おれとあいつとケバブサンドと?

やまあ今回も大変だったな。
この前まで部長職で、つい最近定年で
再雇用されたシニア社員の先輩は俺に
言った。

 

長年の経験を活かしてもらおうという
ことで、俺と例の同僚のやっているチ
ームに参加してもらったのだ。

 

大変だったなというのは、例の同僚
またクライアントから言われたこと言
われていないこといっしょくたにし
て、社内の関係部署過剰な指示を出
しまくったため、大問題になりかけた
のだ。

 

俺とその先輩でなんとか火消しをして
遅い昼飯を食べているところだった。

 

いやあ、さすがに社内に色々と顔がお
ききになるんで助かりました。俺はそ
の先輩に改めて礼を言った。

 

しかし、今回の話でもおわかりのよう
に、あいつはいつもああやって独断で
進めてしまうんですよ。俺がいいかげ
んあいつと別れて仕事したいというの
もっともだと思われませんか?俺は
言った。

 

まあ、定年再雇用された人に言っても
ただのグチだが、こういう人から部長
に話してもらえれば、ちょっとは違っ
た見方を上がしてくれるかも、と思わ
なかったわけでもない。

 

そうだな……。先輩シニア社員は言っ
た。なあ、ケバブサンドって食べたこ
とあるか?

 

は? あの最近よく見かける焼いて薄
切りにした肉をパンに詰め込んで食べ
るあれですか? 俺は言った。

 

そうそう、最近私は定年になったんで
昔やっていたギターを弾くのを再開
たんだ。先輩シニアは続けた。この人
も音楽をやっているのか……。悪い予
しかしなかった。

 

で、ギターの教室に通っているんだけ
ど、教室の近くにケバブ屋があってさ、
レッスンの前とか後に寄ってケバブサ
ンドを買って食べたりするんだが。

 

あれって、上手くできててさ。ピタ
いうパンなんだが、袋状に開くんだよ
な。で、そこに肉だの野菜だのソース
だの詰め込むわけだが、パンが袋状に
なってるおかげで、食べる時に中の具
が飛び出しにくいわけさ。

 

はあ。俺は相づちを打ったが、もう
に何を言われるかはほぼ 100% わかる
気がしていた。

 

普通のサンドイッチみたいに作ると、
具が飛び出て大変だろうと思うんだ。
きみとあいつの関係をみてるとケバブ
サンドみたいだなってさっき思ったん
だよ。

 

つまり、あいつがやたらといろんな要
を詰め込んでも、きみがうまく包み
こんで破綻がおきないようにする。
かなか上手くできてるなあ、会社も考
えてるなあなんて思うんだよな。

 

ああ、この人に言っても無駄だった。
俺は、また暗然とした気持ちになった。
しかし、そんなケバブサンド話を部長
にでも気楽にされたらかなわない。俺
それだけは阻止しなければと真剣に
考えはじめていた。

 

※今回のお話はフィクションですので
現実の再雇用社員やケバブサンドとは
無関係だと思います。おそらく。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

ステージの庭側から登場?

前、ステージの上手・下手
ことがありまして。

 

ステージの(観客側から見て)右側
上手、左側を下手と呼ぶんですね。知
らない人にはわかりづらいので、どう
やって覚えたらいいかとか、英語だと
ステージ側から見て右(左)を Stage
right (left) というのでややこしい、な
んて話をしたんですけど。

 

で、

 

この前、たまたまフランス語でこの上
手・下手をどう言うかを知る機会があ
ったんですね。なんて言うかというと、

 

Côté cour côté jardin

 

と言うらしいんですけどね。

 

コテ・クールコテ・ジャルダンと読
みます(だいたいですけど)。

 

共通する côté という単語は、こっち
側とか右側とかいうときの「側」を表
します。Cour は、いくつかの意味があ
りますが、ここでは「宮廷」という意
味で、jardin「庭園」の意味です。

 

てことで、フランス語では上手・下手
のことを、宮廷側・庭園側と呼び分け
ってことなんですけど。ステージの
上下と宮廷とか庭園とか何の関係が?
とか思いますよねえ。

 

実は、ヴェルサイユでお芝居を上演す
るときの野外劇場の配置からきている
んだそうで。ちょうどステージの上手
側にヴェルサイユの宮殿があって、
側に庭園があったということらしい
んですね。

 

ステージ右とか左とかいうと、見る向
きによって変わるので、そういう言い
方が定着したんだとか。

 

なんか、舞台用語フランス語だとち
ょっと優雅な感じだなあと思ったとい
う、それだけのお話ですが。

 

ま、フランスでライブやる時のために
覚えておかれるとよろしいかと。え?
そんなこと起こらない?

 

わかりませんよー(笑)

 

てことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

 

数字の桁区切りと音楽の関係(あるいは無関係)

の前、某公共放送の「ボー
ッと生きてんじゃねーよ」と大
人が5歳児に叱られる番組観て
たらですね。

 

数字の桁区切りの話をやってまして。

 

ご承知のとおり、通常数字の桁を区切
るカンマ3桁ごとに記されるのが
ールのようになってますが、日本語の
本来の桁の区切り方4桁ごとに単位
が替わるよねえ……なんで? という
ような話だったわけですね。

 

英語とかは3桁で単位が変わるので、
問題はないんですが、確かに日本語を
使うわれわれとしては、結構日々(?)
苦労したりするわけです。まあ、馴れ
てしまえばそれまでってことでもある
んですが。

 

なんでそうなっているかというと、そ
の昔、福沢諭吉って人が外国の簿記の
本を翻訳したときに、そのまま3桁区
切りを持ち込んだから、ということら
しいんですね。

 

とまあ、単純な話ではあったんですが。

 

しかし、それでこの4桁と3桁の区切
りの違いで苦労する、というのはわれ
われ日本人には未来永劫(?)つきま
とうということになったわけですね。
まあ世界標準が3桁区切りなんで、
そらくどうしようもないんですが。

 

で、

 

思ったんですが、ふだん4つで区切っ
てるものを3つに区切る、って、

 

ポリリズム

 

みたいじゃないですか?

