オルタードの感覚をつかむにはこの曲のここを聴いてみたら?という話

ルタード・スケールという
スケール
がありましてね…。

 

ジャズとかやられる皆さんにはおなじ
みのスケールなんですが、ロック方面
の方々にはあまりなじみのないモノか
もしれません。

 

ごく大ざっぱないいかたをしますと、
V7からI といったいわゆる「ドミナン
ト・モーション」(これって和製英語
らしいですが)のところで使われるス
ケールでして。そんなところ、つまり
盛りあがりから落ち着きにむかうとこ
で使われてハマると、まあ「ジャズ
っぽい」感じが出るんですね。

 

そんなスケールなんですが、ジャズに
なじみのない人がじゃあジャズっぽく
「オルタード・スケール」を使ってや
ろうと思って覚えようとして、

 

えーと、G7だからGのオルタードって
ことは、G, Ab, Bb, B, Db, Eb, F で、
えーと…

 

とかやっていても、なかなか身に付か
ないというか、ピンと来ない、ってこ
とになりやすいんですね。

 

つまり、実際どんなサウンドになるの
か、頭の中に鳴らない、ってことなん
ですよね。上に書いた音をパラパラ弾
いてみてもどうもよく分からないなあ
とか…。

 

で、

 

これは、まあ個人的な体験にもとづい
てお話するんですが、『サテン・ドー
ル』という有名なデューク・エリント
ンの曲があるんですけど。知っている
方も多いと思いますが、こんな曲です
▼▼▼

 

ジョー・パスの演奏でして、もちろん
ジョー・パスなので色んなことやって
るんですが(笑)、ここで注目してい
ただきたいのはですね、テーマのAメ
ロ(の後半部分)なんですね。

キーC図にあるような流れなんです
が、この図の2小節目のメロディーが
モロにオルタード・スケールを使った
フレーズになっているんですね。(注:
正確にいうとDbのリディアン7thなん
ですけど、理論的なややこしい話にな
るので、省略します。使われる音は一
です)

 

で思うんですが、オルタード・スケー
ルを実際に「使える」ようにするには、
例えばこのメロディー何度も聴いて
空で歌えるようになるまで覚える。そ
してそれを弾いてみる、といったステ
ップを踏むのがいいんじゃないかと思
うんですよね。

 

別に『サテン・ドール』じゃなくても、
他にも曲はあるかもしれませんが、ま、
良く知られた名曲なのでね。

 

ピンと来たら参考にしてみてください。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などお届けする無料のメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
http://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

聞いてびっくり見て(知って)がっかり?

前、昔職場で同僚だった
性と久しぶりに会って話をした
ときのことですが。

 

彼女は中国の人なんですが、17歳
時に日本に来て、日本語の学校に行っ
たのちに日本の大学を受験して入学し
た、という経歴でして。で、その彼女
がまだ日本に来たばかりの頃の話にな
ったんですね。

 

語学学校のプログラムか何かで、北海
道の一般家庭にホームステイすること
になったそうでして。で、そのホスト
ファミリーの紹介用のプロフィールに
そこのお父さんは「大○組勤務」と書
いてあったのを見て、彼女は「やった、
ラッキー!」と思ったそうです。

 

なぜ○林組の人がいるホストファミリ
ーのところにホームステイするとラッ
キーなのか?それは、

 

「やくざの家にホームステイできる!」

 

と勘違いしたからなんですね(爆)

 

行ってみたら、住宅を建てる関係の仕
事をしてる普通のお父さんだったそう
でして(当たり前だ)。がっかりした
そうですが。おいおい。

まあ、名前を聞いて、どんなにスゴイ
んだろうと思っていたら、実はなーん
だ、なんていう経験された方は多いん
じゃないかとは思いますけど。

 

昔、スーパーロクリアンというスケー
ルの名前を聞いて、どんなすごいモノ
かと思ったら、オルタード・スケール
と一緒だと知った時のあの肩透かし感
に似てるかなあ、と思いながら聞いて
おりましたよ。

 

え、ちょっと違う?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

○○○を減らして、セレブ的音楽ライフ?

の世の中、決断しなければ
ならない
ことが多いですよね。
決断するために
は結構な意志の
が必要だとよくいわ
れます。

 

なので、重大な決断を毎日下している
ような人は、あまり余計なことで決断
する意志力を使ってしまわないよう
しています。その日着る服のチョイス
なんてのもそんな「余計なこと」と思
う人もいるわけでして。

 

代表的なところでは、スティーブ・ジ
ョブズの黒いタートルネックマーク
・ザッカーバーグのグレーのTシャツ
オバマ前米大統領のスーツとかがよく
引き合いに出されます。グーグルで画
像検索かけると、よく分かります。

 

音楽の世界でも、この有名ギタリスト
ボーダーのシャツのことが話題にな
ったりします(笑)▼▼▼

 

あのパッ○・メ○ニーなら、さもあり
なんとは思いますが、冗談はさておき、
決断を下す時に苦労しないためには、
「選択肢」が少ないに越したことはな
ですよね。ある決断に意志の力を使
いすぎると、他のことがおろそかにな
りやすいですし。

