バンドマンという「夢追い」?

の前、「バンドマン」という
言葉について書きましたが。

 

そんなことを書いていると、セレンデ
ィピティというかなんというか、こん
な本のことが目に入ってくるものでし
て▼▼▼

 

「夢と生きる バンドマンの社会学」
という書名でもわかるように、学術系
研究者の方の書いた本でして。博士
論文をもとに書籍化したようで、最初
導入部分などは特にとっつきにくい
印象をもつ人もいるようですが。

 

でも、具体的な中身は実際に活動して
いる(していた)バンドマンへのイン
タビューを元に書かれているので、結
構一気に読めてしまいます。

 

そんなインタビューを通して、バンド
活動という「夢追い」スタートするき
っかけや、活動を維持するための要因
そして夢を諦めるに至るプロセスなど
が語られています。

 

著者によれば、バンド活動という夢を
追う若者に影響を与えるのは、彼らの
属する「若者文化」を中心に、「教育」
「家庭」「労働」という領域があると
いうことでした。

 

例えばバンドへの入り口になるのは、
「教育」現場である学校軽音などの
サークル文化祭の影響が大きいわけ
ですね。

 

他にも「ライブハウス共同体」という
「若者文化」とか、フリーターという
「労働」のあり方バンド活動の維持
には重要な役割を果たしているとか。

 

まあ、詳しい内容にご興味のある方は
本を読んでいただきたいと思うのでは
ありますが。

 

版元が岩○書店ハードカバーで、値
段も3000円近くしますしね。そんな
気軽に手に取るというわけにもいか
ないかもしれませんけど。

 

発売当時、結構話題になったりしてた
んですが。音楽系やらサブカル系
ディア扱われることがあまり多くな
ようなのがちょっと残念ですね。

 

最新の動向の研究(この本はコロナ前
のインタビューが中心なので、コロナ
禍後の状況とか)を加えて新書とかに
まとめてくれたら、もっと売れるよう
気がしなくもありません。知らんけ
ど。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

この本の著者の方は音楽をやった経
験ないのだそうです。研究始めた時は
ビートルズのメンバーが何人か知らな
かったのだとか。

 

バンドマン(という言葉)の悲しみ?

たまた、音楽業界(?)で使
われる英語のような英語のようで
ないような用語の話なんですけど、

 

バンドマン

 

という言葉がありますよね。いわゆる
バンド活動をする人ですが。

 

この「バンドマン」というのも、和製
英語というか、英語のネイティブの人
は使わない単語のようです。

 

Bandsman という単語はあるんですけ
どね。バンズマン。これは、軍楽隊
ブラスバンドとか、そういうバンド
のメンバーを指す言葉だそうで。

 

日本語のバンドマンというのは、主に
4人くらいベース、ギター、ドラム、
ヴォーカル、みたいな編成バンドの
メンバーをいうことが多いですよね。

 

ジャズバンドやってる人もそう呼ばれ
ることがありますけどね。「ドンバ」
なんていう言い方がジャズ業界にはあ
りますな。

 

それはともかく、

 

だいたい、バンドマンとかいうと、
職につかずにバイトしながら、苦労し
て音楽やってる、そんなイメージあり
ますね。

 

定職持っててバンドマンというのは、
なにか言葉が矛盾しているように感じ
てしまうのはなぜなんでしょうね?

 

なんとなく、ホモソーシャルな響き
あるし、といってバンドパーソンなん
言い換えしてもそもそも和製英語
し、むなしい感じもあるし……

 

なんか、悲哀を感じさせる言葉ではあ
りますよね。

 

そんなことを考えてしみじみしており
ました。とりとめないなあ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

脱力するには力を入れる?

イブとか人前で演奏したり
するときにすごく緊張するとい
うことありますよね。人それぞ
れでしょうけど。

 

そういう極端な緊張はなくても、楽器
の演奏には脱力が大切だとはわかって
いてもどうも力が入ってしまうとか、
そういうこともよくある話ですが。

 

そんな時の脱力の対処法として、前に
私が誰かに(誰だったか忘れました←)
教わったのが、まず一度身体に思いき
り力を入れて、それから力をゆっくり
抜いてやる、というのでして。

 

それ以来ときどき活用させてもらって
るんですが。

 

たまたま最近、こんな動画を見まして
ね▼▼▼

 

忙しいビジネス・パーソンどうした
らしっかり休めるかについて、精神科
医の方がアドバイスするというモノな
んですけど。この動画の中(17:32あ
たり)で、その同じテクニックを紹介
してるんですよ。

