昔むかし、チルチルという男
の子とミチルという女の子の兄
妹がいました。(まんまかい)
の子とミチルという女の子の兄
妹がいました。(まんまかい)
2人の家は貧しく、ギターが得意なチ
ルチルと歌の得意なミチルは、家計の
助けになるようにと、ときどき路上ゲ
リラライブをやっていました。しかし
なかなか生活は楽にはなりませんでし
た。
ある日、2人が路上ライブに出かけよ
うとしているところに、隣の家のおば
あさんがやってきて言いました。
「うちの病気の孫娘のために、青いギ
ターを探してきておくれ。なんでも、
『すとらときゃすたー』という名前の
古いギターで、それがあるとあの子の
病気が直るんだよ」
そこで、チルチルとミチルはいつもの
シ○ヤの駅前ではなくて、オチャノ○
ズに出かけていきました。しかしイ○
バシの国に行っても、クロ○ワの国に
行っても、ギターの惑星に行っても、
おばあさんの言うような青いギターは
見つかりません。
やっと青いギターを見つけた、と思っ
て手に取ってみると、すぐに色が変わ
ってしまったり、テレキャスターのコ
ピーだったりするのでした…
2人は近くのア○ハバラのイ○ベの国
にも歩いて行ってみましたが、見つか
りません。電車賃を払ってギ○ザのヤ
○ハにも行きましたがやはりダメでし
た。(作者の日常の行動範囲がわかり
ますね)
疲れ果てた2人は、家に帰るとそのま
ま寝てしまいました。
夢の中でチルチルは、タカナカの「ブ
ルー○グーン」を弾いていました……
そこで、チルチルはがばっと起き上が
りました。
「そうだ!」
そう叫ぶとチルチルは納屋から以前部
屋の模様替えに使った青いペンキを持
ってきました。そしてハード○フのジ
ャンクコーナーで買ったのを手直して
使っていた自分のサンバースト色のス
ト○トキャ○ターの安物コピーを青く
塗ってしまいました。
朝になると、チルチルとミチルはその
ギターを持って隣のおばあさんの家に
行きました。おばあさんは喜んで、そ
のギターに色々細工をして使い古した
ようにみせかけて、ネットでオークシ
ョンに出しました。その説明文には
ョンに出しました。その説明文には
1964年製、レオ・フェンダー時代の
レイク・プラシッド・ブルー・ストラ
トキャスター!
……とありました。ギターにはまたた
くまにン百万円の値がつき、おばあさ
ん一家は引っ越していきました。
「……」
ギターがなくなってしまったチルチル
はしかたなくミチルのバックコーラス
をして過ごしましたとさ。おしまい
教訓:ビンテージのニセモノには注意
しましょうね
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)