I Will Survive??

10月も最終日、明日には11
月になろ
うという日だった。

 

は、また同僚と出張に出ていた。も
うすでに1週間以上が過ぎていた。例
によって同僚がクライアントの問題解
決のために地元での対応を優先しよう
と言い張ったためだ。

 

俺は東京に戻っても対応は可能だと
したが、そんなことを聞き入れる同
僚ではなかった。そんなこんなですで
に1週間。俺は東京のことがだんだん
気掛かりになってきていた。

 

それに、次の土曜日には俺は東京でセ
ッションホストをすることになってい
るのだ。すでに参加者定員近く集ま
っている。キャンセルするわけにはい
かない。

 

何をブツブツ言ってるんだ。同僚は俺
に言った。さっきから質問してるだろ
う。クライアントから言われた例のプ
ログラムの納期はどうなっている?

 

まだ東京から返事がないんだ。俺は言
った。なあ、俺だけでも東京に戻った
方がいいんじゃないか?

 

またその話か。そのプログラムさえち
ゃんとした形で納品されれば、すぐに
帰れるさ。

 

堂々巡りだ。俺は時計を見て言った。
もう遅いし、帰ろうぜ。

 

……もう7時か。しかたない。東京と
は明日の朝、ちゃんと連絡取れよ。同
僚は言って立ち上がった。俺の上司で
もないのになんでこんなに偉そうなん
だ、こいつは。

 

俺たちは外に出て、ホテルに向かって
歩き出した。

 

いつもと街の様子が違っていた。

 

ハロウィーンか。なんでも町おこし
今年は色々イベントがあるらしい。
まさらハロウィーンっていうのも、ど
うなんだろうな。同僚は言った。

 

確かに、街中はハロウィーンのイベン
トモードだった。幽霊や、魔女や、
ンビ仮装をした若者がはしゃいでい
る。

 

面白いのは、ハロウィーンの仮装をし
ストリートミュージシャンが大勢
ることだった。街中のいろんなところ
で演奏をしている。

 

中でも街角の小さな公園で演奏してい
ロックバンドには人だかりがしてい
た。のぞいてみると、頭もひげもモジ
ャモジャのヴォーカル兼ギタリスト
リーダーのようだった。なんとツイン
ドラムじゃないか。珍しい。

 

なかなかいいじゃないか。と俺は思っ
た。演奏もジャムセッションぽくソロ
を回していて俺の好みだった。同僚の
好みじゃないだろうが……。

 

そう思って同僚を見ると、ノリノリと
いうわけではなかったが、食い入るよ
うにステージを見つめていた。へえ、
と俺は思った。

 

ステージでは、がボブ・ディランの
「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」
に変わっていた。シンプルだがいい曲
だ。

 

よく見ると、ステージに新たにヴォー
カリストが加わっていた。亡くなった
グレッグ・オールマンにそっくりだな
と俺は思った。そういえば、あのリー
ダージェリー・ガルシアによく似て
いるな。そうか、有名ミュージシャン
ゾンビ(アンデッド?)バンドってわ
けか。面白い。

 

そんなことを思っていると、ステージ
にはどんどん人が増えていくようだっ
た。コーネル・デュプリーを思わせる
ギタリストもいた……というか、デュ
プリー本人にだんだん見えてきた。他
のミュージシャンもそうだ。さらにス
テージには、ウォルター・ベッカーが、
チャック・ベリーが、BBキングが出て
きていた。みんなで楽しそうにソロを
まわしている。

 

ジョン・レノンジョージ・ハリソン
がギターを持って歌っているのも見え
た。

 

ピアノのところにはアレサ・フランク
リンがいた。そばにいる若い女性は
イミー・ワインハウスだろうか。大先
輩を立ててコーラスに回っているのか。
あっちの世界ではエイミーの方が先輩
だけどな……

 

そのうち、同僚の好きなアラン・ホー
ルズワースも出てきた。俺は、ほらほ
らといって同僚の方を見た……

 

……同僚はいなかった。

 

どこに行ったんだと思って周りを見回
すと、なんと同僚はふらふらとステー
ジに上がっていくところだった。様子
がおかしい。そのうち誰かのギターを
借りて同僚もソロを弾き始めた。

 

その瞬間俺は思った。

 

まずい、このままだと同僚は「あっち
の世界」に行ってしまう連れ戻さな
いといけない。

 

おれは人混みをかき分けて、ステージ
に向かった。小突き回されながらステ
ージに上ると同僚のところにいき、腕
をつかんで言った。さあ、戻るんだ。
しかし同僚は、放心したようにギター
を弾いている。

 

もう一度同僚に声を掛けようとした
の腕が後ろから引っ張られた。俺はそ
れを振り払おうとして、自分の腕を見
た。

 

俺の腕をつかんでいるのは、骸骨の手
だった。俺は恐怖のあまり叫び声をあ
げた。

 

……ところで、身体を揺さぶられて目
が覚めた。

 

よく立ったまんまで眠れるもんだな。
同僚があきれた顔で俺をみていた。遅
くなる。帰るぞ。

 

公園のロックバンドはまだ演奏を続け
ていた。グレイトフル・デッド「タ
ッチ・オヴ・グレイ」。

 

公園を後にしながら、俺はサビのコー
ラス“I will get by. I will survive.”
というフレーズを口ずさんでいた。
はなんとか生き延びるんだ……。生き
延びて、東京でセッションホストをし
なければ……

 

(このお話はフィクションです。実在
する街、人間、ゾンビ等とは関係あり
ません。たぶん)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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うだうだ言わずにOODA?

先のクライアントとの打
ち合わせ
を終えた俺と同僚は、
地元の支社に戻
って今後の対応
を話し合っていた。

 

クライアントのクレームはわが社の
入したソフトウェアについてのわが社
サポートに不満があるということだ
った。先方の担当者の嫌みにずっと耐
えていて疲れた俺は、早々に切り上げ
たかった。

 

まあ、なんだ。基本的な問題は分った
わけだから、本社に持ち帰って、上と
相談して……俺は言った。

 

いや、本社に帰って会議やっていたん
じゃ時間がかかり過ぎる。もう2,3日
こっちにいて、支社の担当と話し合っ
て、話を聞いて現場に近いところで対
応を考えたほうがいい。同僚は言う。

 

しかし、本社との相談なしに進めたら
あとあと問題になるぞ。俺は言った。
ちゃんと改善計画を本社で認めてもら
った上で動かした方がいいんじゃない
か?

