「魅惑の宵」という曲があ
りまして、この前フランク・シ
ナトラが歌っているバージョン
を聴いてたんですが。
『南太平洋』という映画(1958年)
がありまして。古い映画がお好きな方
はご存じかと思うのですが。
南太平洋の島(オセアニアの今でいう
ヴァヌアツあたりのようです)を舞台
としたラブ・ストーリー映画で、もと
もとはブロードウェイのミュージカル
だった作品です。
この「魅惑の宵」という曲は、このミ
ュージカルの中で歌われる曲の1つな
わけです。
リチャード・ロジャーズとオスカー・
ハマースタイン2世というミュージカ
ルの名作を数々残している作詞作曲チ
ームの作品です。『サウンド・オヴ・
ミュージック』なども手がけている人
たちですね。
この「魅惑の宵」については、かのア
ンドリュー・ロイド・ウェーバーがミ
ュージカルのために書かれた最高の曲
だと言ったとかいう話もあります。
で、
この曲、原題を “Some Enchanted Eve-
ning” といいます。Enchanted というの
が「魅惑の」という日本語にあたるわ
けですが、辞書を引くと「魔法にかけ
られた」なんてことも書いてあったり
します。
魔法にかかったようにうっとりしてる
様子をいうわけですね。元々は動詞の
enchant(「うっとりさせる」「魔法
にかける」)から来ているわけですが。
この単語の語源を調べると、ラテン語
の incantare という言葉になるのだそう
ですが、この cantare というのは「歌
う」という意味なんですね。イタリア
語では今でも cantare は歌うという動
詞ですよね。
そんなことをヒマにあかして調べたり
してると、音楽によって引き起される
トランス状態とか、魔法とか呪術とか
の関係性がそんなところにも残ってい
るのだろうなあ、などと思ったりもす
るわけです。
で、そんなイメージが「南太平洋」の
島のイメージと合わさってさらに増幅
されたりとかね。
映画観なおしてみようかな。それとも
いっそ南の島に行ってしまうのもいい
かも。なんてことを思ったというお話
でした。探さないでくださいね。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
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