 

通常は4つ割りで進行するリズム
えて3つ割りとか5つ割りとかで割る
ことでリズムの盛り上がりや面白さを
生み出すというのをポリリズム的手法
というんですけどね。

 

リズムの複雑さや面白さを生み出すの
には良い手法ではあるのですが、それ
なりに馴れも必要なテクニックではあ
りますよね。

 

そういう意味では、ふだんから数字の
桁区切り3つ割りと4つ割りを行っ
たり来たりしてる日本人は、きっと
リリズムが得意に違いない……

 

な、わけないか。

 

て、ことで、

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

歯を磨くのも○○○○も大変な理由?

歯を磨くタイミングを最
近よく逸するようになってきま
して。

 

毎日会社に行く人とかにとっては、お
まえは何をいっているのだ、というよ
うな話かもしれませんけどね。

 

はふつうに朝、通勤してたこと
がありまして。その時はもう朝起きて
からの一連の流れってモノがあります
から。

 

朝食をすませた後、でかける身支度を
する前というタイミングで、なかば自
動的歯を磨いていたわけです。

 

ところがコロナなんてものが流行って
テレワークなんてモノに移行すると、
そういう流れがなくなったわけですね。

 

となると、なんか慌てて歯を磨かなく
ても通勤とか出社時刻とか、朝一の
会議とか、そんなものを気にしなくて
もよくなったのですよね。そうすると
なんか歯を磨くタイミング後ろにレ
イドバックしていくわけですね。

 

私の場合、そうこうしているうちに
社勤めそのものが終了してしまったの
で、なおさら、というのもあり。あと
通いつけの歯科医院の指導で、歯のケ
複数の歯ブラシとか、歯間ブラシ
とか時にはデンタル・フロスとか、
々使うので、それで腰が重くなるなん
てこともあるんですね。

 

気がつくと、11時くらいになって朝の
歯磨きしてるなんてことも起きたりし
て。で、また直ぐに昼食を食べなきゃ
なんてことになって、

 

いったい何をしてるのだ俺は?

 

なんてことを思ったりもするわけです。

 

ま、いいんですけどね(←よくないよ
くない

 

やはりこういうことは流れにのってや
らないといかんなあ、なんてことを思
ったりするのではありました。

 

毎朝楽器の基礎練習するなんてのも、
流れがないのにいきなりやれってのも
なかなか難しいよなあ、なんてことま
で考えてしまうところが、ちょっと病
ですかね?

 

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て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

遠くも近くも、どこでも?

前に、何回かアラカン世代
やらシニアの
視力問題
について書いたんですが。

 

早い話が、演奏の時譜面が必要だっ
たりするとアラカン以上の年齢になる
とその譜面が、
見えない
という問題が頻発するって話ですね。

 

別の言い方をすると「老眼問題」です
けど。

 

それに対して、みんな色々と解決手段
を考えるわけです。譜面を A4 サイズ
じゃなくて A3 にするとか。遠近(中
近?)両用メガネにするとか。

 

そしたら、何年か前に、眼鏡のフレー
ムをタッチするだけで眼鏡の遠近が瞬
時に切り替わるなんていうハイテクな
メガネが登場したんですね。

 

すごく良さそう、と思ったものの、値
段が 20 万円くらいするんで、なかな
手が出ないなあというような話もあ
ったんですが。

 

そしたら、

 

最近さらに画期的と思えるメガネが
登場しまして。いわく「見ようとする
ものをセンサーで測定し、距離に応じ
てレンズの形状を瞬時に変化させ、眼
のピント調節をサポートする」という
メガネだそうでして。

 

いちいちタッチとかしなくても、自動
的にレンズの形が変化してピントを合
わせてくれるというメガネなんですね。

 

自分で焦点を合せる努力をしないでも
メガネの方が勝手に合わせてくれる、
というのがありがたいですよね。

 

まあ、正確にいうと商品としては発売
前でクラウド・ファンディングをして
るところですが。500 万円の目標に対
して 3 億円以上すでに集めています。

 

しかも、価格的には7万円程度という
ことで、これなら買ってもいいかな?
という気にさせるあたりまで来てる
けですね。

 

そんなわけで、アラカン/シニア・ミ
ュージシャンの「譜面が見えない」問
題が全面解決する日もだいぶ近づいた、
のかも。というお話でした。

 

あ、ちなみにそんなニュースの影で、
タッチして遠近切替える方式のメガネ
の方は、販売を終了するというお知ら
せが出ていました。ビジネスの世界は
キビシイな。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

モヤモヤせずにはいられない?