アドリブのソロでよく、最初はドとレ
の2音から、などと選択肢を絞るよう
にお勧めするのもそういったことと関
係しています。何の音を弾くか迷って
いるうちに、曲のどこにいるか分から
なくなったり、メロディと同じくらい
大事なリズムが単調になったりしてし
まいかねませんからね。

 

音数を絞って、オバマ大統領(ジョブ
ズでもザッカーバーグでもいいけど)
の気分になりませんか?ちなみに、在
任中の8年間にオバマさんの着たタ
シードは1着だけで、毎回同じものを
着てたんだそうですよ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

音楽の光と影 2

は大仰にも谷崎潤一郎の
「陰翳礼
讃」なんて随筆を引き
合いに出してし
まいましたが

 

昨日も書いたように、音楽にも陰影は
大事です。ストーリー展開などとよく
いうのも、演奏の流れに陰影をつける
ことにつながりますしね。ハーモニー、
リズム、メロディ、という音楽の基本
と結びつきますよね。

 

ちょうど、スケッチした物体に斜線で
影をつける(ハッチングする)と絵に
立体感がつくように、演奏に立体感
出ます。

 

さて、前回から引っ張っている音楽に
微妙な陰影を付けてくれるという「あ
れ」の話ですが、もうお分かりの方も
いらっしゃると思いますが、

 

ブルーノート

 

のことなんですね。

 

ブルーノートは、簡単にいうとメジャ
ースケールの3度、5度、7度の音が
フラットした音です。Cメジャースケ
ールでいうと、E(ミ)、G(ソ)、
B(シ)がフラットした音ですね。

 

で、セッションなどをされる方はよく
ご存じだと思いますが、ブルーノート
というのは基本的に明るいメジャース
ケールの音に対して、「ダークに」響
くという性質をもっています。つまり
メジャースケールでメロディを弾いて
いるところにこのブルーノートをはさ
み込んでやると、まさしく

 

陰影が作れる

 

ということになるわけですね。

そんな風にブルーノートでソロに「陰
影をつける」ことが出来るようになる
と、ソロを弾くのがさらに楽しくなっ
てくるのですよね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

自由が欲しい? 自由から逃げたい?

回のテーマは「自由」とい
うことに
ついてです。

 

…といっても、別に政治的な話をしよ
うと思っているわけではなく、音楽に
ついてのお話ですが。

 

先日のことですが、あるセッション
参加しまして。どんなものかというと、
東京の吉祥寺で「ジャムセッションを
日本の文化に」とかぶち上げて、音楽
教室やったり音楽で起業したい人をプ
ロデュースしたりしている某社長がい
るんですけど。その人が月一でやって
るセッションでして。

 

大体いつも普通のセッションにはなら
ないんですね(笑)。

 

で、昨日のそのセッションでは、「オ
リジナルのスケール(音階)を作っ
てセッションする、というのがテーマ
だったんですね。

 

オリジナルのスケール?そんなものが
いまさら出来るのか?とお思いの方も
いらっしゃると思いますが、そこはそ
れ、やり方はあるものでして。コツと
いうか、ヒント1オクターブの中で
考えないで範囲を広げることにあるの
ですが。

 

まあ、ここではその詳しいやり方を解
説するのが目的ではないので、深入り
はしませんが。ともかく、たとえば、
そんなやり方で私が自分で作ったスケ
ールは、

 

C, E, A, C#(Db), F#(Gb), A#(Bb)

 

というものでした(2オクターブの範
囲で作ったスケールです)。

 

で、さらにスケールの中の音を組み合
わせて、自由にコードを作ったりもす
るんですね。で、その出来たコードを
並べてコード進行を作り、その進行を
使ってセッションをする、というね…
(例えば、私の作ったスケールでは、
C7b9, F#m7b5の繰り返しでやりま
したが)

 

ま、やっぱり普通じゃないセッション
になりました。正直かなり「エグい」
サウンドではあります。私的には好物
なんですけどね。苦手な方もいるでし
ょうが…。

 

で、

 

こんなことをやることで、何が得られ
るのかというと、既存の音楽の方法論
からの(部分的ではあるにせよ)「自
由」な訳ですね。で、実はこれって
からミュージシャンたちが繰り返して
きたことなわけです。

 

古いジャズからビバップというやり方
が出てきたり、そのビバップの枠組み
から自由になりたくてモードを取り入
れてみたり。さらにはフリージャズ
かに走ってみたり。

 

そんな、古い枠組みから自由になりた
というミュージシャンたちの取り組
みをある種シミュレーションするよう
なセッションではありました。とても
刺激的で面白いセッションでしたよ。

 

ただ…、

 

一方で、人間というのはそんな自由を
渇望することがある一方で、いつまで
も自由ではあり続けられない、という
側面もあるのですよね。そうすると、
自分のやっていることを体系付けたり
理論化することによって枠組みを作ろ
うともするわけでして。その枠組みを
深掘りする中での、進化(深化?)
いうのもあるので、それが悪いわけで
もないのです。

 

個人個人の志向によるところも大きい
と思います。同じ人でも、時には一方
に振れたり、ある時には反対に振れた
りもするでしょうね。そんなことも含
めて色々と考えさせられたセッション
ではありました。

 

みなさんは、いかがですか?自由が好
きですか?枠組みの中で深めていくの
が好きですか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

ホットな演奏=クール?