そんな時間的余裕はない。クライアン
トの担当者も言っていただろう。今回
の件は急を要するんだ。どんないい計
画を作っても半年後じゃ遅過ぎる。
ライアントを失いたいのか。同僚はま
くしたてた。

 

計画を立てることにこだわるのは、P
DCA信者の悪いクセだ。現代はPDCA
の時代じゃない、OODA(ウーダ)
時代だって知らないのか?同僚は続け
た。

 

う、うーだ?なんだよそれ。俺は言っ
た。同僚の最新ビジネス用語かぶれ
今日に始まった話ではない。

 

OODAというのはアメリカの空軍で始
まった徹底した現場主義のやり方だ。
まず現場で何が起きているかをよく
察(Observe)して、そして状況判断
(Orient)し、何をやるべきかを決め
(Decide)て、行動(Act)するとい
ループを高速に回していく。同僚は
早口で説明した。

 

おまえはジャムセッションとかやって
るんだから分かるだろう、どうやって
ソロを弾くか、会議やって計画を立て
るわけじゃないだろう。たとえ計画を
立てたところで、セッションの相手が
計画通りにくるなんてことはない。同
僚は急にそんなことを言い出した。

 

そりゃそうだが、それとこれとは……
と俺は言いかけたが、すぐにムダだと
覚った。

 

俺がギターデュオをやるとき、俺はま
相手がどう出てくるかを観察し、
の場で方針を決めて自分のソロを弾く
同僚はますます熱く語り出した。そし
てそれに対する相手の反応をさらに観
して、次の手を決める。その繰り返
だ……

 

そんな現場のことを知っているはずの
お前がなんでそんな事なかれ主義のサ
ラリーマン根性丸出しのことを言うん
だ。同僚は俺に噛みつかんばかりに言
った。

 

なんでこいつはいつもビジネスの話が
白熱すると、自分のギターデュオの話
に脱線していくんだ。俺は思った。こ
れが始まると手がつけられなくなる。

 

もう夕方で腹も空いてきたが、夕飯に
ありつけるのには時間がかかりそうだ。

 

……と考えていたら、乱暴に揺り動か
されて目が覚めた。

 

まったく、なんでこんな良い演奏が聴
けるのに寝ているんだおまえは。同僚
が信じられないという顔で俺を見てい
た。

 

出張先にあるライブハウスで同僚の好
きな宇田さんとかいうジャズ・ギタリ
ストのライブをやっていたので同僚に
誘われるまま入ったのだった。お前と
1日いるととても疲れるんだというセ
リフが口から出かけるのをこらえて、
俺は目の前にある気の抜けたビールに
口を付けた。

 

長い出張になりそうだ……

 

(このお話は例によってフィクション
で、現実の出張やビジネスやジャズ・
ギタリストとは何の関係もありません。
……おそらく、ね)

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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フレーズの記憶?発想の柔軟性?

る日、ともだちの女性に言わ
れたんですが……。

 

彼女は、私の音楽仲間で、ときどき私
アラカンセッションに遊びに来てく
れたりもしてるんですが、で、音楽だ
でなくイラストも描いていて、実は
このメルマガや私のブログに貼ってあ
彼女が描いてくれたもの
す。

 

他にも最近はアロマの資格を取ったり、
多彩な活躍してる人なので、良かった
ら、彼女のブログをのぞいて見てくだ
さい。▼▼▼

 

で、彼女に(本人の証言によれば鼻を
ほじりながら)「なんか年代によって
同じフレーズでも続きが変わるみたい
ですよォ〜。実験してみたらどうです
かァ〜」といわれたんですね。

 

これは、私ぐらいのアラカン世代の人
は、たいていご存じだと思うのですが、
「ミミミーミミミー」というフレーズ
「ミソドレミー」(ジングルベル)
と続けるかマイナー調に「ミファミレ
ドシドー」(青い○脈)に続けるかで
歳がわかるというあのネタのことなん
です。

 

若い彼女がなんでそんなことを知って
いたのか、よく分かりませんが、もし
かしたら齢何百年の妖怪かなにかなの
かもしれんません。ま、それはともか
く。

 

で、この話は最近よくこちらでもご紹
介しているスマホアプリ(Acapella)
を使ったオンラインでのセッション
ネタ出しネット会議で話している時
にでたんですよ。要はネットでこのネ
タをやってみたら?というわけです。

 

たしかに色んな人を1ヶ所に集めてこ
の実験(?)をやるのは大変だけど、
ネットで好きなときにやってもらうの
ならハードル低いですよね。いいんじ
ゃないの、ということになりまして。

 

やってみました。ついで(?)なので
もう1つ「ミーレドレ」というメロデ
ィに「ミミミー」(メリーさんの羊)
と続くか「ミミレドレードシソラー」
(某時代劇のテーマ)と続くかという
のもやってみましたよ。全く別のメロ
ディをつなげるというのもアリです。

 

で、
こちら▲がその結果をまとめた動画
(画像をクリックすると動画に飛び
ます)。今回、上は70歳から下は10代
の短大生の方にまでご参加いただけた
んですが、いかがでしょう?

 

いろいろ感想はあるのですが、結局
んなメロディを続けるかは、年齢に左
右されるというより、その人次第とい
うことではあるようです。まあ、考え
てみると「青い○脈」を懐しいと思う
世代は、われわれが若い頃、すでにか
なりの歳だった人でしょうしねえ。

 

あと、こちらの想定しない答えをした
アラカン世代2名10代の若者1名
がいたのですが、アラカン世代が結構
苦労してネタを探したとおぼしいのに
比べて、10代の方はとても自然体に見
えるんですよね。多分に偏見もあるか
もしれませんが、やはり10代の頭は柔
なんだなあと思わせられました。

 

皆さんは、どんなメロディを続けます
か?

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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ミュージシャン版「蜘蛛の糸」

る朝、お釈迦様が散歩中に
の池を通して地獄をのぞいてみる
と、罪人たちが苦しんでいる中に、
カンダタという妙な名前のミュー
ジシャンを見つけました。

 

カンダタは、デスメタル・バンドのボ
ーカルを担当していましたが、別に
スメタルをやっていたために地獄に落
とされたわけではありません

 

友達に借金して踏み倒したり、同時に
2人3人以上の女性と付き合ってお金
をせびったり、彼女の持っているブラ
ンド品を勝手に持ち出してコメ兵でお
金に換えたりと非道なことを繰り返し
たので、地獄に落とされたのです。
ンドマンの皆さんは気をつけましょう
ね。

 

そんなわけで、この男は、今は地獄で
MojaSlasher(亡者スラッシャー)
いうバンドを組まされて、デスメタル
を毎日ノンストップで歌わされている
のでした。体に悪そうですね。まあ
獄なんで、仕方ないですが。

 

そんなカンダタでしたが、昔たった一
度だけですが、善い行いをしたことが
ありました。ライブ会場にいた小さな
クモを踏みつぶそうとして思いとどま
り、命を救ってやったのです。もっと
も、それは彼のバンドのロゴマークが
毒グモだったからなんですが。

 

そんなことを思い出したお釈迦様は、
彼を地獄から救い出してやろうと思い
ました。そんなご都合主義の気まぐれ
でいいのかという議論はさておき、お
釈迦様は一本のギター弦をカンダタめ
がけて下ろしてやりました。

 

地獄で毎日声を張り上げて歌っている
カンダタでしたが、目の前に降りてき
たギターの弦を見て「これを登れば地
獄から抜け出せる」と思い、その弦に
つかまって登ることにしました。

 

一方で妙に文学好きだったカンダタく
は、芥川のあの小説を思い出し、
のメンバー(?)に見つかると殺到し
てきそうだと思いました。そこで気づ
かれないように大声で歌い続けながら
ちょっとずつ登ることにしました。

 

もっとも他のメンバーは演奏に夢中
誰もそんな弦のことには気がつきませ
。バ○というか、純粋というか。

 

そんなわけで、仲間には気付かれず
カンダタはそーっとその弦を登ってい
き、ボーカルが休みのパートになった
とたんに一目散に登り出しました。そ
して、あと一息でお釈迦様のいる極楽
浄土にたどりつこうというその瞬間。