間生きていると、色々モヤ
モヤすることは出てくるもので。

 

特に色々と理想を持って活動している
人なんかは、そんな理想というか目標
と現実の状況のギャップモヤッとす
ことは多いんだろうと思います。音
楽やってる人には多いのかもしれませ
んね。

 

で、まあ普通そういうときにはちょっ
とずつやり方に修正を加えていって、
また様子をみる、なんてことをするわ
けですが。いわゆる PDCA サイクルを
回すなんていうのはそんなことなわけ
ですね。

 

ところが、どうもそういうんじゃなく
て、ときどきドラスティックに根っこ
のところから変える、なんてことを
る人がいるんですよね。

 

まあ、気持ちわからないじゃない
ですけど。

 

でも、そこでそれまで一緒にやってき
仲間を切ったりとか、それまでやっ
て来たことをバッサリ否定してしまう
とか、してしまうわけで。

 

なんというか、焼き畑農業的というか
スクラップ・アンド・ビルド的という
か、ちゃぶ台返し的というか、そんな
ことになるわけですね。

 

で、

 

しかも見てると、同じ人同じような
リスタートを何度も繰り返したりとか
ね。いっちゃ悪いですが、どこか OS
にバグのあるコンピュータみたいな感
じだったりして。

 

人生に一度や二度はそんな大転換が必
要なこともあるかもしれないんですけ
ど。それがそんな頻度じゃなくて、
っこう頻繁な人がね、いるんですよね
え。

 

皆さんのまわりには、そんな人いませ
んか?

 

モヤモヤしてるよりバッサリと切替え
たい気持ちはわかるんですけど、でも
やってるうちにまたモヤモヤしてくる
のはほぼ不可避なんだと私なんかは思
うのですけどね。

 

他人事ながら、そんな現象を見てこっ
ちがちょっと(ある意味メタな?
ヤモヤを感じたある日でございました。
ま、いいんですけどね。

 

てことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

 

逃したボケは大きいか、小さいか?

りと最近の話なんですが。

 

奈良県生駒市にある竜田川という
の水が緑色に染まる、という事件(?)
がありまして。色々報道もされてた
で覚えている方もいらっしゃると思う
んですが。

 

で、どうも毒性はなくて、入浴剤かな
にかなんじゃないか、なんてことで。
大事にはいたらなかったようで、まあ
それは良かったんですけどね。

 

なんですけど、

 

竜田川が緑に染まった

 

わけですよね。

 

奈良の生駒の竜田川といえば、百人一
にも選ばれている在原業平の、

 

ちはやふる神代も聞かず竜田川
唐紅(からくれない)に水くくるとは

 

というあの歌に出てくる竜田川ですよ
ねえ。

 

「竜田川が(紅葉で)真っ赤に染まっ
てすげー」っていう有名な歌があるの
に、その川が緑に染まったという事件
について、この引き合いに出して
ボケ突っ込みをかましていたメディ
ネットの記事も、私の知る限りで
はなかったようでして。

 

なんか残念な気持ちになったのは私だ
でしょうか。私だけですね、はい。

 

「ちはやふる」なんて有名なマンガや
アニメ(や映画)もあるのにねえ。

 

そしてなによりですね、あの名人志ん
が得意としていた「千早振る」なん
落語の演目もあるのにですよねえ。

 

セッションで誰かのフレーズに反応
ようとしても、タイミングを逃すとも
う取り戻せない、なんていう感覚にも
似ているでしょうかね。

 

なんてことを思った事件ではありまし
た。

 

え? お前がヒマなだけだ?

 

せち辛い世の中だなあ。

 

よくよく探してみたら、1つこうい
うのがありました。でも、なんか突っ
込み方が甘い気が(笑)

 

て、ことで、

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

直したければ○○するのが吉?

を取ると、ちょっとしたこ
とでイラッとして切れることが
多くなる、なんて話はよく聞き
ますよね。

 

そんな時にどう怒りを鎮めるか、なん
ていう記事があったりすると、やはり
もはやかなり年を取ってしまった私
とっても気になるので、見つけると読
わけですけど。

 

この前読んだ記事に、脳科学者の人が
すぐカッとなりやすい人にどんなアド
バイスをするかということが書かれて
ありまして。

 

どんなアドバイスかというと、怒りそ
うになったときの自分のや、
肉の動きや、気持ちどんなふうに変
するかをよく観察して、1週間後に
報告するようにしてください、という
言うそうなんですね。

 

そうすると、結局観察をするというこ
とに頭が使われてしまうので、怒るこ
とができなくなる、ということだそう
でして。

 

なるほどなあ、なんて思って読んでい
たんですけどね。

 

で、

 

結局、そういう風に、何かを直したい
と思ったらアドバイスを求めてそれ
で言われたようにやってみる、という
ことより、自分自分がどんな風にな
っているかを観察する、ということが
大事なのかなあ、と思うんですよね。

 

楽器なんかの技術の習得にしても、
スしてしまう時自分の動きとか、
肉の様子とか、気持ちとかがどうなっ
ているか、観察してみるといいんだろ
うなあ、なんて思うわけです。

 

まあ、これもメタ認知ってことなんで
しょうかね。知らんけど。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

一緒にやらないとダメ? 一緒にやらない方が気楽?

