるので
すが、キーボードでセッション・デビ
ューしたい、ということで参加されま
した。

 

なかなか堂々たるセッションぶりです
よね。ハンドサインなんかもしっかり
だしてますし。

 

今後も機会があれば同様の講座を企画
したいと思います。

 

次は何の曲がいいでしょうかね?

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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セッションで何をやりたいか問題

回のテーマは「セッション
やりた
い曲」についてです。

いつも「アラカン以上限定ゆるセッシ
ョン」(通称アラカンセッション)
か、その他のセッションのことについ
て、この場をつかって書いたりしてお
ります。以前も書きましたが、セッシ
ョンでやる曲の選曲というのは、ホス
をする側としては、結構頭を悩ます
ところではあります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いろんな曲をやるのもいいですが、そ
の一方で、曲を絞って集中的に味わい
つくすのをやってみよう、という視点
で企画することもあります。以前には
スティービー・ワンダーの “Isn’t She
Lovely” 1曲だけで2時間のセッショ
ンをやる、という特別企画を実施した
りしました。
それから、セッション未経験の方や超
初心者の方向け「ルージュの伝言」
1曲を題材に3時間でセッションの基
礎を学ぼう、という講座も実施しまし
た。

 

で、宣伝はともかく(笑)そこでやる
曲がいわゆるスタンダード曲と呼ばれ
るような曲であるにせよ、あまり聞か
れないようなマニアックな曲であるに
せよ、できればお仕着せのように曲を
与えられて演奏する(と感じて演奏す
る)よりは、参加される皆さんにやり
たいと思われる曲をやりたいものです
よね。

 

特に、上記のような曲目を絞り込んだ
セッションでは、その曲の選定がなお
さら大切になってきます。

 

そこで、

 

皆さんにお聞かせいただきたいんです
が、1曲だけに絞り込んでじっくりセ
ッションやるとしたら、どんな曲をや
りたいですか?なるべく具体的な曲名
で教えていただけるとうれしいです。

 

特に、上記の「ルージュの伝言」講座
のような、セッション未経験に(に近
い)方々が、こんな曲がセ
ッションで
きたら楽しいだろうなと思
われる曲
お聞かせいただけると大変参考になり
ます。

 

よろしくお願いいたします m(_ _)m

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

 

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アラカン・カノン

さんはパッヘルベルの「カ
ノン」
お好きですか?え、知
らない?

 

 名前は聞いた事がなくても、曲自体は
おそらく誰もが聴いた事があると思う
んですよね。ああ、あれか、という奴
です。この前も、うちの子供がリコー
ダーで吹いてました。学校で合奏する
んだそうです。それくらい有名。

 

で、

 

実は、この「カノン」、単に曲として
有名というだけでなく、より大きな意
味で後の音楽に大きな影響を与えてい
るのですね。この曲のコード進行に基
づいて作られた曲が数えきれないくら
いあるのです。

 

特にJ-POPに与えた影響は計り知れま
せん。たとえば、今回の動画にも出て
くる「愛は勝つ」とか。「負けないで」
とか、「勇気100%」とか。その他、
ネットで調べていただくとこれでもか、

というほど紹介されてます。

 

で、さて…

 

またまた「アラカン・セッション」
1シーンをお送りいたしますが…

 

今回の映像は、実は休憩時間のもの
して。参加したどなたかが、休憩中に
この進行を演奏しはじめたら、その場
即席セッションということになりま
した。
▼▼▼

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ま、「スーダラ節」は本来カノン進行
の曲ではないんですが…

 

ともあれ、このコード進行、やってる
とほぼ永遠に続けられそうな気分にな
るというくらい、なにか心に訴えかけ
るものがあるようでして。

 

うかつに弾き始めると、終了するのが
大変ですのでお気を付けください(笑)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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