プエルトリコ、ソウル、エトセトラ?

の男と最初に出会ったのは
出張中の
ある日の夕方、仕事の
ほんのちょっと
したスキマ時間
に岡山県は
倉敷の町をぶらつい
ていたときだった。

 

観光客が沢山いる昔の町並みが保存さ
れているエリアを歩いていたら、ある
細いスキマのような路地からその男が
飛び出してきたのだった。

 

あっ、といって俺はよけようとしたが
よけきれずに、その男と接触してしま
った。俺はバランスを失って尻餅をつ
いた。

おー、これは申し訳ないです。その男
何語なまりともつかないなまりのあ
る日本語で謝った。洋服が汚れてしま
いましたねー。弁償させてください

 

俺は、こちらもよく見ていなかったの
で、お互い様だから気にしないように
言った。しかしその男は、私プエルト
リコ生まれの日系3世のトリゴエとい
います、と名乗り、さらに言った。

 

私のおじいさんの遺言袖振り合うも
多生の縁、昨日の敵は今日のアミーゴ。
これも何かの因縁つけとんのかわれ、
でしょう。おわびとお近づきのしるし
に何かご馳走させてください。

 

そんなご馳走になるほどのことじゃな
いですから、と俺は言ったが、それで
ソウルにいる両親に叱られるとその
男は食い下がる。

 

ソウル?プエルトリコじゃないんです
か?ときくと、5歳の時に一家で韓国
に移住したんですハスミダという。

 

せっかくなんですが、これからホテル
に戻って仕事で東京とパソコンでテレ
ビ会議なもので、と俺は言った。する
と男は、それじゃあ、明日の夜はどう
ですか?という。

 

明日は私は岡山市内に泊まる予定です
から、と俺が言うと、男はそれは偶然
ですね、私も明日は岡山泊まりです
いう。

 

俺は根負けして、わかりました、じゃ
あ、明日もしお互いの都合が合うよう
なら岡山で、と言った。すると、男は
満面の笑みで、ああ、良かったこれで
クアラルンプールの…

 

クアラルンプール?ソウルじゃなくて?

 

クアラルンプールにとても世話になっ
たおじさんがいます。そのおじさんに
も顔向けできます。と言うのだった。

 

そんなわけで、俺は今、その男がやっ
て来るのを岡山駅のすぐ近くで待って
いるのだ…。
(あー、1回で終わらなかった。^ ^;
続きます)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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