音楽に「グルーヴ」って言葉が
ありまして。
なかなか説明の難しい言葉なんですが、
そのグルーヴ感を感じるために、一種
の円運動と考える、なんていうやり方
があります。
たしかに、リズムを取るときに身体を
動かしているのは円運動といわれると
そうかな、とも思いますし。そもそも
音は波動ですからね。円運動と波動は
深い関係がありますし。
で、
話は突然変わるんですが、「ワーク・
ライフ・バランス」という言葉があっ
て、最近某政党の新総裁のそれに関し
ての発言が物議を醸しましたが。
まあ、その物議云々の件は別にどうで
もいい話ですが、私昔からそもそもこ
のワーク・ライフ・バランスという言
葉があまり好きではなくてですね。
なぜ好きじゃないかというと、なんだ
か「ワーク(仕事)」と「ライフ(人
生)」が別物みたいじゃないですか。
仕事は人生の一部じゃないの? と思
うわけですね。(会社勤め辞めちゃっ
た今となっては、ちょっとどうでもよ
くなってる感もありますが)
バランスって言われるのも、なんだか
変な気がして、仕事は辛いけどそれ以
外の生活の部分でバランスとってね、
という風にも聞こえますよね。実際そ
ういう意図なのかは別にして。
「仕事=人生」みたいな人もいますけ
どね。それはそれで危うい気がします
けども。
そんなことを思っていたわけですが、
そうしたら、アメリカの某大企業の元
CEOが似たようなことを言っているの
を見たんですよ。
ア〇ゾンの創業者のジェフ・ベゾス氏
なんですが。
あるインタビューで、「ワーク・ライ
フ・バランスについてよく聞かれるん
だけど、気持ちを萎えさせる言葉で好
きじゃない。まるで2つが相容れない
ものだと言ってるみたいで」というよ
うなことを言ってたんですね。
ベゾスさんが言うには、「(ワークと
ライフというのは)バランスというよ
り円(運動)のようなもの」なんだそ
うです。つまりお互い行ったり来たり
するもの、ライフが充実していれば仕
事に行ってもエネルギーが出るし、仕
事が充実していれば家に帰ってもエネ
ルギーが出るんだと。
まあ、私的にはなんかまっとうな考え
方でいいんじゃないかと思ったんです
よ。異論もあるかもしれませんけど。
ベゾスさん、そんなわけで(?)朝食
はしっかり家で家族と取るし、自分で
皿洗いをする時間をしっかり確保して
いるんだ、なんて語っていたんですが。
そしたらこの人、そのわりとすぐ後に
不倫がバレて巨額の慰謝料はらって離
婚しちゃいました……まあ大金持ちの
人生の感覚なんてそんなものかもしれ
ません。
で、まあそれはそういう話なんですけ
どね。別にだからアマ〇ンは素晴らし
い、買い物は何でも熱帯雨林でなんて
ことを言うつもりは別にないんですが。
ただ、
もう一つ、この「(バランスではなく
て)円運動ととらえる」というのは、
個人的にいいなーと思うわけなんです
よ。別に仕事とそれ以外の生活だけじ
ゃなくても良くて、たとえば音楽のよ
うな趣味の活動と日常生活でもいいん
じゃないでしょうかね。
別のところで、アラカン世代の居場所
の話をしましたが、いくつかの居場所
があって、それぞれが相互作用を生み
出していくと人生いいことがある気が
します。
結局、色んな相互作用が円運動のよう
に働いていて、それが折り重なってラ
イフというのが成り立つのが理想では
ないか。それが人生をかっこいい音楽
のようにグルーヴさせるのではないか、
なんてことを思ったりしております。
まじめか。
あなたのライフはグルーヴしてますか?
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)