最近、なんとかウォッシュ(ウ
ォッシング)という言葉をよく見
かける気がしませんか?
もともとは英語にホワイトウォッシュ
(whitewash)という言葉がありまし
て。しっくいとかで壁を白く塗りつぶ
すことを言う言葉だったんですが。
それがだんだん、比喩的に欠点を隠し
てうわべを取り繕う、なんていう意味
になったんですね。
映画業界では、原作では有色人種だっ
た役を白人の俳優に振り当てたり、有
色人種の肌の色を加工して本来より白
くみせたりする、なんてことを表すよ
うになりました。
まあ、本来とは違うようにみせるごま
かしというようなことで。良い意味に
はまず使われませんね。
で、
そこからさらに「グリーンウォッシュ」
なんて言葉が生れました。「環境対策
に取り組んでいるかのように見せて、
実は取り組んでいない」というような
意味だそうで。
最近では、「SDGsウォッシュ」なん
ていう言葉も出てきてるらしいです。
それからそれから、最近みかけた言葉
としては「ケアウォッシング」なんて
のもありまして。
職場などでみられる、従業員によりそ
っている(これも最近よく聞くことば
ですが)ように見えて、実は形だけで
実態を伴わない思いやりにすぎない、
なんていう状態を言うそうです。
まあ、どこで線を引くか、難しいこと
もあるだろうし、経営する側も大変だ
なあとも思うんですが。
そういえば、
ジャズのセッションとかで「初心者歓
迎」なんてうたってるわりには、全然
初心者のケアなんかしなくて、何の説
明もなくいきなり演奏させるなんてい
うことがあるという話ですが。
ああいうのは、初心者ウォッシングと
いうと今っぽいかもしれませんね。
だからって問題が解決するわけじゃな
いですけれども。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)