年、夏になるともはや常識
のよう
に、いろんな会社の入り
口に

 

「当社はクールビズを実施中です」

 

…みたいな掲示が出ますね。あれって
いまさら必要なのかと思いますけど、
律義に出してる会社が多いですね。
まりと終わりの期日をきちんと決めて
るのもなんというか日本人らしいです
ね。

 

それはともかく、この「クール」とい
う言葉ですが、もともと涼しいって意
味ですよね。それはそうなんですが、
ご存じの通り、ウラというか口語(ス
ラング?)的な意味として「かっこい
い」というのがあって、「クールビズ」
なんていうのは「省エネで涼しくてか
っこいい」なんていうダブル・ミーニ
ングを意図してるわけですね。

 

「クールジャパン」なんて言葉もあり
ますが、これなんかはもう「かっこい
い」という意味に特化してますね。日
本は涼しくていいよ、っていう意味じ
ゃないです(当たり前だ 笑)。

 

で、

 

そんなクールという言葉が「かっこい
い」という意味で使われるようになっ
たのは、ジャズマンのスラングからと
いうのが定説のようです。一説による
レスター・ヤングという有名なテナ
ー・サックスのプレイヤーから広まっ
たとか。

 

まあホントかどうかはわかりませんが、
いわれてみればレスター・ヤングとい
う人は後のクール・ジャズというスタ
イルの先駆者ともいわれていて、たし
かにホットというよりはクールな演奏
をするんで、なんか納得してしまいそ
うになるんですが。

そういえば、ホットという言葉も「か
っこいい」ていう意味で使われますね。
こちらはジャズマンのスラングが起源
かどうかははっきりしませんが、「ホ
ットな演奏」とか「ホットなアドリブ」
とかいった使われ方しますしね、ジャ
ズなどの音楽を連想させるものではあ
りますね。

 

とはいえ、「かっこいい」という意味
のスラングとしては現代では「クール」
が優勢ですね。ホットな演奏をしても
「クール」と褒められる、というのが
時代の趨勢(?)ということでしょう
か。

 

※(追記)この間、アメリカの最近の
スラングの解説をする動画を見ていた
ら、最近流行りのスラングに “fire” と
いうのがあって、「カッコいい」とい
う意味なんだそうです。時代はどうも
また「熱く」なってきたみたいです。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

<

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

Hmp5↓を英語でなんと言うか問題

のお話は特にジャズなど使用される Hmp5↓というスケーにまつわるお話です。

 

え、なんて読むかわからない
この名前はですね、ハーモニック・マ
イナー・(スケール・)パーフェクト
・フィフス・ビロウと読みます(と、
いわれてます)。

 

英語で書くとですね Harmonic Minor
(Scale) Perfect 5th Below となります。
「完全5度下のハーモニック・マイナ
ー・スケール」という意味ですね。よ
り簡単に HP5 と書かれたりもします。

 

スケールの解説をするのが、今回の主
旨ではない(ないのかい)ので、詳し
い説明はしませんが、G7→C(ある
はCm)という流れがあるとき、G7
ところで完全5度下(この場合C)
ハーモニック・マイナー・スケール
想定して弾くとハマるよ、というよう
なことをまあだいたい言っているんだ
と思ってください。

 

冒頭にも書きましたが、ジャズなどで
はわりと使われるスケールです。もち
ろん日本でも外国でも。

 

なんですが、

 

じつはこの長ったらしい呼び方英語
圏ではほとんど、というか全く使われ
ていないようなんですね。

 

なので、たぶん英語スピーカーのミュ
ージシャンに「ハハハーモニック・マ
マイナー・パパパーフェクト・フィフ
ス・ビビビロウ」なんて感じで舌をか
みそうになって必死に伝えても伝わら
ない、てことが起こる……らしいんで
すよ。「えいちぴふぁいぶ」なんて
なおさらでしょうね。

 

まあ、この名前自体がかなり説明的
ので、カンのいいミュージシャンは、
「あ、こういうことかな」という風に
脳内変換してくれるかもしれないです
けどね。

 

でさて、じゃあ英語では普通なんてい
うのか、というとどうも一番よく使わ
れる名称は、

 

フリジアン・ドミナント

 

……というもののようです。

 

これも説明しだすと長くなるので詳し
いことに興味のある方はお調べいただ
ければと思うんですが、簡単に言うと
フリジアンというスケールがありまし
て、そのフリジアンの3度の音が半音
上がっているスケールということなん
ですね。あまり簡単じゃないか……

 

をみていただければ、意味合いはお
分かりいただけるのではと思いますが
……(汗)

 

あと、ミクソリディアン・フラット2
・フラット6という呼び名もあるらし
いです。ミクソリディアンの2度と音
と6度の音がフラットしてる、という
意味ですね。はこれが一番分かりや
すいんじゃないか、と密かに思ったり
もしていますが、たぶん広まらないで
しょうね。

 

まあ、音楽の世界じゃなくてもありが
ちといえばそうなんですが、英語なん
だから伝わるだろうと思ってるとあに
はからんや、なんてこともあるので、
気をつけましょう、ということで。