んか、世の中コロナ前の働
き方に戻そうというプレッシャ
ーが強いみたいで。

 

ある調査によれば、4割の企業コロ
ナ前の働き方に戻すといってるのだと
か。つまりみんな出社して、職場で一
緒に働け、ということですよね。

 

そんな企業側の考え方には、みん
なが同じ場に集って仕事することが
果を出すために大事という考え方があ
るわけですね。「同期的」な働き方と
いうらしいですけど。

 

直接お互いの考えを伝えあいコミュ
ニケーションして調整しながら働いた
方が、チームとしていい結果になるは
ずだという、まあ一見もっともな理屈
なわけですが。

 

ところが、

 

チーム女性とかマイノリティの人と
かがいると話は違ってくるという研究
結果があるそうで。そういう人たち
上のような同期的な環境では発言の機
会が制限されるし、発言も厳しく批判
されやすい、なんてことがあるそうで
す。

 

面白いのは、この研究対象にしたの
インドの民族音楽のミュージシャン
たち(の演奏の現場)なんですね。

 

そこでは、女性のミュージシャンたち
同期的に(つまり他の男性ミュージ
シャンたちと同じスタジオで同時に)
演奏するよりも、同時でなく個別に別
録りで演奏する方が良いパフォーマン
スの演奏が出来た、という結果になっ
たそうです。

 

詳しく知りたい方こちらの記事をご
覧ください。

 

で、

 

ジャムセッションなどという、みんな
一緒に楽しくせーので! なんてノリ
活動してる人間がいうのもなんなん
ですけど人間の心理というのはそう
単純なモノではないのだな、てことを
思ったしだいです。

 

ジャムセッションというセッティング
おびえて実力を出せない人というの
も現にいるわけですしね。

 

「場」を作る側としては心に留めてお
かねば、と思ったしだいではありまし
た。まじめか。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

シーラ・ユーキと7人の小人

々、パーカッション
踊りの得意な女性ミュージシャ
ンがいました。

 

結城志摩子という古風な名前でしたが、
シーラ・Eに憧れていたので、シーラ
・ユーキという名前で YouTube演奏
動画とかをアップしていたところ、見
た目も悪くないので、そこそこファン
がつきました。

 

そこで、活動の幅を広げようと思った
シーラ・ユーキは周りでくすぶってい
た音楽仲間に声をかけて、7人編成の
のバックバンドをつくりました。

 

そして、シーラ・ユーキと7人の小人
という名前で、さらに動画を作ると同
時にライブハウスでのステージ活動
始めました。派手な衣装で、ファンキ
ーにパーカッションを叩きまくって歌
って踊るというステージはそれなりに
注目を集め、かなりの人気となりまし
た。

 

さて、そんなシーラ・ユーキの活動
横目で見て面白くなかったのが、同じ
ように YouTuber からのし上がろうと
していたある女性ミュージシャンでし
た。人生の苦悩を歌う陰キャな彼女の
動画は、それなりに受けたのですが、
再生数もフォロワーの数もシーラには
今一つ及びませんでした。

 

そんな、ある日……

 

なんの巡り合せか、とあるライブハウ
でこの陰キャの女性シンガーシー
ラのバンド対バンになったのです。
その時、陰キャのシンガーの頭にある
悪い考えが浮んでしまったのです。

 

シーラのバンドのちょうど1つ前のス
テージだったその陰キャ・シンガー
こっそりステージの上に飲んでいた水
をこぼしました。ちょうどシーラが
しく踊るあたりを狙って……

 

その日のライブハウスのスタッフは、
あまり注意力のない人だったので、ス
テージに水がこぼれたのに気がつかず、
そのままシーラのバンドをステージに
送り込んでしまいました。

 

そして、演奏が始まり、シーラ歌い
パーカッションを叩いて踊り始め
客はノリノリになりました。が、その
時、ステージの水ですべってバランス
を崩したシーラは、足をくじいて倒れ
てしまったのです。

 

シーラは倒れたまま起き上れません
演奏中断し、大騒ぎになりました。

 

と、その時、客席から1人の王子様の
ようないでたちの男性ステージに飛
び出してきたのです。

 

それはメジャー・デビューして人気が
出たものの最近活動に行き詰りを感じ
ていたあるミュージシャンの男性(説
明的)でした。シーラの噂を聞いて、
その日観に来ていたのです。

 

感動した。君はこんなレベルの小屋
満足していてはいけない僕と一緒
に活動しないか?」

 

聞きようによっては大きなお世話なそ
んなセリフともに、その男はシーラを
抱きかかえるとそのまま彼女を連去っ
てしまいました。

 

その後2人は一緒に活動を始め、さら
にメジャーなスターになっていったそ
うです。

 

「……」

 

残された陰キャなシンガーと「7人の
小人」はしかたなく新ユニットを組ん
だそうですが、鳴かず飛ばずで消えて
いきましたとさ。

 

おしまい。

 

てことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

 

足したり引いたり?

だったりモノだったりを
するのに、

 

加点方式減点方式

 

というのがありますよね。

 

「加点方式」というのは、相手や物事
の良い面を見たらそれをプラスとして
加点していく考え方で、「減点方式」
は、逆に悪い面を見たらそのたびにマ
イナス(減点)するという思考の癖で
ある、ということでして。

 

人やモノゴトのことを評価するのに、
いいところを見つけては基準値からプ
ラス振れていくのか、悪いところ
見つけてはマイナス側振れていく
か、ってことですね。

 

で、

 

いつものようにヒマなので、ネット
ちょっと調べていたら、面白いと思っ
たのはですね、恋愛というシチュエー
ションでの男女差について調べると、

 

男性加点方式で相手の女性を見て
逆に女性減点方式で相手の男を見る

 

というと、

 

全く逆で男性は減点方式で、女性は加
点方式である

 

という世の中には混在してるんで
すね。どうもこの加点・減点問題につ
いては業界(何の?)的に混乱が見ら
れるようです。

 