 

漸進的筋弛緩法(progressive muscle
relaxation)というんだそうです。そ
んなご大層な名前がついてるとは知り
ませんでした。なんかのライフハック
くらいに思ってたんですが。

 

人間自分が緊張してることを自覚する
のはなかなか難しいそうで、緊張と弛
緩の違い体感できて、自分が緊張し
たときに気がつけるようになるという
効果もあるようです。

 

ま、もう忙しいビジネス・パーソ
ではないので、動画のメイン・ター
ゲットではないんですが、そこのとこ
だけちょっと注目してしまいました。

 

お忙しい皆さんは、よろしければ他の
部分もご参考に、どうぞ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

MC、Emcee、エムシー?

ムシー(MC)という言葉があ
りますよね。英語では、emceeなん
ていう書かれ方もするようですが。

 

基本的な意味としては、

 

司会(者)

 

ってことなわけですね。イベントなど
進行(をする人)ってことです。

 

ただ、ネットを検索すると、MCと司
会者とは違う! なんて力説する人も
いたりします。

 

MCマスター・オヴ・セレモニー
の略なので、単に台本通りに進める司
会者ではなくて、もっとイベントや番
組の全体を指揮する役割だ、とかね。

 

確かにそもそもの

 

マスター・オヴ・セレモニー

 

という言葉は、キリスト教で、教皇
出てくるような大切なセレモニーの進
行を司る人、ということからきてるよ
うなので、それなりに重要な役割を指
す言葉だったようですし。

 

でもまあ、言葉の意味は変りますから
ね。

 

ヒップ・ホップ界隈では、MCという
と、ラッパーとほぼ同義だったりしま
す。MCハマーとかね。

 

そこには単なるラッパーとは違う上位
概念(?)だという感覚あるのかも
しれませんが……

 

あと、日本の音楽関係者の用語として
は、MCは、

 

曲の合間のつなぎのおしゃべり

 

という意味で使われたりしますね。こ
れはちょっと日本独特の使われ方では
ないかと思うんですけど。

 

と、まあ、言葉の意味というのは色々
変遷していくものだなあ、と、思っ
たとある休日の午後、という感じでご
ざいました。

 

正しくは Master of ceremonies
セレモニーのところは複数形になりま
す。

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

「ハウリング」は間違いか?

楽用語、というか PA 関連用
というのが正しいかもしれませ
んが、

 

ハウリング

 

っていう言葉がありますね。

 

マイクでしゃべったり、エレキギター
で弾いたスピーカーから出力され
て、その音がまたマイクやピックアッ
プで増幅されて……ということになっ
「キーン」とか「ブーン」とかいう
普通に聞けば不快な音になることを言
います。

 

とくにイベント会場とかカラオケ
イクの扱いの問題などで起こりやすく
て、誰でも一度はそういう場面に立ち
会った経験あるんじゃないかと思い
ますが。

 

ロック・ギタリスト変態が多いので
わざとそういう音を狙って出したり
しますけど。基本、これは避けるべき
ものとされています。

 

で、

 

この現象を「ハウリング」というのは
和製英語で、間違いである、というの
よく言われることなんですが。本当
にそうか? と思ったんですね。

 

というのは、ハウリング、つまり

 

howling

 

という単語は、犬が遠吠えしたり唸っ
というのを表す言葉なわけで、そ
れはそれでいわゆる「ハウリング」を
現する言葉としては適切というか、
りではないか、と思ったわけです。

 

と思って調べてみると英語圏でも、
この現象を「ハウリング」と呼ぶ例
あるようでして、例えば、この記事
んかがそうです▼▼▼

 

あと、これとか▼▼▼

 

というわけで、少なくとも「ハウリン
グ」は和製英語ではなく、この現象を
形容する言葉としては使われる(こと
もたまにある)、ということはわかり
ました。

 

ただ専門用語というか、テクニカルな
用語としては、(audio) feedbackとか
いうのが一般的なようではあります
どね。

 

て、ことで。

 

それでは、また ( ̄▽ ̄)

 

ゾーンに入るには……やっぱりあれ?