 

こんなスケール使わないペンタ命と
いうロケンロールな方には必要のない
情報でしょうけれども。

 

The 5th mode of Harmonic Scale
という言い方はあるようです。ハーモ
ニック・マイナー・スケールの5番目
のモードという意味ですね。え? 何
ことだ? ……すみません。忘れて
ください。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

スキマのあるソロvsスキマを埋めるソロ

ドリブを弾こうとして、よ
く起こる
ことに

 

弾きすぎる

 

……というのがありますね。とにかく
いっぱい音を弾いて埋め尽くさないと
気が済まない(?)という感じ、ある
あるじゃないでしょうか。普段は余裕
もって適度なスキマがあるソロをとる
人でも、ひとたびテンパるとそんな
だらけのソロになったりもします。

 

よくいう「弾き気」の問題ですね。無
意識にそうなってしまいがちなのが、
怖いところです。なので「弾かずに聴
く」という例の三原則を思い出しまし
ょうと、くどいくらい言ったりもする
のですね。

 

アドリブを取るときは、音のスキマ
大事にしましょうね。

 

……ってことなんですが、そういえば
……

 

そんな行き方に反して(?)とにかく
音をバリバリ詰め込むようにして弾い
ていた、ジャズの巨人がいましたね。
そう、ジャズがお好きな方ならご存じ
でしょうが、

 

ジョン・コルトレーン

 

……という人です。

 

コルトレーンという人は最初あまり評
価の高い人ではなかったのですが、あ
る時点から例の「シーツ・オブ・サウ
ンド(敷き詰めた音)」というスキマ
なく音で埋め尽くすような奏法で有名
になり、マイルズ・デイヴィスにも高
く評価されたりして、ジャズの巨匠の
仲間入りをしました。

 

彼が好んで演奏した曲で映画「サウン
ド・オブ・ミュージック」の中の「マ
好きなもの)」というのがありますが、
そこでの彼のソロを聴くとまさにそん
な感じがおわかりいただけると思いま
す。

スキマのある吹き方をがんばっても、
同時期に活躍していたソニー・ロリン
のようにななれない、と思ったのか
どうかは知りませんが、コルトレーン
は、真逆のどちらかといえば素人っぽ
い吹き方をとことんまで突き詰めるこ
とでブレイクスルーを見出したという
ことですね。

 

結局、何ごとも究極まで突き詰めれば、
道は開ける、ということではあると思
います。

 

……なんですが、セッションやってみ
んながみんなコルトレーンみたいなソ
ロを弾きだしたら、それはやっぱり困
るんじゃないかと思ったりもして(笑)

スキマ、よろしくお願いします。

 

(ちなみに練習としてスキマなく音を
弾いてみる、というのはまた別の話で
す。)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

音階と物差しとウロコの共通点?

楽やってると、とくにアド
リブをし
ようとか習おうと思っ
たりするとです
ね、
スケール
っていう言葉というか概念にぶちあた
るんですね。

 

日本語で言うと「音階」。あるいは、
「音列」なんていう言葉もありますね。
1オクターブ内12ある音を一定の規則
で(多くの場合5つから8つくらい)
抜き出して並べられたものをいいます。

 

で、アドリブする時、このコードでは
このスケール、あんな時にはあのスケ
ールとか教則本なんかには書いてあっ
て、みんなそれを一生懸命覚えようと
して挫折する、なんてことを人類は
り返しているんですが。

 

なんで、音階のことをスケールってい
うんでしょうか?音楽以外でスケール
っていうと、「物差し」って言う意味
だったり、モノゴトの「規模」のこと
をスケールといいますよね?それから
英語の “scale” には「ウロコ」ってい
う意味もありますね。

 

なんで、ウロコ?

 

と思って調べてみるとスケールの大本
の語源はラテン語で「階段」とか「は
しご」って言う意味の言葉なんですな。
で、それが音楽では音階って言う意味
にもなったし、日常的には物差しとか
言う意味になり、さらに派生してもの
ごとの規模という意味にもなったって
ことのようです。

スケール「アップ」とか「ダウン」
いうのも納得がいきますね。そして、
音楽でのスケールもある規則で段がつ
けられた音の階段やはしごだとイメー
ジすれば、なるほどって感じじゃない
でしょうか。

 

ちなみに「ウロコ」の意味のスケール
は、古いゲルマン語が語源で、そもそ
別の言葉のようです。なーんだ。

 

(ともあれ、英語圏でもこんなジョー
クがありまして:
「どうして魚はよいミュージシャンな
んですか?」
「スケールが身についてるからね」)

 

で、まあそんなスケールですが、スケ
ールで挫折した皆さん。スケールはね、
まずはメジャースケール(つまりドレ
ミファソラシド)をしっかり把握でき
れば、あとはおまけみたいなものなの
で、まずはメジャースケールを身につ
けましょう。

 

音楽のジャンルにもよるところはあり
ますが、あとはそれにいくつか音を加
えたり、スケールの音を少し変えたり
することで、たいていのことには対応
できるかと。ま、それでもスケールを
極めたい、というのなら別にいいんで
すけどね。頑張ってください。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

「寄り道」から戻ってこられますか?(音楽の話ですけど)