 

無情にもギター弦はぷつんと切れ、カ
ンダタは真っ逆さまに地獄へと落ちて
行きました……

 

お釈迦様は、

 

「あ、いかん、新品の弦のつもりが
の前に取り換えた古いスーパーライト
ゲージの1弦だった。009だし、だい
ぶ古かったからなー。……まあギター
の弦が切れるのはお釈迦様にも予測は
つかん。また今度ってことで」

 

といって、散歩の続きに向かいました
とさ。おしまい。

 

教訓:ギターの弦は定期的に取り換え
ましょう

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

ドレミの3音で、もっとカッコよくソロを弾く方法?(その3)

とレ、あるいはドレミの3
音だけで
セッションでソロを弾
くとき、よ
りカッコいいソロを
弾くコツのような
モノ3回目
です。

 

「フレーズの始まりの音を変えてみる」
「フレーズを1拍目頭からずらして弾
き始める」ときまして、今回「半音
でアプローチする」というのがテーマ
です。

 

例えば、ミの音を単にそのまま弾くの
ではなく、半音下のミb をその前に短
く入れてからミを弾くとかですね。専
門用語ではアプローチ・ノートとか言
ったりします。特に半音でアプローチ
する場合は「クロマチック・アプロー
チ」なんて言い方もします。

 

半音下ばかりでなく、半音上からアプ
ローチする場合もあります。

 

あるいは、「ド→レ」と弾く時に。
に「ド#」をはさんでなめらかにつな
げるなんていう半音の使い方もありま
す。

え?それドレミの3音じゃないだろう
って?

 

…えーと、まあ厳密に言えばそうなん
ですが、あくまでドレミの3音を引き
立てる装飾的な使い方なので、ドレミ
が主役(?)であることに替わりはな
んですね。

 

今回もまた簡単な動画を作りました。
▼▼▼

 

今回ソロを弾いてるのは右側の人(笑)
だけですが…

 

出だしは普通にドレミの3音で弾き始
めていますが、次第に上にも書いたよ
うな半音下からのアプローチとか、
音の間を半音でつないだりしている
がおわかりいただけるかと思います。

 

動画では分かりやすくするために少々
(だいぶ?)「やり過ぎ」なくらいに
半音を使っていますが、その辺は実際
には適度にフレーズに入れ込むように
してくださいね。

 

ピンと来たら参考にしてみてください。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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続・プエルトリコ、ソウル、エトセトラ?

前回の続きです)
だかな。岡山駅のすぐ近く
で俺は待
っていたのだが、男の
気配はなかった。

 

気が変わったのかな。まあ、考えてみ
れば、普通こんな約束しないよなあ。
俺はそう思ってホテルに戻ろうかと考
え始めた。と、その時

 

ボンソワール、お待たせしました。
妙に鼻に抜けた声が急に背後からし
たので、俺は驚いて飛び上がりそうに
なった。

 

うわっ、いつの間にどこから来たんで
すか?しかもボンソワールって、何で
フランス語なんですか?

 

20歳ぐらいのとき南仏に留学してまし
た。男は言って、さてどこに行きまし
ょうかと俺の腕を引っ張って歩き始め
た。

 

そう言われても私もよく知らないんで
すよ。俺はそう言ったが、男は気にも
止めない様子で、その近辺の店を物色
し、ここにしましょう、と言った。

 

そこは、いくつもの個室に別れたタイ
プの居酒屋だった。ここなら落ち着い
て話ができそうだし、なんせ私バチカ
からこっちに来たばかりで、日本食
久しぶりなんです。いいですか?男は
そう言って俺を見た。

 

構いませんけど、バチカンて?

 

あー、ちょっと今バチカンとビジネス
してるんです。岡山には親戚がいて時
々遊びにきます。

 

バチカンとビジネス?俺はそう思った
が、結局、男に腕を引かれるままに店
に入り案内された個室に落ち着いた。
そして乾杯し、食べ物をオーダーし、
さらに話を続けた。

 

そんな流れの中で、俺がギターを弾き
ジャムセッションをやっているという
と、男は身を乗り出すようにしてきた。
それ素晴らしいです。私もギター弾き
ます、セッションします、という。

 

色んな所でセッションするのが私の趣
味です。この間もモロッコでセッショ
ンホストしてきました。

 

モロッコでセッションホストですか?
と俺が驚いていると、あなたはホスト
はしないんですかと尋ねてきた。

 

いや、私はホストやるほど上手くない
ですから、というと、男は、楽器の上
手い下手はホストの良し悪しと関係な
です。楽しくセッションを仕切れる
ホストをたくさん増やして、世界中で
ジャムセッションの現場を作って、仲
間同士繋がっていきたいんです。と言
うのだった。

 

どうですか、一緒に世界の人たちとセ
ッションしに行きませんか?男はさら
に畳み掛けてきた。いや、そんな一緒
に世界とか言われても…と俺は口ごも
んだ。

 

大丈夫、案ずるより Take It Easy と
おじいさんもいってました私がつい
てます。プエルトリコ生まれソウル育
ち、フランス語もできます。バチカン
語も少し…

 

バチカン語なんてあるんですか?と俺
は聞こうとした…

 

…ところで、肩を大きく揺すられて目
が覚めた。

目をあげると、居酒屋のテーブルの向
こうではいつもの同僚スマホをいじ
っていた。目が覚めたか?よく寝るや
つだなあ。

 

いや、バチカン語が…。俺は言った。
バチカン語なんてあるわけないだろう。
同僚は言った。あそこはローマのほん
の一区間みたいなもんなんだから。

 

だよなぁ。俺は言った。あれは、しか
し、あの男は単なる夢だったのか?
ャムセッションの話は…

 

ジャムセッションといえば、最近九州
を読んでるんだが、これはいいぞ、
と同僚は言った。なかなかタメになる

ことが書いてある。ギターも上手いし。
▼▼▼

http://sound-bird.net/blog/?p=1673

 

おまえもジャムセッションがいいとか
楽しいとかなんとか人にいうなら、
れくらい人を感心させることをいって
みたらどうだ?同僚は続けた。

 

同僚は、スマホの画面を俺に見せた。
そこには、あのプエルトリコ生れソウ
ル育ちの男の顔があった…。

 

こうして岡山の夜は更けていった。

 

(例によって、これはフィクションで
す。現実の出張や人物とは関係ありま
せん。…あれ?)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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プエルトリコ、ソウル、エトセトラ?