「ゾーン」に入る、という言
回しがありますよね。

 

高い集中力を維持しつつ、リラックス
して、実力が十分に発揮できる、そん
状態をいうわけですね。アスリート
とか、ミュージシャンなんかにとって
はぜひとも実現したい状態なわけです
が。

 

音楽で、そんな「ゾーン」に入る秘訣
を研究した結果についての記事を最近
読んだんですが▼▼▼

 

ジャズのギタリストに音源に合わせて
アドリブ演奏をさせて、その時の脳の
状態をスキャンして比較したんだそう
です。

 

で、まあ詳しくは記事を読んでいただ
ければと思いますが、結局、早い話、
ゾーン状態に入るには、

 

経験が大事(「練習、練習、練習」!)

 

という、けっこう身も蓋もない話のよ
うなんですよね。

 

なんか、すごい演奏をする近道期待
して読むとがっかりするかもしれませ
ん。

 

「カーネギー・ホールにはどうやって
行けばいいですか?」
「練習、練習、練習!」

 

という、有名なジョークを思い出して
しまいました。

 

ま、いいんですけどね……

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

「見える」はエライか?

の前の人間のタイプ分けの話
の内容と直接関連するわけではな
いんですが

 

ちょっと思ったのは「視覚優位」とい
う言葉についてなんですけどね。

 

なんとなく、「視覚」「優位」とい
われると、ちょっとカッコいいな、と
か、そういう人はいいよね、とか。そ
んな風に思えたりしませんか?

 

音楽に関しても、ある音を聞くと視覚
的なイメージ強く感じるとか、音に
よって違った「色」が見える、なんて
いう人がいるらしいんですが。

 

そんななのも、なんかカッコいいとい
うかクールというか、そんな気にさせ
るものがあるような気がするんですが。
どうでしょうね? 個人差あるのかも
しれませんけど。

 

それに、それを実際に感じている人
とっては別にそこまで思ってなかった
、逆にそんなのない方がいいと思っ
ているのかもしれないんですけどね。

 

ともあれ、私個人的には、世の中にそ
んな「見える」タイプの人、「視覚」
優位の人がなんかカッコよく見えるの
、やはり人間にとっては「視覚」で
得られる情報の重要性が大きいせい
のかな、と考えたりしております。

 

「千里眼」とか「透視」とか、そんな
超能力あこがれるのと、ちょっと
たものがあるのかなあ、とかね。

 

逆にいえば、そういう「見える」とい
うことを過大に評価しがちバイアス
みたいなものが、われわれにはあるの
かもしれないなあ、と。

 

そんな事を考えたのではありました。

 

てことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

人間の○○○分けはほどほどに

間を分類する/タイプ分けす
ということについては、前にも

 

例えば、よく目にするのに、視覚優位
タイプなんていう言葉があって、物事
を画像でとらえるのが得意という人が
いる、と。そういう話になっているわ
けです。

 

わりとこれ、よくわからないけど、ま
あそうだよね、というように受取って
しまいません?

 

それはそれとして、じゃあ視覚優位タ
イプ以外にはどういう人がるのか
思われるかもしれませんが、よく聞く
のが、

 

学習タイプ

 

なんて話だったりします。これは、人
間が物事を学習することについて、
のタイプがあるという説で、

 

V(Visual)タイプ:絵やイメージ、視覚
で学ぶタイプ
A(Aural/Audio)タイプ:会話や講義を
聞いて、聴覚で学ぶタイプ
R(Read/Write)タイプ:文字を読んだ
り書いたりして学ぶタイプ
K(Kinesthetic)タイプ:体を動かして
五感で学ぶタイプ

 

の4つなんだそうです。頭文字をとっ
VARK とか呼ばれたりもします。ち
なみに私は R タイプらしいです。知ら
んけど(自分のタイプが知りたければ
診断してくれるサイトもあります)。

 

ニュージーランドの教師だかが言い出
したタイプ分けだそうですが、特に
米では根強く指示されて、実際子供の
教育に活用されているという話もあり
ます。

 

一方で、子供にこのタイプ分けによっ
て物事を教えることで、学習が効率
くできるという証拠は(少なくとも今
のところ)見つかっていない、という
のが研究で明らかになっているそうな
んですが。

 

それでも、俺は経験的にこの分類は
果的だと信じてるんだ、という人もい
るようでして。そういう話を読むと、
色々香ばしいなあ、なんて思ったりも
するんですよね。

 

で、

 

結局われわれはタイプ分けが好きとい
うか、そいういう分類で物事を考えた
り、人のことを分かったように思うの
好む習性がある、ということなんだと
思うわけです。それはある程度仕方な
いかな、とも思うわけですが。

 

とはいえ、あんまりそれにとらわれて
いろんな人がまわりにいる中で、お前
はこのタイプだからなーとか、このタ
イプだからそうなんだよとか、わな
い方がいいよなあとも思うんですよ。

 

それが一因人間関係が悪化したよう
な例も目にしてますのでね。一人で楽
しむ程度にしておいた方がいいんじゃ
ないでしょうかね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

楽器練習は○○時の集中力を向上させるか?