楽っていうのは、多くの場
音楽の
3要素(メロディー、
ハーモニー、リ
ズム)について
色んな寄り道をしては、
元に戻
ってくる、そんな事の繰り返し
で成立していますね。

 

例外的にずっと寄り道しっぱなしのよ
うな音楽もありますけどね。まあ、そ
れは置いておくとして…

 

たとえば、メジャースケールでのメロ
ディーがあるとすると、ドレミファソ
ラシドのうちのファの音は、他の
音との比較で言うと「寄り道」の音
んですね。なので、そこで普通は立ち
止まりっぱなしではいられなくて、
の音とかミの音とかに戻りたくなる
けです。

 

長くなるのでここでは割愛しますが、
ハーモニーでもリズムでも似たような
寄り道は発生します。

 

よくいう盛り上がりと落ち着きという
言葉を使えば、「寄り道」をしている
ときは、音楽的にはたいて「盛り上が
って」いる時なわけですね。

 

なので、盛り上がるためには寄り道す
る必要があるんですけど、寄り道しっ
ぱなしで帰ってこれないと「迷子」
なってしまうんですね。つまり寄り道
先からちゃんと戻ってくるという感覚
が大切なわけです。

なんか、サラリーマンのお父さんの帰
宅ルートの話みたいになってきました
ね。寄り道もいいですが、ちゃんと家
には帰りましょう。

 

それはともあれ…

 

その感覚が出来ていれば、結構遠くに
寄り道しても帰ってこられるわけなん
ですよ。上に書いたスケールの話でも、
実はメジャースケール上の音じゃなく
ても寄り道はできるんですね。ちゃん
戻れさえすれば。

 

そんな相対的な「寄り道」「本筋」
行き来の感覚が、音楽を作り上げて
いると言えると思います。あくまで
対的というところがサウンドの陰影を
作るのではありますが。

 

その感覚をつかむにはどうするか?ま
ずはメジャースケールのドの音(ナン
バリングシステムでいう1の音)に戻
、という感覚からスタートするのが
やはり一番かと思います。ドは王様の
、ですね。

 

まずはドとレの2音から。て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

マイナー好きはギターのせい……かも?

、歳とともに気がつくと
マイナー
キーの曲をよく弾くよ
うになってしま
った。という話
を書きまして……。あ
れから、
でギター(私のメイン楽器)
を手にしてみて思ったんですが、

 

ギターはマイナー系(コードにしても、
スケールにしても)の方が弾きやすい

 

……ということがあるんじゃないでし
ょうか?

 

その昔フォークギターが流行した頃、
ギターを買って挫折する一つの大きな
理由というのによくあげられていたの
が、Fのコードが押さえられない、と
いうのがありましたが、ギターのメジ
ャー系のコードって、たいていの場合、
マイナー系のコードより微妙に(ある
いはとっても)弾きづらいと思いませ
んか?

 

ギタリストの皆さんどう思います?

FメジャーのコードよりはFm(Fマイ
ナー)のコードの方が弾きやすいし、
B♭メジャーよりはB♭mのほうが圧
倒的(??)に弾きやすいですよね。
オープンコードにしてもEメジャーよ
りEmのほうが、AメジャーよりAm
方が、微妙に弾きやすいと思うんです
よね。(ギター弾かない人にとっては
わかりづらくてすみません)

 

そして、Aマイナーペンタの方が、A
のメジャーペンタより覚え易くないで
すかね?少なくとも私はそう思うんで
すけど……。

 

マイナーコンバージョン(ソロを弾く
ときに、何でもマイナー系のスケール
に置き換えてしまおうという考え方)
なんてことを言い出したのもギタリス
トですしね。

 

そんな楽器の構造上の特徴が、微妙に
影響しているのかも、とちょっと思い
ました。

 

まあ、キーボーディストでも同じよう
に感じられている方もいらっしゃるの
で、そればかりではないと思いますが。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

日本人はマイナー好き……なのか?

の中の曲の多くは、メジャ
ー(長調)
かマイナー(短調)
かに分類されます
ね。中にはど
ちらとも言いきれないよ
うな曲
もありますけどね。

 

で、ときどき言われるのは日本人はマ
イナーの曲が好きだよね、ということ
なんですよね。演歌しかり、雅楽しか
り。日本の古来からの音階がそもそも
マイナー系(陰旋法)ですしね。沖縄
音階のような例外はありますが。

 

日本で好まれるジャズのスタンダード
ナンバーなども、マイナー系が多い気
がしますね。「枯葉」とか「モーニン」
とか You’d Be So Nice to Come
Home to とか。哀愁のある曲が好ま
れる傾向は確かにあるような気はしま
す。日本人のマゾヒズムだとかいうよ
うなことを言う人もいたような……。

 

もちろんアメリカなどでも好まれるマ
イナーキーの曲はあるんですけど、私
の思い込みかもしれませんが、単純な
どマイナーというよりは途中でメジャ
ーに転調してみたり、より明暗のニュ
アンスのある曲が好まれている気がし
ます。Come Rain or Come Shine
んて曲はメジャーなんだかマイナーな
んだかよくわからないですね。

 

でね、

 