どっちだよって話ですが。まあ別に
人的にはどっちでもいいんですけどね
(いいのかい)。

 

ただ思うのは、とりあえず、恋愛うん
ぬんとは別自分が人やモノゴトを
をするとき、どっちの方式で判断し
やすいか、その傾向というかパターン
をまず把握しておくといいのかもしれ
ないなんてことでして。

 

で、

 

実はその評価のパターンが自分自身に
も向けられる、というのは注意してお
いた方がいいのではと思ったりするわ
けです。

 

自分のことをどう見るか、ということ
に関して言うと、減点方式より加点方
式で見ておいた方が、色々しあわせ
気もするのですけどね。

 

音楽なんかでも、演奏した後あそこ
がダメだったとかあそこで間違えた
か考えるより、楽しく演奏できたとか
あそこはうまく反応できたとか、そん
な風にプラスしてった方がよさそう
思うんですが。

 

結構前者のパターンの人多そうですよ
ね。

 

皆さんはどっちのパターンですか?

 

ChatGPT さんに加点方式と減点方式
で人を評価するときの利点と注意点を
聞いてみました。ご興味のある方はど
うぞ。

 

[加点方式で評価する場合]
利点:
1. 自分自身のポジティブな心理状態を保ちやす
2. 相手に対して好意的な印象を与えることがで
きる
3. 相手が自己肯定感を高めることができる

 

注意点:
1. 現実から遠ざかることがあり、客観的な評価
が難しくなることがある
2. 褒めすぎると、逆に相手が恥ずかしくなった
り、信頼性が落ちたりすることがある
3. 同様に評価することで、他の人に優しくして
いないと感じられることがあ

 

[減点方式で評価する場合]
利点:
1. 目標を達成するための課題点が明確になる
2. 最良の結果を得るために改善点が見つかる
3. 妥当な判断を下せるようになる

 

注意点:
1. 負の感情が強まる危険性がある
2. 相手のモチベーションを下げたり、自己評
を下げたりする危険性がある
3. 先入観にとらわれ、客観的な評価が難しく
ることがある

 

て、ことで、

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

映画と音楽とアラカンと小学生と?

年か前から、シニア料金
映画を観られるようになったの
で、映画館に行く回数が増えた
という私なんですが(おいおい)

 

もうだいぶ前に音楽仲間のある方に勧
められて「約束の地、メンフィス テ
イク・ミー・トゥー・ザ・リバー」
いう映画を観たんですね。▼▼▼

1960年代から 70年代中頃にかけて、
ソウル、R&B、ブルーズといったジャ
ンルでヒットを量産したスタックス
いうレコード・レーベルがありまして。

そのスタックス・レーベルに関係した
伝説的なアーティストたちと、現代の
若いミュージシャンたちで世代・人種
を越えたセッションをして、それをレ
コーディングしようというプロジェク
を追った、ドキュメンタリー映画
す。

 

大手の映画ではないので、公開される
劇場は限られていましたが、この種の
音楽のお好きな方にとっては、とても
楽しめる映画だと思いますので、DVD
とか配信とかでご覧になる機会がある
ようでしたらお勧めです。

 

で、

 

映画の詳しいことは、映画そのものを
ご覧になるか、上記のサイトなどを見
ていただきたいのですが、私がこの映
画を観て印象に残ったのは、世代を越
えて音楽を作り上げようとする試みと
それに対する老若のミュージシャンた
ちのスタンスでしたね。

 

60年代70年代に活躍したミュージシャ
ラッパーやミュージシャン(志望)
の若者たちセッションを繰り広げる
わけですが、感じられたのは、年老い
たミュージシャンたちは若者たちに自
分たちの経験や技術を伝えようとし、
若者たちもそれをリスペクトしながら、
自分たちの音楽を作っていこうとして
いることでした。

 

何か感じさせられるものがありました
ね。私は東京でアラカンセッションな
んていうのをシニア対象でやってます
けど、こんな世代を越えたセッション
ができる環境もいいなあ、と思える映
画でした。

 

もちろん、音楽産業が花開き、そして
人種差別との戦いとか、色んなことの
渦中だったメンフィスという土地と、
われわれのいる現在の日本の状況はだ
いぶ違うのですけれどもね。ま、それ
でも……

 

なんてことを思っていたら、

 

実はそのアラカンセッションの会場に
なっているお店で、セッションが終わ
った後、われわれの間では「放課後」
と呼んでいる時間帯に、ときどき、
ラムを習っている小学生のいる親子連
が来ることがあるんですが。

 

そんな時、その小学生の男の子とセッ
ションするようになりまして。なる
その子がその時やりたい曲(練習
の曲とか)をやるんですけどね。結局
どちらかというと、アラカン連中がそ
の子に「遊んでもらう」という感じに
なったりして。

 

そんなわけで、最近その小学生がやっ
てくるのを楽しみにしている人も多い
んですよね。

 

ま、メンフィスとはだいぶ違う雰囲気
ではありますが、そんな交流も生れて
ちょっと嬉しい、シニアのおじさん・
おばさんたちでございます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

自分に優しいと実際うまくいく、のか?