を読んでいるとき、特にちょ
っとしめの本を読むときなど、

 

なかなか書いてあることに集中できな

 

なんてことないですか?

 

字面を追っていても、なんだかしっか
文章の言ってることが頭に入ってこ
ないとか。そのうち目が泳いでしまっ
て、ボーッとしてしまうとか。

 

自慢じゃないですが、私にはあります。
自慢してもしかたないけど。

 

毎回毎回というわけではないですが、
目の前にしている本とは別に何か気を
取られることがあったりすると、どう
しても本に集中できない、なんてこと
結構ありますよね。え? ない?

 

ないという人はうらやましいですが、
うらやましがってばかりもいられない
ので、どうしたもんかと考えたんです
が。

 

それで、だいぶ前に、子供の読書能力
を高めるのに、10週間にわたって、1
週あたり10分程度の楽器のレッスン
したら、能力が向上したという研究
話を読んだ事を思い出しまして

 

それも小さい子供じゃなくて結構大き
中学生くらいの子供だったというこ
となので、年取ったおじさんにも応用
可能かもしれない、と思ったんですね。

 

で、

 

じゃあ、読書する前にちょっと楽器の
練習をしてみようかと思ったわけです。

 

それも弾き馴れているギターとかだと
手癖でポロポロ弾きがちになるかも
れないと思って、ドラム練習用のパッ
を引っぱり出してきて、リズムパタ
ーンを叩いてみる、なんてことをしま
して。その後に読書してみる、という
ことをやってみたんですが。

 

そうしたら、なんか結構集中して読書
できているのではないか? いや、
のせいかもしれないけど。いや、でも
なんかちょっと違いがあるかも……

 

なんてことを思ったわけです。ハッキ
リしたことはまだ言えませんが、もし
かしたら効果あるのかもしれません。

 

私には、ですけどね。

 

もしよろしければ、同じようなことを
試してみて、その結果を教えていただ
けると嬉しいんですが……

 

え? そんなにヒマじゃない?

 

……そうですよね。はい。

 

昔のことなので、その論文について
書かれていたソースのリンクがわから
なくなってしまいました。こちらの記
事にはちょっと似たようなことが書か
れています▼▼▼

 

てことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

世の中は○○○のない人であふれている、らしい

る気とかモチベーションとか
ということについては、前にも書
いたことがありましたが。

 

より正確にいうと、何かをなしとげよ
うと思っても、やる気なんてものに頼
らない方がいいんじゃないか? なん
てことを書いたように思います。

 

ま、それについては基本そういうこと
だと思うわけですが。

 

しかし、世の中見渡してみると、
うやってやる気を「出すか」とかやる
気を「維持するか」とか、そしてどう
やってやる気を(部下とかに)「出さ
せるか」とか。

 

そんなことを書いた記事とか、語った
動画とか、そういうのが世の中にあふ
れているのだなあ、と思ったわけです
ね。

 

例えば、TED の作っているこんな
とかね。(字幕がありますので、英
語が嫌いな方は On にしてください)。

 

これは一例ですが、これ以外にもググ
ったりすれば山ほど出てきますね。

 

世の中にはやる気の出ない人とても
沢山いて、そんな人たちにやる気を出
させよう記事を書いたり動画を作っ
たりするやる気のある人たちまた沢
山いるんだなあと。

 

なんかメタというのかなんというのか、
そんな感想を持ってしまいました。

 

少なくとも、やる気が出ないのは自分
だけではない、ということなので、
の点で自分を責める必要はない、と思
うことはできるよなあ、などと。

 

そもそもあまりやる気のないおじさん
は思った、と。そんなある日のことで
はありました。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

音のダイナミクスとニューヨーク(?)

