送ってきたのは、一日の仕事が
終わりに近づいた頃だった。
グルーヴィーな「第3の居場所」を見つけるための、あれやこれや
少し前に、チャルメラのメロ
ディーでセッションした話を書
いたんですが…。
その時にちょっと書き忘れたことがあ
ったので、今日はその話の続きです。
特に、面白そうだからやってみようと
思われた方(いるのか?)にちょっと
ご注意というか、コツというか、そん
な内容です。
チャルメラのメロディー、ドとレとミ
の3つの音しか使われないので、簡単
ですぐ出来ると思われるかもしれませ
ん。でも、実は、セッションするため
にグルーヴに乗せようとすると、結構
あれ?と戸惑われる方もいるんではな
いかと思うんですよね。
仮に、例えばファンクっぽいグルーヴ
に乗せてセッションしようと思うと、
実は下の譜面のような感じになってく
るかと思うんですね。そうすると、ご
覧のようにですね、頭の「ドレミーレ
ド」の最初の「ドレ」が、1拍目では
なくて、
アウフタクト
になるんですよ。それも4拍目のウラ
からという…。
これ、ちょっと馴れがいるかもしれま
せん。1拍目の頭からスタートだと思
っていると、あれれということになる
んじゃないかなーと。
後ろのメロディーの譜割りは、この通
りじゃなくて、少々崩しても大丈夫だ
と思いますけどね。この頭の2音の入
り方は押さえておいた方がいいと思い
ます。
これやってみよう、と考えるような奇
特な(?)方に向けての、老婆心でご
ざいました。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
この前、ちょっとウィキペデ
ィアでコール・アンド・レスポ
ンスのことをどんな風に書いて
あるか眺めてたんですが…。
まず、冒頭コール・アンド・レスポン
スとは、「複数の演奏者または歌手が
前者の呼びかけに後者が応答する形で
フレーズを継承し、演奏または歌唱す
る楽式のこと」とか書いてあるわけで
す。ま、確かに(笑)
で、その下の方に「ブラックアフリカ
地域において、伝統的に集会や宗教儀
式などを告知するコミュニケーション
手段として普及していた」とか書いて
ありまして…
それで私が何を思い出したかというと
これなんですね▼▼▼
https://youtu.be/zbHpS7B5xgQ
えー、タモリの「ソバヤ」という曲と
いうかネタなんですが、彼のファース
ト・アルバムに入っていたんじゃない
かと思います。タモリが国民的大スタ
ー(笑)になる前のネタですね。
たしか「全国冷やし中華愛好会」(全
冷中)のイベントで歌われたんですよ
ね。全冷中のことを語り出すと長くな
るので、ご興味のある方はググってみ
てください。
アフリカの民族音楽をパロってるわけ
ですが、タモリがなにか訳の分からな
いことを叫ぶ(コール)→「ソバヤソ
バーヤ」(レスポンス)という構造に
なってまして。ま、ただそれの繰り返
しなんですが…。
なんでもオールナイトニッポンでこれ
を2時間連続でやったとか、そんな伝
説にもなってる芸なんですね。
これって、ジャムセッションの原点み
たいな芸じゃないですか。最近タモリ
がやってるの見ないけど、このまま記
憶のかなたに忘れ去るのも惜しいな、
と思ったんですよ。
どこか(どこだよ?)でやってみたい
な、などと思ってしまったんですけど
ね(誰となく)。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
以前、朝のテレビニュース番
組の経済解説のコーナーを見て
いたら、「ギグ・エコノミー」
という言葉が出てきたんですね。
「ギグ・エコノミー」というのは、長
期間の雇用契約ではなくて、独立した
働き手との単発の短期契約の仕事が中
心となった状況をいうようですが……
アメリカの話ですけど、2020年には
40%の労働者がこのような独立した
個別契約ベースの働き方をするように
なるという予測もあるようです。
それがいいことなのか、悪いことなの
か、そこらへんは色々議論もあるよう
ですが……。朝の寝ぼけた頭で私がこ
の言葉に引っかかったのは、「ギグ」
という単語が使われていたからなわけ
です。
音楽をやってる方は御存じの方が多い
でしょうけど、もともとこの言葉はジ
ャズマンのスラングで、ジャムセッシ
ョンとか、より具体的には「比較的小
さいハコでやるその日限りの演奏の仕
事」を指していました。多くのジャズ
のスラング同様語源はいまいちよく分
かりませんが。
固定したメンバーで何度も色んな所で
繰り返しやる演奏ではなく、1回限り
の演奏(の仕事)という意味合いが強
いんですね(その後、ジャズの世界か
らロックやその他の音楽にも広がって
いって、だんだんその意味も拡大解釈
される傾向にはあるようですけど)。
そんな訳で、冒頭のような「ギグ・エ
コノミー」という言葉も生まれたので
しょう。しかし、ジャズマンを中心と
したミュージシャンのそんな働き方は、
昔からよくジョークのネタにされたも
んですけどね。つまり早い話が、その
日暮らしってことで、ギグがなければ
バイトせざるをえないわけでして。例
えば、
質問:ミュージシャンが仕事で一番良
く聞く質問は何ですか?