ルフ・コンパッションの話
前にも書いたんですが。

 

何か失敗したときや困難を感じる状況
にあるときに、自分に対して厳しい態
度を取るよりも、自分に優しくしてあ
げた方がいい結果になる、というよう
なことでした。

 

そういう考え方トレンドであるとい
うことかもしれませんが。

 

で、

 

そうはいっても、案外多くの人にとっ
は、それってホント? なんて思われ
ることかもしれません。直感の逆をい
く感じというかね。

 

自分を厳しく叱咤してモチベーション
を上げる、なんていうノリでやってき
たんだ俺は、という人も多そうですよ
ね。

 

特にアラカンとかそれより上の世代
人はね。

 

でも、私がよく紹介する心理学者でジ
ュリアード出身のバイオリニストでも
あるノア・カゲヤマさんのブログにも
セルフ・コンパッションの有効性につ

 

ある研究での実験の結果なんかについ
ても書かれてありました。

 

どんな実験かというと、一流大学
にかなり難しめの語彙力のテスト
やらせたそうなんですね。平均して半
分以下しかできないような難しいやつ
を。

 

ただ、同じテストもう一度やるチャ
ンスを与えたそうで、2回目には、
題された語彙と定義の書かれたリスト
を渡されて、事前に勉強できるように
したそうです。

 

その時に、学生たち3つのグループ
に分けて、

 

1つ目のグループにはリストとともに
「難しくて苦労するのは普通のことな
ので、あまり自分を責めないように」
というセルフ・コンパッションを呼び
起こすようなメッセージを与え、

 

2つ目のグループには「一流大学に入
るくらい頭がいいはずなんだから頑張
れ」というようなメッセージを与え、

 

3つ目のグループには特にメッセージ
なしで語彙のリストだけを与えたそう
です。

 

そうしたら、1番目のグループ2番
目より30パーセント以上3番目のグ
ループより50パーセント以上時間をか
けて語彙のリストを勉強したそうで、
当然ながらテストの結果も他のグルー
プより良かったとのことです。

 

そんなわけで、セルフ・コンパッショ
という考え方、上手く取り入れた方
がよさそうということなんですが。

 

とはいっても、具体的どのように自
分に優しくしたらいいのかわからない
という方には、こんな記事もありまし
ので、ご興味があればご参考になさ
ってください。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

音楽活動のブラック化の傾向と対策?

ディア等で一時クローズア
プされて今や定着化した言葉
「ブラック業」とか「ブ
ック化」なんてのありますよ

 

別にここで、個別の事例を取り上げて
あれはこうだとか、これはああじゃな
いかとか、話をしたいわけじゃないん
ですが、そんなブラック企業などの
とかを読んで感じたのは、

 

何につけブラック化ていうのは結構簡
に起こりうることなんじゃないか

 

……て、ことでして。

 

よく、この業種がどうとか、この業界
はああだから、とかいいますけど。
ラック化の危険は、多少の程度の差こ
そあれどこにでも同じようにあるので
ないか、と思うわけです。(だから
といって、「ブラック企業」を擁護し
たいわけじゃないですけどね)

 

より一般化すれば、人が集まればブラ
ックなことの起こる危険性は多かれ少
なかれある、ということかもしれませ
んね。

 

で、考えてみれば音楽の世界でも、ブ
ラックな話はたくさん聞くじゃないで
すか。過重なノルマとか、集客の苦労
にともなう諍い意見の食違い、様々
ハラスメントバンド内人間関係の
ごたごたなどで夢破れて去っていくな
んて人の話は腐るほどありますよね。

 

思うに、バンドとかいう割と少数で固
定化したメンバーでの煮詰まった人間
関係はブラック化の傾向を生みやすい
気はしますね。もちろん、きわめてホ
ワイトな(?)バンドだってきっとあ
るのでしょうが。

 

そんなストレスやブラック化の危険を
避けて音楽活動をするにはどうしたら
よいか、と考えるとですね、

 

バンドを組まないで音楽をすればいい

 

……と思ったわけですね。

 

と、なると、やっぱり「あれ」ですよ
ね。

 

ま、そんなわけでジャムセッション
ってるんですが。

 

でもまあ、

 

実はジャムセッション業界(?)でも
色々ブラックなことは起きてると言う
話も聞きますしね……。

 

結局人間同士の関係性の話なので、
ャムセッションやってても、ブラ
化の危険から完全に逃れるこはで
ないということですな。闇は深いな。

 

となると、つまりは一緒にやる相手
仲間次第ってことになるんですよねえ。
身もふたもない話ですが、ま、そんな
もんか。

 

私個人のことをいわせていただければ
アラカンセッションなどでご一緒させ
ていただいている仲間の方々にはとて
も恵まれていると感じておりますので、
大変感謝しております。

 

てことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

 

「つきつめない」力?

し前に書いた、この話と関
連するかとも思うんですが。

 

なにか――なんでもいいんですが――
仕事のスキルでも楽器のスキルでもい
いんですけど。それを身に着けたい
思ったとするじゃないですか?

 

で、なんとかモノにしよう勉強した
練習したりするわけですが、なんで
出来るようになるとは限らないわけ
で。なかなかうまくいかないなんて
こともあるわけです。

 

そういったときにそれでも頑張って、
つきつめてつきつめて身に着けようと
する人もいれば、あきらめてしまう人
もいると思うんですね。

 

で、「つきつめる」ことで目標として
いたことが達成できるというのは、そ
れはもちろん素晴しいと思うんですよ
ね。

 

でも、それができずに投げ出してしま
った自分どう思うか、というのも
っこう大事な気がするわけですよ。

 

それで自分を責めたり、駄目な奴だと
卑下したりするようになるか、まあ
方ないと考えて次行ってみようと思え
るか。

 

大局的に考えると、後者考え方ので
きる人の方がトータルでみるハッピ
なんじゃないか、と思うわけです。

 

「音楽」続ける、なんていうことを
考えても、そういう「つきつめない力」
があったほうが結果的に続くんじゃな
いか。

 

Fのコード弾けなくてもギターを楽
しむことはできる、とかね。で、それ
はそれとして(いったんおいといて)
続けてるうちにいつのまにかできる
うになっていたりとか。

 

できるようにならなくても、それでも
十分楽しめる術がわかってくるとか。
そうやって続けていけるんじゃないの
か。そんな気もするなあ、と。思った
りしております。

 

くり返しますが、「つきつめて」すご
い技術とかを身に着けた人は素晴しい
と思うんですけどね。

 

て、ことで、

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

毒を自覚する?

