声かけられてお気楽にのぞいたセッシ
ョンが、じつはヒップホップのセッシ
ョン。恐る恐る参加して、徐々に調子
が出てきたところで、
もうすぐ、ラッパーが来ますんで
といわれて、えええーとなったところ
でございました。
ラッパーって、あの YO! とか Yeah!
とか言いながら、バックの音楽にのせ
て韻を踏んで歌うというか、語るとい
うか、そういう人のこと?
ま、それしかないですよね……。
ヒップホップといわれた時点で、ラッ
パーが出てくると予期すべきといえば
その通りなんですが、まさかラッパー
のいるジャムセッションに参加するこ
とになるとは思わず。
そういえば、前に社会人ラップの話を
書いたこともあるじゃないか、お前、
と自分に突っ込みを入れてみたりして
おりましたが、そうするうちに……
いよいよラッパーの登場でございます。
女性と2人連れでしたが、あとで聞け
ば奥様とのことでした。やはり30代く
らいで、ドラムの人といつも一緒にや
ってるとの話で。で、挨拶して、もは
や後にはひけないので、そのままセッ
ションに突入となりました。
最初は様子見な感じでいましたが、考
えてみれば、ヒップホップの主役的な
ラッパーをサポートし盛り上げるのが
ドラム、ベース、ギターのまずは役目
であろうと、ラップのスキマなどにち
ょっとしたリフなどをアドリブでさし
はさんだりすることから始めました。
ラッパーの人もひとしきり自分のラッ
プが落ち着くと、アイコンタクトして
バンドのメンバーに「何かやれ」的な
シグナルを送ってきます。なんだ、普
段のセッションの応用でいけそうだな、
と思い、こちらもだんだん面白くなっ
てまいりまして。
そんなこんなで1曲終わったところで、
ドラマーの人が、青井さん何かフレー
ズください、と言い出しました。え?
フレーズ?そうなんでもいいんです、
クイーンとかでも。
ヒップホップミュージックでは、過去
の音源をサンプリングして使うという
ことが頻繁に行われますが、それに近
い形を即興でやるために、何かフレー
ズを出せということのようです。とは
いえ、何を?……クイーンだと?
そこでままよと ”We Will Rock You”
のそれこそ ♪We Will Rock You♪ とい
う部分をリフのように弾きました。コ
ードは A7 一発。
どうかなー?と思ってしばらく弾いて
いたら、ベースがまず合わせてくれて、
そこにドラムも乗っかって、ラップも
始まって、なんとかスタートできまし
た。
あとは、A7 一発のバッキング続けつ
つラップのタイミングを見計らって、
リフをぶち込むということを繰り返し、
無事1セッション終了できたんですね。
ということで、だんだんいい感じに暖
まってきて、じゃあもういっちょ何か、
ということになったんですが。さらに
何か出せといわれると、こちらもちょ
っと慌るものですな。うーん、と考え
込んでしまったのですが。
そこで何気なく(?)ラッパーの人が
発した言葉が次の展開を生むのです……
さらに続きます!
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
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