答え:ご一緒にポテトはいかがですか?
……なんていう感じで。
うーん、大丈夫だろうかギグ・エコノ
ミー?
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
あ、チャルメラっていって
も楽器のチャルメラじゃなくて、
あの夜鳴きラーメン屋さんが鳴
らすあのメロディーですね。ド
レミーレド、ドレミレドレー
(あるいはソラシーラソ、ソラ
シラソラー)というあれです。
ちなみに楽器のチャルメラって、ダブ
ルリード(リードが2枚ってことです
な)の木管楽器で、オーボエの祖先ら
しいです。トルコ辺りで生まれたんだ
とか。
で、まあそれは、ともかく。
先日、よくお世話になっているライブ
などもできるバー(といえばわかる人
にはわかってしまいますが)に、ちょ
っと顔出しに行きまして。で、まあ飲
んでいたんですね。
その日は別にライブをやっていたわけ
ではなかったんですが、最近やったラ
イブの名残というか、個人所有の楽器
やらアンプやらが置かれてまして。そ
うこうするうちにその楽器だかアンプ
を回収しにきたギタリストの人とその
友人がやってきたんですね。
で、その2人も回収してすぐに帰るわ
けではなく、私の隣でカウンター横な
らびで飲み出しまして。
そうこうするうちに、なんとなく話が
はずんで、そのギタリストの人がギタ
ーケースからギターをとり出して、ア
ンプに繋いだりし始めたんですね。で、
これが後付けでトレモロアームを取り
付けた Gibson の 335 でして、ずう
ずうしくもちょっと触らせてもらった
りしてたんですが。
そのうちにその人がギターで冒頭の例
のチャルメラのメロディーを弾き始め
たんです。コードはAm7-D7の繰り返
しって感じで。でそれでセッションし
ようなんて話になりまして。
その人の友人の人は本職のミュージシ
ャンじゃないそうですが、ドラムをた
たけるというので、ドラムセットに行
き。そのお店には鳴り物のおもちゃの
ような楽器が色々おいてあるんですが、
その中にあった小さなリコーダーをと
り出しまして。
で、私とそのギタリストの人はそのリ
コーダーとギターをとっかえひっかえ
したりして、3人でジャムセッション
状態になったというわけで。基本的に
ドとレとミの3音でセッションしてま
した(ま、酔っぱらってたんで、他の
音も弾いたかもしれませんがw)
そしたら、なんかトランス状態に入っ
てしまったようで…。気がついたら時
刻はてっぺん回っていたという…。ず
いぶん久しぶりに朝帰りしてしまいま
した。
楽しかったんですが、翌日がつらかっ
た(汗)皆さんもケツが切られてない
飲みながらのセッションには気をつけ
てくださいね。え、普通の人はあまり
そんなことしない?
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
私こうやってFacebookやら
ブログに毎日のように投稿して
るわけですが。
時々、書き始めたのはいいいけど、ど
うもいまいちだとか、なんだか論旨が
思っていたようにまとまらないとか、
そんなことになることもあるんですよ
ね。え?そもそも大した論旨じゃない
だろ?
