だいぶ昔の話ですが、セッシ
ョンをやってて、Sweet Home
Chicagoという曲を歌うはめに
なったことがありまして。
「歌うはめ」とかそれほどのことかよ
と思われるかもしれませんが、単に普
通に歌うって話じゃなくて、このブル
ーズのスタンダード曲を
ボサノバで歌う
ということだったのですね。
早い話、その時のセッションホストの
人に「無茶振り」されたということな
わけですが。で、単にグルーヴを変え
られただけじゃなくて、曲中の7thコ
ードをすべてメジャー7thに変えられ
てしまった上で、さあ歌えといわれた、
と(笑)
……ま、そんなわけです。
え〜とか思ったものの、できないとい
うのも悔しいので、結局歌ったんです
が、そしたら、
結構受けた
わけなんですね。
その時の動画が残ってないかと思って
探してみたのですが、見つかりません
でした。残念。
で、
こういう無茶振りを楽しいと思う人も
いるでしょうし、一方で決めたことを
きっちりやる、例えばバンドスコアに
書かれたことをきっちり演奏すること
が一番という人もいるとは思います。
なので、別に誰にでもお勧めするとい
うことはないのですが。
無茶振りがあるかどうかは別にして、
ジャムセッションというアクティビテ
ィの楽しみというのは、「想定外の事
態を含めて演奏を楽しむ」ことだと思
うのです。
さらに言えば、そんな風に予定調和で
ない事態を楽しむためには、どれだけ
音楽的な多様性を受け容れられるかと、
ほんの少しの想像力が働かせられるか
がポイントではないか、と思うんです
よ。ちょっとえらそうに言えば。
多様性(ダイバーシティ)という言葉
は、今では社会を語る上で避けては通
れないものになりましたが、音楽の世
界もまた多様性に溢れています。
世の中には様々なジャンルの音楽があ
ることを前提に、多様な音楽に日頃か
ら親しんでいること、そして、その経
験をベースにしてちょっとだけ想像力
(イマジネーション)を働かせること。
そうすることで、結果的には無茶振り
への対応の基礎が自然に養われていく
ようにも思います。(まじめか)
もちろん、場数ってのもありますけど
ね(笑)
て、ことで。
では、また ( ̄▽ ̄)
お読みいただきありがとうございま
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