の男と最初に出会ったのは
出張中の
ある日の夕方、仕事の
ほんのちょっと
したスキマ時間
に岡山県は
倉敷の町をぶらつい
ていたときだった。

 

観光客が沢山いる昔の町並みが保存さ
れているエリアを歩いていたら、ある
細いスキマのような路地からその男が
飛び出してきたのだった。

 

あっ、といって俺はよけようとしたが
よけきれずに、その男と接触してしま
った。俺はバランスを失って尻餅をつ
いた。

おー、これは申し訳ないです。その男
何語なまりともつかないなまりのあ
る日本語で謝った。洋服が汚れてしま
いましたねー。弁償させてください

 

俺は、こちらもよく見ていなかったの
で、お互い様だから気にしないように
言った。しかしその男は、私プエルト
リコ生まれの日系3世のトリゴエとい
います、と名乗り、さらに言った。

 

私のおじいさんの遺言袖振り合うも
多生の縁、昨日の敵は今日のアミーゴ。
これも何かの因縁つけとんのかわれ、
でしょう。おわびとお近づきのしるし
に何かご馳走させてください。

 

そんなご馳走になるほどのことじゃな
いですから、と俺は言ったが、それで
ソウルにいる両親に叱られるとその
男は食い下がる。

 

ソウル?プエルトリコじゃないんです
か?ときくと、5歳の時に一家で韓国
に移住したんですハスミダという。

 

せっかくなんですが、これからホテル
に戻って仕事で東京とパソコンでテレ
ビ会議なもので、と俺は言った。する
と男は、それじゃあ、明日の夜はどう
ですか?という。

 

明日は私は岡山市内に泊まる予定です
から、と俺が言うと、男はそれは偶然
ですね、私も明日は岡山泊まりです
いう。

 

俺は根負けして、わかりました、じゃ
あ、明日もしお互いの都合が合うよう
なら岡山で、と言った。すると、男は
満面の笑みで、ああ、良かったこれで
クアラルンプールの…

 

クアラルンプール?ソウルじゃなくて?

 

クアラルンプールにとても世話になっ
たおじさんがいます。そのおじさんに
も顔向けできます。と言うのだった。

 

そんなわけで、俺は今、その男がやっ
て来るのを岡山駅のすぐ近くで待って
いるのだ…。
(あー、1回で終わらなかった。^ ^;
続きます)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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誰か反応してよ

◆その1

 

鍵ハモやめようかな」
「……」

 

「私なんか要らないんだ」
「……」

 

「居なくなっても皆気にしない」
「……」

 

「誰か反応してよ」
「……」

 

「ピアニカはもともとヤマハが東海楽
器からOEM」
「マジかー」「えー、じゃあメロディ
オンは?ピアニーは?」「ピアニーっ
て何?」
「……」

◆その2

 

ギターやめようかな」
「……」

 

「俺なんか要らないんだ」
「……」

 

「居なくなっても皆気にしない」
「……」

 

「誰か反応してよ」
「……」

 

「スモーク・オン・ザ・ウォーターの
リフはアストラッド・ジルベルトの曲
のパクリ」

 

「おい、ちょっとまて」「馬鹿言って
んじゃないぞ」「ほれ▼▼▼」
「……」

 

◆その3

 

ジャズやめようかな」
「……」

 

「俺なんか要らないんだ」
「……」

 

ミクソリディアン♭9thとか弾いて
も皆気にしないし」
「……」

 

「誰か反応してよ」

 

「……」

 

「ベンチャーズのウォーク・ドント・
ラン(急がば回れ)はもともとジャズ
の曲」
「いやいやいやいや」「なんであれが
ジャズ?」「ほれ▼▼▼」
「……」

 

(何だこれ、と思われる方がいるかと
思いますが、以前ちょっとツイッター
界隈で流行ってたのでやってみました
 笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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宇宙の片隅からの「あのフレーズ」?

の研究者がメッセージ
送ってき
たのは、一日の仕事が
終わりに近づい
た頃だった。

 

ちょっと面白いことが起きてるんだが、
私の部屋に来ないか?

 

同僚はわれわれのいる太陽系の外にあ
る惑星の研究をしている。そんな惑星
の存在は古くから予測されていたが、
実際にその存在が確認されたのは、わ
りと最近の話だ。

 

そして、メッセージを送ってきた同僚
は最近、ある一つの惑星を集中的に研
究していると言っていた。サイズ的に
われわれの棲むこの星とほぼ同程度の
大きさで、何らかの高度に知的な生物
がいる可能性があるのだそうだ。

 

どうした。面白いことって何だい?

 

俺は彼の部屋に入ると尋ねた。

 

私が太陽系外惑星の一つを最近集中的
に調べてることは知ってるだろう?

 

もちろん。と俺は答えた。

 

実はその惑星で、こんな音声信号が何
度も繰り返して発せられているのが観
測されたんだ。

 

同僚は自分の端末を操作して、ある音
声データを再生した。とても短い音型
繰り返されている。何度も何度も。

 

これは……何かの音楽の断片のように
聞こえるが? 俺は言った。

 

そう、私にもそう聞こえる。……それ
からこれも見てくれ。

 

同僚はそう言うと、今度は端末のディ
スプレイ上に、一つの画像を表示した。
平行に引かれた5本の直線の上に楕円
のドットがならび、そのドットをい
くつかのが結んでいる。

 

同じ例の惑星の方から、この音声デー
タとともに見つかった画像だ。なんら
かの法則に則って、この音声データを
記号化したものではないかと思うのだ
が。きみにちょっとこの画像データの
解析というか解読をやってもらえない
だろうか?

 

ふむ。この画像が音声データの記号化
だとしたら、そんなに難しくないだろ
う。俺は言った。

 

思うんだが、これはこの惑星に棲む生
物からの惑星外へのコンタクトの試み
かもしれない。ぜひ頼むよ。同僚は強
い口調で言った。

 

太陽系外の生物からのコンタクト。も
しそれが本当なら、重大な発見だ。今
日も残業か……ま、しかたない。俺は
立ち上がった……

 

……ところで隣の同僚に起こされた。

 

おいおい、デスクでYouTubeを見なが
昼寝とはいいご身分だな。部長に気
付かれないうちに仕事に戻れよ。同僚
は言った。

 

その仕事を進めようにも、別の部署か
らのデータが届かないんで、仕方なく
ヒマを潰してたんだよ。俺は言い訳し
た。

 

それにしても、このアダム・ニーリー
とかいうベーシストなんだが……俺は
続けた。

 

ああ、知ってる、ユーチューバーとし
て結構有名な男だよな。ジャズ好き
同僚は言った。

 

そいつが、自分のチャンネルで、ジョ
ークにもなるほど有名な例のジャズの
リック(注:お決まりのフレーズ)を
5時間ぶっ続けに、繰り返し繰り返し
弾いてライブ配信したんだよ。暇にあ
かせてそれ見てたんだが、こりゃ確実
に寝るぜ……▼▼▼

 

同僚は、こんなバカな奴の相手はした
くないとでもいうように、肩をすくめ
ると、無言で自分の仕事に戻った。

 

……俺の仕事のデータはまだ来ない。
今日も残業か……

 

(今日のお話はフィクションで、実在
する太陽系外惑星とは何の関係もあり
ません。……たぶん)

 

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

ジャムセッションはブッフェである?

