なんか、一時的な流行りかと思っていたら定着しちゃった言葉に、「忖度」(そんたく)ってのがあります。
忖度を国語辞典で引くと、「他人の気
持ちをおしはかること。推察」(大辞
林)とか出ています。
まあ、それだけみればそんな特別な意
味の言葉じゃないですが、あまり使わ
れない漢字があるし、基本口語では使
われないし、それがさらに政治的なス
キャンダル(?)の文脈で使われたの
で、なんだか妙に特別な意味合いをみ
んな感じるようになってしまいました。
「特別な地位のある人」の心を推察す
る、という意味になってしまいました
ね。「腹芸」とかいった言葉を連想さ
せます。なんだか、そんな日本的な心
の動きをとらえた言葉になってしまっ
たようです。
やりたいことがあっても明確に口には
出さず、相手がそれを推察して、実現
するように努力するとか、さりげなく
やってあげるとか、そんなことですよ
ね。
そんなコミュニケーションといえるか
いえないかという微妙さを好むのが日
本的ではありますが……
ただ、
音楽とくにジャムセッションなどでは、
そういう微妙なコミュニケーションが
通じるとは思わないほうが吉なわけで
す。何となく察してくれたりは基本し
ないと思ったほうが良いようで。
なので、前にも話題にしたようなハン
ドサインを使ったり、演奏自体で自分
がどうしたいのかを他のメンバーに伝
える必要があるわけですね。
まあ、気心の知れた相手なら、何もし
なくても察してくれるかもしれません
が、でもまったく間違って察してしま
うかもしれませんしね。
これでソロ終わり、とか思って弾くの
をやめても周りはみんなまだ続いてる
と思ってたりして……
あるあるですよね。
なるべく分かりやすく、視線を向けた
り、表情にも出したりね。われわれの
仲間内では、
顔で止める
なんて言ったりしておりますが(笑)
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)