楽というか楽器の演奏やって
ると、最初のうちはともかく音を
出すだけで精いっぱいなわけです
が。

 

そのうち、だんだん出す音の大小とか
強弱とか、そういうものが気になって
くるわけです。まあ、いつもフルテン
マックスがいい!(キリッ)という人
もいいるとは思いますが。

 

そうすると、まわりから指摘されたり、
自分でもなんかこれが大切なのかも?
と思うようになるのが、

 

ダイナミクス

 

というモノというか概念なわけです。

 

ダイナミクスというのは、音の強弱の
なんというか相対的なグラデーション
みたいなものなんですが。

 

そのグラデーションの中で、その時出
す音の強弱を調整することが、曲の表
を作ったり、ストーリー展開を生み
出したりとかしていく重要なファクタ
になるわけですね。

 

その振れ幅が大きい方が、良い音楽
良い演奏とされるのが普通でして。ま
あ、ジャンルにもよりますけどね。

 

とはいえ、言うは易しで、なかなか
しいんですよね。

 

大事なのは、上にも書いたようにダイ
ナミクスというのは、「相対的」なも
なので、重要なのは強弱の「差」
わけですね。ひたすら大きい音で弾い
てもダイナミクスは生れないわけです
が……

 

なんてことをつらつら考えていたら、
この前、ニューヨークで地震があった
というニュースが流れてきまして。

 

正確に言うと震源はとなりのニュージ
ャージー州らしいですが、普段地震な
んてほとんど感じない(この規模のも
のは140年ぶりだとか)ニューヨーク
の人たちは大騒ぎしてました。開催中
国連の会議が一時ストップしたのだ
とか、いろいろ。

 

地震国日本のように体感値を示す震度
発表されないんで、どの程度の揺れ
を感じたのか定かではないんですが。
マグニチュードは4.8とのことで(笑)
実際被害は何もなかったそうです。

 

もう地震馴れしてしまった日本人はそ
れを生暖かい目で見守っていたわけで
すね。

 

しかし、これはダイナミクスのもたら
す効果の例証としては、なかなかわか
りやすいものではないか、などと思っ
推移を見ていたのではありました。

 

大事なのは前後の「差」なんですよね。

 

て、ことで。

 

それではまた ( ̄▽ ̄)

 

文庫本の上部とジャム・セッションの関係(あるいは無関係)

の前、文庫本のサイズの出版
社による微妙な違いについて書き
ましたが。

 

同じように、各社の文庫本を眺めてい
ると気がつくことがありまして。それ
は、

 

本のページの上部が不ぞろいになって
いるものがある

 

ということでして。これは、製本のミ
とかそういうことではなくて、意図
にそうしているものだそうで。

 

もともと元祖文庫本といわれる岩波文
始めたもののようですが、その他
にも新潮、ハヤカワ、創元社といった
ところが採用しているようです。

 

これ、専門用語「天アンカット」
いう製本のやり方だそうです。普通の
製本だと、各ページ天地と手前の3
つの辺のところをきれいに裁断して
ろえてあるわけですが、天(上部)
ところだけあえて不ぞろいにしている
ので、そう呼ばれるわけですね。

 

この製本方法は、手抜きのように見え
て、じつはかえって製本コストのかか
るやり方だそうです。昔の本の雰囲気
を残すために、意図的にそういうやり
をとっているとのことです。

 

完成品あえて不ぞろいというかラフ
な部分を残すこのやり方、私、個人的
には好きなんですよね。

 

これはまあ、人それぞれで、ちゃんと
きれいにそろえてあった方が好きとい
う人もいれば、どっちでもいいよ別に
と思う人もいるんだろうと思いますが。

 

そういうのを好むのは、ジャムセ
ッションなんていう、あえてどこか不
ぞろいな部分があることで面白くなる
モノ好きなのに繋がっているのかも
しれない、とか。

 

そんなことを思って本棚の整理をして
いたのではありました。ヒマだなあ。

 

天アンカットについて、くわしいこ
とを知りたい方は、たとえばこちらを
ご参照ください▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

あれもハラ、これもハラ、たぶんハラ、きっとハラ??

ッション仲間の方がSNSでこ
記事についてコメントされてま
して▼▼▼

 

最近は「テレハラ」なんて言葉ができ
ていて、若者不得意な電話対応
場でやらされることをそう表現してる、
らしい、という話で。

 

そのセッション仲間の方は「苦痛なこ
とを何でもハラスメントと言うのはち
ょっと違うだろ」と思う、と言ってお
られまして、それはそのとおりだと、
私も思うわけですが。

 

それはまあ、それとしてですね、

 

そういう何でも嫌なことをハラスメン
トと呼ぶ風潮が進行しているとすれば
この先、

 

ジャムセッション業界(?)もうかう
かしてはいられないのでは?