ま、そうなんですけどね……
とはいえ、自分の全く気に入らないも
のを出すのはためらわれるわけでして、
そんな時は、
ボツにする
……ということになるわけです。
で、ボツにしてそれを捨ててしまうの
かというと、そうでもなくて、書きか
けのまま、保管しておくんですね。私
の場合、Evernote って場所に。そし
て、しばらく寝かしておくんですよ。
で、その記事のことは忘れて全く別の
こと書いたりしてですね。まあ、その
まま忘れ去ってしまうこともあるので
すが(笑)。
時々、思い立って見返すわけです。そ
うすると、あれ、これここをこうして
こんな流れにすれば、つかえるじゃん。
なんてこともあるんですね。
ちょっと、ワインとか食べ物なんかを
熟成させたら、美味しくなったなんて
ことに似てるとこもありますが。この
場合、熟成してるのは原稿じゃなくて
こちらの頭の中だというのが、ちょっ
と違うってことですね。
音楽の練習なんかでも、どうも思った
ような成果が出ないなあ、というか、
今の自分にフィットしないなあ、と感
じることがあると思うんですが。
そんな風に感じたら、その練習の記録
を取った上で、いったん「ボツにして」
しばらくどこかに置いておく、という
のもありだと思うんですよね。で、時
間を置いて見返してみる。
そうすると、自分の変化がその練習に
フィットするようになっている、なん
てことが起きたりします。起こらない
こともありますけどね。
参考になれば幸いです。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
かなり前、ネット上(たぶん
ツイッターあたり)で「プログ
ラマー狩り」といういわゆる大
喜利ネタがちょっと話題になり
まして。
ある種の人たち(の演奏について)は、
食べ物のように、味わえるようになる
までに馴れがいるんだ。でもウェス・
モンゴメリーについていうと、それは
アイスクリームを食べるようなものな
のさ。つまり、子供の時、アイスクリ
ームを生まれて初めて食べるとさ(指
をパチンと鳴らして)その瞬間好きに
なるじゃない?
ウェスのやっていたことの多くが、いや違うな、やっていたことの全てが、(当時の)僕にとっては能力の及ばないものだったんだけど、でもそんな感じはしなかった。自分が(ウェスに)挑みかかられているとかそんなんじゃなくて、逆に自分が引き込まれるように思えたんだ。僕はウェスの世界の一部になりたくなった。彼が僕を彼の世界に入るのを歓迎してくれているかのようだった。
退屈が好きだ、という人はあ
まりいないとは思いますが。
普通、人間退屈しないで過ごしたいと
思いますよね。で、まあいろんな刺激
を外部から得ようとするわけです。
テレビというものがあれだけ普及した
のは、いつでも映像と音声の刺激を得
られる手軽な装置だったからだったか
らですよね。今では、されにそれにネ
ットという(ほぼ)無限の刺激を与え
てくれるモノが加わっています。
われわれはコンピュータやらスマホや
らを通じて、四六時中そうした刺激に
自分をさらしていられるわけです。退
屈なんて、しないですまそうと思えば、
すませられる時代なのかもしれません。
なんですが……
だいぶ昔の研究ですが、1980年代に
カナダで、テレビが見られる地域の子
供とテレビが見られない地域の子供を
比較調査したんだそうです。そうした
ら、種々の思考能力や創造性について、
テレビの見られない地域の子供の方が
テレビのある地域の子供に勝っていた
という調査結果が出たんだそうです。
さらに、しばらくしてテレビのなかっ
た地域でテレビが見られるようになっ
たとたん、どうなったと思いますか?
予想はつくと思いますが、その地域の
子供たちのスコアは他の地域の子供た
ちのレベルまで下がってしまったんで
すね。
どう思います?
それから、また別の研究での実験結果
がありまして、被験者を2グループに
分けて、一方に単調でつまらないタス
ク(電話帳から電話番号を書き写すと
かそんな仕事)をさせたそうです。で、
その後にあるモノの使い道についての
アイデアをどれだけ多く書き出せるか、
というテストをしたんだとか。
そうしたら、事前に退屈な仕事をさせ
なかったグループにくらべて、退屈な
仕事をしたグループの方が、良いスコ
アをたたき出したんだそうです。(ち
なみに何の使い道かというと発泡スチ
ロールのコップだったそうですが 笑)
なかなか考えさせられる結果ですよね。
とはいってもいまさらテレビやコンピ
ューターやらスマホを捨てろとまで言
うつもりはありませんが……。
でも少なくとも、1日(あるいは1週
間?)の中で、意識的に「退屈する」
時間を持ってみるというのは、クリエ
イティブな活動(たとえば音楽を演奏
するとか)をする人にとっては、有効
なことなのかもしれません、よね?
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
Excuse me while I kiss the sky(空にキスをする間ちょっと失礼)
Excuse me while I kiss this guy(この男にキスする間ちょっと失礼)