私も若い頃は、そんな話を耳にしたり
したせいもあるのか、マイナーよりメ
ジャー系の曲がいいよなー、とか意気
がってたりしたこともあったんですけ
ど。洋楽好きだったこともあるので。

 

ところが、この前、家でギターを弾い
ていた時、ふと、1人で無意識に近い
感じでよくぽろぽろ弾く曲って何だろ
と思って考えてみるとですね…

出るわ出るわ、マイナーの曲だらけ

 

……なんですわ。

 

Beautiful Love でしょ
Dear Old Stockholmでしょ
Midnight Blue でしょ
Israel でしょ
Summertimeでしょ
Stairway to Heaven でしょ

 

結局、お前もマイナー好きなんじゃな
いの、っていう感じでして。歳のせい
なのかなー、とちょっと考えてしまい
ました。

 

まあ、別にだれの迷惑になるわけでも
ないので、いいんですけどね。

 

皆さんはどうですか?やっぱりマイナ
ーの曲が好きですか?

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

譜面アレルギー解消法3:曲の輪郭をとらえよう

はざっくり見ようという
話の続き
でございまして…

 

譜面を見る時にまずは全体の曲の構造
を把握しましょうというのが前回のお
話でした。で、その次に目をつけるの
は曲の「輪郭」です。

 

輪郭?

 

ご承知の通り、楽譜上の音符は音が高
ければ五線の上の方になり、低ければ
下の方になります。また、音の長さに
よって記号が変化したり、音を出さな
いところには休符という記号が入りま
す。そういった記号が並んでいるのを
全体として眺めてみるとその曲の「輪
郭」が浮かび上がってきます。

 

音の上下音符のつながりが描く曲線
として見えてきますし。細かく音が詰
まっているところは音符がせせこまし
並んでいます。逆にロングトーン
連なるところはせせこましさはない
すね。そんなふうに視覚的に曲の輪郭
をとらえるわけです。

 

前回お話したようなやり方でまず把握
した構造を念頭にどこがどんな輪郭
をもっているかという目で譜面を見る
といいと思います。Aセクションはこ
んな輪郭、Bセクションはこう、とか
ですね。

イラストなんかでも、輪郭だけが表現
されたシルエットをみても、結構それ
が何であるかは把握できますよね。そ
んな風にまずシルエットのように曲の
輪郭を見ていくことをイメージすると
良いかもしれません。

 

曲の「構造」と「輪郭」を把握した上
で、実際に音源を確認したり、楽器を
もって音を出して練習したりすれば、
効率的な時間の使い方にもなると思い
ます。

 

ご参考になれば幸いです。

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


譜面アレルギー解消法2:曲の構造をとらえよう

て、前回の続きですが、
面アレル
ギーを解消するには、
譜面を細かく読
もうとする前に
まずざっくりと見る
のが吉、と
いうような話でしたね。

 

じゃあ具体的にどう見るんだというと
ですね。まずは、音符ひとつひとがど
うこうというのを見る前に、全体の構
成を把握するのが先決、だと思うんで
すね。

 

曲というのは、だいたい4小節×2
8小節大きなかたまりとなっている
ことがほとんどなんです。なので、そ
かたまりがいくつあって、どんな配
になっているかを把握するところか
ら始めましょう、ということなんです。

 

音楽用語的には「形式」といいますね。
二部形式とか三部形式とか、聞かれた
こともある方もいらっしゃるでしょう。
複合三部形式とか、ソナタ形式とか、
クラシックになるとかなり複雑な形式
がありますが。

でも、ポピュラー音楽的によくあるの
AABAとか、ABCとか、そんなシン
プル構造が多いです。セッションなど
であまり複雑な構造の曲をやるような
ことはまずないと思います(まあ、J-
POPとかだとちょっと複雑なのもあり
ますが)

 

楽譜にはAとかBとかB’とかの「リハー
サルマーク」というのが付けられてい
ることが多いです。そんな情報もたよ
りに、曲の構造をつかみましょう。

 

この曲は、大きくはAABA’で、それぞ
れが8小節ずつだな、とか。この曲は
A’のところが変則的に12小節だぞ、と
か。そんな具合ですね。

 

そして、全体の構造がつかめたら、よ
うやく音符に目を向けるわけなんです
が、ここでも一音一音がどうというよ
りは、音符全体がどんな「輪郭」を作
っているかに注目しましょう。

 

輪郭?何それ?

 

さらに続きます ( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


譜面アレルギー解消法1:譜面はまず「ざっくり」見よう

さんは、楽譜ってお好きで
すか?え、
嫌い?

 

そういう人も多いですよね。読み方よ
くわからないし、別に必要ないし、と
言う方も多いとは思います。たしかに
楽譜が読めなくても、たとえばジャム
セッションできないなんてことはあり
ません。

 

ギターやベースをやる人はコード譜と
TAB譜があればOK、という人も結構
いますよね。TAB譜って、調べてみた
ら14世紀くらいからあるんですねえ。
そんな昔からあるもんだとは知りませ
んでした。

 

そういえば、この間楽器店で時間つぶ
てたら(笑)最近はTAB譜用のノー
ってあるんですねえ。TAB譜を書く
ソフトもあるみたいだし。

 

それは、ともかく、

 

そんなわけで、譜面を読めるようにな
りなさいとか、上から目線で申し上げ
る気はないのですが、でも、

 

「譜面アレルギーはないに越したこと
はないですよ」

 

…ということはお伝えしたいかな、と
思いまして。え、それでもえらそう?