「おはようございます」笑
顔で出迎え
てくれたホテルのレ
ストランのスタッ
フに俺は朝食
のチケットを手渡した。

 

○○様ですね、お好きなお席でどうぞ。
俺は、眺めの良い席を選んだ。そこに
一緒に出張している同僚もやってきた
ので、われわれは同じテーブルで朝食
をとることになった。

 

最近のビジネスホテルは、朝食に力を
入れている。大体、様々な料理が取り
放題の今で言うブッフェ・スタイルだ。

 

昔はバイキングと言ったものだが、最
近はあまり言わなくなった。バイキン
グというネーミング悪くないと思う
のだが。言葉として正しくないのかも
しれないが、別にいいじゃないか。
ウェーデン大使館から抗議でもされた
のか。

 

それはともかく、俺はいつもこのブッ
フェ・スタイルの朝食に来ると、気分
が高揚する。今回のホテルの料理の
リエーションはなかなかのものだ。
食、洋食、中華のメニューが所狭しと
並んでいて、目移りがする。

 

俺はトレイをのせて、料理の置い
てある卓をまわって、盛りつけていっ
た。悪いクセと分かっていても、いつ
食べきれないほど、料理を取ってし
まう

 

食べたい料理を皿に盛りつけて、席に
戻ると、先に戻っていた同僚が言った。

 

まったく、お前はどうしてそう節操な
く何でもかんでももってくるんだ。
と千尋にでてくる両親みたいににな
りたいのか?

 

いいじゃないか。たまの出張なんだ。
毎日こんなに食ってるわけじゃない。
俺は言った。

 

大体なんなんだ、その盛りつけ方は。
せめて和食と洋食の皿を分けろ。トー
ストに味噌汁にお粥って、なんだその
節操のなさは。ジャムセッションなん
かやってるから、そんな食い方するよ
うになるんだ。

 

朝飯とジャムセッションと何の関係が
あるんだよ。俺は言い返した。

 

俺にとっては、音楽と生活は切り離せ
ないものだ。食事だって例外じゃない。
見ろ。同僚は自分のトレイを指さした。

 

同僚のトレイには、和食の卓からもっ
てきた料理が並んでいた。量は俺の半
分以下だが、同僚によれば、地元でし
かとれない食材を使ったものを慎重に
選んだのだそうだ。

 

この魚は、この地方の特産で、今が旬
で脂がのっている。こっちの漬物も、
この辺でしか食べられない。最近の地
方のホテルは、そういった食材を使っ
て個性を出そうとしているんだ。同僚
は言う。

 

そういったことを見分ける繊細な感覚
がないやつがジャムセッションなんか
やってるんだ。ガチャガチャ騒々しい
だけじゃないか。

 

ふん、食べ放題のブッフェに来て、な
に繊細ぶってるんだ。朝食なんてもの
は、一日を元気にスタートするために
食うんだ。能書きのために食うんじゃ
ない。俺は言った。

 

お前の繊細なギター・デュオで、この
スケールがどうとか、あのリハモがど
うとか、誰も気にしちゃいないぜ。

 

何だと? 同僚の表情が変わった。

 

お前が、どんなにすごいスケール弾い
たところで、ほとんどの人間にとって
知ったこっちゃないってことだよ。
俺は言った。何の話をしてるんだ?

 

もう一度言ってみろ。ただじゃおかな
いぞ。同僚はいきなり立ち上がると、
俺のトレイからナイフをとって、俺に
向けてつき出した。

 

俺も立ち上がって、身構えた……とこ
ろでベッドサイドの電話が鳴った。

 

どうした、まだ寝てるのか? 早く朝
飯食って出かけないと遅刻するぞ。電
話むこうで同僚が言う。

 

寝過ごしたらしい。寝る前に『アラカ
おかしな電子書籍を読んだせいで、変
な夢をみたようだ。

 

俺は、急いで着替えて部屋を出た。

 

前回に続き、このお話はフィクショ
ンであり、実際の出張とかホテルとか
朝食のブッフェとは何の関係もありま
せん)

 

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

 
 

もし、「ブラック企業」で社内バンドを組むことになったら??

て、わが部のバンド、ブラ
ックワー
クスの練習始めるぞ。
みんないるか? 
課長、係長、
主任……と。1人足りないな。
誰 だ?

 

青井が来てません? 何やってるんだ
あのグズは? 下請けの社長との電話
が長引いてました? 新入社員じゃあ
るまいし、電話を切り上げるくらいで
きんのか? ……お、来たな。遅いぞ!
もう5分ムダにしてる。スタジオ代お
前の給から天引きするぞ。

 

明日納品のはずの印刷物の校正が送ら
れてませんでした? 校正の担当者は
誰だ? え? オレ? まじ?

 

……えーと、おまえ練習が終わったら
替わりにやっとけ。会社帰ってやるん
じゃないぞ。お前の家から電話とメー
でやるんだ。わかってるだろうな。

 

さてと、来週の社内部署対抗バンド・
バトルは、社長の発案で2年前からや
っている社内イベントだ。うちの部は
これまで成績が悪い。毎回メンバーが
ほとんど入れ替わるせいもあって、
リとブービー1回ずつだ。

 

このままでは、俺の出世があぶない。
こないだなんか、幹部ミーティング
社長に、練習の時間がないなら○○支
社はヒマそうだぞ、なんて言われてし
まった。あんなに悪い汗かいたのは久
しぶりだ。

 

ここは一発、社長の大好きな、チャッ
ク・ベリー『ジョニー・B・グッド』
を完璧に演奏して、俺……じゃなかっ
たわが部に対する認識を改めていただ
かなければいかん。おい、主任、みん
なに譜面は配ったか?そうか、よし。

 

みんな、俺の作った譜面通りに、間違
いなく演奏するんだぞ。勝手なフィル
インとか、アドリブとかやる奴は罰金
とるぞ。俺がヴォーカルで、青井がギ
ター、主任がドラム、係長がベース、
課長がサックスだ。

 

じゃあ、一度合わせてみるぞ、せーの

 

……おい、ギターの青井! 何やって
る、ぜんぜん俺の譜面通りじゃないだ
ろ! それ。この曲はギターのイント
ロがキなんだぞ。

 

何、譜面読めません? TAB譜でしか
演奏したことがない? バカ野郎!
そんなもん根性だ、根性。譜面よめな
きゃ耳コピしろ。ディスクに焼いて音
源も渡しただろう。え? 家にCDプ
レイヤーありません?

 

ちっ。

 

じゃあ、今日のところは俺が弾くから
青井はそこで見て明日までに憶えろ!
昼休みに会議室でテストするぞ。出来
なかったら査定に影響すると思え。

 

じゃあ、やるぞ、せーの

 

おい、課長、なんでそこのサックス・
ソロでつっかえる? まったく、なん
でだ、言ってみろ!

 

私の役不足です? ばかか、それをい
うならお前の「力不足」だろう。明日
の朝一に反省文A4十枚にまとめて出
せ。いいな。

 

じゃあ、も一度やるぞ。何? もう
ジオの時間が終わりです? 延長し
ろ、延長。ダメです? 次がつまって
ます?

 

しょうがない、会社戻って会議室でや
るか……。今日はノー残業デーで、も
う会社閉まってます? くそー。

 

じゃあ、会社の裏のカラオケ屋でやる
か。この時間なら、多分まだ部屋は空
いてるだろ。10分後にみんなカラオケ
屋に集合!

 

(このお話はフィクションであり、実
在する企業、人物とは関係ありません
……たぶんね)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

ギグ・エコノミーって何??