は、YouTube なんてモノが
あるので、色んな人の音楽の
則動画やら演奏動画やらを観
会が昔と比べて格段に多くな
した。

 

で、まあある意味そういう良い時代
なったなあと一方では思うんですけど。

 

その一方で、そういうのをいっぱい観
てると、知らないうちに色々

 

 

当てられやすいってこともあるので
はと思ったりもします。

 

もちろん音楽関連の動画に限った話で
もないんでしょうけどね。ただ、例え
ば、ニュースへのコメントとか、人生
相談とか、政治的・思想的な話とかだ
と、わりとそういう「毒」を意識しや
すいと思うんですけど。

 

音楽という基本楽しんだり人を楽しま
せたりする、アーティスティックな活
というのは、それが感じられづらい
のかもな。なんて思ったんですよね。

 

で、発信してる側もそんな意識あま
りないんではないかと思います。

 

でも、やっぱり発信されたものを観て
ると、その人その人ある種の毒を流し
てるんですよね。程度の差はあるにし
ても。

 

その人の音楽の後ろにある生き方だっ
たり、思想だったり、思い込みだった
りね。

 

それが悪いことだとは思わないんです
が、それを見てその「毒」に当てられ
る人も出てくるわけですね。まあ、
容の素晴しさ、惹きつけられやすさ
それがうらはらだったりするから話は
ややこしいわけですが。

 

なので、気をつけないとなんて思うわ
けですが。一方で、発信する側もそん
自分の発する「毒」を自覚した方が
いいんじゃないか、と思ったりもする
わけです。

 

かくいうもそんなわけで色々「毒」
をまき散らしているのだとは思いつつ
ですが。

 

発信する側も、受け取る側も、お気を
つけくださいませ。

 

て、ことで、

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

いいとこどりされてもいいじゃん?

の前、こんなこと書きまして。

 

最初は憧れ全面的に取り入れようと
か思っても、だんだんアラも見えてき
て、結局いいとこどりするようになる
(のが普通というか、いいんじゃない
?)というようなお話なんですけど。

 

読み返してみたんですが、ちょっと
肉っぽ過ぎるかなと思ったりしたもの
で……特に「いいとこどりされる」人
たちについてですが。

 

で、まあちょっと関連して考えたこと
があったので、追加で書こうと思って
書いてるんですが。

 

最近ヒマなので(そんな話ばっかり
な)、脈絡なく本を読んだりしてる
ですが、この前、精神分析というもの
創始者である

 

ジークムント・フロイト

 

についての本をパラパラ読んでたんで
すけどね。そのフロイトの生涯につい
ての部分だったんですが。

 

で、それを読んでるとこの人、

 

友人と弟子とかと、意見が相いれな
くなって、その友人とか弟子が袂を分
かって離れていく

 

ということがやたらと多い人だったみ
たいなんですよね。

 

有名な人ではアドラーとかユンクとか。
他にもいますけど。

 

で、まあその詳しいことを知りたい人
はそういう本を読んでいただければ
思うんですが、そんな離れていった友
だちとか特に弟子たちは、ある意味
ロイトの学説の「いいとこどり」をし
て、自分の学説を展開していくことが
多かったわけですよね。

 

でも、その一方フロイトの業績の
なくなってしまった訳では全くな
わけですね。

 

なので、なんにつけてもいいとこどり
された人も別に悲観することもないん
じゃないか。いいとこどりされるって
ことは「いいとこ」があるんですから
なんて、思ったりしたわけです。

 

え? やっぱり何か皮肉っぽい?

 

そうかー……ま、いいか(いいのか?)

 

て、ことで。

 

それでは、また  ( ̄▽ ̄)

 

ばっさり分けて逆をいく?

間の性格とか特徴を分類
る流儀というかやり方は色々あ
りますよね。

 

そのやり方が妥当かどうかはいったん
置いておくとしてですが、そういうの
って昔のものは結構いくつものカテゴ
リーに分けるのが多い気がするんです
が。

 

たとえば、星座とか干支とか。

 

それがだんだん時代が下ってくるにつ
れてそのカテゴリーの数少なくなっ
てきている気がするんですよね。私の
個人的な感想ではありますが。

 

血液型4つですよね。クレッチマー
という人は性格を「分裂気質」「循環
(躁鬱)気質」「粘着気質」3つ
分けたそうですし。

 

だいたい2つから4つくらいじゃない
覚えるのもたいへんですしね。

 

で、最近になるともう右か左か2つで
おしまい、みたいなのが多くなってい
気がします。特にネットの記事とか
見てるとね。

 

内向型外向型とかね。マルチタスク
シングルタスク型とか。

 

盛り上がりコード落着きコードとか
……あ、これはちがうか。

 

で、さて、

 

個人的には、2分割にしろ4分割に
9分割にしろ、そういうのは話半分
八掛けくらいで聞いとくのがいいとは
思ってるんですが。

 

まあ、みんな忙しいですからね。2つ
にばっさり仕分けしてもらった方が、
悩まなくてすみますもんね。そういう
お手軽感とか分かりやすさ受け入れ
られやすいということなのかなとは思
います。

 

そういうのも参考にするのは別にいい
と思うんですが、そういえば、そんな
記事を読んでいて、

 

自分のタイプと逆の行き方を取り入れ
てみると行き詰った時にいいよ

 

なんてことが書かれていて、なるほど
なんて思いましたね。

 

ま、あまのじゃくなだけかもしれませ
が。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

退屈から始めてみる?