えーま、ご勘弁いただくとして、問題
どうやってその譜面アレルギーをな
くすのか、ということですよね。その
ためには、

 

「譜面はまずはざっくり見よう」

 

ということかなと思います。

 

もちろんじっくり見る必要のある人も
いるわけですが、われわれがたとえば
セッションをしようという時、まずは
ざっくりと曲の全貌をとらえる、その
「ガイド」として譜面を使うことから
入ればいいのでは、と思うんですが。

 

え?具体的にどうするんだ?

 

えーと…

 

続きます ( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


「繰り返し」て「ヒネる」は作曲の基本?

し前に、アドリブ・ソロを
弾く時に
短いフレーズを長くし
ていくには、
回繰り返して、
それから3回目にちょ
っとヒネ
ってやる、というのがいいよ、
というお話をしました。今日の
お話は、
その続きになります。

 

このやり口というか(笑)手法をお勧
めするのは、実はこれが「作曲」の定
石的な手法だからなんですね。アドリ
ブのソロを弾くのも、即興的に作曲す
ることな訳ですから、有効な手法なの
は、まあ当たり前といえば当たり前な
んですが。

実例で説明した方が早いと思いますの
で、たとえば、スタンダード・ナンバ
ーの「マイ・ファニー・ヴァレンタ
ン」
を見てみましょうか。この曲、以
前にも取り上げたりしてまして、まあ
私の趣味ということではありますが、
また今回のテーマにぴったりの構成
してるんですね。

 

聴いてみましょうか…▼▼▼

 

聴けばすぐにわかると思いますが、
ーマの冒頭8小節でまず同じメロディ
が繰り返され、3回目にメロディーの
後半を「ヒネって」いますよね。次の
8小節も、メロディーは変わりますが
(音形は同じ)同様な繰り返しとヒネ
リでできているのがおわかりになると
思います。

 

サビに入ると、繰り返されるメロディ
ーの頭の1音だけスケールを昇ってい
きますがパターンは同じという、微妙
味付けがされたりしてます。著作権の
関係で楽譜を載せるわけにいかないの
ですが(作曲者のリチャード・ロジャ
ーズは1979年没)、お手元に「黒本」
などお持ちの方は確認してみてくださ
い。

というわけで、2回繰り返してヒネる
のがフレーズ作りというかメロディー
作りの定石パターンである、というこ
とがおわかりいただけましたでしょう
か?専門的にいうと「モチーフ展開」
ということになりますかね。

 

て、ことで。ご参考になれば幸いです。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

標準語と方言とあなたと音楽と

イタリア語はボン・ジョ
ルノとチ
ャオとあとは料理関係
の言葉くらいしか知らないんで
すが……

 

普通イタリア語っていえば一つの言葉
だと思うじゃないですか。でも実は、
色んな方言があるんですよね。日本だ
って北は北千住じゃなかった北海道か
ら南は沖縄まで山ほど方言があるのと
一緒ですね。それを言えば、多くの言
語がそうだと思いますが。

 

イタリア語の場合、ちょっと違うのは、
もっとラジカルにそれぞれの地域の言
葉は「方言」ではなくて独立した「言
語」であると主張する人たちがかなり
いるってことですね。

 

いわゆる標準イタリア語っていうのは、
トスカナ地方(フィレンツェのあたり
すね)の言語の変種であって、あとは
北はピエモンテから南はシチリアまで
それぞれの言語がある、という主張。

 

日本の場合、そこまでの主張はあまり
みられない(アイヌ語と沖縄・奄美地
方を除く)とは思いますが、ここらへ
んの言語と方言の区別というのは、純
粋に言語学的な話ではなくて政治的な
動きなども絡むので、クリアな結論を
出すのはなかなか難しいようです。

 

でね、

 

音楽のジャンルなんてのも、大ぐくり
にまとめることもできるし、細かく違
いをとりたてて強調してジャンル分け
をすることもできますよね。それをど
こまで細分化するかっていうのは、
定版的なルールがあるわけではない
ですね。言語の違いなのか、「なまり」
レベルの差なのかの区別が難しいのと
似ています。

 

そんな「なまり」の違いを研究するの
はもちろんいいことで、それを誰にで
分かりやすく解説してくれる人はあ
りがたい存在だと思います。

 

ですが、実際の演奏の現場でとか、
の演奏を聴いて、その「なまり」をと
りたててああでもないこうでもないと
言うのはどんなもんだろう、と思った
りするのですよ(レッスンの場とかは
ちょっと別かもしれませんが)。

 

普通に会話する時も、個々人に色んな
「なまり」があってもそれをどうこう
いうことはしませんよね。それをやり
だすと言われた人は気分良くないだろ
うし、下手すりゃケンカですよねえ。
だいいち色んな方言が聞けるのは楽し
と思いませんか?