前、朝のテレビニュース番
組の経
済解説のコーナーを見て
いたら、「ギ
グ・エコノミー」
という言葉が出てき
たんですね。


「ギグ・エコノミー」というのは、長

期間の雇用契約ではなくて、独立した
働き手との単発の短期契約の仕事が中
心となった状況をいうようですが……


アメリカの話ですけど、2020年には

40%の労働者がこのような独立した
個別契約ベースの働き方をするように
なるという予測もあるようです。


それがいいことなのか、悪いことなの

か、そこらへんは色々議論もあるよう
ですが……。朝の寝ぼけた頭で私がこ
言葉に引っかかったのは、「ギグ」
いう単語が使われていたからなわけ
す。


音楽をやってる方は御存じの方が多い

でしょうけど、もともとこの言葉
ャズマンのスラングで、ジャムセッシ
ョンとか、より具体的には「比較的小
さいハコでやるその日限りの演奏の仕
事」を指していました。多くのジャズ
のスラング同様語源はいまいちよく分
かりませんが。


固定したメンバーで何度も色んな所で

繰り返しやる演奏ではなく、1回限り
の演奏(の仕事)という意味合いが強
いんですね(その後、ジャズの世界か
らロックやその他の音楽にも広がって
いって、だんだんその意味も拡大解釈
される傾向にはあるようですけど)。


そんな訳で、冒頭のような「ギグ・エ

コノミー」という言葉も生まれたので
しょう。しかし、ジャズマンを中心と
したミュージシャンのそんな働き方は、
昔からよくジョークのネタにされたも
んですけどね。つまり早い話が、その
日暮らしってことで、ギグがなければ
バイトせざるをえないわけでして。例
えば、

質問:ミュージシャンが仕事で一番良
く聞く質問は何ですか?
答え:ご一緒にポテトはいかがですか?

……なんていう感じで。


うーん、大丈夫だろうかギグ・エコノ
ミー?


て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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バンドマン狩り( ̄▽ ̄)?

なり前、ネット上(たぶん
ツイッターあたり)で「プログ
ラマー狩り」いういわゆる大
喜利ネタがちょっと話題になり
まして。


プログラマーじゃないと言い張る3人

の中から、質問一つで見つけ出すとい
うネタなんですが。ご興味のある方は
ググってみてください。

 

で、思ったんですが、これをバンドマ
ン狩りにしたらどうなるか?

 

やってみました:

 

その1
「ここにバンドマンはいるか?」
ABC「いません」
「ならば、適当に区切りのいい数字を
言ってみろ」
A「10」
B「100」
C「16」
「Cを連れて行け」

 

その2
「ここにバンドマンはいるか?」
ABC「いません」
「この△って何て読むんですか?」
A「さんかく」
B「さんかくけい」
C「メジャー」
「いたぞ、連れて行け」

 

その3
「ここにバンドマンはいるか?」
ABC「いません」
「ならば、数を数えろ」
A「1、2、3…」
B「いち、にい、さん…」
C「ワン…ァトゥー、ァワン、トゥー、
スリー…」
「連れて行け!」
その4
「ここにバンドマンはいるか?」
ABC「いません」
「かずおくんは、お父さんにお年玉を
3000円、お母さんに2000円もらい
ました。かずおくんは全部でいくらも
らいましたか?」
A「5000円」
B「5000円」
C「ゲーセン」
「Cを連れて行け」

 

その5
「ここにバンドマンはいるか?」
ABC「いません」
「シメは何食べたい?」
A「お茶漬け」
B「ラーメン」
C「シースーいきましょ」
「Cを連れて行け!」

 

て、ことで

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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これなんですか?(セッション編)

「ごめんください」

 

「いらっしゃいませ。どうされました
か?」

 

「いや、ちょっとジャムセッション
たいなあ、なんて思うんですが……」

 

「ジャムセッションね……。ジャンル
は何を?」

 

「えーと、ロックを少し……」

 

「ロックね……。なるほど。えー、こ
ちら、『クロスロード』『パリの散歩
道』『ロング・トレイン・ランニング』
などそろえてますが……。ま、どれに
なさっても同じようなものかと……」

 

「……えーと……。じゃあ『ロントレ』
をお願いします」

 

「はい『ロントレ』ですね……」

 

……これなんですか?

 

『スタンド・バイ・ミー』ですね」

 

「あー、そうですか……」

 

「演奏されますか?」

 

「あ、いやいや、まさか……」

 

「ははは。じゃ、これだけですね?」

 

「……えと、あとファンクもやってみ
うかな、なんて思うんですよね」

 

「ファンクねえー。そうしますと『チ
キン』『スーパースティション』『カ
メレオン』などがありますが……。ま、
どれになさっても同じようなんですが
……」

 

「あ、なるほど……。……じゃ、『チキ
ン』で」

 

「はい、『チキン』……と」

 

「……これなんですか?」

 

『スタンド・バイ・ミー』ですね」

 

「あー。あー、『スタンド・バイ・ミ
ー』ね」

 

「演奏されますか?」

 

「いやいやいやいや。あはは……」

 

「ははは。じゃ、これでいいですね?」

 

「えー、あとジャズも少々……」

 

「ジャズ、ジャズ……と。それではど
うでしょう?『酒とバラの日々』『オ
ール・オブ・ミー』『モーニン』など
など数多くありますが。ま、どれになさ
っても同じようなものですが……」

 

「あー、じゃ、『モーニン』で……」

 

「はい、『モーニン』……と。そうし
ますと、これとこれ……とこれですね。
ルチ・ジャンルにご興味お持ちでい
らっしゃるようですからね。グルーヴ
取り違えないようにね、注意してい
ただいて……。それでは以上でよろし
いですね?」

 

「これください」

 

「『スタンド・バイ・ミー』ですね」

 

「げほげほげほ……」

 

(*ネタなので、「どれも同じじゃな
い」とか怒らないでください)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

ジャズ屋姫 その2

んとかジャズ屋姫に営業で
ろんな店やらハコやらに行かせた
ジャズ喫茶「ジャズ屋」のおじ
いさんは、計略を練りました。

 

知り合いの超イケメンのトランペット
吹きの男をジャズ屋姫に紹介して、
させ、一緒にツアーしようともちか
けさせたのです。人でなしですね。

 

「君ならルックスもいいし、スタイル
も抜群だ、ぼくと一緒なら世界を獲れ
かも」おいおい。

 

ジャズ屋姫は考えていましたが、条件
を出してきました。

 

「じゃあ、ヤノピはウ○ハラ○ロミで、
ベースはエ○ぺラ○サ、ドラムはガッ
ということで、よろしく」

 

ペット吹きはつてを色々当たりました
が、さすがに無理だったようで、

 

「悪いけど、ムカ○ヤミ○ルカメ○
セ○ジカトチャンで勘弁してくれよ」
といいました。失礼だろそれ。カトチ
ャンには伏せ字もないし。

 

「じゃあ、ギャラ私が8残りの全員
が2ということでおk?」ジャズ屋姫
はいいました。

 

背に腹は代えられないので、ペット吹
きはなんとか頼み込んで分け前を7:
にしてもらい、2人はバンドの仲間
たちといわゆるビータに出ました(
ンドマンのどさ回りをビータといいま
す)。世の中結局金なのか?