 

とか思うわけですよ。

 

初心者だと見ると、聞いてもいないの
に色々アドバイスしたがるおじさん
か、そういうのハラ扱いされてもし
かたないとか思うわけですが。

 

もっと微妙な線、たとえば、

 

大音量で弾きたがるギタリストとか

 

ルート押さえるのを忘れてしまった
のようにやたらに自由に弾くベース

 

予想しないタイミングでグルーヴを変
えてくるドラマーとか

 

過剰にオブリガートをかぶせてくる
いつとか

 

やけにエンディングをひっぱるこい
とか

 

……そういうのも、ハラスメントとい
われかねないようになるのでは? な
んて考えたりして。

 

「ジャムハラ」なんて言葉が浮んだり
して。

 

それをいえば、いろいろ口を出すセッ
ションホストが、いちばんやばいので
は? と思ったりして。

 

次のセッションがちょっと心配になっ
たりして……

 

今日のお話は単なる妄想なんで、マ
ジメにとらないでくださいね。

 

※※最近、またこんな記事も出てい
した。なんだかなあ▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

高齢社会は○○○の背を高くしたか?

回も書いてますが、古本屋巡
が最近の趣味みたいになってま
して。

 

それで、よく店頭の100円で売ってる
安売り本家に増えてるという話も前
に書きましたが。そういう100円の本
というのは

 

文庫本が多い

 

わけですよね。

 

なので、必然的に文庫本が増えてくる
んですが。そんな文庫本を整理してい
ると気がつくのが、

 

出版社によって高さが違う

 

ということなんですよ。

 

文庫本のサイズというのはA6判つま
105mm×148mm のはずでして、そ
れで統一されていると思ってたんです
が、どうもこの高さについては各社自
由に(といっても数ミリの幅の中でで
すが)決めているらしいと思われるん
ですね。

 

この違いというのは高さ関してだけ
で、については各社大きな違いはな
いらしいというのも面白いところです
が(1mm程度の差はあるもよう)。

 

筑摩とか岩波とか講談社とか、文庫の
老舗系は、ほぼ A6 判の基準値に近い
ようですが、新興(?)の光文社とか
ハヤカワとかの文庫本はかなり背が高
のようです。

 

とくにハヤカワ155mm くらいの高
さがあったりして、本来なら文庫本が
おさまるはずの高さの棚におさまらな
、なんて問題が起きたりしておりま
して。ちょっといらつくんですよね。

 

なんでこんなに違うんだろう、と思っ
たら、一説によれば文字を大きくしろ
という世の中のプレッシャーがあり、
それにページ数を極力増やさずに対応
するため、という話を見かけました。
ほんとかどうか知りませんけど。

 

文庫本の読者層も高齢化してるってこ
とか、とか思いましたが。

 

人間て、基準をしっかり決めても、
合によってちょっとずつ変えてしまう
生き物だよなあ、と。思ったりもさせ
られたのではありました。

 

音楽でも、基準となるラ(A)の音
440Hzにしたはずなのに、いつのまに
444とか448とかになってたりして
るよなあ、なんて。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

フレーズを半分にして弾く?

社勤めを終了してから、ビジ
ネス系のメディアの記事を読むこ
とはだいぶ少なくなったんですが。

 

たまたまこんな記事が目に入ってきま
して▼▼▼

 

記事というか、本の紹介ですね。ビジ
ネスの現場での話し方、モノの伝えか
テレビのキャスターの方が伝授
というような、そんな本らしいですが。

 

私、この本を読んだわけでもないし、
おそらくこれから読むこともないよう
気はするんですが(おいおい)、こ
こに書いてある、

 

最初から全部を言おうとせずに、(半
分くらいで?)いったん間を開ける

 

というのは、セッションでのソロの入
り方のコツちょっと似てるな、と思
ったんですね。

 

ジャムセッションソロを弾くという
のは、一緒にセッションしている相手
反応などをうかがいながら、やりと
りで展開していくモノなので、特に最
初は短いフレーズで入って出かたを探
、というようにした方が良い結果に
なりやすいわけです。

 

最初から、やりたいことを全部吐き出
すように弾くと、ダラーっと長くなっ
てまわりはノってきづらい、なんてこ
とも起こりかねないわけですね。

 

なので、ソロの最初は弾きたいことの
半分くらいで様子を見る、なんていう
ふうに考えるのもありだよな、と。

 

