ライブとかコンサートとか、
あるいは競技会とか、音楽を人
前で演奏するパターンは色々と
ありますが。
あるいは競技会とか、音楽を人
前で演奏するパターンは色々と
ありますが。
よく言われるのは、会場にいる人に演
奏した音を「届ける」そして楽しんで
もらう意識が大切だということです。
つまり音楽を「表現」として伝えよう
とすることの大切さですよね。そんな
言葉が好きな人も、精神論的で違和感
とすることの大切さですよね。そんな
言葉が好きな人も、精神論的で違和感
を感じる人もいるとは思いますが。
一方では、そうした場というのは、曲
を憶えたり間違えずに正確に弾く練習
をしたりして迎えることが多いので、
技術的なことに頭がいってしまうのも
理解できることではあります。
このブログでもたびたび紹介している
バイオリニストでもある心理学者のノ
ア・カゲヤマさんのブログに出ていた
のですが、そうした演奏の技術面と表
現面のどちらにフォーカスするのが良
い演奏につながるか、というのを実際
に検証した研究があるそうです。
その研究の中では、大学で楽器演奏を
専攻している奏者の人たち23人に短
い曲や曲の一部を演奏してもらったそ
うなのです。で、単に何も告げずに演
奏してもらう、演奏の表現面にフォー
カスして観客のために演奏するように
言う、指使いなどの正確さにフォーカ
スして演奏してもらう、という風に3
回同じ曲を弾いてもらったそうです。
そして、その演奏の動画を客観的に評
価してもらうために、実験のことを何
も知らない専門家に評価してもらった
そうです。どの演奏が表現面、技術面
で優れているかとか、3回のうちどの
演奏がいちばん優れているかとか。
そうしたら、多くの場合、演奏の表現
面にフォーカスした演奏が、表現面で
も「技術面でも」いちばん良い評価を
得られたそうです。一方技術面にフォ
ーカスした演奏が特に他より技術的に
良い結果をもたらしたということはな
かったんだそうです。
もちろん、カゲヤマさんも書いていま
すけれど、実験の対象が音楽を専攻し
ている学生で、曲もしっかり憶えた人
の演奏だったというのはあります。と
はいえ音楽を演奏するときに自分の中
の技術に集中するよりも会場にいる人
たちに聞いてもらう(届ける)という
意識が有効だという考えがある程度裏
打ちされた結果だと言えるでしょう。
そういえば、以前、NHKの合唱コンク
ールのドキュメンタリーを見たのです
が、地区大会であと一歩勝ち抜けなか
った学校のリーダーが、「会場の人に
自分たちの合唱を届けるという意識が
足りなかったのかな」というようなこ
とを言ってたんですが。今日のお話と
響き合うものがありますね。
て、ことで。
それでは、また( ̄▽ ̄)
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