 

ジャズ屋姫の美貌と演奏は、各地でセ
ンセーショナルに迎えられ、行く先々
大入満員を続けました。その知らせ
を聞いたジャズ屋の主人のおじいさん
は、ジャズ屋姫がギャラをわんさか
って帰ってくるのを、今か今かと待っ
ていました。

 

6ヶ月ほどして、今や髪をキンパツ
してミニのドレスを着て、キャ○ディ
ー・ダ○ファーのようになったジャズ
屋姫がジャズ屋に帰ってきました。お
じいさんは、もろ手を上げて迎え入れ
ようとしましたが、ジャズ屋姫はいい
ました。

 

「おじいさん、私はこの6ヶ月の演奏
が認められて、バー○リーの特待生
してアメリカに行くことになりました。
幸いお金もたまったので、向こうでの
生活費も大丈夫です。あ、それから、
ブ○ーノートからデビューする話もあ
るので、発売されたらお店でかけてね

 

そういうと、アメリカ人のエージェン
トらしき男と2人で車に乗って行って
しまいました。その後ジャズ屋姫は2
度と帰ってこなかったそうです。

 

教訓:定年後の不労所得の誘惑には注
意しましょう。

 

 

おしまい。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

ジャズ屋姫 その1

るところに、定年退職して
「ジャズ屋」という何のヒネリ
ない名のジャズ喫茶をはじめたお
じいさんがいました。

 

おじいさんの趣味ギターを集めるこ
でした。欲しいギターはいっぱいあ
るのですが、ジャズ喫茶の売り上げは
なかなかきびしく、おばあさんが少し
しかお小遣いをくれないので、毎日近
所のハー○オフに行って、ジャンク売
り場で掘り出し物をさがしていました。

 

その日もおじいさんが、朝からジャン
ク売り場に行くと、一本のレスポール
金色に光っているのがみえました。
まあ、ボロいゴールド・トップなんで
すけどね。

 

とはいえ、気に入ったので、それを買
って家に持っていき、オーバーホール
をしようと、ネック側のピックアップ
を外してみると、なんと中に小さな女
の子が座っていました。おじいさんと
おばあさんは、これも授かり物だとそ
の女の子を育てることにしました。

 

その日以来、おじいさんが○ードオ○
のジャンク売り場にいくと、必ず光
て見えるギターに出会い
ました。買っ
て帰ると、どうもどれも結構なビン
ージ物
らしく、おじいさんはそれらを
メルカリやらebayやらで売りさばき、
ちょっとばかり小金持ちになりました。

 

そのうちに女の子は美しい娘に成長
ました。そして、アルトサックスを吹
くようになり、「ジャズ屋」でおじい
さんの弾くギターをバックにライブ
やるようになりました。そこで、いつ
のまにか「ジャズ屋姫」というあだ名
で呼ばれるようになりました。

 

ジャズ屋姫のアルトサックスはなかな
かの腕前だったので、その噂はまたた
く間に広がり、近隣のライブハウス
らも、遠方のジャズバーからも出演の
依頼が殺到しました。しかし、ジャズ
屋姫はなかなか首を縦に振りません

 

ギターを売って小金はできたものの、
ジャズ屋の経営が苦しいおじさんは、
なんとかジャズ屋姫を営業に出したい
と思い、作戦を考えました。

 

それは……

 

 

 

続きます。( ̄▽ ̄)

 

 

走るな! メロス

る日、メロスが妹の結婚式
で自分の
友だちとデュエットで
歌を歌おうと、
新しいギターを
買いに久しぶりにオチ
ャノミズ
の街に来てみると、街は以前

はちがってひっそりとしていま
した。いつもの
グルーヴが感じ
られないのです。

 

街の住人に話を聞いてみると、街を支
配する王が、メトロノームのリズム以
外信じられないという理由で、メトロ
ノームあるいはリズムボックスを使わ
ない演奏をした人物を処刑してしまう
ということでした。

 

話を聞いて怒ったメロスは、王のもと
に向かいますが、懐にドラムスティッ
クを持っていたのがみつかり、捕まっ
てしまいます。

 

王の前に連れていかれたメロスは、

 

「妹の結婚式があるので、練習と本番
のために3日だけ待ってほしい」

 

処刑の猶予を願いました。

 

王は必ずメトロノームを使うことを条
件にこれを許しました。練習した曲を
メトロノームのリズムにぴったり合わ
せて演奏すれば、命は助かります。
れが出来なければ、友人のセリヌンテ
ィウスとともに処刑されることになり
ます。

 

メロスは村に帰り、いつのまにか人質
にされてしまったセリヌンティウスと
一緒にオチャノミズで買ったメトロノ
ームを使って練習を始めました。友だ
ちは選んだ方がいいですよ。

 

が、

 

大きな問題が生まれました。メトロノ
ームと一緒に練習すると、メロスはど
うしてもリズムがメトロノームより早
くなってしまうのです。つまり、

 

「走って」しまう

 

のでした。

 

セリヌンティウスは「あちゃー」と思
いましたが、メロスをはげまして根気
よく練習を続けました。2人は徹夜で
中島みゆきの「糸」を練習しました。

 

2晩目に疲労困憊したメロスはセリヌ
ンティウスを置いて逃げ出してしまお
うかと考えますが、なんとか思い直し
て練習を続けました。そして、結婚式
の朝、ようやくメトロノームに合わせ
て演奏が出来るようになりました。

 

「完璧じゃん」セリヌンティウスも喜
びました。いい人にもほどがあります
ね。

 

結婚式本番、メロスはセリヌンティウ
スとともにギターを持ってマイクの前
に立ち演奏を始めました。すると、そ
こに演奏を見届けるために、王と役人
たちが式場に入って来ました

 

それを見たメロスは一気に頭に血が上
ってしまいました

 

メロスは極端なアガリ症だったのです。

 

我を失ったメロスは、練習したことを
すっかり忘れて、どんどん「走って」
いってしまいました。

 

気がつくとメロスは1小節以上早く演
奏を終わってしまいました。妹夫婦と
セリヌンティウスが恐れおののいて自
分を見つめているのに気がついたメロ
スは、そこで自分が「やっちまった」
ことに気がつきました。

 

すると、王は2人に近づいて言いまし

 

「わしのリズムもひどいと思ったが、
ここまで走ってしまう奴もめずらしい
これならわしが恥をかくこともない、
わしをお前達の仲間に入れてくれ」

 

こうして3人はロックバンドを組んで、
超高速でやたらと「走り」まくるので
有名になりましたとさ。

 

おしまい。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

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続々・TAB譜○○法騒動秘話

(続きなんで今回もフィクションです)
方ない。例のことをこの男
に言わな
ければならない。俺は
腹をくくった。

 

「申し訳ない。実はお伝えしていなか
ったのですが、あのソースコードは不
完全なものなんです」

 

「不完全?」

 

「ええ、あれをそのままコンパイルし
ても、出来たプログラムは一見問題な
く動きますが、アウトプットが不完全
なんです」

 

「というと?」

 

アウトプットされるTAB譜は最初の
4小節をのぞいてでたらめなものにな
んです。なので、あれが流出しても
あわてることはありません」

 

「……なるほど、そういうことでした
か。で、あなたはそれを私に黙ってい
たと」男は立ち上がった。

 

「すみません。私も保険をかけておき
たかったもので」

 

「……」

 

男は何も言わず、部屋の玄関に向かっ
ていき、ドアを開けた。……すると

 

怒って出て行くのかと思いきや、男は
別の男を招き入れた。大柄の眼光のす
るどい男だった。とてもカタギの人間
には見えない。

 