そんなことを思ったのではありました。

 

考えてみれば、テレビでのトークも相
手とのコール&レスポンスのようなも
ですからね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

○○な土地はソロの盛り上がりに影響するか

の生まれ育った街は東京都小
平市いうところで。

 

郊外(多摩地区)のいわゆるベッドタ
ウンで、悪いところではない、という
よい面も多々ある所だとは思うんで
すが、なんせ

 

平ら

 

なんですよ。起伏というものに乏しい
んです。

 

多少の窪み(窪地)とかはあるんです
けど、これといった坂道というものも
ないしね。そんなアンジュレーション
に乏しい街です。

 

まあ、「小平」なんて名前がついてる
くらいですし。

 

別に小平が日本一平らな市だと主張す
るほど調べてないのですけど(という
かちょっと調べようとしたんですが、
わかりませんでした)、まあ結構いい
線いってる(?)んではないかと思っ
たりしてます。

 

ともあれ、

 

子供の頃自分の住む街の「平坦さ」
いうのを結構残念に思ってたんですよ。

 

東京の多摩地区でも、ちょっと小平か
南の方にいけば、があって、高低
があって、坂道があってとか、結構
起伏が感じられるのは知ってましたし。
にも狭山丘陵がありますしね。そう
いうところってなんかいいよなあ、
思ってたんですよね。

 

高い所から下の方を見渡すと、視界が
開けていい感じだし、なんか日常の
活空間ドラマティックじゃないです
か。

 

もちろんそういうところで生活する人
にとっては、いやいや平らなほうがい
いぞ、ということかもしれませんけど
ね。坂道を毎日昇り降りするのはやは
り大変でしょうしね。

 

そういえば小平の不動産会社の人が、
小平は平らなので、徒歩でも移動しや
すいのが魅力です、とかブログに書い
てました。ポジティブに捉えれば、そ
ういうことですよね。

 

ある日、セッションとかでのソロの盛
り上げ方とかについて考えていたら、
そんな方向に頭の中の考えが流れてい
ってしまいました。大丈夫か俺?

 

ちなみにソロの高低差(?)はやっぱ
りあった方が楽しいですね。

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

ある言葉遣いが増えているのだそう(?)

聞の「そう」止め問題ってご
存じですか?

 

最近……といってもいつから始まった
のかはなかなか特定しづらい(かなり
前からあるという説もあるようです)
のですが、人からの伝聞「〜だそう
だ(です)」というところを、

 

語尾の「だ(です)」を省略して「そ
う」で終わらせてしまう

 

そんな現象を言います。

 

「○○さんもギターを弾くのだそう」
なんて言い方ですね。人によっては、
「弾くのだそうとか「弾くのだそ
とちゃんと言い切れよ、とか
思ってイライラするのだそう。

 

私の感覚としては、これ書きことばと
しては、結構前からあった気がする
ですね。それが最近ではテレビなどの
動画メディアナレーションなどでも
多用されてるという感覚なんですが。
NHK でも耳にしますし。

 

そこらへんは人によって感じ方は違う
のかもしれません。

 

で、これが良いと思うのかどうか、と
いうと、意見は分かれるようでして。
違和感ありまくる(?)というような
人もいれば、別にいいんじゃない?
という人もいるというような具合で。

 

おそらくきっぱりと断定的な言葉遣い
が好きな人には和感持つ人が多くて、
フトな語感を好む人は肯定的なのか
な、と思ったりもします。ま、しらん
けど。

 

ともあれ、この用法すでに国語辞典
でも取り上げるものが出ているようで、
かなり一般化しているようです。俺は
嫌いだ、と言う人がいても定着化の流
れはおそらく止まらないのでしょう。

 

違和感を持つ人は、曲の最後ドの音
で終わらない落ち着かないのでイヤ
という人に似ているのかもなあ、とか
思ったりもしますが。

 

あんまり関係ないかな。

 

て、ことで。

 

それでは、また ( ̄▽ ̄)

 

NHKの「ドキュメント72時間」なん
かでよく聞く気がします。

 

2024年問題とギタリストと○○と

流の2024年問題というのが
話題になっています。

 

ご承知と思いますが、「物流の2024
年問題」とは、働き方改革関連法によ
って、2024年4月1日以降自動車運
転の業務に対して、年間の時間外労働
時間上限960時間に制限されるこ
とで発生する諸問題のことでして。

 