退というものをどうとらえ
るか、なんてことは前にもちょ
っと書きましたが。

 

退屈してる人の方が実はクリエイティ
ブになる傾向がある、らしい、ので、
たまには意識的に退屈するのもいいの
かも……なんてことを書いたんですが。

 

最近、会社勤めを辞めてからですが、
別に意識的にもなにも、基本放ってお
くと退屈な生活が始まったわけです。
仕事に追われて何をしなくちゃいけな
い、ということはもうないわけで。

 

まあ、家庭生活の中でやることは多少
あるでしょうけど。

 

で、

 

よく引退したシニアの人どうアクテ
ィブに暮らしていくのがいいかとか、
意欲的な生活を、とか、書かれたモノ
がごまんとありますよね。

 

それで、いろいろあれやってみよう
か、これはどうだろうかとか、思った
りする人も多いのではないかと思うん
ですが。

 

退職前から色々計画しないととか、考
えたりするかもしれないんですが。

 

そこ、あまり食い気味にシンコペート
して始めなくてもいいんじゃないか、
と思ったんですよね。

 

慌てるよりも、まずいったん退屈して、
退屈の中から生れてくるクリエイティ
ビティを活かして色々やりたいことを
考える。なんてことでもいいんじゃな
いか、と思ったわけです。

 

何を考えつくかは知らないし、責任は
とれませんけど(おい)。

 

退屈することが怖いという心理もわか
らないじゃないですけどね。

 

て、ことで、

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

ベース・リフな俺?

あ今回も、きみがあいつの
独走が引き起したごたごたをな
んとかまとめてくれたのには感
謝している。

 

プロジェクト・マネージャー(PM)
は、慰めるような目で俺に言った。

 

PC の画面越しなので、ほんとうにそ
んな目をしていたかどうかは実はよく
わからないが、なぜか俺はそう感じた。

 

あいつというのは例の同僚のことだ。
また奴の独断でクライアントのオーダ
ー内容を勝手に変更して社内に振った

ので、大騒ぎになりかけたのだった。

はあ。俺は言った。でも、もういや
すよ。あいつが勝手やってる社内
やクライアントとの調整つけるだけで
俺の仕事は手いっぱいです。なんとか
あいつと別の仕事になるように口添え
してもらえませんが。

 

プロジェクト・マネージャーには人事
権はないのだが、社内的には1つのプ
レッシャーになるだろう。俺はそう思
って PM に頼んだ。

 

そりゃあ、まあ、きみがそこまで大変
なら話をするのはかまわないけど、た
きみとあいつの組み合せは、私はそ
れはそれでダイナミックで悪くない
思うんだがなあ。

 

ああ、まただ。おれはため息をついた。

 

私は、きみの働きは聴く人が聴けば素
晴しいとわかるベースのリフみたいな
もののような気がするんだ。

 

はい? おれは身構えた。ベースのリ
ですか?

 

あー、いや。きみには話したかどうか
忘れたけど、私の趣味1970年代を中
心としたアメリカのソウル・ミュージ
ックを聴くことでね。PM は言った。

 

また音楽好きの上司かよ。変な会社だ。
俺は思った。

 

かまわず PM は話を続ける。それで、
私の好きな曲にオージェイズ For the
Love of Money という曲があるんだが、
その曲のベースのリフがかっこいい
だよ。

 

オージェイズはもちろんヴォーカル担
で、そのベースのリフの上で歌うわ
けなんだけど、この曲の最大の魅力
このアンソニー・ジャクソンの弾いて
いるリフだと思うんだ。

 

アンソニー・ジャクソンて、あの上原
ひろみとやったりしてるあの人ですか?

 

そうそう、彼の若い頃の演奏だ。なん
だきみも音楽に詳しいのか。ならわか
るだろ? あいつ勝手やっても、
がどっしりベース・ラインを作って
全体を支えているというこの取り合せ
の妙が…… PM はしゃべり続けた。

 

……

 

PM とのオンラインの打合せを終えた
、その For the Love of Money を聴
いてみた。確かにカッコいいリフだ。

 

ネットで調べてみると、あまりにカッ
コいいリフなので、全編にフィーチャ
して、エフェクトやらなにやらかけ
まくったらしい。

 

確かにこのリフに例えてもらうという
のは光栄ではあるが……と俺は一瞬思
って慌てて頭を振った

 

いやいや、そんな甘い言葉に騙されて
なるものか。いやだ、あいつとはもう
やりたくないフィラデルフィア・ソ
ウルなんて嫌いだ。そんなことを考え
ながら俺はオージェイズの歌を聴いて
いた。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

※このお話はフィクションなので、実
在のプロジェクト、マネージャー、ク
ライアントのオーダー、とは無関係で
す。あ、アンソニー・ジャクソンのリ
フは実際かっこいいですよ。