「なるほどねえ、やけにあっさりソー
スコードを渡されたんで、おかしい
思ったんですよ。そうしたら、アウト
プットのTAB譜が変だと気がついた
でね……」新しく入ってきた男は言っ
た。

 

「あ、あなたは誰です?」

 

「これは失礼。名前は、タキザワとい
うことにしておきましょうか。ま、本
名ではないですが」その男は言ってそ
ばの椅子に腰をかけた。

 

「この方は、私の昔からの仕事仲間
んですよ」例の男は言った。「今回の
TAB譜の規制の話やら政府やら与党や
らからの情報もすべてこの方の力で得
られたものです」

 

「われわれ2人は、いつも緊密な連携
でやらせてもらっていましてね」タキ
ザワと名乗る男はそう言ってにやりと
笑った。

 

スタジオノアと吉そばのようにね」
最初の男もそう言って笑った。

 

「さて、鳥越さん。ビジネス・パート
ナーに対する仕打ちとしては、そのよ
うなやり方は感心できませんなあ。
頼関係を大きく損ねるやり方だ。正常
に動くソースコードをいただかないと
いけませんが、われわれとしてもあま
り回りくどい交渉してる時間がない
のでね」

俺は立ち上がり、逃げ出そうかと考え
た。が、いつの間にか最初の男が玄関
の前に立ちふさがっているのが見えた。

 

そうか、もともとこいつらは政府の認
可など眼中にないのだ。裏社会の資金
として俺のプログラムを利用したい
だけなのではないか。

 

「申し訳ないが、ちょっと荒っぽい聞
き方をさせたいただくことになります。
ま、あなたが信頼を裏切った結果です
から。自己責任ってやつですかな。い
や、ちょっと違うか」タキザワはそう
言って笑って立ち上がった。

 

目はもちろん笑っていない……

 

<(゚ロ゚;)>ノォオオオオオ!!

 

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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続・TAB譜○○法騒動秘話

(引き続き今回もフィクションです)
「もしもし?」俺はスマホ
を手に取っ
た。

 

鳥越さんですか?緊急にお話しした
い件がありまして。すみませんが今か
らちょっとうかがっていいですか?」

 

電話をかけてきたのは、最近俺のビジ
ネスパートナーになった男だった。俺
個人的に開発しているTAB譜の自動
生成プログラムに目をつけてアプロー
チしてきた男だ。ここひと月ほど話し
合いを重ねている。

 

音源を与えてやれば簡単に何パターン
もの指板上の動きに対応したTAB譜を
生成する俺のプログラムのスピードと
信頼性を高く評価してくれている。

 

今回のTAB譜についての法規制の裏側
に精通しているらしく、代議士のコネ
クションを使って、政府公認のTAB譜
作成免許取得第1号となるべく動いて
いるという。どんなすごいコネなのか、
男に尋ねたが、その代議士の正体はあ
かしてもらえていない。ともかく、そ
の男とそのコネクション先とは「スタ
ジオノアと吉そばのように」緊密なの
だそうだ。

 

そんなところに俺のプログラムが目に
とまった、ということのようだ。大量
のTAB譜を短時間で作成して、市場を
独占したいというわけだ。

まだ試作段階で公表もしていないのに、
どこで知ったのか。聞いたがそれも教
えてはくれない。だがテレビでの議員
の言い草じゃないが、ブラックな職場
で夜遅くまでプログラムを書かされて
いる俺にとっては、大きなチャンス
のだ。

 

ドアフォンが鳴った。おれはドアを開
けた。その男だった。

 

「夜遅くにすみません。申し訳ないこ
とが起こりました。例のプログラムの
ソースコードが盗まれたようなのです」
男は入ってくるなり言った。

 

「なんですって?」

 

「われわれと競合関係にある会社の話
はしましたよね?どうも、その会社の
スパイがわが社にいたらしい。昨日か
ら連絡がとれません。そして、どうも
ソースコードのファイルのコピーを持
ち出しているようなのです」

 

「しかしあのファイルは暗号化されて
いて、解読するための鍵は別に保管
れていたはずです。そちらはどうなん
ですか?」

 

「そちらには今のところ手はつけられ
ていません。しかし、やつらが自前で
暗号を解読してしまわないとも限らな
い。あちらの技術力もバカにできませ
ん。動きを早めなくてはいけない」

 

「動きを早める?」

 

「政府への働きかけを急いで、われわ
れへの公認を可能な限り早く勝ち取る
んです。急いで、プログラムのデモと
プレゼンテーションを準備しましょう」

 

思いもかけない急展開に俺は言葉を失
っていた…
さらに続きます ( ̄▽ ̄)

 

 

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TAB譜○○法騒動秘話?

(今回のお話はフィクションです)
「こんにちは、青井明です。
今日の朝
までセッションのテー
マは、まさに今
国会で議論され
ている、主にギターを
対象とし
TAB譜規制法案についてで
す。
今日は、この法案に賛成、反対
双方の陣営を代表する皆さん
にお越し
いただきました」

 

深夜帰宅した俺はテレビをつけて、
事討論番組にチャンネルを合わせた。
こんなテーマを取り上げるくらいなん
だから、日本は平和なんだろうともい
えるが、自分に関わる問題ともなると
注目しないわけにはいかない。

 

「まずは、この法案の趣旨を、法案の
作成ワーキンググループのメンバーで
ある、与党音楽部会ギター・ベース班
田山衆議院議員にお話しいただきた
いのですが」

 

「そうですね、この法案の眼目は3つ
あります。1つ目はギタリストのいわ
ゆる通常の五線譜についての読譜能力
ここ20年での最低になったという直
近の調査がありまして、多分にTAB譜
への過剰依存が原因と指摘されている
ことがあります。2つ目としてはTAB
譜を溺愛するあまり、近年音楽学校
TAB譜の提供を教師に強要し、暴力沙
にまで発展するという問題が多数報
告されていることです」

 

「そんな大げさな。たまたま1、2回
バカな学生が騒いだだけでしょう」
対派の1人が口をはさんだ。

 

「そして、3つ目は」その議員はかま
わず続けた。

 

「3つ目は、ギター関連の教則本の制
作・編集関係の仕事に従事されている
皆さんが、全ての楽譜にTAB譜をつけ
ることを要求されるがゆえに長時間の
労働や深夜残業を強いられているとい
う問題です。すでに数字が縦に並んで
いるのを見ると体調に変調をきたす
どの症例が報告されています。」議員
は立て板に水のように話を進める。

「人の心を豊かにするはずのアーティ
スティックな内容の書籍を作るという
業務が、下手をするとブラック化しか
ねないという問題は看過できない、と
いうことで、この法案の作成に至りま
した。このままTAB譜を野放しにする
のはリスクが大きい。何らかの規制が
早急に必要です」

 

そうはいってもTAB譜のないギター教
則本なんて売れるはずもない。俺は思
いながら画面を見つめていた。そこに
俺の作った「あれ」の出番があるわけ
なのだが。

 

反対派の発言する番になり、すぐさま
反論を始めたが、発言に今一つ説得力
がない。こいつらの問題は、感情的に
なりすぎることだな、と俺は思った。
まあ、無理もないが……。

 

その時、おれのスマホが鳴った。

 

 

続きます。( ̄▽ ̄)

 

 

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