ドライバーの人たちの労働環境の改善
が狙いなわけですが、消費者側にとっ
ても影響が出そうだといわれてまして、
とくに

 

当日、翌日配達などの宅配サービスに
影響が出る

 

のではないかという話なんですね。

 

あの「熱帯雨林」といわれる会社
急ぎ便とかいうサービスどうなる
かとか、結構心配している人もいるの
ではないでしょうか。

 

何かを急いで手に入れたいとかいうと
きに、これまで便利に使っていたサー
ビスピンチというのは、やはり不安
のタネですよね。もちろん企業側
をしてるとは思うのですが。

 

で、それはそれとして、

 

某オンライン楽器・音響機器ショップ
さんからのこの注文品の状況お知らせ
メールもなんとかしてほしいんですけ
どねえ……いわく、

 

「お取り寄せ中の商品につきまして、
入荷の目途がつき次第、改めてご案内
いたします。
発送まで今しばらくお待ちくださいま
すようお願い申し上げます。」

 

かれこれ3ヶ月この状態(手配中)
んですけど……

 

※ちなみに今回のイラストは、「頼ん
だエフェクタが届かなくて困っている
ギタリスト」というお題で AI に描い
てもらいました。ま、実はこのお絵書
きをやりたかっただけだったりして。

 

て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

読まない教則本は人生を豊かにするか?

にも音楽の教則本を読みもし
ないで積読状態になってるのがど
うとか、いろいろ書きましたけど。

 

この前、X(旧Twitter)を見てたら、
こんなポストがありました。

 

「厳しいことを言います。手に入れた
本を全て読破しよう、読む以上には買
うまいとしているあなた、間違ってい
ます。人生には余裕と幅が必要です。
読める量の10倍は本を買いましょう。
本棚にたくさんある未だ読んでいない
本があなたに刺激を与え、人生に豊か
さを、知性に謙虚さを加えます。」

 

いかがですか? なかなか良い言葉
と感じる人もいるんじゃないですかね?

 

ま、書いたのは古本屋さんなんですけ
どね(笑)わりと最近、プチ・バズり
してたんですが。

 

でまあ、

 

こういう心構えでいれば、本棚教則
読まれないまま放っておかれてい
ても、部屋の片隅に積まれたままでも
豊かな人生謙虚な知性を手に入れて
いると思えばノー・プロブレムじゃな
いか、と。

 

まあ、そう思ったわけですね。

 

リダンダンシー(冗長性)とか、いう
キーワードが頭に浮んだりしてね。な
んにつけ、ギリギリ必要なモノしかな
い状態というのはよろしくないのでは
などと……

 

え? いらない教則本、売りに出すん
じゃなかったのかって?

 

んー、そうなんですけどね。さすがに
「読める量の10倍」置いておく余裕
はないんですからねえ。

 

どうしたもんでしょうねえ……

 

てことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

理論が使える・使えないを分けるもの?

の前の音楽理論の話に関連す
ようなしないような話なんです
が。

 

たとえばドレミミの音どんな音か
なんて話になったりしたとしてですね。

 

メジャースケール3つ目の音で、
ではメディアントという名前で呼ば
れたりもして、この音がスケール
ジャーかマイナーかを決めるポイント
になっていてとか。

 

理論的に語ることや知識を得ることは
今やわりと(とても?)簡単にできる
わけです。

 

今、ChatGPT に尋ねてみたら、

 

「メディアントは、スケール内での安
定感や転調の効果をもたらす重要な音
とされています。また、コード進行や
メロディ作りにおいても重要な役割を
果たします。」

 

……という返事が返ってきました。

 

なんですが、

 

そのミの音を、たとえばアドリブ・ソ
を弾く時に効果的に使えるか、とい
うときに、上に書いたような知識だけ
を頼りにできるかといえば、まずでき
ないですよね。

 

やはり、実際に何度も弾いてみて、そ
自分の感覚と結びついていない
と使えないわけですね。響きとか、
起されるイメージとか、もしかしたら
とか。

 

それも、他の音リズムハーモニー
との関連においてね。

 

音楽理論を知ることはムダなこととは
思えませんが、そういう実践上の感覚
と結びつかないと結局、使えるように
はならないということですよね。

 

人工知能の世界やら、最近では言語の
習得のしくみの研究やらでいう「記号
接地問題」というのがあるんですが、
なにやらそれに近い話ではあるよなあ、
と思ったりしております。

 

てことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)