 

音楽の場合、言語の違いのように何を
言っているのか全くわからないという
ようなことはほぼないと思いますしね。
そんな「なまり」が飛び交う中で、新
たな発見があるかもしれませんし。あ
げつらうより、面白がるのが吉、とい
うことかな、と。

 

ただでさえ、シニア男子は上から目線
で口を出すから嫌われるんだ、なんて
ことを言われていることもあるし…あ、
これはまた別の話だ。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

音楽界最大の「出会い物」はブルーノート

回、「出会い物」のお話を
しまして…
日本食の食材の取り
合わせで特に素晴
らしいものに
つかわれる、なんてお話
をいた
しました。

 

でね、

 

一つ思いついたんですが、音楽界最
の出会い物。それはやはり、ブルー
ート
なんではないか、と。

 

もともとアフリカから奴隷としてアメ
リカ大陸につれて来られた人たちがい
たわけなんですが。その人達が昔から
持っていた音階(というか音使い)と
西洋音楽の音階が出会ったことによっ
て、独特な緊張感というか不安定感の
ある音楽が生み出され(つまりブルー
ズが誕生し)たわけですね。その音楽
の特徴的な音使いにブルーノートとい
う名前がついて認知されるようになっ
たということかと思うのですが。

ブルーノートっていうのは、もちろん
ブルーズでよく使われる音(ご承知の
方も多いと思いますが、メジャースケ
ールでいう3度、5度、7度の音がフ
ラットします)なのですが。とはいえ
いまやポピュラー音楽のたいていのジ
ャンルで使われるようになり、もはや
ブルーズの専売特許というわけではな
くなっていますね。

 

ロックにしてもジャズにしても、極東
の島国のJ-POPとかいう音楽にしても、
ブルーノートなくしては成立しなくな
っているという意味で、もはや骨の髄
までポピュラー音楽にしみ込んでいる
といえるでしょう。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

フレーズ作りは「繰り返し」て「ヒネる」?

の前もやりましたが、今回
もまた、
アドリブでソロなどを
とるときに、短
い単純なフレー
ズを展開して、より長
くて複雑
(というほどでもないですが)
なモノにしていく手法のお話で
す。

 

なんでもいいですが、短いフレーズ
あるとしましょう。「ドーレー」でも
「ドレミー」でもいいんですが、これ
まず1回弾いて、それから、もう1
回それを繰り返すんですね。

 

「ドレミー、ドレミー」とか、そんな
感じですね。

 

で、その後にもう1回弾くんですけど、
こんどは、この「ドレミー」のパター
ンをちょっとばかり崩すというか、
ネってみるんですよ。ちょっとだけ
ズムを変えてみたり、余分な音を加え
てみたりしましょう。

 

たとえば、
「ドレミー、ドレミー」ときて
「ドレーミーミミー」といってみる
とかね。

そうすると、ほら4小節のフレーズが
一つでき上がります。そんな感じで、
短いフレーズのタネをより長いフレー
ズに「育てる」わけですね。

 

この前お話した「アプローチ・ノート」
を組み合わせてもいいですね。上の例
でいえば
「(シ)ドレレ♯ミーミミ―」
みたいな感じでしょうかね。

 

長めのフレーズを弾かなきゃという時
に、あれもこれもと音を詰め込んだり
するととりとめなくなりかねないので、
こんな考え方を知っておくといいです
よ。

ピンと来たら試してみてください。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。

IMG_1851

 

ターゲットにアプローチ(恋バナではありません)

さんは、アプローチ・ノー
という
言葉を聞かれたことは
ありますか?

 

ノートというのは紙を束ねてあるあれ
じゃなくて、音符という意味ですね。
アプローチというのは「近づく」とい
う意味ですから、2つ合わせて「近づ
いていく音」ということになりますね。

 

近づいていくって何に近づいていくの
でしょう?

 

それはね、「ターゲット・ノート」
んですね。

 

ターゲットというのはご承知のとおり
「標的」ということです。なので、タ
ーゲット・ノートは「標的となる音」
ということです。

 

ターゲットとなる音は、フレーズの骨
格となる音です。その骨格となる音に
向けて、アプローチ・ノートはその半
音下とか上などから「近づいて」行く
んですね。この手法をクロマチック・
アプローチとかと言うこともあります
ね。クロマチックというのは「半音の」
という意味です。

 

いつも、音数を絞って頭の中で鳴って
いる音をそのまま歌うようにフレーズ
にしましょうなどとよく書いたりして
いますよね。で、それが出来るように
なると人間欲が出てきて音数を増やす
方向に行きたくなるのですが、そんな
時にやみくもに音数をぱらぱら増やし
てもあまり良い結果にならないことが
多いんですね。

そうではなくて、すでにあるフレーズ
を骨格として利用して、そのフレーズ
の音を「ターゲット」にして、そこに
半音上とか下から「アプローチ」する
ことでフレーズを彩るという考え方を
してみてはいかがでしょう。

 

半音を使ったアプローチだとスケール
から外れてしまうのでは?とか、心配
になる方もいるかもしれませんが、
の音が長くて小節頭などの強拍などに
きてしまわないかぎり問題はおこりま
せん。

 

ジャズなどでは定石となるやり方です
が、他のジャンルでも有効な考え方で
すよ。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/