古本屋で100円とかで安売りし
てる本の棚を見るのが好きなんで
すが。
見てると、これがこんな安いんだ、と
思うようなのが出てたりすることがた
まにあるんですけど。
手に取ってみると、実は前の持ち主が
線を引いたり手書きのコメントを残し
てたりするんで安くなってることが多
いんですよね。
その本がそれほど欲しいものでなかっ
たり、他でも手に入りそうな本だった
りするときは、そっと棚に戻すことに
なるわけですが。
なかなか手に入らないものだったりす
るときは、まあいいか安いんだし、な
んて思って買ってしまうこともあるわ
けです。
で、
そんな本を読んでると、よくあるのが
線を引いてるのは本の最初の方だけ
なんてことでして。
最初の1章には沢山線が引いてあるの
に、次の章に入った途端に線やら書き
込みがなくなってしまうとかね。どこ
まで頑張って線を引くかの差は色々で
すが。
だいたい読む人が線を引くような本と
いうのは、小説とかエッセイとかじゃ
なくて歴史の本とか思想書とか評論と
か、科学関係とか、そういう関連の本
が多いわけですけどね。
そういう本を読んでてそんな線や書き
込みがなくなると、
あー、挫折したんだなあ
と思うわけですね。
頑張って線を引きながら途中まで読ん
で、ある所で先に進めなくなって、放
り出して、最終的に売りに出す、とい
う。そんな挫折の悲哀をちょっと感じ
てしまうわけです。
音楽やってると、教則本を最後まで読
めずに挫折することだらけ、なんて話
があって、だからどうとか、だからこ
うしろとかいうことを語る人とかいる
わけですけど。
私もそんなネタで書いたりしたことも
あるんですが、実は別に音楽に限った
話じゃないよなあ、なんて思うわけで
す。挫折なんてそこらへんに転がって
るんだよなあ、なんてね。
て、ことで。
では、また ( ̄▽ ̄)